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2009年3月

2009年3月31日 (火)

これが未来のゲームハードかもしれない

4Gamer.net ― [GDC 2009#10]ゲームの未来を変えるかもしれない革命的技術「OnLive」が,GDC会場で作動中!

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 OnLiveを簡単に説明すると,ブロードバンドを介したオン・デマンド式のゲームサービスである。ゲームのすべての演算やレンダリングがサーバー側で行われ,それが“ビデオ映像化”されてクライアント機に転送される。
 そのデータと,プレイヤーのゲームコントローラから伝わる情報を一秒間に何往復もやり取りすることで,3DグラフィックスカードのないノートPCやテレビ上であっても,3Dゲームを気軽にプレイできるのである。
 驚いたのは,これがただの発表ではなく,会場で実際にデモが行われていて,誰でも自由に遊べるようになっていたということだ。

 米国のベンダーがユニークなゲームサービスを発表している。簡単にいえば、クライアント側のゲームハードのスペックは非力でも、サーバ側はスペックが高ければ高いほど、より高性能なゲームハードしか動かないようなゲームが遊べるようになるわけだ。極端でいえば、技術的にはPS2でPS4のゲームを遊べるのは可能だといえるわけだ。

 しかし、このゲームサービスはおそらく失敗するだろう。そもそもNW(ネットワーク)のインフラはまだ成熟してない。FTTH系ブロードバンド化が遅れているといわれる米国では、まともにゲームプレイできる環境はかなり限られるだろう。だから商売になるとは思えないだ。

実は5,6年前より久夛良木氏が将来のPSシリーズについて以下のことを示唆している。

後藤弘茂のWeekly海外ニュース
久夛良木健氏が語る、PlayStation 3とCellの正体
(2003/9/1)

あまりにも抽象的すぎて、引用しても意味が分からないかもw

後藤弘茂のWeekly海外ニュース
PS3は「e-Distribution」のためのプラットフォーム 
~久夛良木健氏インタビュー(3)
(2006/6/9)

今から読むと、やっと分かるような気がするのが凄いかもしれない。

●e-Distributionが進むと最終的にはディスクはなくなる

【Q】 e-Distributionのアイデアからすると、光学ディスクドライブは盲腸のように見える。ネットワークデジタルエンターテイメントの時代になったら、最終的にはローカル側の光学ドライブは重要ではなくなって行くのでは。例えば、HDDだけのPLAYSTATIONとか。

【久夛良木氏】 本当はHDDもないはずなんだけど……最終的にはね。サーバー側にデータを全部持って行くなら、いつかは(ドライブは)いらないとなるかもしれない。同じ ような話はあって、Google端末なんてアイデアも出ているみたいだけど、それが実現したら、超シンクライアントだよね。でも、(ディスクレスを実現する)そのためには、サーバーが大事で、なかなか難しい。

 久夛良木氏のやり方はある意味では現実的。なぜなら極めて現実的なプロセスを1つ1つ踏みながら未来のゲームハードへ進化していくからだ。

 onLiveはそのプロセスを一切踏まないでいきなり未来のゲームハードを発表してしまった(笑) だから失敗するのは間違いないだろう。

 しかしネットワークの超広帯域化・超高速化が当たり前になる時代はいつ頃になるか、はっきりいって不透明だ。とても待てないので、やはりハイブリッド方式は一番現実的ではないか。PS3のようなハードで商売になるレベルになってから、少しずつ実験的なサービスを展開すればいいのだ。homeのようにね。

 平井体制では、どういうPS4にしたいのが不明だが、久夛良木氏が本当にやりたいのは、おそらくPS3の強化バージョン(たとえばメモリー強化、CellのSPE増加バージョン、NICの超広帯域化とか)で展開したかったのではと思う。

 うーん現実的に考えても、PS4世代では完成するのは無理があるかもしれない。やはりPS5~PS6世代にならないと、やっと実現するようになるかなという気がします。

 結局PS4世代は、PS3の正常進化版であった方が現実的かも。おそらくそこから超シンククライアント化が進むかなと思う。多分伝統的なゲームハードの進化はPS4世代で終わりかもしれない。ネットワークによる進化はその世代から本格的に始まるじゃないかなという気がします。

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2009年3月25日 (水)

神CMOS搭載ならよかったのに

ソニー、1080p AVC撮影対応/Exmor搭載「サイバーショット」 -AV Watch

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ソニーは、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」の新製品として、MPEG-4 AVC/H.264形式での1080p動画撮影に対応した「DSC-HX1」を4月24日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55,000円前後の見込み。

 一眼レフ「α」シリーズや、ハイビジョンハンディカムなどでも採用されている「Exmor」CMOSセンサーを、サイバーショットで初めて搭載したモデル。CMOSサイズは1/2.4型で、有効画素数は910万画素。Exmorは、イメージセンサー内のチップ内で独自のカラムAD変換を行なう方式で、アナログ/デジタルの「デュアルノイズリダクション」で低ノイズ化を実現する。2008年4月に発売された「DSC-H50」の後継機種となる。記録メディアは内蔵メモリ11MBに加え、メモリースティック デュオ スロットも備える。

ついに、デジカメに"神CMOS"こと裏面照射型CMOS搭載か!と思ったら、普通のCMOSらしい。 Exmor Rタイプが欲しいぜ!!!!

それにしてもGレンズ搭載で5万円台か。28mm-560mmとは魅力的かもね。後継機種はおそらくExmor R搭載じゃないかな。

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2009年3月24日 (火)

PS3ソフトの開発環境のさらなる強化

「プレイステーション 3」専用タイトル開発環境のさらなる強化 | プレスリリース | ソニー・コンピュータエンタテインメント(HTML版) (PDF版)

 PS3の開発機材の大幅値下げ、開発ツールの充実化など。コンパイラーの品質が向上したことも興味深い。コンパイラーの品質が高ければ高いほど、PS3ソフトの進化に期待できる。いわばハード叩きに近いレベルに期待できるのだ。(昔のゲームハードではハード叩き=ハードの限界を引き出すとの意味だった。)

PS1の開発機材は最初150万円台(ソースはwikipedia) らしいので、20万円台とはずいぶん安いのだ。PCのデフレ化を考えても、かなり安い方だと思う。

PHYRE ENGINEの進化は見逃せないだろう。ある意味ではマルチ化が主流になっても、PS3が主導権を握るようにしたゲームエンジンなのだ。以下の西川氏の記事には詳しい。

関連記事:

西川善司の3Dゲームファンのための「GDC 2008最新ゲームエンジン」講座(前編)、和製CAE対応「オクターブエンジン」、ソニー製なのにXbox 360対応「PHYRE ENGINE」、Valve「Team Fortress 2」

・「PHYRE ENGINE」はソニー版XNAなのか

 「PHYRE ENGINE」はテクノロジー的な視点で見ると「よくある3Dゲームエンジン」というものだが、その生い立ち、コンセプト、進化のプロセスを見るとかなり特殊で興味深い。

 まず、開発をソニー (SCEE) が行なっているのにもかかわらず、PCとXbox 360を暗黙のうちにサポートしているという点が面白い。

PlayStation LifeStyle » Sony Computer Entertainment Announces the Release of PhyreEngine™ 2.40 (英文)

マルチプラットフォームを意識したゲームエンジンであるが、完成度は非常に高いレベルになっているそうだ。たとえば、PSNが配信している「Flowery」はPHYRE ENGINEによって作られたソフトらしい。さすがCellだといえるほど、大量の草が出ているのが印象的。

今まではマルチ化により、PS3版が不利になる問題があったが、おそらく今後はそのような問題がなくなるだろう。むしろ優勢となる可能性が高いのだ。

本当にSCEはよく頑張っていると思う。努力が報われるようになってほしいのだ。

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PS3に追い風が出ていたのだ

PS3販売急伸 「無双OROCHI Z」「バイオハザード5」などヒットで(ITmediaニュース) - Yahoo!ニュース

PS3ソフトの販売本数が初めて3週連続1位に、本体の販売台数も300万台突破 - GIGAZINE

 最近のPS3は絶好調ですね。やっと本来の実力が評価されるようになったぜ。これから本格的になるのは間違いないのだ。過大評価されている某機種は落ち込みが激しいしw世界的にはまだまだ好調だそうだが、いずれ時間の問題だとみている。熱心なゲーマーには常にゲームソフトを買っているのは忘れてはならない。提灯系ライターにはその視点を見落としているのだ。所詮ブーム。

 さておき、最近話題のデモンズソウルをやっと買いましたよ。軽くやってみたのだが、意外と中毒性がある。難易度が高いと言われたが、理不尽だと感じないためか、何度も挑戦したくなるのだ。

関連記事:なぜいまマゾゲーなの? ゲーマーの間で評判の“即死ゲー”「Demon's Souls」(デモンズソウル)開発者インタビュー

 PS3でなければ実現できないゲーム性。次世代ならのRPGだときわめて感じる。一応海外ゲームのFO3を体験しているのだが、国産ならの良さでは、やはりデモンズソウルの方が上だと思う。光や影の表現が本当に素晴らしい。ぶっちゃけバイオハザード5以上じゃないかな。雰囲気的には。

 初プレイ前に輝度の調整モードが出てくるのだが、VW100で調整すると、ほぼ最低輝度レベルになっていたw うちのVW100は暗部階調表現力が極めて高いのだと実感した。

 やはり高性能でなければ、実現できないゲーム性がある作品が増えているのを実感しているのだ。その作品をあげるなら、やはり「戦場のヴァルキュリア」だろう。硬派なSLG系RPGにPS3ならのアクション性を導入したら、なんと革命的なゲームができたのだ。

 長年のゲーマーとしては、PS3には本当に素晴らしいソフトが結構遊べるようになったのは感謝したいのだ。不当な評価をいくら受けても、SCEおよび久夛良木さんがあくまでも理想的なゲームマシンを追求していたのだ。PS3やPSPだけでも、ゲーマーとしておなかがいっぱいのだ。真のゲームファンは、PS3およびPSPをしっかり評価していたのだ。必ず本物は正当に評価される日が来るのだ。

 もし、PSシリーズが終焉し、Wiiのようなゲームが主流になった場合、ゲーマーとして引退するところだったが、ゲーマーとして希望が見えていたので、未来のゲームへの期待はもちろん、勇気が持てたのだ。

 話がそれるが、一昨日お台場のアニメフェスタに行ってきた。「戦場のヴァルキュリア」のアニメ版をチェックするためにね。実際に見ていたが、思ったより良かった。

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PS3版をプレイしたファンならにやりとするところが色々出ているのが印象的だった。たとえば原作にあった独特の質感が出ているのだ。26話で放映されるそうだし、PSNとの連動もあるらしい。楽しみなのだ。ただ、アニプレックス制作だからBD版がはたして出てくるでしょうか・・・?アニプレックスはれっきとしたソニー系なのに、BD版をあまり出してないのが、はっきりいって謎ですね・・・ストリンガー氏は何をしているのだw

 ストリンガーさん、強権発動でアニプレックスにすべての作品のBD版を出させろ。

出ていたら、喜んで「戦場のヴァルキュリア」BD版を買うぜ。

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2009年3月23日 (月)

ボトルネックはNW系かな

未来のテレビは? 久夛良木氏「Eee PC化する」 麻倉氏「壁になる」 (1/2) - ITmedia News

テレビの未来はネットワークの向こう側から作られる

 常人では絶対に思いつかない発想がボンボンと出てくるとはさすが久夛良木さんなのだ。

 "動画クラウド"は確かに面白いと思う。理論的には可能だと思う。しかし現在ではNW回線ではまだまだ貧弱。ダウンロードだけならば、サーバがクラウドコンピューティングへの移行が進めば、サーバの負荷などは問題にならなくなるかもしれない。ただしISPにとっては回線の使用率があまり上がることは望ましくない問題もある。また数十GBのアップロードはとても非現実的なので、正直なところすぐに実現できるとは思えない。

 ただし、5~10年後ならば、政治面などの障害がクリアされるようになれば、動画クラウドが本格的に実現されるかもしれない。そういえば、久夛良木さんが示唆していたPS4構想はクラウドコンピューティングと関係しているらしいからね。

 最近のUNIX界隈では、IBMがSUNを買収する動きもでている。どうやらIBMの狙いはクラウドコンピューティングの主導権を握るのが狙いらしい。確かにUNIX/LINUX系ではクラウドコンピューティングとの相性がいい。Google社が大量のLinuxマシンを使ってクラウドコンピューティングを実現しているからね。最近のコンピュータのトレンドは、クラウドコンピューティングだといわれている。しかし、仕事柄ではすぐにクラウドコンピューティングが当たり前になるか、やや疑問に感じる。ただ、中小企業、学校ならば、需要があるかもしれないな。サーバおよびNW系技術者を確保しなくても、素人だけでもWEBサーバ、メールサーバなどを容易に管理できるようになるメリットもある。セキュリティ対策はばっちりだし、サーバ更改のコストより安いかもしれない。確かにメリットが大きいと思う。もちろんデメリットもあるので、そのところが課題かもね。

 マイクロソフトも、クラウドコンピューティングへの進出を強く意識するようになったといわれる。元々Windowsの強みが出しにくい分野。マイクロソフトとして、Windowsの強みをどう引き出せるか課題だろう。まあ、クラウドコンピューティングが万能だと思っているわけではないけどね。現実問題として、色々な問題があるからね。

久夛良木氏と麻倉氏はともにAVマニアでテレビ好き。久夛良木家のリビングには70インチの「クオリア」があるほか、200インチサイズを含め7台のプロ ジェクターがあるという。麻倉氏は、そんな久夛良木氏の「コンシェルジュ」。おすすめのBlu-ray Discなどを紹介しているそうだ。

クオリアで70インチといえば、SXRDリアプロTVであるQUALIA 006しかないからね。1080p入力対応ではないけれども、画質は未だに第一線級。ぶっちゃけ、あの画質を見ると、KUROはたいしたことがないと感じるぜ。ちなみに2005年に登場した製品。2008年のKUROと比べてもまだまだ圧倒的だぜ。

実は、去年のTGSにて暗室に近い環境で、Sonyのブラビア70インチ液晶TVでPS3版白騎士の動画を見たことがあるんだが、画質は最悪だった。所詮液晶TVだなと思った。

7台のPJか・・ G90を持っているのは既出だし、QUALIA 004を持っている可能性が高い。VW200はおそらく持っているだろうな? あるいはスタック型で同機種をそろっている可能性があるな。AV専門誌関係者の方、久夛良木邸のAV環境へ取材した記事を作ってくれないかなw麻倉さんが取材するとか。ぜひ読みたいのだ。

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2009年3月19日 (木)

結局、将来のCPUはすべてCell路線へ

後藤弘茂のWeekly海外ニュース
CPUのアーキテクチャ時代の転換点となるAMDの「Bulldozer」

 どうやら、x86系CPUの話になると、結構まともな記事が書けるようだw
ゲームハード系の予想記事になると、素人ゲームマニアより酷いレベルになるのは困ったもんだ。それにしても、ゲーム系(専門)アナリストにはろくなもんがいないぜ。なぜかアンチPS系ばかり。日経あたりでは提灯系ばかりだからね・・・

まあ、今回の記事によれば、2010年以降は、インテル、AMDとともに"Cell路線"へ向かうことが確実になったそうだ。2006年に発売されたCellはまさに先進的なのだ。

 確かにその後藤氏の記事によれば、CPUのマルチコア化でソフト側のプログラマーのフリーランチ時代が終わったと何度も書かれているのに、PS3のCellになると、なぜか従来路線が正しかったように書いているのが見苦しいぜ。これはダブル・スタンダードなのではないか。

 少なくともゲームソフトの開発者にとってはフリーランチが終わったのは間違いない。(そもそも長年のゲームハードではフリーランチがなかったかもしれないがw)とにかくCellアーキテクチャーに慣れるのは時間の問題であって、いずれ時間の問題で解決されるぜ。PS2時代でも、PS2のEE(VU)にアセンブラしか書けない問題もあったのに、なんとか解決されていたのだ。

 次のPS4には、やはり拡張Cell搭載ならば、開発環境がスムーズに移行できるはずなのだ。まあ、SCEにとっては、マルチしか作らないメーカーをどうするかという難しい問題もあるので、どう解決するか鍵かもしれないのだ。(一応PCとの互換性が高まるような開発ツールも出ているようだが。)

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2009年3月18日 (水)

これは売れないだろ・・・

ライカ、DLPプロジェクタ「プラドビット」の発売日/価格決定 -AV Watch

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独Leica Camera AGは、デジタルプロジェクタ市場参入第1弾モデルとして、1月に発表したDLPプロジェクタ「プラドビット D-1200」の発売日と価格を決定。3月20日発売で、価格はオープンプライスとした。発表当初は2月の発売を予定していたが、延期されたことになる。また、ライカ銀座店では168万円で販売する予定。

 0.98型のDarkChip DMDを採用した、単板式のDLPプロジェクタ。パネル解像度は1,920×1,200ドットで、輝度は2,000ルーメン(フォトリアリスティックモード時は1,400ルーメン)。コントラスト比は2,500:1。カラーホイールは6セグメント(RGBRGB)で2倍速。

 レンズはライカの「バリオ・エルマリート P」。F値は2.8~3.1。35mm換算で59~74mm。ズームとフォーカスは手動。広角タイプの「エルマロン P」(F3.5/35mm換算で35mm)を備えたモデルも用意。「バリオ・エルマリート P」の投写距離は1~15mで、投写画面サイズは31×50cm~594×950cm(縦×横)まで対応。上下約120%のレンズシフトと、垂直方向の台形歪み補正機能も備えている。

その出来で、168万円とは高すぎるw ライカ信者ではない限り、VPL-VW200かHD750にするのをお勧めする。あのデザインはデータプロジェクターかと思ったぞ。

確かにライカは名門カメラメーカーだが、レンズしか売りのない製品だと、こけるのは間違いないな・・・ 注目点は1920x1200という点ぐらいかな。まあ、データプロジェクターとして売るなら、分からないでもないが・・・

せめて、ビクターよりOEMでHD750を受けてもらって、ライカ製レンズを搭載した方がいいと思うぜ。それなら上記の製品より間違いなく売れると思うよ。

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2009年3月14日 (土)

おっしゃりたいことはよく分かるが・・・

ストリンガー氏のソニー再建計画に異議あり!(麻倉怜士)

 麻倉さんがストリンガー氏の方針をかなり辛辣で批判している。読む限り、どうやらソニーが"普通の会社"化になることを非常に懸念しているようだ。

 うーん、麻倉さんのおっしゃりたいことはよく分かるけど、5年前では独自技術のせいで、他社製品とのつながりのなさがマイナスになっていたことがたびたびあった。普通の消費者にとっては、その点がネックだから、買わないという意見がよくあった。

 たとえば、事実上業界標準のSDメディアが使えないなら、買わない意見もよくあった。つまり事実上業界標準規格に抵抗するソニーだが、ファンだけしか買わないようなものになっている問題もあった。まあ、そのバランスは非常に難しいのだ。

 最近感じているのだが、技術のトレンドみたいものはどんな会社であれ絶対に逆らえないことが多い。BD批判派ではDVDで十分だと言われたが、結局BDが必須だと求められるようになった。ライバル規格で抵抗し、BDを絶対に搭載しない某社wはかなり迷走しているしw

 ゲームハードの高性能化は数年前時代遅れだと言われていたが、消費者にはPS2世代レベルのハードには満足できなくなっている。PS3の場合には時代の先を先取りしすぎて、消費者がなかなか追いつけなかっただけ。今はやっと追いつくようになったわけだ。

 つまり、オープン系では、技術の流れに逆らえないものなら、素直に従うしかないと思う。しかし、技術でリードできるものなら、どんどん独自技術を出せばいいと思うのだ。BDでは立派にリードしていたのだ。要するにはバランスじゃないかなと思う。

 久夛良木氏には、そのバランス感覚は本当に天才的だったと思う。技術の流れに沿った技術をどんどん投入し、将来の技術を先読みし、独自の技術にも積極的に搭載した。

 まあ、井原体制のせいで、ロケフリの前田氏がソニーを出ていたし、DRCの近藤氏は次世代DRCの研究ができない噂もある。BDレコーダーの進化がほぼ止まっているし、そのような状態を作った現行経営陣(井原体制)の責任は極めて重い。その体制を止めさせたストリンガー氏を高く評価したい。まあ、消費者の望むようなソニーになるか、ストリンガー氏次第というしかない。

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2009年3月13日 (金)

裏面照射型CMOS搭載デジカメが欲しい

CCDやCMOSを超える
裏面照射型CMOSセンサって?

最近ソニーのビデオカメラのXR500V、XR520Vは一部でかなり評判になっているようだ。
実は最初に興味がなかったんだが、調べてみるほど革命的なイメージセンサを使っていることが分かった。つまり暗いシーンをキレイに撮影できるイメージセンサなのだ。CMOSの弱点だといわれた暗部ノイズ問題が解決されたわけなのだ。

麻倉怜士のデジタル閻魔帳:今春のビデオカメラに見る3つのトレンド

麻倉さんも革命的だと評価している。
――それでは、市場へ登場している代表的なHDビデオカメラについてコメントをお願いします。まずはソニーの「HDR-XR520V」(レビュー)です。

麻倉氏: これほどの製品はなかなか登場するモノではありません。これはビデオカメラに限った話ではありません が、フォーマットというものは定着しないとその力を最大限に引き出す製品は作り出すこと自体が難しいのです。本製品はAVCHDというフォーマットの成熟 を始め、撮像素子やレンズ、制御するソフトまで関連する技術要素まで含めたさまざまな要素が素晴らしいタイミングで出会ったことで成立した製品といえるで しょう。

 プロ向けのビデオカメラに搭載するようなGレンズを使っている点も驚く。キヤノンのビデオカメラも同様だが、イメージセンサの差で、ソニー製機種の画質がトップになった模様。

 ただ、ソニーの裏面照射型CMOS搭載機種はフラッシュ内蔵を採用しなかったのは残念。SSDならばすぐに搭載できると思うので、ぜひSSD搭載にしてもらいたい。

 店員佐藤さんのところでわかりやすく解説されている。動画シーンもあるので、見る価値があり。

 裏面照射型CMOS搭載機種で撮影した動画が色々アップされている。手ぶれ、暗いシーンなどの画質は本当に驚かれる。正直なところ欲しいと思った。自宅内撮影なら、最強ビデオカメラではないかと思う。

CCD、CMOSそれぞれの欠点を解決したのが裏面照射型CMOSなんだ。もしコンパクトデジカメにも裏面照射型CMOSが搭載されるようになれば、高感 度で低ノイズな、一昔前のデジタルビデオカメラに匹敵するほどの高画質な動画がコンパクトデジカメで撮影できるようになるのさ。

 その文だけでもかなり凄い技術だと分かる。さすがSXRDを作り上げたところだ。ソニーのCMOS/CCDおよびビデオカメラ部署はまだまだ元気であるのが、いいことだと思うのだ。

 今もDSC-T9を愛用しているが、そのサイズと同様のデジカメにその裏面照射型CMOSを搭載したらすぐでも買いたいぜ。

追記:この前、店頭にて元々ビデオカメラに興味のなかった友人にその製品を紹介したら、昨日XR520Vを買うよと言われた。びっくりw目的は自宅内でのゴルフスイングのフォームをチェックするためらしい。確かに自宅内の撮影との相性がいいと解説したのだがw(2009/3/14)

関連記事:西田宗千佳の― RandomTracking ―
「簡単高画質」を実現したソニー「HDR-XR520V」の狙い 

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2009年3月12日 (木)

情報元はアレだが、面白い記事だったので

“ソニー”久多良木氏復権の地ならしが始まった

こうした声をたぐると、「今回の人事はある人物の登板への布石では」(外資系運用会社)との思惑にも結びつく。ある人物とは、久多良木健氏だ。同氏はソニー本体のトップ候補といわれながらも、05年にソニー本体からゲーム部門のSCEのトップに専念。その後は、07年に同社の名誉会長に退き、実質的にソニーとのつながりが薄まっていた人物。

確かにストリンガー・久夛良木ラインで、SCE平井社長がソニーの実質No.2になっていたと読めるな。個人的な希望だけれども、ストリンガー氏の後継CEOは久夛良木氏が就任するといいなあ。

 なぜ久多良木氏なのか。今回、中鉢社長とともに実質的に経営中枢から外れた2人の幹部は、くしくも久多良木氏の同期であり、「経営戦略をめぐって犬猿の仲だった」(ソニー関係者)といわれる。

やはりか。井原氏は反久夛良木一派の一人だったな。あと一人は誰だったかな。

関連記事:ソニー次期社長レースの号砲、平井SCE社長が最右翼、吉岡浩副社長の声も

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2009年3月11日 (水)

変わったインタビュー記事

ソニーの機構改革はVAIOやPS3はどう変える?

本田雅一氏へのインタビュー記事は今まであったかな?
記憶ではそのようなことが一切なかった気がするがw

本田氏なりの分析、懸念などが色々述べられている。本当に参考になるな。

個人的に同感だなと思ったのはこれ。

本田 これは強い要望なのですが、「つながるようにしました」とか「つながってほしい」ってだけじゃ無意味だと思うんですよ。使う側からすれば「つながらないなんてあり得ない」わけです。同じ世代の同じメーカーの製品なら、つながって当たり前でしょうと。

 DLNAのバージョンがどうだとか、サーバーに互換性がないだとか、そんなのユーザーの知ったこっちゃない。買ってきてコードをつないで、つなが らなかったら欠陥商品ですよ。だから今はソニーに限らず、どこも欠陥商品だらけ。それをうまいことをつながるように努力している人間だけが、なんとかメ ディアを自由に楽しめている。

――「DLNA対応」をうたう機器同士でも、あの機器はつながらないだの、そのコンテンツは表示できないだの、“できない”が当たり前ですからね。

VAIOブランドのDLNAサーバが出ていたが、DNLAクライアント機能を持つPS3対応を一切保証してないのが非常に違和感があったのだ。消費者にすれば、同じソニー製品なのに、なぜPS3対応がないかと思ってもおかしくないでしょう。

つながらなかったら欠陥商品なのは全く同感。

本田 SCEにソニーの人材が出向したことで、ソニーにはCellを使いこなせる技術者が揃いました。PS3がある程 度落ち着いて、ソニーに技術者が戻ってくれば、そのうちほかの製品にも載る可能性はありますよ。「でかい」と言われたCellも、90nm世代のプロセッ サーですからね。

 まあ、Cellを使いこなせる技術者を育てるのに時間がかかるからね。これは時間の問題であって、やむ得ないところかもしれない。Cell搭載を阻止したといわれる反久夛良木一派が一斉更迭された模様なのでCell搭載の可能性が高まったといえるかもなw

 Cellが搭載されるかは、Cellを使って商品の魅力を高められるかどうかにかかっています。それはともかく、機構改革の成果が現れ始めるのは今年 末。まずはVAIOに付属するソフトウェアなどで、顕著に現れるのではないかと予想します。例えばPS3との連携が密になるでしょう。BDレコーダーも成 果を反映させやすい機器かもしれません。ウォークマンや携帯電話と、VAIOやPS3の繋がりは、今よりスムースになるでしょうね。

SCE平井社長が担当していることなので、一番期待できる分野ですね。楽しみだな。

 

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2009年3月10日 (火)

偉大な方が存在したとは知らなかった

石田晴久氏が死去 UNIX、インターネットの国内普及に尽力

 実は俺はUNIX使い。それなのに、石田氏のことを知らなかったとは誠に恥ずかしい限り。ご冥福をお祈ります。

 1973年に国内初めてUNIX、C言語が紹介されたことになるか。現在はUNIXを知らなくてもC言語はよく知っているプログラマーは珍しくないけど、実はC言語はUNIXとの関係が深いのだ。AT&Tのベル研究所にてUNIXが生まれたのはアセンブラで記述されたものだったが、そのUNIXでC言語を誕生させたのだ。そのC言語でUNIXのソースコードを記述してコンパイル。つまり現在のUNIXにつながるものができたわけだ。まるで卵と鶏のような関係なのだ。

 C言語の良さはハードのアーキテクチャーに依存しないこと。どんなハードにもソフトを移植することができたので、容量もコンパクトのため、当時の貧弱なネットでソースコードというものを配布できるようになったわけなのだ。ちなみにゲーム機で初めてC言語が使われるようになったのはPS1だといわれている。SFC世代、当時のアーケードのハードは、アセンブラで記述するのが当たり前だった。それにしても当時のプログラマーは他のハードに移植するとき、アセンブラでまた書き直す必要があるため、かなり大変だっただろうな。(アセンブラを使えるにはハード特有の仕様を理解する必要がある。)まあ、当時のハードリソースはかなり貧弱だったので、やむ得ない面もあったね。

 現在にあるOSといえば、Windows、Mac、Linux,UNIX(Solaris,FreeBSDなど)などのOSがあるね。あまり知られてないみたいだが、Mac OS XはUNIX系カーネル(BSD)を採用しているのだ。つまりWindowsをのぞいてUNIX系OSが主流なのだ。(正確にはLinuxはUNIX系ではないが、基本的にPOSIX準拠なので、UNIX使いでもすぐに使えるメリットがある。)

個人的にはWindowsは、UNIX系カーネルを採用したら最高だなと思うけどね。Windowsの強みである互換性を考えるとかなり難しいだろうね・・・(ってか、Cygwinを入れなくてもUNIXコマンドを使いたいだけw)

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2009年3月 9日 (月)

技術センスのないトップだとろくなことにならない

ソニー、薄型TV用半導体プラットフォームを自社開発(朝日新聞)

ソニーは薄型テレビ用の半導体プラットフォーム(用語参照)を自社開発する。設計やソフトウエアの仕様を共通化し、商品開発期間の短縮とコスト削減を狙う。これまでテレビ用のシステムLSIは外部調達してきたが、今後は内製品と競わせる方針。

今更にか。遅すぎる。遅すぎる。

 久夛良木氏なら、もっと早く導入したはず。確かにTV向けに自社製半導体を開発していると示唆していたな。 井原氏などが反久多良木路線を取っていたが、全て裏目に出ていたのが明らかになった。

 なんだかんだいって、久夛良木氏のやっていることが時代の先に行っていたのだ。 やり方が異なるが、パナソニックが久夛良木氏の狙いと似ている路線を取っているのが見逃せない。事実、現行機種X100でさえ、2006年のV9/V7の操作性を超えてないのだ。V9はある意味で、久夛良木体制の遺産なのだ。

 だから、 反久多良木一派は極めて責任が重いのだ。ストリンガー氏が彼らを更迭したのが高く評価する。

SCE久夛良木CEO退任がもたらすもの
2年前の記事だが、本田さんが興味深いことを書いている。

そんな中、ソニー社内の技術評価の場で、突っ込んで画質や音質、製品のビジョンや将来の発展性、応用分野などについて、数多く質問し、的確な指摘を語る役員は、近年において久夛良木氏だけだったという。ソニーでAV機器を担当していた時期には、賛否さまざまな評価が外部からなされたが、実際に現場の人間に聞くと、技術の将来性を見る目に関してはすこぶる評判が良かった。そして、実に他に同様のセンスをもって質問をしてくる人物はいないというのである。

その久夛良木氏を更迭したのは出井氏。

 ちなみにストリンガー氏CEO就任を歓迎したのは久夛良木氏でもある。ある意味では久夛良木氏による逆襲だといえるかもしれない。

3月19日(木)に「テレビの未来」セミナーを開催いたします

■第3部(17:40~19:40)テレビとネットとテクノロジーのこれから
・久夛良木 健(ソニー・コンピュータエンタテインメント名誉会長)  
・麻倉 怜士 (津田塾大学講師/オーディオ・ビジュアル評論家)  
・司会:遠藤 諭 (アスキー・メディアワークス アスキー総合研究所所長)

久夛良木氏と麻倉氏との超豪華な組み合わせ。
どんな話が聞けるか楽しみだな。

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2009年3月 7日 (土)

そんなにはまったのは久しぶり

 先週発売の「龍が如く3」、続き今週発売の「バイオハザード5」。

 龍が如く3は本当に素晴らしい出来。わずか10ヶ月間で作られたとは思えないほど、異常なほどボリュームのあるソフト。しかも完成度は高い。サブストーリーなどの寄り道が楽しすぎて本ストーリーがなかなか進まない状態w キャバクラ運営は楽しすぎる。本当に普通のゲームソフトがたくさん入っているソフトだと思う。釣りゲーム、ゴルフゲームの出来がよくできているしw 名越氏はプロジェクト管理の天才ではないかと思う。仕事柄としてはぜひ見習いたいところだ。

関連記事:龍が如く3レビューゲームをあまりやらない社会人にはお勧めなソフト。

 バイオハザード5。正直なところ期待してなかった。体験版などの前評判はあまり良くなかったからね。 バイオハザード5はマルチプラットフォームのゲームのため、DVD容量に合わせるために容量が削られたので、ボリューム面は少なめらしいとの噂があったので不安を持ったのは事実。

 昨日は振替休日で休み。天気も悪かったので、VW100@100インチでバイオハザード5を一気にクリアしようとした。難易度はノーマルなのに、思ったより難易度が高め。欧米ユーザー向けの難易度に合わせているじゃないかなwバイオハザード4をろくにやってなかったため、操作不慣れのせいか弾不足で悩まれられた。

 とりあえず食事のため中断。再開しようとしたら、PS3にて友人よりオンラインCO-OP(協力)プレイをやろうというメールが来たので、オンラインCO-OPプレイをやることに。

 実は欧米FPS系ゲームでは当たり前になっているCO-OP(協力プレイ)機能を体験するには初めてだった。実際にやってみるとなるほどだなと思った。バイオハザードファンかつ、PSPのMHPシリーズでオンラインプレイを経験した方ならご理解できると思うが、2人で一緒にバイオハザードのストーリーを進めながら敵をやっつけるイメージといえば分かるかな。実は移動するシーンで、MHFをやっているかな?という錯覚があったほど。例のMH3がPS3で出ていたら、100インチでそんな画質になっていただろうなと複雑な気分になっていたのだ。バカプコンめ。

 まるでゲーセンでSEGAのHODのようなガンシューティングを2人でプレイしているようだと感じた。ゲーセンと違ってプレイ時間が長いし、ボリューム感がたっぷり。ゲーセンが苦戦するのは無理もないかも・・・

 相手はリアル友人なので、知らない人とプレイするより気遣わなくても良い面もあり、思ったより楽しすぎてどんどん進めていた。バイオハザードシリーズにしては難易度が若干高めのような気がするが、ゲーマーとしては手応えのある難易度だと思う。そのおかげですぐに慣れるようになった。6時間以上プレイ。まだまだ先があるみたいので、おもったよりボリューム感があるなという感じ。期待してなかっただけにうれしい誤算。ちなみに進めるほど、さすが次世代機と思わせる画質になっているのだ。腐ってもカプコンだな・・と素直に思った。

 ゲームとしての画質面ではVW100@100インチ(Fire Hawk G2)だと文句をつけようがないレベルだと思う。しかも遅延のないレベル。720pとの相性が良いので、ボケ感が全く感じられないのだ。AVアンプ、スクリーン、PJへの投資をすべて合わせると200万円近く使ったことになるが、究極のゲームプレイのための環境として投資した価値があったと思っているのだ。5年後でもまだまだ使えるかなという感じ。正直なところすぐにPS4が出てもありがたみがあまりないと思うな。どうせなら4K対応にしないと困りますねw

 ところでゲームの画質ならPCが最強という見方もあるかもしれないが、音質ならLPCM5.1chをがんがん使っているPS3は事実上最強なのだ。ちなみに龍が如く3、バイオハザード5はLPCM5.1ch対応。

今週のランキング | メディアクリエイト(3/5の記事なのでご注意。毎週更新されます)

龍が如く3の初週売り上げが前作PS2版を上回った模様。ハードもPS3がDSiを抜いてトップに。wiiの売り上げは去年ほどの勢いがない模様。 関連記事1関連記事2

ヨドバシカメラ新宿西口本店はオープン直前、購入者が殺到 - ファミ通.com

今週もPS3ハードを引っ張っている模様。反撃の狼煙が見えていたのだ。

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2009年3月 6日 (金)

従来のやり方では限界があるのだ

第69回「ソニー、“アップル"目指す?社長を兼務するストリンガーCEOの数式」(2009/03/04)

 昨日発売の週刊文春にてソニーの人事の記事が載っていたので読んでみた。まあ相変わらずソニー叩きという感じ。また麻倉さんのコメントが載っていた。やはりというかかなり辛辣。本流のエレキ(エレクトロニクス)の人がトップにならず、他業種しか経験してない人(ゲーム、VAIO、音楽、映画)がトップになっていたことが問題なのだとご指摘している。伝統的なソニーファンらしいコメントかなと思う。

 でもコンピューター、ゲームなどのデジタルネイティブ世代の俺から見れば、やはり保守的な考えだけでは21世紀に生き残れるかかなり疑問があるのだ。ものつくり遺伝子はとても大切なのだが、現実に即したやり方にしないと意味がないのだ。

 たとえばテレビ事業。安売りしか売りのないビジオが北米でソニーを抜き、シェアがNo.2になったのだ。北米の消費者はとにかく安いものを重視していると明らかになった。

 ソニーには元々安売りと似合わない。しかし井原体制はとにかくシェア至上主義でシェアNo.1を目指していたが、どうやら裏目に出た模様。それじゃ今までのやり方が通じないのだ。ストリンガー氏がVAIO事業本部長の石田氏をTV事業部のトップにすることにした。

 俺にはその人事を聞いてなるほどだなと思った。PC業界では元々超水平分業型で独自技術を出しにくいところであり、利益が簡単に出せない。非常に競争が激しいところなのだ。しかしVAIO Pなどの素晴らしい製品を出しており、10年間以上VAIOのブランドイメージを維持しているのだ。その業界で鍛えられていた石田氏はまさにTV事業部向きの人材だと思う。最近の薄型TVの売りを見ると、とにかく値段・値段・値段しかないというイメージが強いのだ。石田氏なら、対処してくれるかもしれないと期待しているのだ。

 本題だが、日経新聞サイトに載っていた記事。やはりソニーの組織体制が最大の問題なのだと指摘しているのである。同じような考えを書いてくれたライターがいたのはありがたいのだ。エレキが中心のままだと、ソニーが死んでしまうかもしれない。

 文春記事によれば、井原氏がその体制を守ろうとしたが、その原因で更迭されたらしい。まあ、TV事業部の大赤字が出ていたことも1つだろうね。

 しかし組織体制を大幅に変えられる人にはストリンガー氏しかないのだ。似ている話はIBMにもあったのだ。本田さんが以下のことを紹介している。まるでソニーの話と似ているのではないか。ちなみにガースナーは元々IBMプロパー社員ではない。外部からやってきた人なのだ。ストリンガー氏も外部からやっていた人だが、10年間以上ソニーの勤務経験が長い。

 『巨象も踊る』というビジネス書がある。巨大企業IBMが組織の硬直化により緩やかな死へと向かおうとしていた時期、経営者としてIBMの改革を推し進め、立て直しに成功したルイス・ガースナーが語ったIBM再建の逸話が記されている。

 この本の事を思い出したのは、昨今のHewlett-Packard(HP)の製品を見て、HPもまた大きな変革を成し遂げたのだと感じたから だ。個々の事例や置かれた立場、製品分野ごとの事情の違いはあるものの、同じく不振に喘いでいたテクノロジ業界の巨人HPもまた、今や吹っ切れたかのよう にコンシューマニーズに合致した製品を連発している。

だから、ストリンガー氏を全面支持するわけなのだ。

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2009年3月 4日 (水)

本日はPlayStation2の誕生日

 PS2の発売日は2000年3月4日。もう9周年目となるが、未だに現役ハードとなっているのが驚き。中古市場も大きいので、時間がたっぷりあるが金のない人にはありがたいハード。もしかしたら不景気のおかげで、ますますPS2の寿命が延びるかもしれません。

 未だに新作が投入されているので、来年にはまだ新作が発売される可能性があるのは違いないと思う。PS3ユーザーとしては、PS2アーカイブ対応、PS2互換対応に対応してもらいたいところ。

 ITmediaがSCEのプレイステーションヒストリーを取り上げている。
愛社精神がほとばしる、SCEの採用情報ページが話題に

 PS2までの話は一応読んでいたが、PS3発売前後の話が出ていたとは知らなかった。SACDの話も面白いw デバッグのバイトとして入ったのにいつのまに幹部になっていた話も驚く。

 PS2はあらゆる意味で伝説を残したハードだったが、PS系ハードは本来スロースタート。

 PS,PSPは初めではパッとしなかったが、いつのまに3~4年目でシェアがトップになっている。なぜそうなるのは、ゲームファンはどちらというと、保守的。

 1年目ではかなりのマニア、新しい物好きしか買わない。魅力的なソフトが開発されるのに時間がかかることなので、2~3年目で魅力的なソフトがやっと続出するので、保守的なゲームファンがやっと注目するようになるわけだ。何もかも先進的すぎるPS3では理解されるのに、時間がかかっていたのではと思う。ただの高価なゲームハードだと思われていたみたいしw まあ、ゲームファンの反発を買う一部のサードパーティーの迷走がひどかったからね。今になってやっと理解されつつあるので、反撃が本格的になるのは時間の問題だろうね。

 ブームで超大人気だったものはどれも寿命が短いのだ。たまごっちというものがあったしね。

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2009年3月 3日 (火)

KUROの撤退について思うこと

 KUROオーナー及び高く評価していた評論家達には気の毒だが、個人的な感想として「そうですか。残念ですね。」という感じ。

 XEL-1及びVW100を持っている俺としては、KUROの目指す方向性と合わなかったからね。

 KUROはいわゆる薄型TVの中で1番マシなレベルであるのは事実であるから、AVファンには評判が良かったのは事実だろう。俺の目からみれば、正直なところ満足できるレベルに達してないと思うけどね。確かにマシなレベルだけれども・・・というレベルにすぎない。

 7~8年前、固定画素系プロジェクターでは単板DLPが1番マシだという話と良く似ているなと思う。SXRD/D-ILAが主流になるまで、高画質なら三管プロジェクターしかないといわれていたからね。ちなみに2003年QUALIA 004の登場で三管プロジェクターを超えたといわれるようになった。

 なお、固定画素系PJではSXRD/D-ILAしかおすすめしていません。透過型液晶系の絵が好きじゃないからね。基本的には画素がはっきり見える絵が大嫌いだからね。開口率の低いプラズマを基本的に評価していないのはそのため。

 CRT系を除いて、SONYのTVを高く評価したのは、QUALIA 006、XEL-1、有機EL試作機 27インチだけ。ちなみに液晶TVは未だに評価するレベルになってない。

 必死に画質を改善している開発者には気の毒だが、やはり素性の悪いものはいくら改善しても意味がないと明らかになったのだ。KUROもそうだ。

 数年前ではプラズマの未来がないのだと予言したことがあるが、パナソニックだけになりつつある現実になってしまったのは、正直驚いている。おそらく有機ELの大型化が進めるほど、プラズマがノンブランドの安い液晶TV並でプレミアではなくなるかもしれない。100インチクラスでないと高く売れないかもしれない。あるいは低価格クラスしか売れないものになるとか。

XEL-1を貶すあるいは全く評価せず、KUROを熱心に持ち上げた評論家がいたことを思い出す。自分は見る目がないと晒したようなもので恥ずかしいですねw

 さて高画質パネルと言えば、SED、FEDは事実上死んだし、残りは有機ELとなるところだが、サムスン、パナソニック、ソニーなどが有機ELの開発に今も力を入れているところなので、いくら未曾有の大不況だといえ、大型化へのチャレンジはやめないだろう。まともな経営者なら、少しでも早く出すと考えているのではないかと思う。

 数日前のエントリーで井原氏を批判したけれど、あの値段でXEL-1を発売した点は高く評価したい。今も利用しているが、画質的には未だに感動を覚える。

 麻倉先生のお言葉を借りるなら、本物の高画質は心を震わせるということを実感させるTVなのだ。それに有機EL試作機27インチの画質は本当に惚れている。もし出たら100万円台だろうでも買いたいぜ。(実際に買えるのかともかく・・)KUROにない凄さが出ているからこそ、KUROの撤退は残念だと感じていないのだ。

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2009年3月 1日 (日)

俺がBDメディアをよく買っている店

主にBD-REメディアを使っているけれども消費ペースが激しいのでほぼ毎月ごとに20枚以上買っている。主に秋葉原へ直接行って買うことが多い。交通費は自転車なので金がかからないww運動になりますしw 

AV WatchのBDメディア価格調査記事ではなぜかエックス系店を一切取り上げてない。実は秋葉原ではBDメディアの最安価店なのだ。ついでにエフ商会。エックス系店より安い場合があるので、見逃せないのだ。

先週の休日に秋葉原に行ったのだが、時間の都合でエックスで三菱化学製BD-REメディア10枚組購入。(正確にはエックスではソニー製BD-RE20枚組が売り切れになっていた。エフ商会へ行こうとしたが、時間がなかった。)台湾製だけれども、結構安いのだ。値段は3298円。

そうそうビクター製BD-RE DL10枚組が出ていたのだ。BD-RE DLにしては5mmケースになっているのがありがたい。エックスでは9800円台だったと思う。つまり1枚あたり1000円切っているのだ。確かに去年あたりではBD-RE 1層でも1000円台だったかな?

それでもBDメディアのストックが少なくなっていたので、オンラインのエフ商会サイトにてソニー製BD-RE 40枚組を購入(13598円)。

俺は都民なので送料は490円。銀行振り込みに。三菱東京UFJ銀行の口座を持っているなら振り込み手数料が無料。アマゾンで買うより安いのだ。ただしクレジットカード支払いはなし。最近のアマゾンではBD-REが割高気味なので、他の通販や店の方が安いのならばその店にしているのだ。

最近はあまり利用しないけれどもwebbyという通販は結構安い。送料込みだしクレジット支払いもある。ただし在庫切れとなることがあるので、ご注意を。

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