結局、将来のCPUはすべてCell路線へ
後藤弘茂のWeekly海外ニュース
CPUのアーキテクチャ時代の転換点となるAMDの「Bulldozer」
どうやら、x86系CPUの話になると、結構まともな記事が書けるようだw
ゲームハード系の予想記事になると、素人ゲームマニアより酷いレベルになるのは困ったもんだ。それにしても、ゲーム系(専門)アナリストにはろくなもんがいないぜ。なぜかアンチPS系ばかり。日経あたりでは提灯系ばかりだからね・・・
まあ、今回の記事によれば、2010年以降は、インテル、AMDとともに"Cell路線"へ向かうことが確実になったそうだ。2006年に発売されたCellはまさに先進的なのだ。
確かにその後藤氏の記事によれば、CPUのマルチコア化でソフト側のプログラマーのフリーランチ時代が終わったと何度も書かれているのに、PS3のCellになると、なぜか従来路線が正しかったように書いているのが見苦しいぜ。これはダブル・スタンダードなのではないか。
少なくともゲームソフトの開発者にとってはフリーランチが終わったのは間違いない。(そもそも長年のゲームハードではフリーランチがなかったかもしれないがw)とにかくCellアーキテクチャーに慣れるのは時間の問題であって、いずれ時間の問題で解決されるぜ。PS2時代でも、PS2のEE(VU)にアセンブラしか書けない問題もあったのに、なんとか解決されていたのだ。
次のPS4には、やはり拡張Cell搭載ならば、開発環境がスムーズに移行できるはずなのだ。まあ、SCEにとっては、マルチしか作らないメーカーをどうするかという難しい問題もあるので、どう解決するか鍵かもしれないのだ。(一応PCとの互換性が高まるような開発ツールも出ているようだが。)
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コメント
ま,世界最速スパコンの頭脳ですからねー。そりゃこうなりますって。
まあ,コアがなんなのか,
ヘテロだったら,サブコアのアーキテクチャはどうするのかとか,
いろいろ問題が山積みですな。
Cellアーキテクチャは膨大な特許で組み上がってるから,
安易な真似はできないだろうしね。
CellのSPEの使いこなしはなんとなく見えてきましたけども。
同じプログラムでSPEの数でリニアに性能が変わっていくって
結構簡単ですねえ,Cell。
そこそこ素人の浅学とはいえ一定レベルの蓄積は可能だったんですから,プロの方なら難しいことはないと思うんですがね。
それもこれも発売から時間が経って開発環境が揃い始めたからこそ。
投稿: kon2 | 2009年3月19日 (木) 18時53分
kon2さん、こんばんは。
そうですね。CellでやったことがないかつXBOX360を好む開発者にはXBOX360の次で苦労する可能性が高いのにね。
次のPS4は拡張Cellならば、PS3系開発者はあまり苦労しないはずと思うけどね。後藤氏がその視点を見抜けているのが残念だなと思うよ。
投稿: mkubo | 2009年3月19日 (木) 23時40分