やはりコントラスト性能が重要だった
【麻倉怜士CES報告16】CESで分かった3D画質の評価ポイント(閲覧するには無料会員登録必要)
麻倉氏が3D画質について解説しています。僕が感じていたことをスバリと述べてきたのが印象的でした。
一方,表示の3Dテレビ側は,まだ改良しなければならない点が多いことが,各社のテレビを見ていて分かる。最大の課題は左右のチャンネルのクロストークだ。本来は一重であるべき映像が,薄く二重になる。画面全体のフリッカ(ちらつき)も気になる。これらは、脳に結構な負担をかける。
液晶テレビでは,コントラストがもともと低い。2Dでも黒浮きは問題だが,3Dではさらに不自然に見える。アニメならまだよいが,実写の場合は顕著になる。2Dよりはるかに映像として臨場感,現場感があるのにもかかわらず,現実には黒い部分が浮き上がってしまうのは,実に変だ。だから,3Dディスプレイ画質では、まずは何よりコントラスト再現が極めて大切になるのである。
理想的な3Dテレビを作るには、応答速度などはもちろんですが、やはりコントラスト性能が重要であるのが明らかになりました。あとはピーク輝度(ダイナミックレンジ感のようなもの)も重要でしょう。
圧倒的jな応答速度、驚異的なネイティブコントラスト性能、プラズマにはないアナログ階調表現を持つ有機ELテレビこそ本命なのは間違いないでしょう。
関連:【麻倉怜士CES報告8】「“3D・有機EL”は理想の3Dテレビだ」,その画質的な理由は? - FPD - Tech-On!
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コメント
本田さんが自然さを指摘してたサムソンの3D液晶は
その辺をうまくいなしてるからかもしれませんねえ。
(ぶっちゃけ,画質補正でなんとかなるんでw)
投稿: kon2 | 2010年1月13日 (水) 08時26分
>>kon2さん
不思議に思ったのですが、ソニーの有機ELではあっさりトップクラスの3D映像が出せるのに、”主力”である液晶TVは(CEATECの時点ですが)他社よりやや劣っていたのが気になりました。
多分ですが、サムスンには80%でもいいという割り切れる姿勢はありますので、短期間で高い完成度に達することができたのではないかと思います。割り切れない日本人には方向性が定まらないため、時間がかかったのではという気がします。もともと液晶は3Dとの相性はあまりよくないですし。
投稿: mkubo | 2010年1月13日 (水) 20時01分
コントラストが高い方がメリハリがでるし迫力、立体感もよくなるってのは分かってたけど
今まであまり重要視されてなかった感がありますよね
知り合いがテレビ買うからって量販店に一緒に行きましたが店員の説明でそれを強く実感しましたよ
まあ、液晶では麻倉さんの言うとおりですが・・
PS3で録画できるtorneってのがきましたね!
値段はそれなりにお得だと感じたし、外付けHDDにも録画できるようなんで買ってみたいですね
といってもオモチャ感覚で買ってみるつもりですが、処理能力に期待ですかね
投稿: torne | 2010年1月14日 (木) 16時30分
>>torrneさん
>今まであまり重要視されてなかった感がありますよね
まあ、お店で並んでいる液晶TVには、あまり差がないからね・・(上位機種はのぞきますが)素人目でみても、わかりにくいところもあったと思います。
>> といってもオモチャ感覚で買ってみるつもりですが、処理能力に期待ですかね
多分思ったより期待できると思いますよ^^
投稿: mkubo | 2010年1月14日 (木) 20時00分