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2010年9月 7日 (火)

[雑記]偏光方式3D有機ELテレビは本命?

【IFA2010】LG Electronicsの3D有機ELテレビ,偏光フィルタ方式でも非常に緻密な画質(要無料会員登録)

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今回で展示されたLG Electronicsの3D有機ELテレビはその31型というサイズと薄さ(2.9mm)も注目だが,それ以上に驚いたのは偏光フィルタ方式なのに非常に画質が緻密なことだ。Xpolでは1ラインごとに右偏光と左偏光を付けて偏光眼鏡で見る。すなわち左右にそれぞれの光を通すという方式であり,必ず垂直解像度が下がる。それにも関わらず,この有機ELテレビはそんなことを感じさせない。非常にテンションの張った有機ELらしい画調だ。有機ELならでのコントラスト力が,変更方式に伴う垂直解像度低下を補っているのだろうか。だとすると,ぜひ偏光フィルタ方式で実用化して欲しい。

麻倉怜士氏の記事だけに、非常に興味深いです。

一般的な偏光方式テレビは、仕組みの問題により、解像度が1/2に下がるため、解像感や精細感が大きく下がります。

(NEC、富士通の偏光方式3D対応PCは3D感が自然で明るくて見やすいのですが、アクティブシャッター方式に比べて解像感が低く、精細感もいまいちになっています。また、スイートスポットがかなり狭いため、クロストークを感じやすい問題もあります。基本的に推奨距離及び正面で観ないとNGです。)

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~「パソコンで3D」の価値は?~

麻倉氏の報告によれば、LGの偏光方式有機ELモニターは垂直解像度が1/2に下がっているのに、強烈なコントラストのおかげか、解像感の低下が感じられないそうです。

確かに、有機EテレビのXEL-1も似たようなことを感じてます。垂直解像度はフルHDの1/2で540なのに、なぜ高い解像感を感じるのか、開発者でさえ説明ができなかったそうです。

 なぜなら,フィールド・シーケンシャル方式に必要な液晶シャッターを備えた眼鏡は重い。かけるなら軽い偏光眼鏡だ。液晶テレビで偏光すると垂直方向がボケるというなら,はじめから4K×2Kの画素数にしておけば良い。こうすれば,インターリーブで縦側の解像度が低下しても,フルHDを確保できる。フル HDの3Dコンテンツから4K×2Kの画像を得るためには高性能な超解像を使えば良い。

麻倉氏のような評論家でも認めるレベルならば、2Kでも問題ないかもしれませんが、やはり4K+円偏光方式有機ELモニターは本命かな。いつ実用化されるかね・・・(苦笑)

やっぱり違和感の少なさ、メガネのかけやすさを考えても、偏光方式が本命だと思っています。偏光方式の弱点が完璧に改善されるなら、もっと面白いものになると思うけどね。

プロジェクターでは、3D画質にこだわるなら、やはり偏光方式しかありません。
映画館では、Xpand方式は極めて不評ですし。暗いし、あのメガネは長時間使うのはきつい。やはり最大のネックはメガネの使用感かなと思います。

RealD/IMAX 3Dなら、使用感は普通のサングラスとあまり変わらないし。違和感も少ない。

TOHOシネマズはやっとRealDに移行するらしいので、日本の映画館は偏光方式が主流になってほしいところです。

来年以降の映画館は4K DLP PJが納品されるので、RealD系映画館はソニー方式3D(4K偏光)と同じような仕組みになるのではないか期待してます。IMAX 3Dも、画質が上がる可能性もありますね。少なくともIMAX 3D方式は4Kとの相性がいいはずなので、近距離での問題(画質が荒くなる)も解消されると思います。

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ところで、一部では裸眼3Dモニターが本命のように見られていますが、ツイッターでの本田雅一氏のツイートによれば、まだまだ実用レベルではないそうです。東芝が小型の裸眼3Dモニターを発売するそうですが、おそらく満足できるものにならないと思います。解像感はHDレベルではないそうです。

欧州ではIPTVがブレイクか?

【IFA2010】「BRAVIA Internet Video」が欧州で大繁盛(要無料会員登録)

 欧州では元々,テレビ局が無料でIP再放送をしていた。英国国営放送局の放送済み番組がすべて無料で見られるアイプレーヤー・サービスが大ヒットしたこ とをキッカケに,民放局が一斉に同様のサービスを始めたのである。しかし,これらはパソコン(PC)向けだったためにいまひとつ視聴者が増えず,従ってス ポンサーもなかなか付かなかった。それが,BRAVIA Internet Videoではテレビで見られるとあって人気が急上昇,スポンサーも付くようになったのである。

欧州向けのソニーのBRAVIAは、放送局の番組のIP再放送を見られるサービスを搭載しているため、販売が好調だそうです。

確かに、日本の放送局の番組のIP再放送を無料でTVで見られるなら、レコーダーをあまり使わない人にはありがたいではないでしょうか。見逃し需要は間違いなくあります。

見逃し需要による違法映像配信が減るメリットもありますし。まあ、日本の著作権の利害関係は極めて複雑なので、あまり期待できないでしょうね・・ そのせいで、違法配信を促進しているのではという気がします。一応NHKが見逃し需要に対応したサービスを提供していますが、法律がネックにより、無料化にするのはできないとか。民放も、難しいみたいです。(その事情については下記の西田氏の記事が詳しいです。)

関連:西田宗千佳の
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