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2011年9月 5日 (月)

ICCの商品化は来年秋以降らしい

【IFA2011】シャープがI3研究所と4K×2Kテレビを開発へ、2012年の製品化を目指す (閲覧は無料会員のみ)

シャープは、4K×2K(3840×2160画素)映像の表示に対応した大画面の液晶テレビの開発に着手した。フルHD映像(1920×1080画素)から高品質な4K×2K映像を生成する技術を開発するI3(アイキューブド)研究所と共同で、同社の技術を液晶テレビに導入する。両社は、2カ月ほど前から共同開発を本格化しており、2012年秋の製品化を目指す。

~中略~

今回の試作機では、シャープの液晶パネルに合わせてICCの信号処理を最適化するなどの工夫を加えると同時に、液晶パネル側でも駆動回路などをICCの出力信号に合わせて調整した。シャープの執行役員で、AVシステム開発本部長の寺川雅嗣氏は、「製品化までにはハードルが残っているが、来年のIFAでは製品として発表できるように開発を進めたい。4K×2Kは、60型以上がターゲットになるだろう」と話した。

NHKのドキュメンタリー番組にも明らかになりましたが、シャープと共同開発。興味深かったのは商品化の時期。

ICC搭載製品には、今年に発売される噂もありましたが、結局来年秋以降になったそうです。

個人的には、すぐにはICCを搭載して今年発売するのは難しいと思っていました。半導体関連として、他社製品のシステムに組み込むには、どうしても開発する時間がかかります。早くても来年初めあたりかなと思っていました。以下の書いた5月の記事では、搭載するにはおそらく時間かかるだろうという予想で書いてありました。

ついに4Kアップコンを実現する次世代DRCこと「ICC」が登場!

近藤氏の研究所にてLSIが開発されましたが、もし他社の製品に搭載する場合、このままLSIベースで供給するのではなく、IP(技術情報)として提供し、他社が製造する可能性が高いと思います。おそらくソニーの製品にて最初に搭載される可能性が高いと思います。ただどんな形で搭載するか分かりません。僕の予想ですが、第一世代製品では、X-Reality PRO(XCA7搭載)+ICCとなるのではないかと思います。あるいは、XCA7改良ベースでICC機能を組み込む可能性もあると思います。ただ後者が実現されるには早くても来年初めまでを待つ必要があるかなと思います。


最初はソニー製品には搭載するだろうとの予想は外れましたけど・・・

一応I3(アイキューブド)研究所が設立される際、シャープが出資していたからな。一応ソニーも出資しているはず。ちなみに出井氏の運営するファンドが出資している。

おそらくソニーから共同開発の話が出なかったので、共同開発を提案していたシャープを優先したかもしれません。まあ残念ですが。

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コメント

残念です。
今年末に出るであろうPJに期待できないんですよね。今のSonyの絵はちょっと違っていて・・・。

投稿: 結うまい | 2011年9月 6日 (火) 18時19分

>>結うまいさん

まあ、可能性は低いと思いますが、シャープのBDレコーダーにICC搭載するのを期待するしかないかもw

少なくとも当面はTV優先で開発されるので、BDレコーダーは後回しになるかもと思います。

投稿: mkubo | 2011年9月 7日 (水) 00時05分

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