IMAX 3Dを超えたかも!?
休日はソニービルに行ってきました。今週発表された3D液晶を含め、収録していた3Dライブ映像の視聴が目的でした。
3D液晶ブースには、人だかりだったので、ゆっくり視聴することができませんでした。第一印象ですが、ややクロストークが目立つかなという印象でした。視聴場所が悪いだろうかと思っていました。まだ発売日は3ヶ月あるので、チューニング中だろうという印象です。クリアパネルですが、若干映り込みが見られました。映り込みアレルギーの人には厳しいかもとの印象を持ちました。2D画質はじっくり視聴したわけではないが、不満を感じないレベルになっているかな?という感じもします。3D画質には、もう少し自然な表現がほしいかもとの印象を強く持ちました。
ソニー、日本初の3Dライブ生中継を実施 -AV Watch
今回のライブイベントの3D収録映像は、3月13日から4月4日まで、ソニービルのOPUSにて上映する予定(3月17日を除く)。
個人的には8FのOPUSが本命でした。4K SXRDプロジェクターによる3D画質を視聴するには初めてだからね。正確にはリアプロ上映です。200インチのスクリーンを使っています。
こちらの都合により、短時間しか視聴できませんでしたが、極めて非常に自然な立体感が表現されているのが驚きでした。3D液晶より圧倒的に優れています。クロストークは頭をかしげる以外ではまったくといっていいほど感じませんでした。IMAX 3Dより優れているかもと感じました。面白いことにIMAX 3Dと同じようにメガネがシンプルな作りとなっております。
偏光メガネを利用した映像は自然な立体感が感じられ、しばらくするとメガネをかけていることを忘れるほど。若干違和感を感じたのは、ONE☆DRAFTの
メンバーが手を回し、客を煽った際に残像感を覚えた程度だった。色の退色や変化もほとんど感じられず、ライブ中は3D、ライブの合間の司会者とのトークは
2Dという構成となっていたたが、メガネをかけたままでも問題なくライブを楽しむことができた。
AV Watchのレビューでも高い評価で書かれております。残像感ですが、残念ながらSXRDの特性です。もしレーザー光源を採用したら、擬似インパルス表示を実現できるのは可能のため、残像感がおそらく減るのではないでしょうか。ちなみにIMAX 3DではDLPのため、残像感を感じにくいメリットもありますけどね。(プラズマの駆動方式と似ているため、インパルス表示の形となっています。)
もしリアプロで、4K SXRDパネル+RGBレーザー光源搭載ならば、極めてハイレベルな3D表示ができ、究極な2D画質も実現できる。3Dと4Kが両立できるようになるわけだ。
もしかしたらリアプロの復活はありえるかも?と思ったぐらいです。低消費電力・高輝度レーザー光源搭載なら、いきなり大型テレビで最先端な画質を実現できるわけだ。
ホームシアター用途のフロントプロジェクターですが、以下のことができるなら3D対応は問題ないかもしれません。
【本田雅一の週刊モバイル通信】 3D映像によるライブ生中継の舞台裏
銀座ソニービル8FにあるOpusに設置されている3Dプロジェクタは、ソニー製の4Kプロジェクタに3D投影モジュールを追加したもので映し出し ていた。
その理由が4K2K、すなわち4,096×2,048ドットの解像度を活かした3D投影システムだ。映像を左右2分割し、それぞれに左右 の映像を表示。アナモフィックレンズで左右に引き延ばした上で重ねて投写する(投写直前には偏光フィルタを通して左右の映像に異なる偏光を与えておく)。
映画館にしてみれば、デジタル化の際に4K化と3D対応の両方を一度に行なえる利点がある。またソニーの方式はDLP映写機のように時分 割で表示しないため、完全にフリッカーを排除できるという利点もある。
ソニーによると、以前からOpusに導入されていた3D投影システムは、最終のフィルタを直線偏光にしてあった(これはIMAX 3Dと同様のものだが、頭を傾けると左右の映像が混ざるクロストークが発生する問題がある)そうだが、今回の3Dライブを実施するにあたって円偏光 (Real Dのシステムと同様のもので、頭を傾けてもクロストークが発生しない利点がある)へと切り替えたそうだ。
アナモフィックレンズはかなり高価なものらしいので、家庭でやるにはあまり現実的ではないかもしれません。(かなりマニアックすぎるしw)他の手段とかで低コストで実現できるか鍵となりそうです。内蔵化しても、2D画質の低下はないかとの懸念もありますし。まあ、懸念がいろいろありますが、ソニーの技術力には期待したいところですね。
もし、4K+3D両対応のPJが登場したら、買い替えを真剣に検討するかもしれません。
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