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2011年10月 9日 (日)

VPL-VW1000ESの絵を観てきました。ほか

 

10時にオープンした際、整理券を速攻ゲット。わずか5分で午前分の整理券が瞬殺されたらしい。プロジェクター製品でそこまで人気あるとは本当に思わなかったよ・・

結局昼過ぎに観ることになりました。その間は色々ブースを見回ってきました。

まずVW1000ESの感想を書きたいと思います。

まずはαカメラでの静止画でネイティブ4K表示。2Kソースを4Kアップコン表示。バイオハザード新作、他の2K系映画ソース。ネイティブ4Kのスパイダーマン最新作のPV。

スクリーンはスチュワート社のマリブ。別に前から変わってないみたいです。僕が覚えている限り、QUALIA 004からずっとマリブが使われていたので、今回もマリブで開発し、画質チューニングしたことでしょうね。

2Kソース(映画ソース)を4Kアップコンして投写。

4Kかも?と思うほど精細感がしっかりしており、フィルムライクな感じが強く出ているのが印象的。2Kプロジェクターにありがちなシャープな絵ではなく、どちらかといえばマイルドになっており、奥行き感が出ているという感じです。その恩恵か、階調感がかなりあふれているのが印象的。

アップコン画質として破綻もなく、違和感もない。映画らしい画質でフィルムライク寄りという感じだ。字幕のエッジがマイルドという感じ。業務用4K SXRDの画質と比べると、コントラストを一層深くした感じだ。UHPランプでは問題になりがちなカラーバランスは気にならなかったレベルだと思う。

そして、ネイティブ4Kのスパイダーマン最新作PV。ソニービルにて見ていたHMZ-T1の映像とまったくおなじもの。

正直言って本当に衝撃を受けた。あれほどの高精細感はみたことがないと思った。実は事前にすでに、ICCの映像、シャープの8K4K液晶、東芝の4K液晶の映像をすでに観ていたのだ。

下手すれば8K4K液晶以上かもしれないと思った。あの高精細感は。

これがF65の映像か・・・ (おそらくF65で撮影しただろうと思われる。)

プロジェクターで本当に衝撃を受けたのは、久しぶりだと思った。QUALIA 004以来だ。

本当にQUALIA 004の後継機種が出てきたなと思った。168万円か・・はっきりいって安いと思うよ。

とはいえ、現時点では、ネイティブ4Kコンテンツは簡単に入手できない状態だ。少なくとも購入しても、当面はVW1000ESの真の実力を発揮させるには結構難しいのだ。最大の問題はまさしくこれだといえる。

ただ、東芝の4K液晶TVブースにて、ひかりTVの映像配信の4Kデモを見ていたのだが、思ったよりかなり使える画質でした。ビットレートは144Mbpsになっているらしいが、いかにも4Kらしい画質でした。いわゆるデモ映像ではなく、TV番組のような作りで作られた映像でした。事前にまったく期待しなかっただけに、すっかり4K信者になりました・・ 4K/60p制作の映像かどうかわからないが、30pとしても、動きなどは30p特有の違和感がまったくない映像だったので、驚きでした。ネット配信なら4K配信の現実味が出てきたのが印象的でした。

一応東芝の4Kテレビは4k/60p入力をサポートしているそうだ。4K/60p入力させるため、4本のHDMIケーブルで接続しているらしい。

ネイティブ4Kコンテンツの充実、4K/60p入力サポートしてくれたら、4K環境を導入したいと思った。スクリーンの買い替えはスチュワートのスクリーンをお持ちなら不要かもしれないね。買うならVPL-VW2000ESあたりかなw

さて、ICCの映像。

左の液晶はICC+4K液晶。右の液晶はフルHD

そのフルHD液晶がSDソースを使っていると思うほどかなりぼけているように見えました・・

知らない人が見たら、HDとSD比較していると思われるに違いありませんw

非常にディティールが細かく表示されており、本当にくっきりしてます。ICCデモにも参加しました。完全暗室状態で視聴。ただ気になったのはデモ映像は静止画のような動画で短いばかりでした。動きのはげしい映像ならどうなるか未知数です。

また、DRCの面影と思わせるところもありました。エッジの立て方は、ちょっと似ているなと思いました。奥行き感には少し不自然かなという印象もありました。

正直言ってなんか違和感を覚えたのです。その理由がなんとなくわかった気がします。それは東芝の4K液晶にてネイティブ4Kの映像を見てきたが、確かにICCの映像の方が非常にシャープだ。ひかりTVのネイティブ4K映像だと、違和感もなく、非常に自然で4Kならの立体感が出ている。やはりネイティブ4K映像は一番だと思った。ただ2Kコンテンツをきれいに表示させるには、素晴らしい技術であるのは事実なのだ。まあチューニングが重要になるかもと思います。おそらくコンテンツによっては相性がシビアになるかもしれませんし。

東芝の超解像度による4Kアップコン画質は正直言っておまけレベルかなと思いました・・もちろん目玉である裸眼3Dははっきりいってまさしくおまけレベルでした。

VW1000ESに搭載したソニーの4Kアップスケール用LSIは破綻もなく違和感の少ないアップコン画質になるようチューニングされていると思われる。もちろんぼけぼけ感はあまり感じませんでした。ある意味、ソニーの4KアップコンLSI開発においては本当に頑張ったなと思いますね。

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