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2011年6月

2011年6月30日 (木)

SCE新体制により、久夛良木氏が名誉会長を退任

ソニー・コンピュータエンタテインメントの 新たな経営体制について(PDF版)

SCE、久夛良木名誉会長退任。平井CEOは会長に
-新CEOはアンドリュー・ハウス氏

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は、9月1日付で、代表取締役会長に平井一夫氏(現 代表取締役社長 兼 グループCEO)が、代表取締役社長 兼 グループCEOにアンドリュー・ハウス氏(現SCEE社長兼CEO兼Co-COO)が就任すると発表した。

なお、創業メンバーの一人でもある代表取締役会長の佐藤明氏は、8月31日付で退任。名誉会長の久夛良木健氏は、6月28日をもって同職を退任した。

平井氏が会長になるのは、PSN問題の経営責任を取ったというより、Sony副社長としてSony経営に集中できるようにSCE経営に関わることを減らすしかなかったでしょうね。

久夛良木氏は名誉会長を退任か・・もうSCEへの関わりが完全になくなるとは残念な限りですね。SCEが相談役みたいものを用意したかもしれないが、拒否したかもしれませんねw

一応Sonyとの関わりについては、以下の職はまだ続いているようです。

*  ソニー株式会社のシニア・テクノロジー・アドバイザー職につきましては継続いたします。

いわゆる相談役みたいですが、技術面において影響力を持ち続けて欲しいですねw

SCEIの新社長及びCEOになるアンドリュー・ハウス氏についてはよく知らないですが、SCEの公式リリースを読む限り、実績についてはPSビジネスを知り尽くしているようで、サードとの良好な関係を作るのが定評があるそうだ。確かに安心して任せられる経営者かもしれませんね。

それにしてもSCE社長/CEOになった人はほとんどSonyプロパー(出身)ですね。平井氏はSMEプロパーですが。SCEJ社長の河野氏も、Sonyプロパーだそうです。まあSCEという会社は創業してからまだ20年立ってないので、SCEプロパーの人材が出てくるのはまだ時間がかかるかもしれません。

関係ないけど、PS Storeはいい加減に再開してほしいところです。世界では日本だけは再開してないし。日本の役所には極めて無能であるとはよくわかりました・・・企業・消費者の利益より役人の利益を優先するのが日本の役所らしいかもしれませんね。

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2011年6月12日 (日)

PS Vitaの有機ELパネルは本当にサムスン製だろうか

西川善司の3DゲームファンのためのE3最新ハードウェア講座 Wii UのGPUはDirectX 10.1世代と判明。PS Vitaを触れてみての考察

まず、有機ELディスプレイだが、その画質は素晴らしいの一言に尽きた。とても高輝度であり、コントラスト感が素晴らしい。特に黒の表現の沈み込み具合、暗部階調のダイナミックレンジの深さは相当なものだ。

それと、ゲーム映像のような、動きの激しい動画においても、残像感がとても少ない。現行PSPでは時々感じられるコーミング現象も皆無だ。

5インチ、960×540ドット(QFHD:クォーター・フルHD)の解像力も素晴らしく、サブピクセルの存在がほとんどわからない。1ピクセルが、サブピクセルの合成色としてではなく、その色そのものを発色しているように見える。この“映像力”は、わざわざソニーがこだわっただけのことはあると思う。

西川氏については、個人的には画質評価においては信頼できるライターであり、とても参考になります。その信頼できるライターがE3で実際にPS Vitaを触ったのであり貴重な情報です。

西川氏の評価を読む限り、まるでXEL-1の画質であるように思えます。一応サムスンのGALAXYS2の有機ELを実際にチェックしたことがありますが、サブピクセルの存在感を若干感じました。XEL-1ではサブピクセルの存在感を(50cm~1mなら)ほとんど感じません。

ドット密度では、サムスンのGALAXYSⅡは218dpi。PS Vitaは220dpi。ちなみにiPhone4は326dpi。一般的にDPI値が高いほど精細感が非常によくなります。

しかし、XEL-1はDPIがGALAXYS IIより結構低いのに、サブピクセルの存在感をほとんど感じません。

やっぱりソニー製(SMD)かなと思いますが、いかがでしょうね・・まあ希望的観測ですけどね。

TGSで実際に早く見てみたいところですね。

ゲーマー達がPS Vita画面の静止画や動画をPCモニター越しで見た反応は非常にいい感じですね。まるでハメコミ合成みたいだとの感想がよく見られましたね。これが有機ELなのです。XEL-1を見慣れている僕としては、驚きはあまりない感じですが、有機ELの良さが世間に広まるといいですね!

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2011年6月 9日 (木)

ソニーのHW30ESの3D画質がトップクラスらしい

新ランプ制御技術採用で、より明るく、くっきりした3D映像を実現した家庭用ビデオプロジェクター

いちだんと明るく、クッキリとした3D映像を再現。新「SXRD」搭載の高画質スタンダードモデル

ソニー、3D映像をより明るくしたSXRDプロジェクタ -実売37万円の「VPL-HW30ES」。VW90ESの約2.7倍

- VW90ES比2.7倍の3D輝度/低クロストークも

VW90ESユーザの僕には涙目な発表だ・・・w

実はビクターの3D PJを高く評価していたある方より、事前にリーク情報をいただきましたが、そのある方曰く、3D画質については、とても明るく、クロストークが少ない等、極めていい評価だったそうです。現時点のPJでは3D画質はトップクラスだそうです。

レンズとフィルター一体型。PJ専用3Dメガネが登場したことは高く評価したい。TDG-PJ1なら、おそらくVW90ESユーザーには、今回の機種ほどではないが、3D画質が改善される可能性が高いと思います。早速導入して検証してみたいところです。

VW90ES+TDG-PJ1は、おそらくやっと本来の3D画質を体験できるのではないかと思います。あのフィルターのせいで、他社製品より輝度が下がり、暗い暗いと言われていたからな・・・

3Dメガネ (VPL-HW30ES/VW90ES用)
VW90ES対応と書かれているので、互換性は問題ないようです。

3月に発表されたBRABIA新機種の3DメガネはPJ非対応だったので、失望感を覚えただけに、安心しました。失礼致しましたw

ゲームファンにとっても嬉しい機能も。

>遅延が少なく「PlayStationR3」などの3D立体視ゲームに最適な「Game」モード

>そして今回から新たに「Game」と「Photo」モードも用意。Gameモードではリップシンクズレなどを低減させるというもので、Photoモードではデジタルカメラで撮影した映像を忠実に再現する。

ついにゲームモード導入だな。PJにGAMEモード導入とは珍しいと思いますね。正直言ってVW90ESあたりに早く導入してほしかったな・・w

BRAVIA最新機種では3Dゲームプレイの遅延は1フレーム程度になっているらしいので、期待してもいいかもしれませんね。

第145回:最高画質3D BRAVIAが新エンジンで進化 ~メニュー操作も高速化。ソニー「KDL-46HX920」~
●表示遅延について

恒例の東芝REGZA 19RE1との表示遅延比較。2Dの表示遅延は、HX920をプリセット画調モードを「ゲームオリジナル」に設定して測定した。表示遅延は約2フレーム。

面白いのは、3Dモード時には表示遅延が1フレーム短縮されて遅延が1フレームとなる点だ。3Dモード時は高画質化ロジックの一部がバイパスされる関係で早くなるのかも知れない。いずれにせよ、HX920は3Dゲームプレイには適したテレビだということが出来そうだ。

プロジェクター使いのゲーマーには間違いなく買いでしょうね。遅延面で僕には涙目ですけどね・・

多分、西川氏が導入されそうな気がしますよ。遅延面や輝度面には満足されるのではと思います。

関係ないけど、エプソンの反射型液晶のPJが未だに発売されてないとは驚いた。

ホームシアター・プロジェクター『EH-R4000』、『EH-R1000』 発売時期延期に伴う受注停止のお知らせとお詫び

2010年9月16日発表→2010年11月下旬発売予定→2011年2月発売予定→未定

震災の影響かどうかわからないが、反射型液晶パネルの製造がうまく行ってないことじゃないかね・・・ 夏になってしまったので、発売中止&新型商品の発表になりそうだな。

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2011年6月 8日 (水)

少なくともコアゲーマーが歓迎できるハードじゃないな

Wii Uか。リアルタイムに見ていたじゃないので、朝起きて、某ブログでチェック。短時間でチェックできるのがありがたいね。ゲーマーの反応はすぐに把握できるからね。

任天堂の発表を見て思ったのですが、どうやらWii路線を引き継ぎ、iPadのようなタッチパッドで新しいことをやろうとの感じですね。PS3+PS Vitaでも近いことができるじゃないかね。

現在のPS3でもまだサイズが大きいので、あのサイズでPS3クラスのゲームを作れるとは思えませんね。CPUは一応マルチコアであるが、発熱を抑えるため、低クロックにしているじゃないかなと思われる。GPUもそこそこのものにしている可能性が高い。おそらくタッチパッドのコストは結構かかっているので、発売価格として2万円台に抑えるにはかなり厳しい印象ですね。

少なくともコアゲーマーとして魅力を感じるハードではなかったのは確かです。今更にスライドパッドとは・・・終わっているな。

サードパーティーもWiiDS路線に懲りているようで、おそらくWii Uがいくら売れても、慎重深く見守るでしょうね・・現に3DSの現状はご存じの通りですしw

少なくとも国内においては、コアゲーマーの間ではPS3+PS Vitaで独走するのは間違いありませんね。

コアゲームといえば、洋ゲーのバイオショックの開発者がいわゆるコアゲーマーで、当初MOVEを否定していたのに、E3のSCEカンファレンスでバイオショック最新作がMOVE対応を強くアピールしていました。バイオショックはFPS系なので、MOVEとの相性が極めていいと認められたことです。話によれば、SCEの関係者が熱心に説得していたらしいとか。MOVEはコアゲームとカジュアルゲームの両立を目指していたのは事実であるのは興味深いです。北米ではKinectがかなり売れているらしいんですが、肝心のコアゲーマーには不評だそうです。長い目で見れば、PS3にとっては追い風だと思いますよ。

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2011年6月 7日 (火)

NGPこと”PS Vita"に関する雑感

PS Vita Wi-Fiモデル 24980円、3G/Wi-Fiモデル 29980円

値段についてはWi-Fiモデルはほぼ予想通りでした。ただ25990円(税抜)でやるかなと思っていましたので、予想以上頑張ったなとの印象。

3G/W-Fiモデルの値段は予想以上安いとの印象。むしろ意外感が強かったw

ある意味スマートフォンの水平展開を最大限に生かしたのであり、(大量に製造されているスマートフォン関連部品を調達することで、コストダウンを図るのは容易になります。)3DS並の値段を実現できたことは当然だといえるかもしれません。スマートフォンブームに乗ったSCEにはまさしく強運だと思いますよ。

GPS搭載は3G/W-Fiモデルのみなのは残念。GPSを生かしたゲームが登場するのは難しくなるかもしれません。せめて周辺機器でもいいので、Wi-Fi版にも対応してほしいね。

3G/Wi-Fiモデルの販売方法は非常に気になります。アメリカのキャリアは電波方式関係でAT&T独占ですが、日本のキャリアはおそらくドコモだと思われる。auには期待しない方がいいと思います。電波方式が違うので・・

買い切り型ならドコモショップで契約しなくても、普通のゲーム店で買えるかもしれないし。自由に契約できるようになるのが望ましいですね。契約する場合、通信料はどうなるか気になりますね・・ 最低でも2年縛り強制はやらないでほしいところですね。(キャンペーン価格のようなことなら別ですが。)

メモリー周りは非公開ですね。フラッシュメモリーは内蔵型かどうか不明ですね。噂ではメインメモリーは512MB→256MBに減ったとか、フラッシュメモリーは非内蔵とかとのスペックダウンとの話がありますが、個人的にはその話には疑問です。メインメモリーは256MBならば、以下のようなことはかなり難しいのです。かなり充実したマルチタスク性を目指すには、最低でも512MBあたりが欲しいと思いますよ。

加えて、新たに開発したアプリケーション「Party(パーティ)」を搭載いたします。ネットワークを通じて複数のユーザー同士でボイスチャットやテキストチャットをお楽しみいただける「Party」は、ゲームの協力/対戦プレイの最中のみならず、別々のゲームを遊びながらでも、あるいはインターネットブラウザーなど他の機能を操作している時でもお使いいただくことができる、携帯型エンタテインメントシステム用としては画期的なアプリケーションです。

以下のチュートリアルアプリケーションは内蔵ソフトでないと不自然だと思いますので、フラッシュメモリー内蔵型でないと無理じゃないかなという気がしますね。まあユーザには開放してない領域の容量は結構大きい可能性もありますけどね。

さらに、本体前面のマルチタッチスクリーンおよび背面のマルチタッチパッドなど、PS Vitaならではの革新的で新しいユーザーインターフェースを全てのユーザーの皆様に使いこなしていただくために、基本操作や機能を学習できるチュートリアルアプリケーション「Welcome Park」を搭載いたします。「Welcome Park」をお使いいただくことで、PS Vitaならではの立体的な感覚を味わえる操作方法を、遊びながら手軽に身に付けていただくことができます。

動画対応についてMP4系のみですが、一応H.264系ならフル対応みたいですね。おそらくtorneで録画したファイル(3倍モードで録画したもの)をそのまま再生できる可能性が高いと思います。つまり高速転送ができるので、PS Vitaへのエンコード処理は不要ですね。(DRモードで録画したものはエンコード処理を行う必要がありますが。)

メモリーカードスロットに関しては、SDカードかメモリースティックか未だに決まってないみたいですね。本社との調整がまだ終わってないかね?それとも新規格対応だから当面公開できないことかね。(ただその噂があるようで、その可能性が高いかも。)

カメラの静止画の解像度はVGAですかね?意外な気がしますな・・ まあAR対応が目的なので、画質優先ではなくコスト優先にしたかもしれませんね。

Sonyが開発したSmartAR対応には期待したいですね。実際にソニービルでそのデモを体験させていただきましたが、結構凄いものでした。Xperia Arcクラスはちゃんと対応できたし。パワフルなPS Vitaなら色々なことができそうですね。またクラウド連携で、かなり高度なSmartARができるようになるかもしれませんね。ただ3G回線では厳しいかもね。LTE/WiMAXの普及待ちかな。

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まもなくE3でSCEカンファレンス!

最近ブログのエントリー更新をさぼっているところですが、E3に関しては無視できませんねw

NGP関連発表には期待したいですね。噂では「PS VITA」となっているらしいですね。ほぼ決まりでしょうね。PSP2にしなかったのは、欧米ではPSPがあまり売れなかったせいで、こういう名称になったことでしょうね・・・ まあ悪くない名称だと思いますよ。やはりNGPの正式名称はPSという名称を必ず使うことは予想通りでした。PS4といわれるものは、おそらく数字を使わないだろうね。

有機ELパネルに関しては、サムスン製になるじゃないかとの情報もありますね。たしかに最新のGALAXYS2の有機ELパネルはリアル解像度であり、擬似解像度ではありません。実際に見ましたが、確かに精細感がしっかりしており、初代GALAXYSの有機ELにはあった緑かぶりが完全になくなっています。画質としては素晴らしいのです。ただ、もしサムスン製搭載だったら正直言って残念な気持ちが強いです。初期型だけでもいいので、自社製を採用してもらいたいところです。ただ、PSPにもサムスン製液晶を採用する報道がありましたが、結局シャープ製液晶が採用されました。(PSP-3000にもシャープ製です。)同じように繰り返して欲しいところですw

また中小液晶関連で東芝(TMD)とソニー(SMD)が新会社で合併するのではないかとの動きがありますね。東芝(TMD)には、有機EL関連技術が素晴らしいので、是非合併してほしいところです。そのかわりにサムスンに負けないほど大規模投資してもらいたいところです。

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