事実上の久夛良木政権へ?
井原氏の失策といえば、2代目ブラビアXの超低機能化は酷かったからな・・・あれは絶対に忘れないぜ。
初代ブラビアX1000があまりにも先進的だったので、後継機種に期待していたユーザーの失望が予想以上大きかったためか、 やっと3代目より復活したからね。
ユーザーが欲しがるものを読み取る力がない経営者はやめた方がいいぜ。
久夛良木氏はそういう面はまさに天才的だったと思う。今も劣ってないと信じています。
いや感情論ヌキでも、BDレコーダーシリーズの進化はピント外れだったしな。
どうやら井原氏などのトップは技術センスが1990年代のままで時代遅れらしいな。画質・音質面はともかく、 レコーダーとしての機能にはほとんど進化がなく、パナソニックに追いつかれた状態だからね・・・
ソニーの社内政治では反久夛良木一派の敗戦であるのは明らかなのだ。
それにしても中鉢氏に任命を与えた出井氏も責任が極めて重い。10年間の出井体制はソニーの弱体化を呼んだのは残念ながら事実だと思う。カンパニー制で組織分散を徹底的に行ったのはまぎれもなく出井氏なのだ。その意味で、A級戦犯だといってもいいと思う。
酷いカンパニー制のせいでコクーン、スゴ録、PSXが同時に出ていたのがご存じでしょう。
今は組織整備のスペシャリストであるストリンガー氏は徹底的な組織統合化を行っている。個人的には高く評価しているのはその部分なのだ。
彼は技術オンチなのは事実かもしれないが、日本人には巨大組織を筋肉質で強い組織に変えるのがあまり得意ではないと思う。外人のストリンガー氏なら、日本人特有の馴れ合いと関係なく、躊躇なく改革できるのが強みだと思う。
俺には一応サラリーマンの端くれとしては強い組織を作ることが極めて重要だと感じているのだ。リストラは個人的にはある程度やむ得ないと思っている。まあ、有能な人材も切ってしまう問題もあるし、社員のモチベーションが下がる問題もあるので、極めて難しい所だと思う。
それにしても、TV事業部のトップは誰が担当するだろうか。現担当の井原氏は今年4月付けで退任するが、副社長として6月まで続けるようだ。
(※追記:現VAIO事業本部長の石田氏が就任するようだ。)
技術系ではロケフリ開発者の前田氏がケンウッド・ビクターに行ったからね・・ ストリンガー氏が激務である社長業をずっと続けるとは思えない。おそらく今年中に誰かに禅譲する可能性が高い。
今月上旬だったかなと思いますが、週間文春の記事によればストリンガー氏が久夛良木氏にCEOをやめたいと漏らし、久夛良木氏に禅譲する考えを持っているらしいw
ストリンガー氏が以前から久夛良木氏を高く評価しているし非常に仲がいいらしい。 久夛良木氏復帰の可能性があるかね。うーん、誰がやっても正直なところ TV事業部の黒字化は容易じゃないからな・・・
ソニー、エレクトロニクスとゲームを統合 ストリンガー会長が社長兼務
前者には、PC「VAIO」や、「ウォークマン」を含むモバイル製品、「プレイステーション 3」(PS3)や「プレイステーション・ポータブル」(PSP)などゲーム、製品共通のサービスプラットフォーム開発部隊を統合。「プレイステーション・ ネットワーク」の活用・拡大も目指す。まるで久夛良木氏の描くシナリオではないですかww
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
最近のコメント