« E3のSCE関連雑感 | トップページ | iPhone4は512MB搭載。iPadは・・ »

2010年6月18日 (金)

西田さんの平井社長へのインタビュー記事は良記事。

【西田宗千佳のRandomTracking】E3 2010特別編 SCE平井社長単独インタビュー+会見詳報 -AV Watch

さすが西田さんの記事ですな。単独インタビューとは凄い。4年前では過剰だったPS3のスペックの恩恵が今大きく出ていることを平井社長が強くアピールしているのが印象的です。ある意味久夛良木氏のやっていたことは極めて正しかったことが証明されたといえます。PS3の高性能なスペックのおかげで、Blu-ray 3D及び3Dゲームに対応できるスペックを持つことができた。MOVEのコントローラを低コストにすることができたのも大きい。

 Moveがあんなに安価にできるのも、コントローラーにコストをかけることなく、本体であれだけすばらしい処理ができるからに他なりません。やはりPS3本体の演算処理能力に負うところが大きいのです。日本では「torne」もありますね。あれも、一般的なBDレコーダとはまったく違う次元の操作性が効いています。これもPS3ならではです。

 4年前に「なんでここまで本体を高性能にするのですか?」と言われたことに対して、「こういうことなんです」と、実際に商品として、来年や再来年の話じゃないものを今年は実際にご紹介できるようになりました。「こういうことを私たちは狙っていたんです」と、具体的にご紹介できる段になって、それが”追い風”になっている部分もあるでしょう。

少なくとも平井社長は久夛良木路線を決して否定しているのではなく、高性能ならのメリットをアピールするなどで久夛良木路線を高く評価しているのはPSファンにとっては心強いでしょう。おそらくだがPSP2/PS4の開発には久夛良木路線を引き継ぐ可能性が高まったかもしれません。まあ逆ザヤは出来る限り避けたいでしょうね(苦笑)。

■ 3Dの衝撃は予想以上、「エモーション」の世界が次の目標

 平井氏も挙げた通り、3Dでもまったく同じ事が起きている。カンファレンスでは、1,000インチのスクリーンを使い、2011年2月の発売が告知された「KILLZONE 3」のプレイがデモされたのだが、そのインパクトは強烈なものだった。平面のスクリーンショットでは、その衝撃はまったく伝わってこないだろう。

特に今回は「1,000インチ」という巨大なスクリーンで体験できたため、迫力もひとしおだ。以前本連載で、PS3の3D出力調整機能は「1,000インチまで対応」との情報をお伝えしたが、実はこのようなイベントでの利用も考えてのことだったのである。会場からは歓声が上がっていたのだが、特にこの手のゲームには慣れているはずのゲーム系ライターやアメリカ人からの反応が抜群に良かったのも印象的だった。

そりゃそうだね。1000インチはおそらくSonyの誇る、4K SXRDプロジェクタを使って偏光系3D表示させているだろうね。輝度はともかく、IMAX 3Dに全く劣らない3D感を実現させるのは可能でしょう。

日本でも、日本では4つしかないIMAX 3Dシステムを使って、Killzone3、GT5などでアピールすれば面白いかもw また、ソニービルはご自慢の200インチ リアプロ形式3Dシステム(4K SXRD PJ利用)でアピールするのもいいかも。

 確かに難点もある。フレームレートはきちんと持続されていたようだが、解像感は若干落ちていた。おそらく、720pをある程度下回る実質解像度で内部演算したものを、スケーラーで拡大しているためだろう。だが、そのことよりも「3Dになるインパクト」の方が遙かに強い、と感じた。

やっぱりそうだね・・・やはりKillzone3,GT5のようなゲームを3D表示させるには内部解像度をどうしても下げる必要がありますね。高画質でフルHD解像度かつ3Dを実現するにはやはりPS4世代でないと厳しいかもしれませんね。(ちなみにWiiの次世代機は3D対応されるそうです。3DTVが3割以上普及してから発売するそうです。)

torneは6月にアップデートを予定しており、そこでAVCによる圧縮に対応する。事情によりまだアップデートは行なわれていないようだが「6月という公約は守れるだろう」とSCEの関係者は話す。

 AVC圧縮の機能はPS3のCellで行なうものではなく、元々torneが使っているLSIに備わっているトランスコーダー機能を使ったものだ。だから実は、開発初期段階から実装が想定されていたものなのだ。AVCでのエンコードは、ビットレートが「3倍」(おそらく4~6Mbps程度?)に固定され、「標準設定」になる。これまでのDRモードは「高画質設定」に格上げされる。

Cellだけでやっていたらある意味驚きですねw torne本体で行うそうですが、画質パラメータの調整に手間をかけているそうです。楽しみですね。

SCE社内ではこの機能に、「torneでのトル数(録画予約件数)の多いある番組」の名前をつけて「※※※※フィルター」と呼ばれているらしいのだ が、公式情報ではないので、伏せ字としておく。どの番組なのかはみなさんでご想像いただきたい。

どうみても「けいおん!!」ですね。ありがとうございました。だってトル数はいつもNo.1だしw

ところで、最近2TB HDD(WD製EARS系)が1万円割れとなっていますが、実はWD製EARSというHDDはPS3との相性がとても悪いです。僕がメルコ製USB-HDD機器でHDD換装してみたら、録画失敗などが度々発生するようになったのです。旧世代のEADSシリーズとか日立製のHDDでは問題が発生していません。ちなみにEARSのWindowsXP設定モードにしてもNGでした。結局Windows7マシンに入れておきました。また、2.5インチHDDも、WD製とのPS3は相性が悪いそうです。日立製なら無難です。

とりあえず自信のない人にはやはりPS3動作確認付きのUSB-HDDにするしかありません。市販機器の値段に割高感がありますけど・・(苦笑) 正直言って数年前の500GBのUSB-HDDを使って換装した方がお得ですが、WD製以外ではオススメといえるHDDがあまりないのです。旧世代のEADS系なら問題ないのですが、市場ではもう消滅されていますね。消費電力や発熱がやや高めですが、日立製は一応無難です。欠点は1プラッタの容量が少ないことです・・400GBしかないのが痛いです。WD製EARS系なら、667GBプラッタ対応がでているのに・・・(日立製も500GBプラッタでした。低消費電力系はありませんが。)
他社よりXPとPS3との相性がいい、良質なHDDが早くでてほしいところです。

まあ、SCEがWD製HDDとの相性問題を改善すればありがたいけどね・・

|

« E3のSCE関連雑感 | トップページ | iPhone4は512MB搭載。iPadは・・ »

ゲーム」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 西田さんの平井社長へのインタビュー記事は良記事。:

« E3のSCE関連雑感 | トップページ | iPhone4は512MB搭載。iPadは・・ »