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2011年4月

2011年4月30日 (土)

iPad2をちょっとさわってみた

本日量販店にてiPad2をちょっといじることができましたので、感想を書いていきたいと思います。

  初代iPadユーザーとして興味ありましたので、果たして買い換える価値はあるか確認するのが目的でした。結局買い換えたい気持ちが起こりませんでした。 

若干軽くなり、厚さが薄くなった点は、たしかに実感できます。僕は縦で持つことが多いので、片手で持ちやすいか確認したのですが、なぜか初代より持ちにくい印象でした。軽くなっているはずなのにむしろ重いと感じました。念のため初代iPadで確認してみたところ、なぜか初代の方が持ちやすいと感じました。

  iPad2のパネルについて、視野角は若干改善されているかなとの感じです。ただヤフーのトップページ画面では若干文字が荒いとの感じで、解像感が落ちているような気もしました。解像度は初代と同じはずなので気のせいかな?と思っていたのですが、自宅にある初代iPadで確認してみたところ、初代iPadの方が文字が荒くないとの感じでした。どうも解像感が違う気もしました。理由はわからないが、おそらく初代パネルは開口率が高いパネルだったが、iPad2のパネルは開口率の低いパネルを採用したのではないかとの気がします。まあ直接比較したわけではないので、気のせいかもしれませんが。 

本田雅一の週刊モバイル通信 Pad 2とSony Tablet、タブレットに関する2つの話題

iOSデバイスの観点から言えば、iPhone 3GとiPhone 3GSの差よりも、新旧iPadの間にある差は、“現時点では”小さいと思う。ただし将来も見据えれば、徐々にiPad 2の方が有利にはなっていくだろう。ブラウザのSafariが高速に動くように、デュアルコアを活かせるアプリケーションが増えれば、A4とA5のパフォーマンス差は広がっていくと考えられるからだ。一部に高速性を活かせるソフトウェアがあるとはいえ、“近い将来への投資”と考えるのがいい。 

初代iPadユーザーにすれば現時点では買い換えるほどの価値があまり高くないようだ。熱心なアップルファンをのぞけば、初代iPadユーザーにはあまりオススメできないかな。

  SonyTabletはかなり軽いらしく、縦も持ちやすいらしい。片手でかなり持ちやすいのであれば、すぐにも入手したいところです。まあバッテリー時間が短くて実用ではなかった点であれば困りますけどね・・・バッテリー時間にも期待したいところです。

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2011年4月28日 (木)

極めて残念だとしか言いようがない

“PlayStation Network” 障害・メンテナンス情報 | プレイステーション® オフィシャルサイト   
クラッカーどもの不正アクセスにより最大7700万件の個人情報流出の可能性があることです。クレジットカード情報の流出は現在確認されてないが、可能性は完全に否定できないことです。(実際に個人情報がどこまで流出されたかは不明だが、3日間に不正アクセスされていた状態では少々の流出で済んだとは楽観できないでしょうね・・)

  セキュリティ体制は本当に万全だったかは分かりませんが、ただ発覚してから公表するまでの期間は1週間であり、遅すぎるとの印象を持ってもしょうがないです。過去の閏年トラブルの件で1日ぐらいかかっていたとはいえ、公表が遅い印象を持ちましたからな・・ 

ソニーへの信頼感が大きく落ちたのは否めないのであり、緊急事態に弱いといわれてもしょうがないです。BCPで最悪事態想定への対応がちゃんと整備されているか疑問が残りますね・・

  復旧作業について、セキュリティに強いシステムを再構築しながら、旧システムからのDB移行作業を行っていると思われます。時間がかかるのはDB移行作業あたりかな。7700万件であるだけに、規模がかなり大きいでしょうね。もちろん検証作業も時間がかかりますけどね。セキュリティに強い仕組みの設計は急いで検討していたらしいので、現場は大変だろうね・・・

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2011年4月26日 (火)

両方とも欲しい!

様々なネットワークサービスを快適に楽しめる、独自デザイン採用のアンドロイド3.0搭載タブレット端末“Sony Tablet”を発表

 

 

うーん、今年の秋以降には、僕の懐具合がやばくなるなとマジで思いました。NGPもあるし・・・

  ■様々なネットワークサービスによって実現する豊かなエンタテインメント体験    

ソニーのネットワークサービスプラットフォーム“Qriocity”(キュリオシティ)により、豊富なライブラリーをもつビデオや音楽コンテンツを提供します※。また、PlayStationRSuite「プレイステーション スイート」で、高いゲームプレイクオリティを維持した初代プレイステーションの名作タイトル等を“Sony Tablet”上で楽しめます。さらに、オンラインブックストアのReader? Store(リーダーストア)の電子書籍販売サービス※とも連携し、電子書籍コンテンツを手軽にダウンロードし、両機種を電子書籍端末としても使用できます。これらサービスとの連携により、場所を選ばずにどこでも豊かなエンタテインメント体験を楽しめます。なお、ビデオや音楽などお気に入りのコンテンツを簡単に探し、再生して楽しむための便利な機能も搭載しています。      
※国・地域によってはサービスを開始していない場合があります。
 

現在、PSNが長期間落ちているので、発表タイミングとしてアレだが、去年の春に僕が妄想していたソニーのタブレットでPSゲームを遊べる案が実現されるとは、ある意味驚きかも・・・・w 正直期待してなかったけどねw  PSNのIDでPSP/PS3/NGP/Xperia/Sony タブレットのいずれでもPSアーカイブが遊べるのが凄いと思いますね。まあL/Rを多用するアクション系ゲームは厳しいでしょうね。PSS新作にもどんどん出てくるのも期待してます。 

BT対応らしいので、PS3コントローラ対応があればありがたいかもね。技術的には可能と思うし。

  Sony Readerのコンテンツも読めるところもありがたい。漫画関連コンテンツも充実されるといいな。PSNの漫画コンテンツとの連携があってほしいところです。 

パネルに関しては液晶だそうですね。ちょっと残念。来年あたり有機EL搭載を実現してもらいたいところです。

  ■テレビなど様々な機器との連携    

様々なAV機器と連携させることで、“Sony Tablet”で家庭内の機器をコントロールしたり、コンテンツの新しい楽しみ方を提供したりします。S1は、赤外線機能により、〈ブラビア〉をはじめとするテレビなどの様々な機器のリモコンとしても使用できます。また、両機種とも、DLNAで接続し、タブレットに保存している写真や動画などのパーソナルコンテンツをテレビの大画面に映し出したり、音楽をワイヤレススピーカーに出力して楽しんだりすることが可能です。 

素晴らしいな。DLNAはオープン規格であるのが強みですね。BDレコーダー連携もあれば完璧。DTCP-IP対応とか。HDMI出力もあるといいけどね。

【更新】ソニー、同社初のタブレット端末「S1」「S2」を秋以降に発売 

また平井氏はNGPやPS Suiteも例に挙げ、ハード、ソフト、ネットワークを組み合わせた新しい体験を提供していきたいと述べた。

 

平井氏はまた、「本格的なクラウド自体に突入する」と強調。「ネットワークどこでも、どの機器でも、ビデオやゲーム、コンテンツにアクセスできる」ことの意義をアピールした。 

Sonyタブレットの開発に関しては、平井氏がどこまで関わったかわからないが、まるでNGP発表会のような驚きを覚えました。もしかしたらSCE流を取り入れているかもしれませんね。

  Android3.0ベースだが、表示の高速化やUI等のソニー独自の技術も搭載されている。これがオープンのメリットなのだ。Androidは基本的にオープンソースで、Apacheライセンス(BSDライセンス)なので、ソニーがAndroidのOS領域を改造した部分は公開する義務はないのです。だからオープンであっても、独自の技術が出せるところはまだまだあると証明されました。VAIOに比べてなんか生き生きとしているなとの印象を持ちました。Windowsじゃ独自の技術を導入できるところがあまりないからね。アプリぐらいけどね。 

スライド方式のVAIOも気になりますね。お手頃な値段になるといいけどね。

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2011年4月25日 (月)

【追悼】元ソニー社長の大賀さんとPSの関わりについて

元ソニー社長の大賀さんが4月23日にご逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。

【大河原克行のデジタル家電 -最前線-】ソニー・大賀典雄氏が逝去 -AV Watch

そして、コンテンツに対しても、強い意志を持って取り組んできたのも大賀氏の経営の特徴だった。

ハードとソフトを車の両輪に例え、1968年のCBS・ソニーレコード設立や、1988年のCBSレコード買収。1989年のコロンビア・ピクチャーズの買収のほか、プレイステーションによって、家庭用ゲーム事業に参入するとともにゲームソフトウェアの開発にも着手。総合エンタテインメント事業に向けた基盤づくりに奔走した。

いま、ネットワーク時代を迎えるなかで、ソニーは、他の電機メーカーにないハードとソフトの両輪を持つことが強みになろうとしている。それはソニーの経営トップの発言や、最近の事業方針説明のなかでも明らかだ。

20年以上前に行なわれた大賀氏による決断が、いよいよここにきて本格的に花を開こうとしているのだ。

現在にも続いているほど、伝説的な業績ばかり残してますね。

大賀さんが設立した、SMEが成功したおかげで、アニプレックス等も生まれたでしょうね。(アニプレックスは元々SPEの子会社であるが、現在はSMEの子会社。)

アニプレックスは、2010年度において
トップのシェアを争うほどアニメ業界の最大手に成長されている。ゲーム業界への影響もあまり無視できないレベルになっており、一部のサードによるPSシリーズ軽視はあまりできない状況になっているといえるかもしれないw

2010年映像ソフトシェア1位はアニプレックス BDはキング

大賀さんが犯してしまった最大のミスといえば、後継者という出井氏を選んでしまったことでしょうね・・

実際、2003年のソニーショックの際、彼を後継者として選択したことは後悔し、(脳梗塞により意識不明の状態で)そのまま死んだ方がよかったとの話もあったらしい。

あくまで未確認情報であるが、出井氏が退陣する際、後継者として久夛良木さんを強く望んだ話があったらしい。少なくともマスコミの記事に載っていたことを覚えている。

(その久夛良木さんが、ストリンガー氏のCEO就任をずいぶん歓迎していたようで、基本的に支持するしかないわけです。久夛良木さんの見る目をとにかく信じているからですw)

最後に、大賀さんに家庭用ゲーム事業に参入するのを決断させた決定的といえるシーンはここにて紹介したいと思います。

西田氏の「美学 VS 実利」、麻倉氏の「ソニーの革命児たち」 より一部引用させていただきたい。引用では敬称略となっているので、ご了承ください。

決断は、一九九二年六月二四日、品川・ソニー本社で開かれた、経営会議で下された。

当時、ソニー社長であった大賀典雄は、目の前の部下を半ばにらみつけながら、机を叩いてこう叫んだ。

「実現できるかどうか、証明してみろ!

Do It!」

大賀の前に立っていたのは久夛良木健。その後、ゲームビジネスでソニーを世界トップの座に導くことになる「プレイステーション」の生みの親である。

リスクの大きい家庭用ゲーム機への本格的参入の是非をめぐり、会議はもめにもめていたが、この一言ですべてが決まった。

西田宗千佳氏の「美学 VS 実利」より

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「どうしてもこのゲーム機をやろう」という大賀の強い意思

「怒り」をうまく利用された格好となった大賀は、そのことについては全く不快に思ってない。それどころか、久夛良木のヤツがあんなことをやって・・・・と目を細めるのだ。

「任天堂が、久夛良木君の背中を押したことは間違いありませんね。あの事件が久夛良木をあそこまで燃え上がらせました。極めてドライビングフォースでした。任天堂としても、ソニーがここまでやるとは、思わなかったに違いありません。私にとっても後ろから切りつけられたのだから、その怒りが原動力になりました」。

それにしても、なぜ大賀は「Do It!」と叫んだのだろうか。

「私には極めて強い意思がありました」と、大賀が言う。

「久夛良木のアイデアに強く印象付けられ、このビジネスは、是非とも成功させなければならないと思いました。~省略~もう一つ、ソニーのコンピュータはMSXをはじめとして失敗ばかりでしたからね。私としては、AVに並ぶもう一つの柱を作りたかったのです。それに、私は経営責任者として最大の支援者でありたかった。」

大賀はこの間、一貫して久夛良木のサポートに回った。ソニー社内の世論としては、ゲームなんかやるべきではないという声が強かった時も、

「大賀さんはゲームをやめろとは一回も言わなかった」と丸山茂雄(元SME社長)は証言する。

「『決断』ということで言うと、本当に決断したのは大賀さんですよ。久夛良木の場合は、決断というより思い込みですね。それに一介のエンジニアに過ぎませんからね」。

麻倉怜士氏の「ソニーの革命児たち」より

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2011年4月22日 (金)

従来のやり方じゃ対抗できないだろうね

「iPod touch、過半数突破」に裏付けられるiPodの進化

昔から携帯音楽専用プレイヤーを愛用している方にすれば、iPodはもう終わった商品になるかもしれないとの記事。

日本においても、いよいよiPod touchの販売構成比が過半数を突破したことは、アップルが語るエンターテイメントデバイスへの進化を、まさに示しているといえよう。

日本において、iPodのシェアを抜いたソニーのウォークマンだが、それに対して、iPodは、戦う舞台をすでに大きく変化させていた。この領域に踏み出しているメーカーは、いまのところ、まだないといっていい。

たしかにiPod touchは独自の市場が構築されたといってもいいですね。まあiPhoneのハロー効果(後光効果)のおかげもあるが、たしかにiPod touchのライバルらしいライバルがないのは事実。また現状のウォークマンのライバルというのはある意味不適切だしね。率直に言ってウォークマン事業部だけじゃiPod touchの対抗機種を開発するには力不足だと思える。

やはりSCEの力が必要だなと感じている。Android向けにPSS(プレイステーションスイート)の立ち上げを準備されているし、一応Xperiaというものがあるが、ソニエリ主導なので、ウォークマン事業部にとっては色々難しいかもしれない。

SCE社長の平井氏がせっかくSony副社長になったので、ウォークマン事業部とSCEのコラボで共同開発の商品をやってほしいと思いますよ。平井氏に強く期待するのはやはりそれだしね。個人的にはAppleのiPod touchに対抗できるのはやはりSCEしかないと思っている。もちろんPS3やPSP、NGPなどの本業もあるので、やれることが限られていると思うが、Sonyへのお手伝いできる範囲であればとことんやってほしいと思います。

NGPの役割といえば、PSPと同じく熱心なゲームファン(コアゲーマー)層を完全に抑えること。いわゆるカジュアルユーザーが超定番系ソフトかブーム(脳トレとか)関連ソフトしか買わないが、コアゲーマーには景気やブームとは関係なく金を出して高いソフトを買ってくれるので、ソフトメーカーも安定した売れ行きには期待できる。まあ人気ソフトのシリーズ化が目立つ問題もありますけどね。いくらiPod touchとはいえ、操作性がネックでモンハンみたいなゲームが不可能でしょう。

最近、ソーシャルゲーム、スマートフォン、iPod toucn等の勢いが目立つ。

カジュアルユーザーやライトユーザー向けでは極めて強かったDSの後継機種3DSの売れ行きが不振になっている。理由は色々あるが、肝心のゲームファンにはあまり評判がよろしくなかったのである。任天堂にとって主力だったはずのカジュアルユーザーやライトユーザーがソーシャルゲーム、スマートフォンやiPod touchへ行ってしまったとの説もある。言い方が悪いが、カジュアルユーザーはそもそも気まぐれだしね。コアゲーマーは基本的に浮気しにくい特性もあるwPSシリーズには昔から本当に安定してますからね・・・SCEにはこの層を本当に大切したほうがいいですよ。ある意味最大の強みでもあります。

SonyとしてXperia PLAY等のXperiaシリーズだけじゃ、物足りない。やっぱりウォークマン版iPod touchも必要だと思いますよ。技術的にはXperiaから3G機能を外せばいいからね。

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2011年4月19日 (火)

長寿命・大容量・レアメタル不要を実現したバッテリーについて

ソニーが10年以上の長寿命を実現する大容量蓄電モジュール「LIM1001」を出荷へ、レアメタルが不要に - GIGAZINE

確かに凄いなと思った。なぜかソニーの発表にデジャブ感を覚えたので、ネットで調べてみたころ、理由がわかった。去年の夏、開発者の開発ストーリー記事を既に読んでいたので、覚えていたようです。

bp special ECOマネジメント/フロントランナー
ソニー「オリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池」[前編]

ソニー「オリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池」[後編]

開発者の開発ストーリー記事は結構面白いので、オススメです。

それにしても発表タイミングがよすぎますね・・・
バッテリーの工場は被災されたらしいが、最近は再開されているようです。

仕事でUPS(無停電電源装置)を扱ったことがあるけど、寿命が限られており、値段が高い割に使える時間も短いですね。

数年間しか使えないので、家庭用として使うには割りに合わない印象が強かったのです・・

UPSの目的としてコンピュータ機器(サーバ等)を安全にシャットダウンさせる意味が強いです。また、瞬電(極めて短い間に電力供給が瞬断される)のようなケースはたまにはありますので、サーバにとってはUPSは必須です。

本来、UPSは突然の停電/瞬電対策としての機器ですが、計画停電のようなケースでは全く向いていませんね。

ソニーが昔EV用(電気自動車)の電池開発に関わっていたが、90年代に撤退されている。しかし、去年EV用電池への再参入の意向が明らかになっている。

確かに今回の電池の完成度の高さを見る限り、強力なEV用電池供給メーカーになってもおかしくないですね。

オリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池は原理的には酸素や発熱が発生しないため、かつてのバッテリー爆発事故のような心配はないのも素晴らしい。

家庭用UPSとしてほしいなと思った。1200Wの機器を1時間に使えるし、10年間以上使える点も凄過ぎる。1KWhあたり30万円台とは正直言って安いと思った。EV用電池を大量量産することで、量産効果によるコストダウンにも期待できるし。レアメタル不要なので、将来にはお手頃で強力なUPSを導入できるかもしれないなと思いました。

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2011年4月17日 (日)

X-Reality PROについて色々明らかに

【西田宗千佳のRandomTracking】ソニー新BRAVIAに搭載される「X-Reality PRO」の秘密に迫る -AV Watch

非常に興味深い記事でした。

SonyのTV事業といえば長年赤字に苦しんでいる。

単なるコストダウンでは魅力的なハイエンド機種を開発するには難しくなります。

そこで去年のハイエンド機種のBRAVIAエンジン3相当の機能をX-Realityにまとめ、低コスト化を図る。XCA7はDRC系統超解像機能だけではなく、ハイエンド機種ならの機能も色々搭載されてます。安い機種にはX-Realityだけの搭載にする。ハイエンド機種にはXCA7を追加すればよいので、低コストと高機能(高画質)の両立を図ることに成功したといえます。全世界仕様対応なので、大量量産による低コスト化も可能です。

どこか聞いたことがあるといえば、Apple社のiPhone/iPadに搭載されているA4/A5のやり方とよく似てます。なるべく1つのLSIだけにして使いまわる考えは共通してます。

SCEがPS/PS2/PS3/PSPシリーズでやっていた方法と全く同じであり、数年前、SCEで仕事していた技術者がSonyに異動された話も結構あったので、その話と関係しているかもしれません。久夛良木氏ならまだ健在(Sony本社幹部として)だったら間違いなくやっていただろうと思わせます。また数年早く実現されたかもとの気がしますw

山本::XCA7は、LSIの規模としてもかなり大きなものになりました。ソニーマーケティング・ジャパンが取り扱うテレビ製品向けのLSIとしては、過去最大の規模です。

製造メーカーと共同で生産されるとのことだが、協力メーカーの名前は明かされていない。また、プロセスルールも未公表だ。ただし、相当に規模の大きなLSIであるだけに、低コスト化のためにもそれなりに最新に近い、微細なプロセスルールが使われていると見ていい。

興味深い話ですね。Sonyの半導体製造については45nm世代のCellを製造してます。XCA7は他社の工場に委託したというのは、おそらく32nm世代ではないかと想像しますね。NECか富士通あたりかな。東芝は32nmやっているかな?

多分他社との連携に慣れるため、使い慣れた45nm世代で始めたといったほうが正確かも?XCA8あたりは32nm世代で製造されるじゃないかな。XCA7のトランジスタ数はおそらくPS3のRSXよりかなり多いかもしれません。

NGPのLSIも、その他社の工場に委託する可能性は高そうですね。32nm世代のCellも委託されるじゃないかな。XCA7の写真を見る限り、JAPANと書いてあるので、少なくとも国内の工場で製造されているのが明らかですね。

ちなみに、複数枚超解像というと処理に時間がかかり、映像に大きな遅延が生まれるのでは、という印象も受けるが、山本氏によれば「複数枚超解像に起因する遅延はほとんどないはず」だという。演算に使うのは、すでに過ぎ去った「過去分のフレーム」であり、映像の表示に与える影響はないからだ。とはいえ、「テレビセットとしての遅延」がどうなっているかは別の話なので、その点は実機での情報をお待ちいただきたい。

XCA7の遅延はほとんどないらしいのは驚きですね。X-Reality,XCA7は予想していたよりパワフルらしく、処理時間も短縮されているらしい。表示遅延はもう昔のことだとの話になるといいですね。

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2011年4月16日 (土)

パナソニックのプラズマの表示遅延が明らかに

第143回:さらに黒が深まった第2世代「3D VIERA」

~新パネルなどで3D高画質化。パナソニック「TH-P42VT3」~

パナソニックの最新PDPのレビュー記事であるが、ゲーム系ライターでもある西川氏がレビューしていることなので、表示遅延検証のところに注目です。

ぶっちゃけ他の評論家のレビュー記事なら取り上げなかったと思うw

PDPの表示遅延については液晶TVと比べて情報が少ないためか、本当にPDPはゲームに向いているか?との疑問が消えませんでした。(ゲームならPDPだとの説が結構ありましたし。)

測定結果だが、TH-P42VT3では、画調モードによらず、19RE1に対して3フレーム遅延が発生している。また、実験してみた限りでは、画調モードによらず、「シネマスムース」機能をオフ設定にして補間フレームの介入をキャンセルすると1フレーム分早くなることが分かった。

最近のテレビでゲームモードを搭載していないのはVIERAくらいなので、そろそろ対応をして欲しいところだ。

書き方が分かりにくいね。要するには3フレーム遅延程度と思っていいこと?設定をきちんとすれば、2フレーム遅延とも読めるし。補完フレームの介入をオンにすれば4フレームとの意味かもしれないし。(参考までに、19RE1の表示遅延は0.2フレーム程度。)

ゲームモードが未だに搭載されてないのがマイナスとか。表示遅延にうるさいゲーマーには対象外でしょうね。(まあ一般的な液晶TVよりはマシといえるかもしれんが。)

昔からPDPは本当にゲームに向いているかとの論争もありましたが、ある程度決着ついたかもしれません。

元々PDPパネル単体でも表示遅延があるらしく、PDP特有のサブフィールド式の時分割駆動法なので、理論的には表示遅延が0フレームにするのが難しいらしい。少なくともCRT並レベルに達するのは不可能と思う。

まあ、PDPはゲームに向いてないとはいえないが、PDPを作るメーカーが限られているだけに、19RE1並の表示遅延レベルのPDPの登場はあまり期待できないと考えてもいいでしょうね。(一応日立からもPDPを出しているが、表示遅延がかなり酷い印象だしね・・)

焼き付きについては、最近のPDPではどうか知らないが、静止画が多いゲームのプレイにはなるべく避けた方がいいとの話があるそうです。

有機ELにも、焼き付きがあるらしいが、うちのXEL-1では静止画表示を多用しているが、未だに焼き付きが出てないけどね・・・ 別に神経質的ではなく、普通に使っているし。

多分静止画状態を極端の長時間に表示しなければ問題ないと思われます。(一応強制スクリーンセーバー機能もあります。)

Sonyから60万円台の25型有機ELモニターが発表されたし、数年後では40~50インチの登場の可能性が高まりました。

ちなみにBVMシリーズの有機ELマスターモニターでは液晶系モニターより表示遅延が極めて短いと確認されてます。

ソニー、25/17型のフルHD有機ELマスターモニター -AV Watch

新開発の業務用映像エンジンでは信号遅延時間をCRTレベルに実現しているそうだ。これは1080/60i入力なので驚異的。一般的なTVだとどうしても1フレーム以上になると言われている。

1080/60i入力なのに、表示遅延が0.2フレーム程度!
1080p入力ならおそらくほぼ0フレームだと思われる。

BRAVIAシリーズの映像エンジンにも、その機能を搭載してくれw

有機ELの40~50インチが登場したら、PDPの意味が完全になくなるなと思いますね。
まあ値段競争力にはまだ差がありますね。

ちなみに、うちは液晶TVやPDPを一度も買ってない。PC用は液晶モニターを持っているが、民生用では液晶TVやPDPを買ったことはなかった。

中型有機ELテレビが登場される可能性が高まったし、高画質としてのテレビの暗黒期が終わるのは時間の問題になりましたね。最悪でもPVMシリーズの有機ELモニターを導入すればいいし。

パナソニックのPDPの話に戻りますが、超解像の出来については、東芝、ソニーに比べて結構遅れている印象ですね。

先代VT2から追加された超解像機能は、VT3にも引き続き搭載されているが、相変わらず480i/480p/720pの映像に対してのみ適用可能となっており、1080i、1080pの映像に対しては適用できない。なお、ネット関連サービスの動画、PC入力映像に対しても適用させることはできなかった。

VIERAの超解像機能は使うための制限が多すぎる
なお、超解像機能は、3D映像に対しても一定条件を満たせば効かせることはできる。その条件が詳しく説明されていなかったので筆者が実験してみたのだが、720p以下で入力したサイドバイサイド形式やトップアンドボトム形式の3D映像に対して効かせることができることが分かった。Blu-ray 3Dのような1080i、1080pの3D映像には効かせることができず、ネット関連サービス経由の3D映像にも(その映像解像度によらず)、効かせることはできなかった。

SonyのX-Reality PROは圧倒的勝利か。5年前の第4世代のDRC(DRC-MFv2.0)でさえ、1080iソースにも効果あったし。(XCA7は第7世代。)

SBS(サイドバイサイド方式)の3D映像には解像感が低いので、やはり超解像の出来が重要になりますね。

それにしても、SBS方式の3D映像とXCA7との組み合わせが気になるな・・

X-Reality PRO搭載BDレコーダーが早く出てほしいですね。

関連:

【西田宗千佳のRandomTracking】ソニー新BRAVIAに搭載される「X-Reality PRO」の秘密に迫る -AV Watch
【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】第512回:NAB 2011レポート その3 -AV Watch

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2011年4月11日 (月)

PVMシリーズの25型/17型フルHD有機ELモニターも登場!

ソニー、25型/17型の業務用フルHD有機ELモニター -AV Watch
-マスモニと同じパネルを搭載。25型が627,900円

Sony Japan | ニュースリリース | 25型/17型有機ELパネルを搭載した業務用ピクチャーモニターを発売

Sony120110411

PVMシリーズのフルHD有機ELモニターも発表されました。

型名    発売日    希望小売価格
25型業務用有機ELモニター『PVM-2541』    2011年度
第2四半期※    627,900円
(税抜価格 598,000円)
17型業務用有機ELモニター『PVM-1741』    2011年度
第2四半期    417,900円
(税抜価格 398,000万円)

なぜか安い!と感じましたw

業務用とはいえ、25型の値段は11型のXEL-1の3倍程度なので、思ったより安い!と思えます。

中型の有機ELパネルを安定的に量産できるレベルになったといえるでしょうね・・・

家庭用テレビにも転用できそうなので、25型で50万円以下の物になってもおかしくないですね・・・ X-Reality PRO搭載にすれば鬼に金棒か。

もちろん表示遅延が低遅延であれば完璧。

X-Realityの表示遅延はブラビアエンジン3と比べて一応改善されているらしいが、どれぐらい改善されたか不明。まあ、XCA7の表示遅延はあまり期待しない方がいいだろうね。最悪でも一応XCA7の処理をOFFにすることもできるので、多分問題ないだろうと思います。X-Reality側の表示遅延が重要と考えてもいいとか。

今のところ韓国勢からも20型以上の有機ELパネルの市販品が出てないみたいので、
ソニーが事実上トップですね・・ サムスンでさえ発売してないし。業務用とはいえ、PVMシリーズの値段を考えても立派。むしろかなり頑張っていると思います。

家庭向けに当分発売されなくても、業務用にしては安い値段なので、AVマニアならついに買ってしまいそうな値段ですね・・・

Sony Japan | ニュースリリース | 有機ELを搭載した業務用モニターを発売

PVM-740 | 商品情報 | 放送用モニター | プロフェッショナル/業務用製品情報 | ソニー

8ido18000008qwcm

365,400円(348,000円)

PVMの7型有機ELモデルは去年(2010年5月1日)に発売されてからまだ1年立ってないとは、驚きですね。同じPVMシリーズなのに、17型フルHDとの差額はたった5万円。

最上位シリーズであるBVMシリーズの値段といえば、以下の感じとか。

Sony Japan | ニュースリリース | 業界初 25型/17型有機ELパネルを搭載した業務用マスターモニターを発売

型 名 発売日 希望小売価格
  25型 有機ELマスターモニター
  『BVM-E250』 2011年5月1日 2,415,000円
(税抜価格2,300,000円) 
  17型 有機ELマスターモニター
  『BVM-E170』 2011年7月1日 1,312,500円
(税抜価格1,250,000円) 

BVMとPVMシリーズが違うだけで、値段がずいぶん違いますね・・・

BVMシリーズにふさわしいマスモニに仕上げるため、有機ELパネルだけではなく色々コストをかけていたでしょうね。

BVMの名称という意味をあまり知らない方には、有機ELが高すぎる!との印象を持つかもしれませんね。BVMシリーズだからこそ、こういう値段になっても当然です。

PVMシリーズとはいえ、そこまで安いとは驚きでした。有機ELパネルの中型パネル量産技術がそこまで進んでいるといえそうですね。

ところで、モニターではないが、業界最高画質の新型デジタルシネマカメラについても興味深いので、取り上げたい。

Sony Japan | ニュースリリース | 新開発8K CMOSイメージセンサーを搭載した業界最高画質のCineAltaカメラを開発

業界最高画質と謳われたデジタルシネマカメラのF35の後継機種が発表されました。F35はアバター制作でも使われたデジタルシネマカメラとして有名。

F35はCCD搭載だったが、F65はCMOS搭載。F35は2K記録までだったが、F65は4K記録もできるとか。

ハリウッドあたりに早速使われそうですね。

関連:事例紹介 | CineAlta | 映像制作機材 | プロフェッショナル/業務用製品情報 | ソニー

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2011年4月 7日 (木)

XCA7の正体はDRCの進化版だった!

例の震災により、当面の間、モチベーションが上がらず、当ブログの更新が停滞していました。通常モードにそろそろ戻りたいと思います。

新型映像エンジンであるX-Reality PROの正体が明らかになりました。その映像エンジンに搭載されているXCA7の正体はなんとDRCの進化版でした!

高画質技術:X-Reality PRO | 液晶テレビ BRAVIA 〈ブラビア〉 | ソニー

ソニー“BRAVIA”の新画像エンジン「X-Reality Pro」の実力は?

ソニー・新〈ブラビア〉のココがすごい! by 麻倉怜士

それから約10年に渡って「DRC」はソニーのテレビの技術の屋台骨になった。今回、名称はDRCとは言わないものの、まさに紛う方無きDRCの発想が、さらに強力な複数枚超解像として復活したことを、私は大いに喜ぶ。

麻倉怜士のデジタル閻魔帳:実力が試される薄型テレビ(1)――超解像技術の超進化

ソニーは、2009年の段階で一度DRCを外しました。当時の事業部長は、「コストが高いのに効果が薄い」と説明していて、私は“一体何を言っているのだろう”とあきれ、ソニーのものづくりの問題がここにもあると思いました。しかし研究所ではずっと開発を続けていて、今回復活させることに成功したのです。

X-Reality PROとは、X-RealityとXCA7とのLSIを組み合わせたものです。

X-Realityは去年のBRAVIAエンジン3の正常進化版だそうです。XCA7はもちろんDRCを進化させたもので、DRCとして第7世代となります。つまりDRCの進化版として復活したのです。2008年のBRAVIAを最後にDRCを外しましたが、単なる復活ではなく、強力な複数枚超解像度対応で大幅にパワーアップになり帰ってきたのです!

Youtube等の低解像度のIPTV対応も興味深い。

昔のDRCの弱点といえば低解像度ソース(VGA以下の解像度)との相性が極めて悪かったね・・ドットが荒くなる現象もあったし・・

そのDRCを進化させたXCA7でその課題を色々解決されたようで、楽しみですね。

麻倉さんの解説によれば、やはりDRCは超解像技術の1つだったのです。

超解像という技術が世間に知られるようになったのは、東芝が2008年に超解像対応TVを発表した頃かな。

超解像の1種であるDRCは1998年のWEGAに搭載されたと思うので、驚くべきですね。10年早かったのですね・・

当ブログで何度も書いていると思いますが、DRCを発明したのは元ソニーの近藤哲二郎氏です。元々ソニー在籍でしたが、ソニーの研究所を閉鎖される形で2009年に退社されましたが、出井氏などの支援により、川崎市で研究所を創立。近藤氏の部下達も、その研究所に移籍し、画像関連技術の開発等をずっと続けていたそうです。

「ソニーの出井伸之前会長が代表を務めるコンサルティング会社のクオンタムリープ(東京・千代田)は9日、画像関連技術の開発などを手掛ける新会社を設立したと発表した。高画質化技術の開発を長年にわたって手掛け、ソニーの業務執行役員SVPを務めた近藤哲二郎氏らと組み、開発成果の外部企業などへの提供を目指す。
新会社のI3(アイキューブド)研究所(川崎市)を設立、出井氏が会長、近藤氏が社長に就いた。資本金は5950万円で、出資比率はクオンタムリープが19.3%、近藤社長や社員が計46.2%。ソニーとシャープも16.8%ずつ出資した。ソニーとシャープはそれぞれ、開発成果を自社製品に搭載することなどを目指している。
[2009年10月12日/日経産業新聞]」

2009年の段階にDRCを外され、DRCの開発者もソニーを退社された時点で、DRCがもう終わったと悲観していました・・まさか数年後に復活されるとは思いませんでした。

ソニーのTV事業部も、2009年にDRCを外してから、その間はDRC以外の超解像アルゴリズムを色々検討してきたが、結局、やはりDRCしかないと再認識されるようになってきたかもしれません。

X-Reality PROの開発者のインタビュー記事を読む限り、何度もDRCという文字が出ていますね。近藤氏との連携についてははっきりと書かれてないが、麻倉さんの記事によると、XCA7の開発者が、「超解像技術を開発した研究所とは、相当、突っ込んだやりとりをしました」と書かれている。

おそらくソニーから離れた近藤氏らがXCA7の雛形のようなものを研究所で開発し、ソニーに提案。ソニーのTV事業部に認められ、ソニーがXCA7を正式に開発することになったと思われます。つまりIPレベルは近藤氏の研究所が供給。ソニーが実装という形でしょうね。一応近藤氏の研究所に出資しているシャープもIP採用する可能性がありますが、使いこなしはちょっと難しいかもしれませんね。一応ソニーは10年以上DRCを開発し続け、ノウハウが蓄積されていますからね。

XCA7の次には期待したいのはやはり4Kアップコンでしょうね。

今年に出てくると思われるソニーの新型BDレコーダー上位機種にもX-Reality Pro(XCA7搭載)が搭載される可能性が高いと思うので、楽しみですね。

多分絶対にやらないと思うけど、QUALIA 001の後継機種が出てほしいなと思います。XCA7かXCA8搭載で。4K対応とか。一応QUALIAブランドじゃなくてもいいと思いますので、何らかの形で復活してほしいと思いますね。

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