アップルの新製品に搭載したLight PeakことThunderboltについて
Intel、HD映像とデータを伝送する新I/O「Thunderbolt」
アップルの新製品にてLight PeakことThunderbold端子が搭載されていることが明らかになりました。
別にアップルの独自規格ではなく、インテルの新規格なので、他のWindowsPCに搭載されるのは時間の問題になってきました。
Thnderboldはまさに本命のI/O規格だといってもいいでしょう。
HDMIとDVI、USB、LAN、IEEE1349等の様々な規格が統合されることができるのであり、 現在は銅線ベースだが、将来的には光ファイバーベースに移行できるため、理論的に100Gbps以上の速度が出せます。
おそらくHDMI2といわれるものは、Thunderboldベースに現行HDMI端子でカスタマイズされる可能性が高いです。もちろん光ファイバーベースになるでしょう。光ファイバーのメリットは、100m以上でもジッターやノイズが発生しにくいのです。
少なくとも10mの銅線ベースのHDMIケーブルより10mの光ファイバーベースのHDMIケーブルが(高品質レベルで),最終的に安くなる可能性は十分あります。
光ファイバーはもともと低ジッターを実現しやすいので、オーディオビジュアルとして、高品質なケーブルとして期待できます。
いわゆるUSBオーディオでも、光ファイバーベースのUSBケーブルを採用されたら、音質などが向上する可能性は十分あります。PCオーディオファンには注目する価値はあります。
アップルの新製品に搭載しているThunderboldの速度は10Gbpsであり、最新HDMI1.4並の速度です。
所詮銅線なので、当面は10Gbps程度で続けるでしょう。
それ以上の速度を実現するには、光ファイバーベースに移行する必要があります。
元々インテルは光ファイバーベースで策定していたので、将来性は極めて高いでしょう。
ちなみに、ソニーも関わっているようで、HDMI策定に関わったメーカーらも参画されているそうです。家電用にも登場される可能性は高いです。
【IDF2009】USBの次を狙う光伝送の外部インタフェース「Light Peak」が登場 (会員登録)
現時点で10Gビット/秒のデータ伝送速度を実現しており,Intel社は将来的に100Gビット/秒の実現も可能とみている。SSD装置やビデオ・カメラ,携帯型メディア・プレーヤーなどとのデータの送受信接続,ディスプレイへの映像信号の出力などを1種類の外部インタフェースでまかなうことを想定する。Light Peakを紹介した基調講演の中で,ソニーによる賛同のコメントを紹介した(図5)。
4K2K/60fpsフレームパッキングとか、4K2K/120Hzとかに対応できるHDMI規格が登場してもおかしくないでしょうね。
ところで、USB3.0の行方については、以下の記事で書かれています。一応互換性あるそうです。
新データ転送技術「Thunderbolt」登場--USB 3.0の行方は?
一応シリコンベースではThnderboldベースになるが、USB3.0対応にするのは技術的に可能みたいです。欠点だった距離(5mのUSB3.0対応ケーブルはないみたい。)問題も解決されるでしょうね。
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コメント
Thunderboltがステキなのは,メタルでも10mはいけるところです。
USB3.0はいろいろと条件が厳しすぎます。
USB2.0の場合,HDDですとギガビットのNASの方がアクセスが早かったりと,そろそろストレージ用としては限界が近づいてますしね。
投稿: kon2 | 2011年2月28日 (月) 08時11分
>>kon2さん
超高速なのに、10mでもOKなのは凄いですね。データエラー補正技術などにかなり注力しているかもしれませんね。
それにしても、お銅線ベースのケーブルはどのくらいになるか気になるところですね。USB3.0のケーブルよりお手頃になるといいですが。
投稿: mkubo | 2011年3月 1日 (火) 06時57分