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2011年2月16日 (水)

"BVM"シリーズのフルHD有機ELマスターモニターが発表!

ソニー、25/17型のフルHD有機ELマスターモニター -AV Watch

Sony06

ついに"BVM"シリーズのフルHD有機ELマスターモニターが発表されましたね。

あのBVMという名称を採用するとは極めて意味が大きいです。BVMシリーズの液晶マスモニもあるけど、正直言ってBVMシリーズには相応しくないデバイスだと思っていました。

やっとCRTマスモニの真の後継製品が出てきたなという印象です。

参考:BVMという名称について

ソニーの液晶マスモニ「BVM-L170」の実力を山之内 正が徹底テスト (1/2) - Phile-web

ITmedia ライフスタイル:テレビメーカー各社が語る“画質へのこだわり” (2/2)

感動の絵作りを行うためには、絵作りの基本となるリファレンスモニターを各社とも用意しているはずだ。各社が画質追求のために使っている“最高のディスプレイ”は何だろうか。

 各テレビメーカーでも「ソニーのマスターモニター」(セイコーエプソンとパイオニア)、「CRTのマスターモニターだが、メーカーは聞かないで欲しい」(松下)、「我々もブラウン管中心でチェック。ただしマスターモニターは透過率を落としたり白茶けていたりするので家庭用テレビ(ソニーWEGAシリーズ)を使っている」(ナナオ)と、各社ともブラウン管モニターを“最高のディスプレイ”に挙げている点が興味深い。

以下のPVMシリーズの業務用マスモニが発表された際に、いつかBVMシリーズの有機ELマスターモニターが必ず登場されることを信じていると当方のブログで書きましたが、結局実現されましたねw

Sony Japan | ニュースリリース | 有機ELを搭載した業務用モニターを発売

あの頃はXEL-1の販売中止(国内のみ)されており(義務化されたWEBフィルタリング機能の追加ができなかったため。)ソニーの有機ELテレビが終わったと言われていたからね。

色々な意味で感慨深いと思いますね。

25型にしては値段が高すぎると指摘されそうだが、23型液晶マスモニだって、200万円台にするからね。1割アップ程度なので、よく頑張ったなというべきかもしれません。

なお、液晶マスターモニターの23型「BVM-L231」は207万9,000円、17型「BVM-L170」は105万円のため、有機ELモデルは液晶より1割程度高い価格設定となる。

PVMシリーズの7型有機ELモニターを導入された映像制作者から高く評価されています。その声を以下で紹介。

事例紹介 | 放送用モニター | プロフェッショナル/業務用製品情報 | ソニー

もう一つ強く印象に残っているのが、外光に対しての実用性の高さです。移動車の中には外光がかなり入り込んできます。この時には遮光フードを用意していなかったのですが、それでもアングルや映像の確認に支障がありませんでした。CRTのような管面反射もありませんから、屋外撮影でもビューファーやピクチャーモニターとして有効に使えるのではないかと思いました。
これだけ高精細で高コントラストな画質なので、目が疲れてしまうかもしれないと思ってもいましたが、まったくの杞憂でした。駅伝のような長時間の撮影でも、モニターによる疲れやストレスはまったく感じませんでした。

事例紹介 | 放送用モニター | プロフェッショナル/業務用製品情報 | ソニー

実際にこの中継車の業務を行っているスタッフからのPVM-740への評価は非常に高く、十分に満足しているようです。もちろん、個々の業務、個人の考え方で表現はいろいろですが、共通しているのは「見やすい」「疲れない」と言う点です。この「見やすく、疲れない」というのは、私たちが理想とするモニターの条件でもあります。PVM-740の高コントラスト・広ダイナミックレンジで「見やすく」、優れた動画特性で残像感もなく「疲れない」ということだと思います。特に、スポーツ中継では選手やボールを追ってカメラが速く動かされることが多くなり、さらに長時間の業務となりますから、このPVM-740の動画特性の良さをメリットとして実感できます。

有機ELは自然光で発光されているらしいので、目には優しいらしいです。

CEATECにて有機EL照明を実際に見たことがありますが、輝度は大したことがないが、まるで自然光のようで、LED照明より落ち着くなとの印象を持ちました。有機EL照明をお手頃で買える時代が来たら、速攻導入したいところです。(明るさの面については問題なければね。)

やっぱりNGPの有機ELディスプレイには期待したくなりますね・・

関係ないけど、電子ペーパー搭載SonyReaderを導入してから、最近はiPadで電子書籍を読む度に、視野角等に不満を感じるようになりました。

やっぱり有機ELディスプレイ搭載タブレット端末がほしい・・・ 

IPSパネルでも視野角が厳しいと感じますよ。

SonyReaderの電子ペーパー(Kindleも同じ)の視野角が極めて広いので、ストレスは感じません。

iPad2とかが噂の超高解像度対応だろうでも、液晶パネルである限り買わないだろうな。

今年に発売されるといわれる、Sonyのタブレット端末は有機EL搭載なら、迷わず買いますよ。Android3.0以上なので、期待できると思うし。まあ液晶なら買わないかもしれませんが。

まあ、NGPで読書できるとおもうので、意外にも目に優しいかもしれません。少なくとも視野角が極めて広いので、期待できるかもと思います。

次はやはり有機ELテレビとして発売されてほしいところですね。

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コメント

さすがにマスモニだけあって高い、家庭市場に下りてくるのはいつになるのだろうか・・・

NGPのパネル調達はアップルが出資する東芝とシャープの工場に相乗りするという話が・・・まぁネット上の話ですが。
それだとアップル製にも有機ELが載るという事に、有機ELの薄さであればデザインの余裕もできますし載せない理由も特にないかも。

投稿: Yoshi | 2011年2月17日 (木) 01時39分

最近,動画編集が多くて目がしょぼしょぼします。
液晶の白はやっぱり凶悪です・・・

PVM-L1700使ってますが,やっぱりBVMはいいなあw

>>Yoshiさん
PSPがシャープ製の液晶を使ってる部分が噂の大元です。
それなりの大口顧客ですからね,シャープだって黙ってみてるとは思えませんもの。
ただ,ソニーの小型液晶の傾向としてはサムソンはないだろうなあ,とは思いますが。
(PSPの時も最初はシャープ/サムソンだったはずなのに,蓋を開けてみればシャープだったし)

投稿: kon2 | 2011年2月17日 (木) 09時26分

買ってもいいけど、年末に大きな買い物がある可能性があるんで、ちょっと自重かな。
拙宅のリビングで使うには25インチがベストなので。

投稿: 結うまい | 2011年2月17日 (木) 19時31分

>>Yoshiさん

>さすがにマスモニだけあって高い、家庭市場に下りてくるのはいつになるのだろうか・・・

現行の製造設備では最大30インチを作れるそうです。液晶工場でいえば第3.5世代らしいです。XEL-1のように17、25インチあたり発売される可能性もありますが、やはり最低でも50万円台を覚悟する必要があるかもしれません。

現実的な値段で買えるには、第5世代ぐらいになるよう投資しないと難しいかもしれません。つまり1~2年待つしかないかなと思えます。

アップルが有機ELを採用するかどうかのことに関しては、たしかに採用しない理由を探す方が不自然だと思えますね。元々デザインにうるさいところだしね。


>>kon2さん

やっぱりバックライトのせいかね。有機EL照明を使ったバックライト搭載なら目にやさしくなるだろうか。

有機EL照明普及次第ですけど、それが普及されたらシャープが採用してもおかしくないと思います。一応液晶のプライドが保てるし。

>>結うまいさん

せめてPVMシリーズを待ったほうが現実的かもしれませんw 一応業務用としてその他向けに出す計画もあるようですし。

投稿: mkubo | 2011年2月17日 (木) 20時23分

>>結うまいさん
仕事で使うんじゃなければ,過ぎたシロモノかとw
しょせん,25インチですから・・・

>>mkuboさん
まぶしいのはナナオのディスプレイの方w
白がまぶしいのはIPSだから,というのもあると思います。

今回,25インチが商品化されたのは,
量産体制が整った,ということでしょうかね。
業務用とはいえ,待ちに待った商品ですから,
そこそこ数出ますよ,これ。
画質には自信があるんだろうし,他社にとっては脅威かも。

モバイルメインで工場は稼働させるが,
マスモニも流すと。とにかく質の高い有機ELの量産体制を整える。
そんな感じですかね・・・

投稿: kon2 | 2011年2月18日 (金) 09時28分

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