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2009年10月 4日 (日)

やっぱり地力があるんだな

ソニー、高効率「ワイヤレス給電システム」を開発 -AV Watch

Sony1

昔から夢といわれた技術、「電源のワイヤレス化」。インテルなどの色々なメーカーが発表しているようですが、実用化に近いと感じさせたのは初めてでしょうか?

地味だが、極めて重要な技術を実現させる技術力は凄いと思いました。技術的に難しいといわれた裏面照射型CMOSを商品化させたり、(ちなみにサムスンも投入するそうですが、2010年度以降となるとか。)TransferJetという無線技術を提案するところも頼もしいと思う。

ソニー、240フレーム/秒の単眼レンズ3Dカメラを開発
-左右の映像のズレを抑え、滑らかな3D映像撮影

Sony2

もう1つの特徴として、スポーツなど速い動きの映像も自然に表示できるよう、人間の眼にとってぼやけやジャーキネス(パラパラと見える現象)がわかりにく いとする毎秒240フレームに対応したCMOSセンサーを使用。新しい単眼レンズ3D光学系システムとこのハイフレームレート技術を組み合わせることで、 輻輳(対象に両眼の視線を合わせること)と焦点調節に矛盾のない、自然でなめらかな3D映像を撮影できるカメラ技術を実現したとしている。

自社の開発した超高速CMOSのメリットを見事に生かしていますな。超高速CMOSが発表された際、確かに使い道が見つからないといわれましたが、やっと本来の使い道が見つかってよかったのです。まさか、3Dのためになるとは当時は誰も思わなかったのでしょうね。

さて、恣意的にミスリードしているとは思いたくないが、残念ながら誤解を与えるよう書き方にしていると思われる記事がありました。

まもなく登場 東芝「Cellテレビ」のインパクト デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS

 しかし完成したCellを使って製品化を始めようとした矢先の2005年3月、ソニーの経営陣刷新に見舞われ る。現在のハワード・ストリンガー会長をトップとした組織に変わり、久多良木氏は副社長の座を追われた。この時にソニーの過去のハイテク資産をほとんど廃 棄する方針も決定された(犬型ロボット「AIBO」事業もこのときに終了している)。

 結果、ソニーはCellをPS3に内蔵しただけで、他の一般製品に利用することなくCell事業を終了することとなった。Cellの製造設備なども東芝に売却してしまっており、完全に手を引いた形だ。

Cellの製造設備を東芝へ売却したのは事実ですが、Cellについては完全に手を引いた形という事実は少なくとも間違っています。

業務用製品ですが、BCU-100が発売されていますよw カタログに載っていますし、完全に手を引いたというのは無理があります。

ソニー、Cell生産設備売却で東芝と合意(2007/10/19)

      ↓

米国・SIGGRAPH 2008にて“Beyond HD (HDを超える高画質)”映像制作の革新的なワークフローを提案 (2008/8/13)

どうみても、完全撤退したというのは無理がありますな。まあ、2009年度では製品が発表されていませんけどね。

確かに今のSonyには、Cell採用には消極的であるとの印象を否定できません。完全に身を引いたといわれても仕方がない。

ただ、本田氏の記事によると、Cellを利用する可能性が残っているので、 必ず使い道が来ると思います。SCEおよびPS3という種が残っている限りでは。

また、日経エレクトロニクス最新号(2009/10/5号)はリアルタイム・レイトレーシング技術を取り上げています。今までは非常に重くて使えなかった、レイトレーシング技術が手軽で使えるようになれば、今までのいわゆるCG技術に比べて作業手間が劇的に少なくなる可能性があるそうです。映画制作はもちろん、ゲーム開発のコストを抑える可能性もあります。

また、その記事によると、SCEの茶谷氏は「CGの進化は決して止まらない。PS3ではプログラブル・シェーダを導入したことが大きなステップだった。レイトレーシングをはじめとする大域照明は、次の大きなステップの1つになるだろう。」と述べている。SCEの茶谷氏といえば、ハード系責任者でもあるので、PS4世代ではリアルタイム・レイトレーシング技術を利用できるようになるかもしれない。つまりCellの進化が必要となるわけだ。

よく考えると、CADみたいに、業務関連でリアルタイム・レイトレーシング技術への需要が強まるほど、Cellの出番が増えるかもしれません。まあ、PC系GPU、インテル(ララビー)という強敵がいますので、予断を許さないといえるかもしれません。

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コメント

Cellはどちらかというと,一番熱心なのはIBMだったり。

東芝のCellは経営陣が「高いよ」といってるとおり,
どちらかというと高額な特殊モデルのようですしね。
PS3のようなコストパフォーマンスに優れた器機を想像すると肩すかしをくらうでしょうね。
(例えば,50〜80万のテレビだとして,その価値に見合うだけの体験はできないでしょう)

ソニー本体としても,cellが不要というより,
メリットを感じない,ということなんですよね。
Cellを積んだTVは勢い単価が高くなるし。
PS3で培った,異常な画像補完技術は,
ソフトウエア資産としてつぶしのきく技術でもありますしね。
べつにCellにこだわったものでもない。

むしろ,テレビはディスプレイに徹して,受信・画像変換などはレコーダやプレーヤに任せてしまえばよい,
そういう時代になってると思うんですけどね。テレビの高機能化はパネルとその駆動制御で十分というか。
ということで,自分はとりあえず,レコーダにCellが欲しいなw

投稿: kon2 | 2009年10月 5日 (月) 10時14分

発表されたようですよ。
Cellレグザが・・・。
お値段100万。予想通りではありますが、この値段出して買おうという個人ユーザーはまずい無いでしょう?
だって数年たてばこのモデル40万近くになっているでしょうしね。
ここ5年のTVの性能に対しての価格の下落振りを観ていると「買い控え」は当然でしょうし・・・。
こういう提案はうれしいのですけどね。

僕は今月末の5500ESで当面ハードの購入は控えると思います。
あるところで聴きましたが、5.1chを持っている人は必須の機材になると思います。
拙宅では今月末に入る予定(ネットでは今週末とかいい加減な話が出ていますが)には、ようやくサラウンド環境が85点くらいになりそうです。

まあ、Hiviとかではオンキョーとかがベストバイを取るでしょうけどねw

投稿: 結うまい | 2009年10月 5日 (月) 15時41分

>>結うまいさん

この内容でBDレコを作れよ,と思う私がいるw

ハナから滑ってるな,と思うのは
TVにプロセッサ名を付けてるあたりかしらw

投稿: kon2 | 2009年10月 5日 (月) 15時51分

>>kon2さん

こちらとしては、やっぱりTV側のレコーダー機能がいくら強化しても、あまり恩恵を感じないですね。超ハイエンドのレコーダーがほしくなりますね。

>>結うまいさん

まあ、金のある人でないときつい買い物ですね。

5500ESはよさそうですね。APM機能は目玉ですごい機能みたいですね。サラウンド系にはまだまだ進化の余地が残っているでそしょうか。

投稿: mkubo | 2009年10月 5日 (月) 22時29分

>>makuboさん
いや、サラウンドはAPMが理論的には当然なんですよ。それをやろうと思ったパイオニアやSONYには凄いと思います。
特にSONYの場合はパイオニアよりも1歩前に行っていますしね。
音を聴いてしまうとデジアン要らないなと思うほどですよ。
正式な音は今月末までお預けですけど、楽しみですね。

投稿: 結うまい | 2009年10月 5日 (月) 22時45分

>>結うまいさん

>特にSONYの場合はパイオニアよりも1歩前に行っていますしね。
>音を聴いてしまうとデジアン要らないなと思うほどですよ。

うーん、そういう話を聞くと、欲しくなりますなw

一度聴いてみたいですね。

投稿: mkubo | 2009年10月 7日 (水) 07時51分

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