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2011年2月18日 (金)

パソコンの時代の終わりが始まったか

10年以上先を見通したIBMの元経営者 - 日経エレクトロニクス - Tech-On!
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「パソコンの時代は終わった。」

 2011年1月末,NECが中国Lenovo Groupとパソコンの開発,生産,販売を手掛ける合弁会社を設立するという発表を聞いて,ふと,この言葉を思い出しました。別にNECがこれでパソコン事業から撤退するわけではありませんが,1980年代から1990年代前半に国内で独占的な地位を築き,1990年代後半には米パソコン・ベンチャー企業の買収によって世界最大規模の販売量を誇った,パソコン・ビジネスの象徴的存在の終焉だと感じたからです。

なぜ、こういう記事を紹介したのは、スマートフォンなどの半導体の進化が驚くほど早く、なんと一般的なデスクトップPCの性能を超えるレベルが実現される見通しが明らかになったからです。

【PC Watch】 【MWC 2011レポート】Honeycombタブレット市場を席巻したNVIDIA ~クアッドコアTegraでさらなるリードの拡大を目指す

4コアの新型Tegraプロセッサ「Kal-El」が登場、モバイル端末でパソコン向けCPUに匹敵する処理能力を実現 - GIGAZINE

NVIDIA、4コアCPUと12コアGPU搭載の次世代Tegra「Kal-El」公開 | パソコン | マイコミジャーナル

5倍速い 4コア版 Tegra " Kal-El " 公開。8月にはタブレット、年内に携帯へ。

4コアで最大2.5GHz駆動の次世代「Snapdragon」登場へ、スマートフォンの性能が飛躍的に向上 - GIGAZINE

スマートフォンの半導体の進化には本当に驚かされます。面白いことにマルチコア化にすればするほど、消費電力が下がるようです。なぜそういうことができるのは、マルチコア化になると、シングルコアだけの構成に比べて、負荷度が下がるため、全体的には消費電力が下がるそうです。

かなり専門的ですが、興味のある方には以下の記事をお薦めします。

安藤壽茂 氏コラム『コンピュータアーキテクチャの話 第1回 なぜ、マルチコアで消費電力が減るのか?』

NGPはCPU/GPUともマルチコアなので、予想以上消費電力が低い可能性は十分あることです。

マルチコアといっても色々種類があります。

インテルなどのマルチコアCPUはホモジニアス方式です。単に増えるだけでは性能がリニアにスケールアップすることができない欠点もあります。

ちなみに、Cellはヘテロジニアス方式です。今後のCPUにはその方式が主流になるといわれています。インテルのSandy BridgeはCPUとGPUの統合なので、事実上ヘテロジニアス方式といってもいいと思います。GPU系コアはマルチコアとの相性がいいので、そのコアが増えれば増えるほど、性能がリニアにスケールアップすることができます。
なお、従来のCPUコアがあまり増えないだろうとの見通しです。

参考:マルチコアプロセッサ - フィックスターズ

GPU系は、コアが増えれば増えるほど、性能がリニアにスケールアップすることができますので、マルチコアとの相性が非常にいいと言われています。

以下の端末を見る限り、もう普通のPCがいらなくなるかもと感じます。

これは“モバギ”の再来か:ATOKも“Ctrl+c”も使えるキーボード付きAndroidポケットノート──「LifeTouch NOTE」の実力検証 (1/4) - ITmedia +D PC USER

Chromeなどの完成度の高いブラウザやメールソフトを搭載すれば、たいていのことができるし。バッテリー時間が長くなってハッピー。プリンタとのドライバー周りにはクラウドで対応されるので、ネックになると思われる部分がほとんどなくなるな。

Windowsの得意領域だったゲームも、PSSによってAndroidのゲームが充実されるし・・
基本的にはJAVAアプリにすれば、OSの互換を問わなくなるのは可能だし。

Chrome OSやiPhoneとプリンタを結ぶ:Google、クラウド印刷サービス「Google Cloud Print」を発表 - ITmedia エンタープライズ

本当にWindowsPCが要らないと感じる日は遠くなさそうです。

ソニーのAndroid 3.0タブレットは " S1 "、9.4型でQriocityやプレイステーション対応

ところで、ソニーのタブレットのリークが出ていますが、VAIO事業部が担当しているそうです。VAIO事業部が非Windows端末を出すのはある意味当然かもしれません。おそらく5年後あたりでは、Windows端末はもうマイナーになるかもしれません。

数年後あたり以降、Windows端末が本格的に減り始めるのではないかと思われます。その頃には、家庭用端末はAndroid端末/iPad端末がもう圧倒的で、Windows系はハイエンド向けや仕事用端末として生き残るじゃないかなという気もします。

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コメント

もうすでに、Zero3の頃からそうなるだろうと思ってきましたので・・・。PCはもうOffice作成向けの端末になっています。

投稿: 結うまい | 2011年2月18日 (金) 08時20分

まあ,カテゴリ分けが難しいですね。
高機能なAndroidは,PCなんじゃないのかとか思いますけどねw
それでは,Windowsから政権交代するだけで,本質はあまり変わってないかと。
問題はもっと別の部分だと思います。

自分自身は総合コンテンツ屋なので,
映像だろうと紙だろうとWebだろうとそれこそアプリだろうと,
PC(というかMac)でゴリゴリ作成するわけですが,
消費側からすればべつにPCじゃなくてもねー,
というのが今後の状況だと思います。

とっくにゲーム機やCD・DVDプレイヤーではそうなってたんですけどね。
いや,TVですらそうなのか。


個人的に気になるのが,ポストPCの時代,
やっぱり端末が高機能化して複数の役割を担うのか,
それとも比較的単機能な端末を
それぞれ領域をオーバーラップしながらも複数使用して
クラウドという概念上で情報を管理していくのか。
多分後者なんだろうなとは思うのですが,
前者であれば,やっぱり政権交代しただけで
パソコン時代の終わりとは言えないかと思います。

投稿: kon2 | 2011年2月18日 (金) 15時21分

>>結うまいさん

たしかに、普通の携帯電話で十分な方がいらっしゃいますね。

PCに慣れている方もスマートフォンなどで十分と感じることが増えていたし、PCの必要性が下がったといっても仕方ないかもしれませんね。


>>kon2さん

少なくとも当面は使い分けるのが現実解でしょうね。LTEなどの4G世代のネットインフラやクラウドの進化によっては使い方ががらりと変わる可能性もありますが、あまりにも要素が多すぎて専門家でも予想が難しいなあと思いますな。

投稿: mkubo | 2011年2月19日 (土) 02時53分

>>mkuboさん

>少なくとも当面は使い分けるのが現実解でしょうね。
はい。
すくなくとも,Appleの場合は,
iOS搭載機とMacOSX搭載機で一つのエコシステムが出来上がってます。
概ねUIや使い勝手,概念などは一緒ですので,
売り上げに影響はあっても,対立とまでいえるものが
起きているわけではなかったりします。

iOS機は何でも出来るべきではない,
という部分がiOS機のわかりやすさにつながってるわけで,
Get Back,てな感じで,ちょっと高性能化を邁進するスマホン業界も原点に立ち返らないと,なんだか違った方向に進みそうな感じ。

投稿: kon2 | 2011年2月21日 (月) 09時21分

>>kon2さん

Androidに関しては、現在、Android2.xと、Android3.xでスマートフォン向けとタブレット向けに区別されているみたいですね。

じゃあ、デスクトップ向けも用意すればいいのではと思いますが、Chrome OSという存在もありますね・・・ どう区別されるかという点については気になります。

おそらくAndroid3.xベースにデスクトップ(あるいはPC系ノート)向けに進出するのではないかと予想されます。

投稿: mkubo | 2011年2月21日 (月) 19時01分

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