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2009年6月24日 (水)

ついにDLPの逆襲が始まるか

日本TI、4Kテクノロジー採用のDLP Cinemaチップを発表

ニュースリリース

19日に発表されたそうだが、小さなニュース扱いだったためか、見逃したw

エプソンの発表の方が目立ったのにw

個人的に気になっている4K対応DLPパネルのサイズについて発表されてない。
それが極めて重要なところなのに。

もし現行2K対応DLP(業務用)のサイズよりかなり大きい場合、プロジェクターのコストが2K版DLP搭載よりかなり高くなる可能性もある。2Kのコスト程度に抑えることが成功したとのことが発表されてないことを考えると、おそらくサイズが大きくなった可能性が高い。

ちなみに、2K対応DLP搭載プロジェクター本体の値段は、Sonyが販売している4K SXRDプロジェクターの値段とあまり変わらないそうだ。

本田さんの記事によると、以下の情報が出ている。
価格面でも3DLP方式の劇場用2Kプロジェクタにかなり近い価格で取引されているという。

それはSXRD(LCOS)のサイズは"同じ解像度ならば"他方式に比べてもコンパクトであり(LCOSの優位点)、プロジェクターのコストを抑えやすいのだ。(※2K DLP方式パネルのサイズは4K SXRDパネルより小さめだが、3DLP方式の光学エンジンはかなり複雑のためか、コスト面は不利だそうだ。)

(※同じLCOSであるビクター系4Kプロジェクターにはまだ高額らしいので、LCOSパネルの製造系技術力の差が出ているかもしれない。)

TIの発表によると、DLPの優位点は、高輝度が強みらしいが、LCOS(SXRD、D-ILA)も苦手とは思えないので、それがアピールになるか疑問が残る。まあ、デジタル駆動なので、大画面によるムラが出ない安定性が強みだろうし。また、DLPはLCOS系に比べて若干動画のキレがいい印象もあるので、4Kの解像感が高く感じる可能性もある。4K搭載DLPの絵が早く観たいのだ。

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コメント

こんにちは、ソニーの21インチ有機ELが年内に出るそうですけど、約78万ぐらいだそうです。
50万ぐらいの予想でしたので、ちょっと高すぎです。
買う予定は揺らぎ無いですか?

投稿: デコポン | 2009年6月25日 (木) 17時39分

>>デコポンさん

コメントありがとうございます。

>ソニーの21インチ有機ELが年内に出るそうですけど、約78万ぐらいだそうです。

すみません、その情報(ソース)はどちらにありますでしょうか。ご存じでしたら教えて下さい。

21インチで78万円だと、さすがにきついですね^^;

投稿: mkubo | 2009年6月25日 (木) 18時28分

SONY SXRD 4K機のサイズは、同じ明るさの機体であれば、DLP2Kの4倍ぐらい大きいですよ。

Sony4K:(WxHxD) 約740×498×1,326 mm
http://www.sony.jp/products/Professional/SXRD/pdf/SPC_SRX-T110.pdf

DLP2K;(クリスティ:CP2000M)665x395x689 mm
http://www.christie.jp/product/pdf/Cinema/DigiCine_200809.pdf


また、SXRDはDLPよりも光学系の光ロスが大きい(偏光板をたくさん光学系内に使用するため)ので、ランプを2KW品を2灯搭載しなければセンター10000ルーメン出ません。
DLP2Kなら、2KW1灯でセンター10000ルーメン(ANSIならば9000)は出力できます。
DLP2Kの最大輝度は30000ルーメンとなり、SXRD含めL-COS系は、明るさの点で絶対的にが弱いです。

また、現在のSXRD4Kはパネルサイズ1.55インチですが、対してDLP2Kは0.95インチなので、パネルサイズがSXRDの方が小さいというのも?です。

素子駆動速度の点は、DLPの方が圧倒的に駆動性能が高いです。立体映像を上映できるのもそのためで、反射液晶、及び液晶素子は、この点でもDLPに絶対的な性能差があります。

投稿: Tera | 2009年6月26日 (金) 21時30分

>>Teraさん

コメントありがとうございます。
ご丁寧な解説で誠に恐縮です。勉強になりました。

>また、現在のSXRD4Kはパネルサイズ1.55インチですが、対してDLP2Kは0.95インチなので、パネルサイズがSXRDの方が小さいというのも?です。

確かにその通りです。当初の記事は誤解を招く書き方でしたので、輝度の件も含め、修正させていただきました。


>素子駆動速度の点は、DLPの方が圧倒的に駆動性能が高いです。立体映像を上映できるのもそのためで、反射液晶、及び液晶素子は、この点でもDLPに絶対的な性能差があります。

確かにその通りですね。僕には、3D映画にはDLPが本命だと思っていました。4K SXRDが採用されたのは意外だなと思ったぐらいからね。4Kの強みもあったけどね。(コストはともかく)DLPも4K対応になると、結局DLPが本命となるといえるかもしれませんね。

投稿: mkubo | 2009年6月26日 (金) 23時58分

mkubo様、こんにちは。

3板式DLPは、輝度の高さ、諧調の豊かさ、ANSIコントラスト、ムラの無さ、動画解像度の高さと言った項目が、高いレベルで安定していますので、どうしても映画館では本命になるのではないでしょうか。
……単板DLPは論外ですがw
単板DLPは、諧調が明らかに悪いため、民生用にも3板式をおろさないと、いい加減にLCOS陣営とはまともに戦えないと思うのですがねー。
3板式DLPが、マランツあたりから、VW80位の価格で発売されるなら、個人的には検討したいのですけどね。

パネルサイズに関しては、SXRDの方が小さいと言い切っても良いのではないでしょうか?
DLPの「2K」とSXRDの「4K」でSXRDの方が大きいというのはフェアな比較とは言えないかと思います。
比較するのでしたら、DLPの「2K」とSXRDの「2K」で比較するか、「4K」同士で比較するのが、最も正確な比較になるのではないでしょうか?
前者ですと、DLPは0.95インチでSXRDは0.61インチですので、SXRDの方がパネルサイズ自体は小さいですね。

投稿: | 2009年6月27日 (土) 08時58分

>>寛さん

お久しぶりです。コメントありがとうございます。

>3板式DLPが、マランツあたりから、VW80位の価格で発売されるなら、個人的には検討したいのですけどね。

国内メーカーではマランツが720P 3板DLP方式PJを発売しましたね。確かにあの720Pのサイズは0.8インチでしたので、1080p DLPが0.8インチに小さくすれば、一応技術的には解決できるんですね。当時の値段は300万円程度でした。(同時期のQUALIA 004の方が安いとは衝撃だと覚えています。)

メーカー的にはVW80程度の値段を目指すなら、やはり現行720p並の約0.62インチサイズにしないと厳しいかも。

ちなみにパナソニックの業務用2K 3板DLPのPJの値段をチェックしましたが、うーん、4K SXRD PJの値段と同じぐらいですね・・・(苦笑)

720Pクラスでも、004の約2倍程度とか・・
やっぱりパネルのサイズを小さくしないと厳しいかも。

投稿: mkubo | 2009年6月28日 (日) 22時27分

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