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2009年10月

2009年10月26日 (月)

ビクターのHD950/HD550、三菱のHC3800の視聴会に参加しました

休日を利用して、Victorの新型PJ、三菱のフルHD DLPの視聴会に参加しました。

Victorの新型PJ(HD950/HD550)

HD100とHD550との比較があったんですが、HD550の方がはっきり差があると分った。倍速もよく、あきらかに動画解像度の差があると分った。

レンジも異なり、HD550の方が上。フォーカス感が良好。
色再現性はHD100より改善されている。HD100は色がクドイ印象だったが、HD550は色がナチュラルな印象になっていた。

HD950とHD750との比較がありました。正直なところ、ソースが映画である限り、間違い探しレベルかなと思いました。厳密に比較しないと分りにくいと思いました。

HD100オーナーなら、新型HD550以上に買い換える価値は十分あると思いますが、HD750オーナーは映画中心に見ているなら、無理して買い換える必要はないかなと思いますね。

黒再現、ネイティブコントラスト、レンズ性能などの基本性能の高さを評価したいところですが、色再現については、正直なところ違和感がありました。

BD版ダーティハリー。VC1らしく、解像感を誇示するところが印象的。劇場館のシネマ画質に迫ったといいながら、色はずいぶん違う。ハリーに撃たれた銀行強盗犯が流した血の色はうちのVW100とずいぶん違う。

UHPランプで、劇場館のキセノンランプによる色を忠実に再現するのは無理があるなと思った。最近フィルム上映の映画を観ていましたが、それでも色については違和感がない。

まあ、Victor機種の色再現については、違和感なければ、買いじゃないかなと思います。精細感はやはりトップレベルだといってもいいと思います。

さて、アバック主催視聴会に参加した人の4割以上が予約したらしいとの凄い話が出ている、三菱のHC3800の話です。

スクリーンはスチュワート製。おそらくHD130だと思われる。コントラスト比は3000:1しかないが、優秀なスクリーンのおかげか、自称数万:1のPJに比べて遜色ない。普及タイプのスクリーンではどのような絵が出るか分らない。

三菱のDLPの絵については、意外と解像感を誇示するような絵作りではない。フォーカス感はDLPらしい絵だが、シャープネスを強調した絵作りではない。2m以上離れても、画素がはっきり見えるのが気になった。

暗部階調については、昔の単板DLPでは考えられなかったレベルで頑張っていると思う。色再現性は、まあ悪くない。単板DLPの弱点である黄色再現についてはあまり印象に残ってなかったが。(単にソースに出会ってなかったか)

カラーブレーキングについては、うちははっきり見えました。まあ、昔のDLPに比べてマシな方かなと思います。カラーブレーキングが気になる方には一度事前に視聴するのをおすすめします。ここで告白しますとけど、単板DLPの絵を見るだけで気分が少し悪くなるが、残念ながら三菱機種も同じだった。俺は敏感でしょうね。(苦笑)

全体的には、DLPらしい爽快感のようなものが感じられた。やっぱりDLPの絵が好きだという方にはおすすめでしょうね。

20万円を切る値段については、性能にしては安いと思います。性能が良くて安いフルHD DLPを待っていた人には決まりじゃないかなと思います。数年前は160万円台だったからね。

厳しい面からいうと、ビクターのHD950/HD550に比べて、精細感や色再現性は弱い。階調感がやや乏しい。固定画素っぽい絵が目立っていた。(逆にいうとDLPの良さでもあるが・・・)

それにしても、他社機種の絵を見れば見るほど、うちのVW100の良さを実感するのは驚きかもしれません。階調面はアナログ駆動の良さがよく分りました。個人的には固定画素という点を全く感じられない絵作りが好きです。キセノンランプの凄さは改めて再認識しました。

今度行われる、ソニーのVW85+新型アンプの5500ESの視聴会に参加できるかもしれません。できたら感想を書いてみたいと思います。

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2009年10月23日 (金)

HD DVD系統「CBHD」が苦戦しているらしい

山谷剛史の「アジアン・アイティー」:中国独自規格「CBHD」でHD DVDが復活する……のか? (1/3) - ITmedia +D PC USER

 このように、中国における“青色レーザー的”次世代光ディスク規格の競争において、ハードウェア的視点でもソフトウェア的視点でも、Blu-ray Discは優勢となっている。海賊版という援軍を得られない“中国独自開発”のCBHDを支えるのは、価格と“愛国の旗印”だけというのも、実に中国らしいといえなくもない

やはりこうなってしまったね。

山谷氏といえば中国市場の実態に精通している日本人ライターで有名な方。中国市場の実態を伝える記事としては、非常に参考になる記事なのです。

CBHDが失敗に終わるのは時間の問題とみていいな。EVDの前例もあるので、厳しいでしょうね。

中国市場では、海賊版が出回らずCBHDが普通に普及したら凄いところですが、まあ絶対に不可能だろうな・・・・(苦笑)

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2009年10月22日 (木)

アンチャーテッド2は最高!

PS3ゲームレビュー「アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団」 - GAME Watch

アンチャーテッド2をクリアしました。2日間でプレイしましたが、止めどきが難しくて止まりませんでしたw珍しく夜更かししてプレイしたのは本当に久しぶりでした。VW100上での100インチで最初から最後までプレイしました。リニアPCM7.1chも対応しているので、AVマニアにはたまらないゲームソフトである。

映像も内容も、何もかもが凄すぎる。アクションゲームとしては、間違いなく過去最高レベルだと思う。

”映画をプレイしている”といっても過言ではないのだ。

チベット村のステージは本当に美しかった。現実よりキレイかもしれない・・と思った。

大量のオブジェクトが出ているにも関わらず、処理落ちが全くない点も凄い。KILLZONE2の影響を受けているなと思われる点が結構ありました。KILLZONE2の開発元であるゲリラと技術交流があったようで(スタッフロールにも載っている。)、PS3のポテンシャルを徹底的に引き出したといえるのは間違いないのだ。

クリア後のおまけにてボーナスコンテンツを集めるところがあります。映画ソフトによくあるようなメイキングムービーが収録されており、開発者のインタビューで色々語っています。Cellの使いこなしについてというムービーはとても良かった。Cellはそんなに凄かったのかと実感させられるのだ。

アンチャーテッド2を送り出したノーティドッグ&SCEに深く感謝したいのだ。

日本のゲーマーの多くが、ぜひプレイしてもらいたいと思う。ゲームはそんなに奥深かったのかと実感するのは間違いないのだ。

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2009年10月21日 (水)

LFAが正式発表されました

レクサス、4.8L V10の2シータースポーツ「LFA」を正式発表

いやあ凄いね。LFAは。

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とにかく何もかもが凄いw 値段、エンジンなどの性能。3750万円とはw

2.64kg/PS(欧州仕様車)という卓越したレベルのパワーウェイトレシオとトラクションを実現したという。

記事で車両の重さが書かれてないが、560psなので、計算すると1478.4kgとなる。一応うちのZ34の重さとほぼ同じ。R35 GT-Rは1740kgなので、大柄なボディにしては結構軽いと分かる。

4.8リッターV10エンジンで560ps。最大トルクは48.9kg·m。R35GT-R(60.0kg·m)よりトルクが劣るので、NAである可能性が高い。ちなみに、R35 GT-Rは、3.8リッターV6エンジン ターボチャージャー搭載。

0-100km/h加速時間は3.7秒台。R35 GT-R(3.3秒)の方が速い。加速勝負ではどうしてもFRが不利なので、やむえないかもね。R35 GT-RはAWS(4WD)なので、4WDの方が有利ですな。イギリスのランエボX 400ps仕様は3.4秒台を出しているらしいし。まあ、ターボチャージャー搭載4WDの方が有利ですし。

LFAは確かに凄いのだが、R35 GT-Rはわずか800万円台で入手できる点はもっと凄いかも。維持費は確かにかかるが、絶対性能はやはりトップレベルなので、かえって安いかもしれません。

男だったら、死ぬ前に一度は乗るべきだ!:日経ビジネスオンライン
この記事は面白すぎw 会員登録(無料)しても読む価値がありますよ。その記事によると、自動車ジャーナリストがプライベートで購入した車はR35 GT-Rが一番多かったらしい。

自動車ジャーナリストにプライベート購入が相次ぐ

 うるさがたでならす自動車ジャーナリストたち(弊誌の執筆陣だけでも5人以上)が、こぞってこのクルマをプライベートで購入しました。そんな話、過去に例がありません。

まあ、うちは予算的には入手できないのでw、Z34にしました。乗れば乗るほどいい車だなと実感します。GT-Rのような驚異的な性能ではないですが、ハイテク(電子媒体)に極力頼らない、基本性能のみにこだわったことで、走りの楽しさを結構実感します。箱根・伊豆あたりの峠をちょっと攻めると、中間加速、コーナリング性能の高さに驚きました。3速~4速を固定して全開するのも楽しすぎる。まるでゴーカートのような操作感覚だった。むしろレースゲーム感覚に近いかもしれませんw

実は元R34使いの友人にちょっとやらせていたのですが、ハンドリング感覚はR34とずいぶん違うなとのコメントで、ゴーカートみたいだったそうです。いい車だなとのコメントをもらいました。

関係ないですが、トヨタから発表されたFT-86のコンセプトカーには期待しています。値段は色々言われていますが、最近発表されたFR系のマークXの最低価格は238万円でしたので、ある程度期待してもいいじゃないかな。個人的にはミドルクラスのFR系の車が増えて欲しいですね。

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2009年10月14日 (水)

ランエボとインプレッサの競演は絵になるな

日産からのメールにて10/10~10/11 お台場で伝説のカルソニック スカイラインR32 GT-Rが展示されているらしいことを知ったので、お台場へ行ってきました。非常に見応えがありました。ビデオカメラを持って行けば良かったなと後悔しているぐらいです。色々実物が見られて、プロのドライバーによるデモが見られて良かったのです。今回は立ち見席でしたが、次回は指定席に座って観たいところ。

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カルソニック スカイライン GT-R。 GT-Rの名手だった星野選手が駆った伝説の車。
29戦で全勝という驚異的成績を上げていたとか。フロントタイヤのところがハのように結構曲がっているのが印象的。

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初代レガシィ

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歴代のインプレッサ。やっぱりセダンタイプはかっこいいな。

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ランエボX とインプレッサの競演。かっこよすぎ。一応購入候補に入っていたのですが・・w

煙はタイヤによるものです。過激な走りでタイヤの寿命が劇的に短くなる理由が分かったw

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うーん、このインプレッサはやっぱりかっこいい。

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失礼ですが、やっぱり現行のデザインは好きではないと再認識したところ・・・

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トヨタのLF-A。噂ではR35 GT-Rより速いらしいですよ。値段は3500~4000万円
にするそうで、一応市販する予定があるらしい。

立ち見席だったので、いい写真を撮るのが難しかった(苦笑)良い写真を撮りたいなら、指定席を取るしかないところですな。まあ、ビデオカメラなら、比較的に良い絵が撮りやすかったかなと思いますね。

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2009年10月13日 (火)

CEATEC JAPAN 2009へいってきました

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今年もCEATECへ行ってきました。例年と違って、珍しく休日に行ってきたのですが、思ったより人が混まなかったのです。午前中では比較的に人がすいていましたので、数時間があればほぼ終わるかなという印象でした。

CELL REGZAはCEATEC JAPAN2009では一番の目玉だったそうですが、実際にその通りだったと思います。CELL REGZAの画質を一応じっくりチェックしていましたが、液晶・プラズマ世代のテレビとしてはトップレベルであるのは間違いありません。液晶・プラズマ世代のテレビでは俺が認める高画質に出会ってないと、いつも公言していましたが、画質として不満らしい不満を感じなかったのは初めてです。麻倉先生が高く評価していた、KUROでさえ、評価していませんでしたし。

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Cellならの512分割で細かいLED制御により、驚異的なダイナミックレンジ感が溢れています。白ピークの高さは素晴らしい。有機ELでないと難しいといわれる白ピーク表現は見事に表現されています。少々の映り込みというデメリットが気にならないほど、コントラスト感は素晴らしい。階調面では不自然感をあまり感じませんでした。

 暗室状態での画質をチェックしましたが、いわゆる黒浮きが感じられなかったほど。従来型モデルは一層黒浮きを感じたほど。映画の画質は極めて良好で、プラズマがやばいなと感じるほどの画質が表示されていたのが印象的でした。個人的に気に入ったのは、人工的な画質を全く感じなかったこと。55インチでありながら、人工的な画質を感じないのは凄いことだと思う。4Kでないと難しいといわれていたが、おそらく開口率の改善で、人工的な画質をあまり感じなくなったと思う。俺がKUROを評価してない理由は人工的な画質を感じさせる点だ。CELL REGZAではそういう点を全く感じなかった。

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個人的に印象だったのは、BDパッケージを展示させていたこと。BDへの本気はよく分かった。欲をいえば、CELL REGZAにBD記録型ドライブを搭載したら、完璧だったかもしれない。Cellならの3Dという技術展示で体験させていただきましたが、3D感は極めて素晴らしく、他社製品より完成度が高いなと思ったほど。実は4Kパネルが展示されており、2Kから4Kへのアップコン展示もありましたが、正直じっくり比較しないとわかりにくかったのです。55インチではあまりメリットを感じないなら、2Kで十分だろうと感じました。(多分開口率も改善したことで4Kのメリットを感じなくなったかもしれないが。)

100万円台といっても、数年前なら安いといわれるのは間違いなかったと思う。SPIDERに相当する機能を外しても、100万円台にふさわしい画質を実現していると思う。

シャープの新型液晶パネルを搭載したテレビをチェックしましたが、確かにコントラストがかなり良くなったけど、階調面では不自然感がまだまだ残る感じでした。画質マイスターのような達人がいないのか、しょせんパネル屋で、全体的に仕上げる総合力がないだけかな?

シャープの3D展示もチェックしました。うーん、3D感は凄いけど、なんか不自然感が残る感じでした。パナソニックの3Dはよく出来ているなと実感しました。ちなみにパナソニックの"ネオPDP"をチェックしましたが、もう少しダイナミックレンジ感が欲しいなとの印象でした。もう少し自然感を磨いて欲しいところです。まあ、プラズマの弱点であるので、完全に解消するにはかなり難しいかもしれない。

Sonyブース。全体的には3Dにとにかく集中していましたが、本田雅一氏の記事に書いてある通り、3D表示デモの完成度についてはまだまだ発展途上かなという印象を持ちました。多分、自然感にこだわった3D感を目指していることかな。

3D対応パネルとしては、やっぱり有機ELが理想的かな。3D感が向上するにはやはりコントラストがキモだし、高速応答も求めるので、有機ELしか考えられない。まあ、40インチの有機ELパネルが登場するには早くても数年後になると思うので、当面は液晶でつなぐしかないでしょうね。ただ、東芝の3D表示液晶では高い完成度を示しましたので、一応解決は時間の問題かなと思います。

そういえば高画質をアピールするような展示がなかったのは気になりました。全体的にはホームシアター系展示はあまりなかったのは残念でしたね。

PS3による展示もよかった。数秒かかるという遅延もありましたが、なかなか楽しめました。3台での連携による同時表示は面白かったのです。ぜひ2台以上の連携を求められるようなアプリケーションが出て欲しいですね。一応ゲームではPS2のGT3で(PS2x6台)実現していましたな。GT5ではその機能が実現されるといいですが。

関係ないですが、医療関係の映像の3D表示デモを体験するブースがあったのですが、医療関係者でないと、かなりきつい映像でした。内容は人間の内臓を手術するシーンでした・・・でも医療関係者なら3Dのメリットを実感するのは間違いないなと実感しました。3Dならの使い道があるなと考えさせられました。

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2009年10月 5日 (月)

これで4K2K対応だったら完璧だったかも

「CELL REGZA」詳細仕様。新LED/超解像搭載の最上位TV -AV Watch

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株式会社東芝は、メディアプロセッサ“Cell”を搭載した液晶テレビ「REGZA」のフラッグシップモデル「CELLレグザ 55X1」を12月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は100万円前後の見込み。

 PlayStation 3にも搭載している高性能メディアプロセッサの「Cell Broadband Engine」を搭載した液晶テレビで、同社のREGZAシリーズ最上位モデルと位置付けられる。アルミボディのディスプレイ部と、メディア処理回路やCell、11系統の地上デジタルチューナ、3系統のBS/110度CSデジタルチューナ、1系統の地上アナログチューナ、3TB HDD搭載したチューナ部から構成される。

そこまでやるのかというほど機能が色々積んでいますね。すごいのはSPIDERに相当する機能を搭載していることかな。立派にSPIDERのデジタル放送版対応なので、SPIDER+Cell機能+55インチの最新鋭LED液晶TVを考えると、100万円台は妥当かもしれませんな。

 チューナやHDD、Cellを中心とした処理回路系はチューナ部に集約している。チューナは地上デジタル11系統、BS/110度CSデジタル3系統、地上アナログを1系統装備。HDDは地上デジタル8チャンネル分を丸一日分取り続ける「タイムシフトマシン」機能用に2TB、時間指定、EPGなどの通常の録画用に1TB装備している。

Cellを採用した理由は、画質改善、操作性改善だそうですが、もし4K2Kパネルを採用したら、完璧だったと思う。4K2K対応はCellを搭載するための大義名分ができるしね。まあ、値段はもっと高くなった可能性はありますね。

あとはアップデート機能で大幅に機能拡張されたら、面白いことになるかもしれませんね。youTube対応はもちろん、新しいネットサービスに対応できるようになるメリットもありますし。

それにしても、東芝の企画力は素晴らしい。アグレッシブさは、Sonyにも見習うべきだと思います。SonyのBDレコーダーとかの企画屋にはどうもきわめて保守的としか感じられないので、もっとがんばってほしいところです。

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2009年10月 4日 (日)

やっぱり地力があるんだな

ソニー、高効率「ワイヤレス給電システム」を開発 -AV Watch

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昔から夢といわれた技術、「電源のワイヤレス化」。インテルなどの色々なメーカーが発表しているようですが、実用化に近いと感じさせたのは初めてでしょうか?

地味だが、極めて重要な技術を実現させる技術力は凄いと思いました。技術的に難しいといわれた裏面照射型CMOSを商品化させたり、(ちなみにサムスンも投入するそうですが、2010年度以降となるとか。)TransferJetという無線技術を提案するところも頼もしいと思う。

ソニー、240フレーム/秒の単眼レンズ3Dカメラを開発
-左右の映像のズレを抑え、滑らかな3D映像撮影

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もう1つの特徴として、スポーツなど速い動きの映像も自然に表示できるよう、人間の眼にとってぼやけやジャーキネス(パラパラと見える現象)がわかりにく いとする毎秒240フレームに対応したCMOSセンサーを使用。新しい単眼レンズ3D光学系システムとこのハイフレームレート技術を組み合わせることで、 輻輳(対象に両眼の視線を合わせること)と焦点調節に矛盾のない、自然でなめらかな3D映像を撮影できるカメラ技術を実現したとしている。

自社の開発した超高速CMOSのメリットを見事に生かしていますな。超高速CMOSが発表された際、確かに使い道が見つからないといわれましたが、やっと本来の使い道が見つかってよかったのです。まさか、3Dのためになるとは当時は誰も思わなかったのでしょうね。

さて、恣意的にミスリードしているとは思いたくないが、残念ながら誤解を与えるよう書き方にしていると思われる記事がありました。

まもなく登場 東芝「Cellテレビ」のインパクト デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS

 しかし完成したCellを使って製品化を始めようとした矢先の2005年3月、ソニーの経営陣刷新に見舞われ る。現在のハワード・ストリンガー会長をトップとした組織に変わり、久多良木氏は副社長の座を追われた。この時にソニーの過去のハイテク資産をほとんど廃 棄する方針も決定された(犬型ロボット「AIBO」事業もこのときに終了している)。

 結果、ソニーはCellをPS3に内蔵しただけで、他の一般製品に利用することなくCell事業を終了することとなった。Cellの製造設備なども東芝に売却してしまっており、完全に手を引いた形だ。

Cellの製造設備を東芝へ売却したのは事実ですが、Cellについては完全に手を引いた形という事実は少なくとも間違っています。

業務用製品ですが、BCU-100が発売されていますよw カタログに載っていますし、完全に手を引いたというのは無理があります。

ソニー、Cell生産設備売却で東芝と合意(2007/10/19)

      ↓

米国・SIGGRAPH 2008にて“Beyond HD (HDを超える高画質)”映像制作の革新的なワークフローを提案 (2008/8/13)

どうみても、完全撤退したというのは無理がありますな。まあ、2009年度では製品が発表されていませんけどね。

確かに今のSonyには、Cell採用には消極的であるとの印象を否定できません。完全に身を引いたといわれても仕方がない。

ただ、本田氏の記事によると、Cellを利用する可能性が残っているので、 必ず使い道が来ると思います。SCEおよびPS3という種が残っている限りでは。

また、日経エレクトロニクス最新号(2009/10/5号)はリアルタイム・レイトレーシング技術を取り上げています。今までは非常に重くて使えなかった、レイトレーシング技術が手軽で使えるようになれば、今までのいわゆるCG技術に比べて作業手間が劇的に少なくなる可能性があるそうです。映画制作はもちろん、ゲーム開発のコストを抑える可能性もあります。

また、その記事によると、SCEの茶谷氏は「CGの進化は決して止まらない。PS3ではプログラブル・シェーダを導入したことが大きなステップだった。レイトレーシングをはじめとする大域照明は、次の大きなステップの1つになるだろう。」と述べている。SCEの茶谷氏といえば、ハード系責任者でもあるので、PS4世代ではリアルタイム・レイトレーシング技術を利用できるようになるかもしれない。つまりCellの進化が必要となるわけだ。

よく考えると、CADみたいに、業務関連でリアルタイム・レイトレーシング技術への需要が強まるほど、Cellの出番が増えるかもしれません。まあ、PC系GPU、インテル(ララビー)という強敵がいますので、予断を許さないといえるかもしれません。

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2009年10月 3日 (土)

PSPコミックの可能性について

【西田宗千佳のRandomTracking】「PlayStation Network」責任者に聞く、今後の展開 -AV Watch

PSN責任者へのインタビュー記事にて色々な話が出ています。その記事で出てくる正田氏といえば、以前ではEAの「ウルティマオンライン」の国内運営などで有名人だったそうだ。つまりゲーム系ネット関連サービスの運営についてはスペシャリストだといえる人である。

PSPコミックの話について、非常に興味が深かった。

正田氏のいう「快適さ」には、筆者も同意する。東京ゲームショウと今回の取材にて、短時間だが試作コンテンツを体験してみたが、iPhoneや携帯電話な どで体験した「デジタルコミック」とは、速度感・スムーズさの点で、隔絶したものを感じた。本を開いて読んでいく、という感覚とはまったく異なり、コマを 追っていく、といった形式になっている点は、他のデジタルコミックと大差ない。だが、その動きがスムーズであること、表示が鮮明で「キレ」があることなど が、いわゆる「ケータイ」向けデジタルコミックよりも上である。

僕がTGSで試して感じたことと全く同じことが書かれていますね。

iPhoneで試したことがありませんが、あのiPhoneより快適であるのは、かなり強みではないでしょうか。しかも携帯用コンテンツとの互換性があるようで、意外とコミック分野についてはPSPが本命となる可能性はあります。ただ、現在案内されている、配信(PSP単体あるいはPC経由)にて入手するにはやや面倒だと感じますので、改善が必要かもしれません。
理想的にはAmazonのキンドルのように通信端末を搭載すべきかもしれませんね。面倒な契約がなくてすぐに通信できるのが強みですし。(よく考えると、次世代PSPに搭載したら色々問題を解決できるかもしれませんな。)

折本氏:1話単位になるのか、コミック1巻単位になるのか、配信の単位もまだ決まっていません。当方としてはコミック1巻単位の方を希望しているのですが、携帯電話では通信容
量の制限もあり、1話単位が主流なので……。

1巻単位にすべきですね。1話単位だとやはり割高感がありますし。コミックだって400円~500円で買えますし。

正田氏:まだ検討段階であり、PS3での対応は未定です。しかし、仮に対応するとしても、PS3での対応は、二段階になるでしょう。まずはPS3での購入・管理ができるようになり、PS3での閲覧はその後の対応になります。とはいえ、PS3のようにハイビジョンのテレビで見るもので、単にコミックを「見るだけ」でいいの? という点も問題になるでしょう。様々な可能性も含め、将来的な検討を行なった上で、結論を下すことになると思います。

PS3対応は一応検討されているようです。閲覧はすぐに対応されないみたいですが、ぜひ実現してほしいですね。

「(PSP goでUMDタイトルをプレイすることについて)当然議論していますし、わかってますので、いろいろな方策で前向きに検討したいと思っています」

 では、その「検討の結果」はどうなったのだろうか? 同社広報からの、現状での正式な回答は以下になる。

「継続して検討は続けて参りますが、現時点でご案内できる情報はありません」

PSP goでのUMDタイトル対応は未定のままとか。おそらく政治的な問題がネックになっているでしょう。噂ではアニメ系の著作権関連で、バンダイナムコのようなメーカーでは難しいらしいとか。おそらく技術的には問題ないと思いますが。

PSP goの動きをみても、やっぱり完全パッケージレス化は難しいでしょうね。やはり次世代PSP(PSP2)はいきなりパッケージレス化になるのは危険すぎる。

PSP-3000よりPSP goは割高感があるのは、小売りへの配慮という政治的意味があるかもしれない。また、利益率は意外に高い可能性もある。あまり知られてないのだが、初代PSが39800円だった時、小売りにとっては利益は1万円ぐらいだった。大変おいしい商品だった。しかし半年後29800円に値下げしてから、小売りにとっては利益率はほとんどないレベルになってしまった。PS2、PS3にも基本的に(小売りにとっては)利益率がほとんどないといわれる。

次世代PSPでの混乱を避けるためには、PSP goを投入した意味が出てくる。パッケージレス化への移行案を色々検討できるようになるメリットが出てくるのであり、やはりPSP goの投入は間違ってないと思う。どちらかといえば、意味としてPSXに近いといえるかもしれない。PSXは商売的には失敗に終わったが、PSXで初めて採用されたXMBは、PSP、PS3でバリバリ使われているし、BDレコーダーなどの家電製品にも、XMBインタフェースを採用していますね。つまり商売的には失敗に終わることもあるが、技術的には大きな意味があった製品があるのです。

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