量販店でVW90ES+PS3を体験してみました
夕べ、近くの量販店に行ってきました。目的は話題のエコポイントのこともあり、TVブースの様子を見に行ってきたのですw平日の夜にも関わらず人だかりがすごかったのです。
そして、この量販店にはプロジェクターブースがあることを思い出したので、プロジェクターブースに行ってみたら、なんとVW90ESがありました。しかも3DTVのように3Dメガネが展示されているようでした。
驚いたことにPS3本体より接続されている!BDレコーダーじゃないぞ!
コントローラもある!
表示遅延を検証できるチャンスじゃないか!
いつも誰もいない状態でしたので、僕にとってはまさにチャンスでしたw
ちなみにそのプロジェクターブースはプロジェクター環境として最悪です。外光が強すぎて、まともな絵が出せません。本来の画質を確認するには、アバックのような専門店に行くしかありません。
それにも関わらず、3D感がしっかり出てきました。ビデオ系は素晴らしい3D感を体験できました。
旭山動物園の3D映像もありましたが、本当に3D感がすごかったのです。やはり1ヶ月前のVW90ESより出来がいい。PS3向けのモーターストームの3D映像もすごかった。
3D映画系は暗部階調が潰れていたため、(外光が強すぎるため)十分な3D感を感じられませんでした。どうやら暗部階調のディティールがシビアになるシーンが結構多いので、きちんとした環境でないとNGだなと思いました。)
VW90ESには2D→3D変換機能もありますので、XMBも3D表示されることもありますが、これは2D→3Dに変換されている状態です。ネイティブ3Dではないので、ご注意ください。
2Dモードと2D-3D変換モードで比較していたのですが、やはり2D-3D変換モードは表示遅延が発生していることを確認しました。この表示遅延についてはおそらく0.1秒(6フレーム)程度と思う。アンプに搭載されている、アップコンなどのスケーラー機能(480i→1080pとか)を通した状態でプレイしているような印象でした。
ちなみにVW90ESへの入力信号状態をリアルタイムで確認することもできますので、2D→3Dか、ネイティブ3Dか確認できます。例えば1080/24p入力でフレームパッキングが出てきたら3Dモードです。
720/60p入力でフレームパッキングも出ればネイティブ3D。この時点で気づいたのですが、映画系ソースは1080/24p。ゲーム映像やスポーツなどのビデオ系は720/60p。つまり1080/60pだけと出ていたら、2D入力であることがわかります。なお、ビクターのX3/X7には2D-3D変換機能がないので、XMB画面では3Dにならないはずなのです。
2Dモードの表示遅延ですが、1080p入力表示においては、少なくとも表示遅延があまり感じられないレベルになっていると確認しました。主観的ですが悪くても1フレーム程度かなと感じました。3Dモードなら1フレーム遅延が増えるので、おそらく1~2か2~3フレームじゃないかなと思います。
そのPS3本体にはゲームソフトがインストールされてなかったので、XMBで検証するしかありませんでした。XMBじゃ、表示遅延を検証するのは難しい面もありますし。(実は数年前、PC用CRTディスプレイに接続させて検証したこともあったのですが、比較は結構難しかったのです。)3Dの表示遅延を検証するには3Dゲームを起動させるしかないからな。
後日表示遅延を検証しやすいPS系ソフト(PS1/PS3ソフト)を持ち込んで検証してみようかと思います。できれば3D対応GT5ソフトを持ち込んで3Dテストもしたいところですが・・(現在GT5がアマゾンからまだ来てない・・w)
ちなみに表示遅延を検証するためのソフトですが、PS1アーカイブのコナミアンティークス-MSXコレクションvol.1-のロードファイターでいつも検証しております。2Dレースゲームで、60fps系なので、非常に検証しやすいのです。(スクロールがガクガクですが、スプライト系は60fpsなので問題ない。)
極めて表示遅延の少ないディスプレイでの操作感をまず覚える必要があるんですが、その操作感を覚えてから表示遅延の酷いTVでプレイすると車の操作が重いと感じれば、間違いなく表示遅延が発生している証拠です。
ただうちにはその作品のCD版は持ってないので、他には遅延を検証しやすいソフトがないか探しているところですw 一応鉄拳3のCD版も持っていますが、ちょっと微妙かもしれません。(まあ達人レベルなら操作の違和感を覚えることもできるでしょう。)
まあ中古屋あたりで探してみようかと思います。
さて、VW90ESの絵をいろいろ観察してみて、色々わかったことがありました。やけに白ピークが高いこと。きちんとした環境ではないのに、白ピークが高いとは驚きました。
レンズの出来も良いか、フォーカス感は極めていい。うちのVW100にはフォーカス感がちょっと弱いところもあったので、複雑な気分を持ちました。同じく展示されていたHW15より劣っているとはショックでした・・
関連:レビュー:ついに登場した3Dプロジェクター、ソニー「VPL-VW90ES」の実力 (1/3) - ITmedia +D LifeStyle
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コメント
VW90ESの試聴はGT5が一番効果的なコンテンツじゃないですかねえ。
いろいろGT5を買ってない人たちがお祭りをしているようですがw,
見た目はともかく,中身の進化具合がハンパないのでお楽しみに。
挙動の進化からか,操作する際の車両感覚が寄り摑みやすくなってます。
ブレーキングからハンドル切ったときのライン取りなどが実車の感覚に近づいてとってもラクになってます。
まあ,ただグラボ性能不足だけは如何ともしがたいなあ,
というのは率直感じますがw
投稿: kon2 | 2010年11月26日 (金) 09時21分
3Dでは4倍速でも遅延はほとんど出ないと思いますよ。
2Dの中間フレーム生成とは異なり、90ESではクロストーク対策で
120コマで送られて来る映像を二度書きしているだけですから。
投稿: ps4 | 2010年11月26日 (金) 11時07分
>>kon2さん
今はBD3D(フレームパッキング系3D)対応映像ソフトがまともに出てないからな。
GT5映像を早く収録して3Dデモ映像として配布してほしいところですね。GT5のために3DTVを買う人増えるかもしれないし。
それにしても彼らが騒ぐ度に、PS陣営が拡大されているような気がしますねw FPSのCOD新作もなぜかXBOX版が前作より下がったし。PS3版は前作より大幅に増えています。
投稿: mkubo | 2010年11月26日 (金) 18時55分
>>ps4さん
3Dと4倍速の遅延については承知しておりますよ。良くても1フレーム。最悪でも3フレームかなと見積もったのです。
120Hz駆動相当とみていいので、最良でも1フレームであるといわれています。(フレームパッキング方式だと1フレーム遅延が出るわけです。サイドバイサイド方式だと0フレームらしいのですが、解像感が甘いという問題もあるとか。)
投稿: mkubo | 2010年11月26日 (金) 19時03分
ゲームの遅延を人感で測るのはやはり2Dゲームが最適ですよね(ファイナルファイトとかではっきり感じるw)、しかしロードファイターとは渋い。
2D-3D変換だとさすがにゲームは辛そうな感じですが・・・、映像でもPOWERDVD10の2D-3D変換ではほとんど3Dに感じず画面が揺らいでいる感じで気持ち悪いだけなのでどんなもんでしょうか。
投稿: Yoshi | 2010年11月26日 (金) 21時25分
>>Yoshiさん
>ゲームの遅延を人感で測るのはやはり2Dゲームが最適ですよね(ファイナルファイトとかではっきり感じるw)、しかしロードファイターとは渋い。
そうですね。ある程度CRTとかでやりこむ必要があるのですが、3Dに比べて検証しやすいのは確かですね。STG系でもいいですが、スキルによってはストレスがたまる欠点もありますね。ロードファイターはすぐにゲームオーバーになることがないので、ストレスがたまることがないですね。
ロードファイターを取り上げたのは、僕が元MSXユーザーでしてwしかもゲームハード歴(パソコン歴も含むかな。)としてファーストハードです。
投稿: mkubo | 2010年11月27日 (土) 08時08分
2D-3D変換とゲームですが、まあ、アクション系でなければあまり問題ないレベルかもと思いますよ。
powerDVD10については多分技術力(ノウハウ)の差でしょうね。Sonyには3Dのノウハウがかなりある方なので、全く使えないレベルではないと思います。
投稿: mkubo | 2010年11月27日 (土) 08時35分