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2011年2月20日 (日)

ソニーのオープン路線でアップル打倒できるか

ソニー、クラウド型音楽配信を他社Android機器にも展開 -AV Watch

Sony Japan | ニュースリリース | デジタル音楽配信サービス “キュリオシティ”ミュージックアンリミテッドを 米国およびオーストラリア、ニュージーランドにて開始


 サービス開始時の楽曲数は約600万曲で、順次ライブラリーを追加。同サービスには、ソニーの2010年、2011年モデルのネットワーク対応「BRAVIA」やBlu-rayプレーヤー、ホームシアターシステム、PlayStation 3、VAIOなどが対応。これらの機器でクラウド上のライブラリから自動再生される楽曲をストリーミングで楽しめる。

 また、今後Androidベースのソニーのポータブル機器で対応するほか、他社のAndroidベースの機器など、様々なモバイル機器にも準備が整い次第、対応していく方針という。

なんか凄いことがさらりと書かれているな。

ウォークマンも、Androidベースになることか。iPod touchに対抗するにはやはりAndroidベースにするしかないからね。

さらに、お客さまはiTunesRを含むメディアプレーヤーで管理している楽曲やプレイリストを“Music Unlimited powered by Qriocity”と同期させることが可能です※1。“Music Unlimited powered by Qriocity”のクラウド上の音楽データベースに存在する楽曲であれば、お客さまはご自身の音楽ライブラリーの楽曲をいつでも“Music Unlimited powered by Qriocity”の全ての対応機器で視聴いただくことができます。

へえiTunesからの移行はばっちりか。ローカルのコンテンツ→クラウドに同期させるとのイメージなので、場合によってはiTunesレスを実現させるのが可能になるかもしれません。

iTunesエコシステムに対抗するには、やはりPCレスでクラウド型音楽サービスしかないですね。

もしその戦略がうまくいけば、ITunesプラットフォームの影響力が低下される可能性は十分あります。アップルがPC中心システムを転換しない限り、ソニーにはまだチャンスがあるといえます。

クラウド型音楽サービスといえば、音楽会社の賛同を得られないイメージがありますが、今回は他の大手音楽会社らの賛同を得ているみたいですね。iTunes対抗として期待されていることでしょうね。

ただ、アップルがPC中心システムを早期に転換し、クラウド型への移行で他社へ開放した場合、アップルの絶対支配を変えさせるのは不可能になるでしょうね・・・

まあ、あのアップルが他社へiTunesプラットフォームを開放するとは絶対にありえないでしょうね。

それにしてもゲームや音楽がオープン化か。面白いことにSCE社長平井氏がこの件に関して深く関わっているとか。

他社のAndroidへの開放については非常に興味深いです。QriocityはPSNベースなので、PSN IDの持つウォレットはそのまま使えることです。

※2 PlayStationRNetworkのユーザーは、お手持ちのPSNログインIDおよびウォレットをお使いいただけます。

他社端末にてQriocityのIDを作成すれば、自動的にPS3/PSP/NGPのPSNにも使えるので、amazon/Yahoo/Google並のアカウントの普及が実現されるわけです。もし、それが実現されたら、本当に大きいなと思いますね。

Sony04

2009年に発表されたソニー体制を見て気づいたけど、平井氏がバイオ部門へのかかわりがあるみたいですね。噂のAndroidタブレット開発はVAIO部門が担当しているそうで、PSS関連などで連携あってもおかしくないでしょうね。

ストリンガー氏の提唱するオープン路線で色々な種をまいたおかげで、ソニーの強みを最大限に生かし、様々な分野で相乗効果を発揮されるのは時間の問題だと思えます。

数年前ストリンガー氏の提唱するオープン路線に強く反発した方もいらっしゃいましたが、この方にはオープンについて本当の意味で理解されなかったと言っても仕方ないでしょうね・・・

まあ、当時には、IT業界の人にすればオープンの意味が当たり前のように理解されているけれど、IT業界以外の方には意味不明と思われても仕方ないかもしれません・・(苦笑)

SCEにはGoogleとAppleなどのIT業界のトレンドみたいものはすぐに理解できる能力は極めて高いので、そのSCE社長平井氏がリーダーシップで進めているのが心強いです。

関連:本田雅一のTV Style:ソニーはコンテンツ流通に風穴を開けることができるか? - ITmedia +D LifeStyle

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ソニー」カテゴリの記事

コメント

この手のサービスは
「わかりやすさ」
が成功の秘訣です。

今回はAppleよりも分かりやすいですよね?
打倒できるかどうかはわかりませんが,
そこそこ大きな勢力になるんじゃないかと。

イメージとしては,Amazonストアと
iTunesストアのいいとこ取り,という感じですよね。

投稿: kon2 | 2011年2月21日 (月) 09時28分

>>kon2さん

やっぱり消費者にはクラウドならの良さを体験できるかどうかが鍵でしょうね。もうiTunesに戻れないと感じるレベルを実現させるのが重要になると思います。

アップルのアキレス腱はやはりPC中心システムにこだわっていることでしょうね。アップル自身が気づかないかぎり、ソニーにはチャンスがあると思います。

投稿: mkubo | 2011年2月21日 (月) 19時10分

Music Unlimitedの音楽フォーマットがHE-AAC 48kbpsと知り落胆しています。MP3 192kbpsやWMA 128kbpsなどと比較すると無機質でこもった音になりお世辞にも高音質とは言えません。LISMO(着うたフル)の音質に満足できずにauを解約してドコモに乗り換えたくらいですからね。ドコモ(ソニーエリクソンSO906i)ならWMAやMP3が使えて音質も全然いいです。Music Unlimitedの600万曲という膨大な量は評価できますが、音楽フォーマットに関しては再考をお願いしたいですよ。

ちなみに自分の場合はMP3の128kbpsと192kbpsでは判別可能ですが 192kbpsと320kbpsでは判別出来ないです。192kbps以上は全て同じに聞こえますね。WMAだと128kbps以上は判別不能です。

またiPod+iTunesも好きになれないです。音楽CDは殆どPCのWMAでライブラリを構築しており、iTunesではWMAそのままでは使えず、強制的にAACに変換されてしまいます。異なる規格の圧縮を2回かけると音質が極端に落ちて鑑賞に耐えないです。auのLISMOはもっとひどくてWMAのインポートすら対応しておらずライブラリを最初から作り直す羽目になり痛い目に遭いました。もう二度とauに戻ることはないでしょうね。

> 噂のAndroidタブレット開発はVAIO部門が担当しているそうで、PSS関連などで連携あってもおかしくないでしょうね。

VAIO(Windows PC)がPSS対応になるのなら歓迎ですね。PCでPS1ゲームが動けば一気にユーザー数が跳ね上がります。操作系の問題は幸いPCでもBluetooth対応が増えてきているのでPS3コントローラーを動くようにすれば解決できるし。更にPSSのネイティブAndroidゲームはWindows 7のタッチパネルで同様の操作系で遊べそうですね。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060908/247571/
5年前のSCEへのインタビュー記事ですがPC向けPS1エミュレータの可能性に付いて「それもあり得るでしょう。」と回答しておりその頃から前向きに検討していたことが伺えます。また携帯電話でのPS1エミュレータについても言及しており、5年越しでようやく実現にこぎつけた感じですね。

http://www.nikkeibp.co.jp/archives/125/125785.html
ちなみに10年前にSCEが米コネクティクスからPC向けのPS1エミュレータ技術を買収しています。現在のPCのスペックは10年前に比べて飛躍的に向上しているので未だに出てこないのは技術面での問題ではないと考えられるのですが何がネックなのですかね?

投稿: マクドリ | 2011年2月21日 (月) 22時09分

>>マクドリさん

まあ、さすがにはビットレートが低すぎるね。48kbpsとはふざけていますね。まあ多分体験版のようなもので、気に入った曲があれば、高音質版をDLするかCD版を買ってねというスタンスかもしれません。

SCEの買収については、ぶっちゃけ、PC版エミュソフトを出せないように潰したと思います。政治的な理由が大きいと思います。当時はまだPS1ソフトが現役でしたし。

まあ、SCEにすれば、現時点ではWindows向けに出すメリットはあまり大きくないかもしれません。ライバルが多いからね。MSがDirectXでかなり整備しており、Windows向けのゲームが充実されていますし。

Androidの場合にはほとんどゲームが出てないし、開発環境も整備されてない状態なので、SCEにとっては一番やりやすい環境であるといえるかもしれません。

今のところ、投資効率を考えると、どうしてもAndroid優先にするしかないでしょうね。PSSがAndroidで成功すれば、Windows向けにも進出される可能性はあるかもしれませんね。

投稿: mkubo | 2011年2月22日 (火) 01時50分

WIndows PCでPSシミュレータが出ないのは簡単で,
「PS3買ってよ」とw

AndroidのPS SuiteでPS1のソフトが遊べるのはこれまた簡単で,
「価格がスマホンゲームに対抗できて,タマが揃ってるから」

Music Unlimitedのビットレートの低さは,
携帯端末を基本に考えると,キャリアを敵に回すわけにもいかないし,
しかたねーなー,という感じですね。あとサーバの負荷を見極めるという意味でも仕方ないのかな?
どのみちしばらく様子見,という感じですねえ。
ネットラジオの方がビットレート高いとか,存在意義そのものがw
ネットラジオみたいに垂れ流しならいいんですが,クラウドサービスですからねえw負荷は如何ばかりか。


あと,Appleの場合のアキレス腱はPC中心のシステム,というよりはネットサービスではあるもののクラウドサービスではない部分かと。基本的に音楽やアプリは買い切りでデータは自己責任でバップアップしておかなければなりませんからね。

Appleもその辺分かってないわけではないので,データセンターをこしらえてるのでしょうけど。

iPhoneのPC中心の同期とバックアップに拒否感を示す人もいますが,個人的にはAndroidの方がよっぽどわかりにくいです。

投稿: kon2 | 2011年2月22日 (火) 08時55分

>>kon2さん

まあ、Windows版のiTunesについては同期やバックアップの出来はあまり良くないとか・・ Mac版はサクサクで快適らしいけどね。そのせいであまり良くない印象を持っているかもしれません。

ソニーについては、PC中心システムで対抗しようとしても勝負にならないからな・・(苦笑)

投稿: mkubo | 2011年2月22日 (火) 21時15分

>>mkuboさん

もっとも,iTunesの枠からはみ出す作業をしようとするとストレスがたまるのですがw

たとえば,高音質CDリッピング+LAMEでFLACとMP3デコード,とか。
最近はXLDとか便利なソフトがあるのでストレスとまでは感じませんが,
FLAC管理はWIndowsの方が格段にラクです。

iTunes Windows版は,
「おまえが言うな」
の代名詞ですよねw
あれだけ,Flashに難癖付けてるくせに,全然直しもしないw
あれはとってもひどいシロモノですよねえ。遅いし,iTunes自体が壊れるし。

投稿: kon2 | 2011年2月23日 (水) 08時37分

>>kon2さん

まあ、ぶっちゃけ、今は天下状態でライバルがいないからね・・やっぱり独占状態はよくないですね・・・


ところで、以下のAndroid関連(第1回~第7回)の読み物として面白いなと思いましたよ。

http://eetimes.jp/column/linux


http://eetimes.jp/column/4392
Googleと旧SUNとの関係については興味深かったのです。ある意味Androidは旧SUNの遺産といってもいいかもしれません。SolarisとJAVAを生み出した旧SUNは偉大だなと思いました。

投稿: mkubo | 2011年2月23日 (水) 22時35分

>>mkuboさん
iTunesがタコなのは,やっぱり社内リソース不足が原因かと。
Adobeのそれも同じなので,あんまり攻撃するとブーメランが戻ってくるぞ,とw

まあ,Sunは偉大なるボランティア企業でしたから・・・・・・
IBMのように他に基盤があればあれでも成り立ったんでしょうけどね。

投稿: kon2 | 2011年2月24日 (木) 08時26分

Music Unlimitedは楽曲の購入オプションがついて初めてiTunes対抗になりえるのかなと思います。
Mora等を統合してSense Meによるユーザーの嗜好を反映したラジオと、クラウド/ローカルの意識をせずに利用できるPlayerの使い勝手のよさ、オフラインでも利用できるようダウンロード購入もできる、これらが統合されて1つのIDで利用できるようにならなければいけないでしょう。

投稿: TSS | 2011年2月28日 (月) 00時09分

>>TSSさん

コメントありがとうございます。

そうですね。本当の意味で消費者目線での良いサービスを実現してほしいですね。そうすればiTunesは怖くない存在になるでしょうね。

投稿: mkubo | 2011年3月 1日 (火) 06時55分

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