ARMベースのCellの可能性について考察してみる(訂正あり)
当ブログのコメント欄にて、次世代CellはARMベースになる可能性について議論してます。
まず、以下の箇所書きにてまとめてみます。
・PS4といわれるものは、PS Vitaの超絶進化形といってもいいほど、
「ARM+PowerVR」ベースを採用し、Cellアーキテクチャーと融合したものになるのでは。根拠として、元々モバイル向けなので、発熱や消費電力にも有利。従来のCellアーキテクチャーと融合して、無数の改良したSPEを組み込む。次世代Cellといってもよい性能を実現できるのでは。
・Cell開発の3社(IBM/東芝/Sony)がPS VitaのCPU開発に関わっている。なぜ関わっているのは、PS4にも、ARMベースのCPUを開発している可能性があるのでは。
・PowerVRも、PS Vita向けで開発元のImaginationとSCEが共同開発していた。PS4でもダッグを組む可能性はあるのでは。Imagination自身も次世代ゲーム機へのPowerVR搭載については非常に関心を持っているようだ。また、PS4としてはPowerVRに切り替えても、互換性としてはおそらく問題になりにくいと思われる。(CPUに比べて互換性は容易のため。)消費電力や発熱対策としても、有利といわれているので、確かに魅力的な選択だと思う。もし、PS4がPowerVRを採用したら、据え置きハードとしてドリームキャスト以来の採用になること。
・確かに、インテルが導入しようとしている、最新鋭の22nmは90nm世代に比べて、
もう天文学的金額になっていること。導入期間も長くなっていること。(関連記事)そのため、PS4が出る頃(2014~2015年)でも、32nm~28nm世代が数年メインで続ける可能性は高い。(初期PS3のように、PS4は逆ざやを出すようなハードにする可能性は極めて低いだろう。)つまり、薄型PS3(65nmベース)のダイサイズぐらいが限界だろうと思われる。
・現実的なダイサイズに抑えるには、現行PPE(PowerPCベース)のマルチコア化じゃ、無数のSPEを搭載する余裕もなくなる可能性が高くなる。発熱対策及び消費電力がきつくなる。現行のアーキテクチャーのままじゃ、悲願だった家電用途への展開が難しくなる。しかし、ARMベースに切り替えることになると、消費電力及び発熱の低減に期待できる。パワフルなら、言うことはなし。(PPE部分は発熱が一番大きいといわれているので、ARMベースに切り替えたら、発熱問題が解決される可能性もある。)
・問題として、ARMは64bitに対応してないこと。(PowerPCは64bit対応)ただし、現在は開発中で、2014年以降登場する予定。しかし、PS4に間に合うか、微妙。ただし、まもなく今年に登場されるA15ベースは40bit対応で、(仮想64bit対応も可能らしい)互換性として実用上問題ないのでは。確かに、スパコン搭載を目指さない限り、問題ないかも。
僕なりの考察は長文になりましたので、エントリーにて記載したいと思います。
調べれば調べるほど、なんか次世代Cellは、ARM搭載はありえるかもと思うようになってきました。
※以下の計算方法には間違いありました。当初マルチコアCPUを1コアあたりの性能として計算してしまったので、再計算してみたところ、間違いありました。以下より訂正いたします。(1/31訂正)
http://ja.wikipedia.org/wiki/MIPS
根拠は上のwikipedia記事。
PS3のPPEは10,240MIPS。1MHzあたりに3.2です。
ライバルのXBOX360は 19,200MIPS,1MHzあたりに6。
これはSPEを全く使いこなしてない場合、いわゆるマルチでXBOX360版より遅い結果が出ても仕方がないですね。
もちろんSPEを使いこなせば、逆転します。アンチャーテッドなどがいい例です。
1つのコアでの同じ動作周波数でもA15は性能的にA9の約2倍向上しているそうです。
PS VitaはA9ベースのQuad Coreですが、動作周波数は不明。1GHzとしても、 5.0x1000(1GHz)x4コア=10000MIPS。
(5.0/2)x1,000(1GHz)x4コア=10,000MIPS。
(追記)恥ずかしい・・単なる計算ミスでした。結果的に合ってましたが。
PS3のPPE並なので、”NGP”が発表される前に、確かに
初期PS3ソフト並の画質を実現できるという噂もありましたね。
PS Vita版アンチャは初期PS3ソフトにほぼ匹敵できると証明されましたね。
A15ベースの8コア搭載LSIは現在開発中で、ARMサーバ発売を目指している情報もあります。Google、AppleではARMサーバ開発には積極的だそうです。
次世代PPEは、A15ベースで8コア搭載、PS3並の3.2GHzベースなら、
14x3200x8=358400MIPS
訂正(14/4)x3200x8=89,600MIPS
という数字を実現できます。
Intel Core i7 Extreme Edition 990x 159,000 MIPS at 3.46 GHz
次世代PPEだけで最新鋭のCorei7の2倍以上なので、驚くべきです。
SPE付きだったら、まさに鬼に金棒です。
4コア搭載としても、
14x3200*4=179200 MIPS。
訂正:(14/4)x3200x4= 44,800 MIPS。
立派な最新鋭レベルの数字です。 数年前(2009年)の高性能PCのCPU並の数字です。
もちろん理論値なので、単純には比較できませんが、次世代PPEベースとして、性能的にはかなり期待してもいいかもしれません。
1コアのみの性能を考えても、
14x3200=44800。
訂正:(14/4)x3200=11,200MIPS
XBOX360の2倍以上なので、確かにPS3のPPEコードが互換性として問題なく動作できるかも。PowerPC互換性のため、ハードウェア支援機能を搭載すれば問題ないかもね。
IBMはARM開発にもかなり積極的。以前、ARM社と14nmでの共同開発の話が発表されております。
PS Vitaの共同開発メーカーでもある東芝の開発されたCell TVについて。現在は後継機種はCEVOというLSI(SoC)に切り替えましたが、興味深いことに、ARMベースのSoCが採用されていること。つまり、東芝には、Cell→ARMベースに移行したという経験は持っているのです。ちなみに、PowerPCのエンディアンはビッグエンディアン。ARMは両方のエンディアン(ビッグエンディアン、リトルエンディアン)に対応できるので、互換性としては大きな問題になりにくいと思われます。
IBMはPPEがPowerPCベースでないと容認できないスタンスという問題がありますが、おそらくIBM自身も、PowerPCの発熱問題に悩んでいるはず。ARMなら、容認できる可能性もあるかもしれません。
据え置きはもちろん消費電力はある程度気にしなくてもよいので、 4GHzもありえるかも。14*4000*8=448000 MIPSとなりますね。
(追記)Cortex-A15ベースは仕様上では2.5GHzまでとなっていますが、あくまでもモバイル向けの話だと思いますので、半導体製造技術及び電圧の向上により、据え置きとして3.2GHzに達成するのは可能かもと思ってます。
SPEはまさにCellの生命線なので、PS3で蓄積していた開発資産をフルに活かすには、
どう考えてもSPE必須です。SPE搭載なら、初期PS3の頃、結構苦しんでいた開発問題の再来はないと思います。PS3のSPEコードがそのまま動作できるはずなので、PS3ソフト向けに開発してきたサードなら、PS4の開発環境におそらくクレームをつける可能性は低いと思いますよ。
次世代PPEは思ったよりパワフルなので、マルチ対策には問題ないかもしれませんね。
(追記)Cortex-A15世代のままじゃ、互換性は微妙になる可能性がありますので、全く問題ないとは言いがたいかも。
思ったら、一部の噂では、MSの次世代XBOX(Loop)はARMアーキテクチャーを採用する噂があります。確かにA15ベースで、たくさんのコアを積めば、それなりパワフルCPUを作れるかもしれません。ただしハードウェアの動画支援機能のようなもの+ARMコアベースとの可能性もありますので、次世代PPEだけじゃ、十分対抗できるレベルになるかなと思います。(希望的観測ですが) 性能が足りなければ、SPEの出番ですからね。
| 固定リンク
「ゲーム」カテゴリの記事
- 任天堂の不振に思うこと(2014.01.20)
- 久々に北米PSNカード(デジタル)を購入してみた(2013.08.25)
- MSも、次世代XBOX発表。「XBOX one」(2013.05.22)
- 「GT6」PS3版が2013年冬年末商戦に発売されることに(2013.05.16)
- ゲーマーなら最高の環境を目指そう!(2013.05.09)
「ソニー」カテゴリの記事
- 平井社長と大賀さんの類似点(2013.05.24)
- ブラジルでPS3を現地生産(2013.05.08)
- BRAVIAの新機種にて業界最速の表示遅延0.1フレーム達成!(2013.05.07)
- ついに1インチ1万円を切る4Kテレビが登場(2013.04.12)
「PS Vita」カテゴリの記事
- PS4が北米発売後24時間で実売100万台以上を達成!(2013.11.18)
- VitaTVが発売されましたね(2013.11.15)
- 液晶Vita(PCH-2000)買いました(2013.10.15)
- TGS2013に行ってきました(2013.09.22)
- PS Vita TVで据置ゲーム機の復権なるか(2013.09.12)
この記事へのコメントは終了しました。

コメント
PPEをarmにしたCELLを自分も妄想したりしてたのですが。
買い替え無しで今のPS3を使ってCELLコンピューティング出来ればなぁと今だに思ってます。
新しいハードを出すたびに更地から(互換性があるにしても)普及していかなくてはならないのは厳しすぎるなぁと。
次の据え置き機がN社以外は最後のハードになりそうなきがしますし。
ハードプラットフォーマーがクラウドベースに移行したら、onliveみたくソフトには困らないでしょうし。(回線速度の問題がありますが)
PS3でPS4相当のゲームをするには専用のコントローラー(触感センサー付きとか)必須でとか一万以下ぐらいでとか
書いててよくわからなくなって来ましたw
結局はCELLコンピューティングの世界が見たかったのです。
投稿: | 2012年1月30日 (月) 08時06分
>結局はCELLコンピューティングの世界が見たかったのです。
諦めるのはまだ早い!といっておきましょう!
PSの生みの親は言っていました。
「PSというハードはネットの中で溶けてなくなっていくだろう」(意訳)と。
溶けるための1条件としてCellコンピューティングのコンセプトが生まれているのです。ぶっちゃけ,今でも「早すぎ」ですが。
PS Suiteなど,そこら辺のクタビジョンに忠実に沿ってるだけですよね。
任天堂の決算の質疑応答で岩田社長が
「、私たちは将来、据置型という言葉をきっと使わなくなるのではないかと思っている」と発言してましたが,遅すぎですw
我々が知っている「Cell」とは異なるかも知れませんが,これからもその概念で進んでいくと思いますよ。
SPEだって,今は7個ですが,ARM+PowerVRで,SPEを16個とか32個乗ったりするかも知れませんし。
または,SPEで別チップになるかもしんない。
SPE的なモノはGPUコンピューティングで既に証明されてますからね。その辺は外してこないモノと思われますが。
この辺のネタは「現状認識」をする前にクタビジョンの理解から始まるので,書いてて混乱しますねw
投稿: kon2 | 2012年1月30日 (月) 08時58分
ちょwww
まさかとは思いましたが、自分の考察を検証して新エントリーで記事にしてくれるなんて・・・
ホントにビックリしました!!
でもうれしかったです、ありがとうございます。
元々はNGP時代の時に考察していたCPUは
「MarvellのARMADA XP」
だと思っていたんです。
MarvellがARM A9 4コアを世界で初めて発表しましたしゲーム機に採用という話もあり、
何よりARMADA XPはCELLと同じヘテロ構成が可能・・・という情報もありました。
http://www.xscale-freak.com/
>PS/3(Cell)を例に出すまでもなく、現状のゲーム機はMP構成があたりまえです。しかも、このARMADA XP はヘテロ構成が可能だとか。
これがNGPとPS3の親和性の高さを実現していたのかも?と思っていました。
しかしARMADA XPはあくまでもサーバー向けのチップなので消費電力が10W未満と携帯機に載せるには
ムリがあったので何らかのカスタム化をしてNGPに搭載しているのかなぁ・・・と。
ARMADA XPはWiiの次世代機に載る・・・なんて噂もありましたし、この頃から
「今後はPS4にはARMがいいのではないか?」
を意識し始めましたね。
で、以前のPS4にARMを搭載?という噂記事でさらに可能性が高まるわけですが
いずれにしろIBMがARM開発に関わらないといわゆる「ARM版CELL」の実現は不可能です。
しかし実際のPSVのARMにはIBMが関わっていた・・・
この時点でこれはもうビンゴではないか?
とちょっと確信に変わってきました。
CELLのPPEの性能自体はそんなに高いわけではないので最新のARMならば十分に性能を超えられるだろう・・・
とは思っていましたが、そこまで具体的な数字で比較検証はしていなかったので。
で、今回のmkuboさんの検証でさらに具体的に実現可能な道も見えてきました。
「PowerVR」に関してもRSXとは違い、PS4ではGPUもSPEと直接連携できるようにすれば
事実上のCELLベースGPUも可能?という妄想もしてますw
後はSCEが実行するだけ!!
なんですが、ここらへんが不思議なのがゲーム業界なんですよね・・・
明らかに「なんでそ~なるの?」な施策をしてしまうのもゲーム業界の摩訶不思議なところですから。
でも「ARM版CELL」は仮に実現してもまだまだ第1段階に過ぎません。
当然そこから広がる世界も妄想していますが、長くなるので今回はやめておきますw
全然関係ないですが、偶然にも今日は僕の誕生日です(笑)
投稿: RM | 2012年1月30日 (月) 12時47分
>結局はCELLコンピューティングの世界が見たかったのです。
kon2さんの仰るとおり、ゆっくりだけれども実現するためにちゃんとやっていると思いますよ。マラソンのようなものなので、地味にやっていくしかないです。PSSの普及はもちろん、例の独自OSの展開も1つでしょうね。確かにARM版CEllなら採用される可能性が高まるのではと期待してます。
投稿: mkubo | 2012年1月30日 (月) 18時29分
>>kon2さん
>任天堂の決算の質疑応答で岩田社長が
「、私たちは将来、据置型という言葉をきっと使わなくなるのではないかと思っている」と発言してましたが,遅すぎですw
素直に解釈してもよいか、正直迷いますがw
(任天堂のやりたいことははっきりいって理解不能だからね)
やっと気づいてしまったという話なら、確かに遅すぎるね。
投稿: mkubo | 2012年1月30日 (月) 18時53分
>>RMさん
どうもです。
はじめはコメントのまとめを入れる考えがなかったのですが、そのまとめなしでは、記事の意図がわかりづらいし、コメント欄を参照してねということはさすがに不親切だしね。むしろこちらから感謝したいぐらいですwいいネタになったし。
いろいろ情報ありがとうございます。ARM9ベースの4コアの話は知りませんでした。任天堂は結局PowerPCを採用することになったし。MSの可能性は一番高いかもという気がしますが、せっかくアーキテクチャライセンスを取得しているのに、わざわざMarvellに外注する必要があるかわからないです。(ただ、2010年に取得したらしいので、以前から外注した話なら、辻褄があうかも。)SCEはPS4の試作サンプルとして外注した説は考えられますが、売り上げへの影響についてはどうも説明できませんねw
関係ないけど、ARM社からアーキテクチャライセンス(独自にカスタマイズできる権利)を取得した会社は数えるほど少ないそうです。
RMさんが紹介したMarvellも1つです。MS、NVIDIAも取得してます。(なぜMSが取得したか不明です。次世代XBOXのためか、あるいはデータセンターのためのCPU設計を行うのかという説もあります。)
http://gshoes.dyndns.org/mqv/archives/388.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20100726_383354.html
MSが取得したというソース
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110106/188537/
NVIDIAが取得したというソース
http://ednjapan.com/edn/articles/1110/04/news135.html
サムスン、Appleでさえ、そういうライセンスを持ってないそうです。
(MSも、NVIDIAも取得しているのに ARM関連のWikipediaでは、なぜかそういうことがかかれてない。アーキテクチャライセンスという文字もない。Wikipedia記事のライセンスに関してはおそらく誤りだと思う。)
気になるのは、IBMがそういうライセンスを持っているかどうかです。調べてみましたが、そういうソースが見つかりませんでした。
もし、IBMがそのライセンスを取得しているなら、例の共同開発を行った理由は理解できます。IBMとの共同開発なら、独自に64bit対応のARMベースを開発しやすくなります。もし、そのライセンスがないなら、その独自開発は不可能になります。
http://www.gbrc.jp/journal/amr/free/dlranklog.cgi?dl=AMR5-5-4.pdf
(PDFファイルです)
内容は古いけど、読み物として面白い。ARM独自のライセンス等は勉強になるかも。
奇遇ですね。お誕生日おめでとうございます!
投稿: mkubo | 2012年1月30日 (月) 19時15分
まあ,Cell存続云々以前に,
PC用途レベルの手頃なサイズで手頃な性能のPower系は存在しませんものねえ。
そこらは,別にソニーだけじゃなく,MSも任天堂も同じ問題を抱えてますよね。
Power系はパフォーマンス優秀なのですけども,Appleが抜けたおかげでロードマップが歯抜けなんですよね。
ゲーム機向けは数年間同性能のCPUを作られるのを強いられますから,発展性が薄いですよね(Cellがそうですよね)。
個人的に,ARM+SPEもありかなあ,と思ったのが,
コッチの記事。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20111101_487830.html
ま,実際乗るとしたら,64bitARM+SPEじゃないですかね。CUDAよりは柔軟性がありますしね。
投稿: kon2 | 2012年1月31日 (火) 09時11分
なお,今度のWii Uは極めてXbox360と
似通った構成になることが予想されます。
Power PCを使うソレの排熱対策が
どうなっているかは全くの不明ですw
投稿: kon2 | 2012年1月31日 (火) 12時23分
>>mkuboさん
いろいろとありがとうございます。
ところで後になって気付いたのでどうしようか迷ったんですが、訂正があります。(間違っていたらスイマセン)
>次世代PPEだけで最新鋭のCorei7の2倍以上なので、驚くべきです。
さすがにこれは性能が高すぎるのでは?
と思い、改めて検証してみたんですが・・・
上記ソースのウィキではARM A15の表記が『クアッドコア』になってます。
よってすべての数値が4倍増しになってしまい、異常な数値になっている気がします。
ARM A15の1コア当たりの性能は別ソースではこうなっています。
↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/ARM%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3
>Cortex-A15
>1GHz~2.5GHz
>3.5 DMIPS/MHz
ARMチップの性能に関して
http://sites.google.com/site/sakurakichi/Home/armchippu-no-seinou-nikanshite
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/421/889/html/kaigai-01.jpg.html
>PS3のPPEは10,240MIPS。1MHzあたりに3.2です。
これと比較するとARM A15の1コアは3.5なので1MHzあたりの性能はPS3のPPE以上ですね。
つまり2.5GHz時には2500×3.5=8750DMIPSになり、上記4コアと照合すると8750×4で丁度35000DMIPSになります。
よって8コアの場合は単純に2倍で70000となり8コアで大体PS3のPPEの7倍近い性能という事になります。
次世代CELLはPPEが4個と言われているので、単純に4倍の性能と考えてもARM A15の8コアはさらに上の
性能になりますのでこれでも十分次世代PPEと呼べるシロモノだとは思います。
一応16コアまでいけば8コアのさらに倍の140000DMIPSになるのでより高性能になりますが。
上記ソースのウィキではプロセッサごとのコア数がバラバラなので非常に間違えやすいです。(これはウィキが悪い!!)
それとARM A15の周波数は通常では最大が2.5GHzなので例えPS4に搭載するとしても2.5GHz以上の周波数に
するにはそれこそアーキテクチャライセンスを取る必要があるのではないでしょうか?
単純に据え置き機に載せるから通常のライセンスでも最大周波数を上げられるのであれば何も問題ないんですが・・・
そう考えるとPS4はARM版CELLにすると32ビットマシンで最大2.5GHzという表面上は非常に違和感のあるマシンに
なってしまうかもしれません・・・
もちろんこれらはDMIPS比較だけの理論値ですし、周波数が2.5GHzでもその分ARM A15とSPEのコア数を増やせば
性能的にはARM版CELLも次世代CELLと同等のものになると思いますが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/PowerXCell
ただ素直に64ビット版ARMを待った方がより確実な性能が得られるのでいいのかもしれません。
大変失礼しました。
投稿: RM | 2012年1月31日 (火) 13時22分
>>kon2さん
情報ありがとうございます。
やはりARMv8ベースが本命かもしれませんね。
リンク先のリンクですが、以下の製造情報あるようです。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20111031_487621.html
ARMv8を採用したサーバー用プロセッサが2012年に登場
ARMv8を採用する半導体ベンダーをARMは公式にはアナウンスしなかったものの、ARMv8の発表と同じ27日に、半導体ベンダーのApplied Micro Circuits社(AMCC)がARMv8-Aアーキテクチャを採用したサーバー用64bitプロセッサ「X-Gene」を開発すると公式に発表した。
ARMv8-Aアーキテクチャにおける32bitモード「AArch32」の強化
AMCCの発表によると、「X-Gene」の最大動作周波数は3GHz、待機時消費電力は300mW未満。ARMv8-AアーキテクチャのCPUコアを複数個、内蔵する。10GbpsのLANコントローラやストレージ用物理層IP、WAN用物理層IP、100Gbpsのマルチプロセッサ用ソケットなども搭載する。シリコンダイは台湾TSMCが40nmプロセスおよび28nmプロセスで製造する。製造開始時期は2012年の後半を予定している。
2012年後半の予定なので、間に合いそうですね。3GHzに達してますし。
WiiUに関しては、XBOX360並の動作周波数にすると、あの筐体じゃきつくなりますね。低クロックにする手もありますが、果たして期待できる性能を出せるか疑問です。
関係ないけど、PowerPC A2というスパコン用CPUもありますけど、設計思想は全然違うので、そのまま転用するのは無理だろうと思ってます。
投稿: mkubo | 2012年1月31日 (火) 19時13分
>>RMさん
ご指摘ありがとうございます!放置されるよりありがたいですよ。
まあ、僕がまず気づくべきだったと思います。いくらでもCore7i以上とはおかしいと考えるべきだったと思います。
反省です。
Cortex-A15ベースではちょっと微妙かもしれませんね。
動作周波数に関しては、電圧等によりなんとかなる世界なので、多分問題ないと思います。A9ベースは45~40nm世代の話なので、32nm~28nm世代なら違う可能性もあります。半導体製造技術だけで解決できそうなので、アーキテクチャライセンスがなくても問題ないかも。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0518/kaigai180.htm
Cellの動作周波数と電圧の関係について述べています。
ARMv8に関しては、2012年後半製造される計画あるようで、なんとか間に合いそうですね。
Marvellの件ですが、もしかしたらNGPのための開発機材として開発されたのではと思います。全く同じアーキテクチャーだし、2010年にA9ベースの4コアCPUで開発するためには、Marvellから入手するしかないと思います。
ちなみに初期のXBOX360でも、AppleのG4?あたりでソフト開発を進めたみたいです。
投稿: mkubo | 2012年1月31日 (火) 19時22分
ARM関連で検索する中で、東芝、パナソニック関連の記事もありましたので、以下に紹介します。
http://www.4gamer.net/games/143/G014356/20111114064/
投稿: mkubo | 2012年1月31日 (火) 19時42分
IBMの次世代CELLは今の所音沙汰がないのでもし開発が進むとしたらPS4が最後の機会かもしれませんねぇ。
現状のCELLのPPEはOSを走らせたりSPEのコントローラーの役割を果たしているとのことで、もしARM系のプロセッサがメニーコア+高周波数化で十分なパフォーマンスがでるなら、開発の難しいヘテロジニアス構成はやらないような気もします。
今でさえもファーストパーティー以外はお世辞にもCellを使いこなしているとは言えないので。
ARM系CPU+GPU(nVdia以外)の組み合わせが無難かな・・・、数十個のSPEが乗ったモンスターも見てみたいのもありますがw
マイクロソフトのWINDOWS8はARMもサポートするのでそのリソースを次世代XBOXに活用できるのが強みですね。
wii Uは上位互換性を維持するために今のプロセッサの拡張になるでしょうね、GAMECUBEから余り変えないのかも。
それに排熱は大丈夫でしょう、XBOXの設計がひどすぎただけで、ヒートシンクに直接風を当てずに暖まった空気を外にだすだけにしたせいでCPUとGPUの熱で基盤がそってチップとヒートシンクの間に隙間できるという。
保証期間が過ぎて4回ほど自力で直したけど結局壊れてしまいました・・・。
投稿: yoshi | 2012年2月 1日 (水) 00時41分
>>mkuboさん
>ご指摘ありがとうございます!放置されるよりありがたいですよ。
いえいえ。
某二大ブログに貼られてたらメンドクサイ事になってましたね(笑)
(計算ミスは気付くと思ったので指摘しませんでしたw)
ARMv8ベース、64ビット化、3GHz以上の周波数、ここらへんをクリアすればARMベースCELLも
かなり現実味を帯びてきそうですね。
家電業界の怒涛のARM攻勢を見ても、もう現行のPowerPCベースCELLには発展の見込みはない・・・
と思わざるをえません。
「CEVO」なんてもうCELL載ってないですもん!
でもいつか「CEVO」にARMベースCELLが載って真の「Cell Evolution」になってほしいですね。
Marvellはあのタイミングなら確実にPSV開発に関わっていると思ってました。
もしも開発機材に関わっているのであれば、その延長で今度はPS4の開発に関わっても不思議じゃないですね。
ソニー東芝IBMに加えてアーキテクチャライセンスを持っているMarvellも加わってPS4向けに
「最強のARM」
を開発する・・・なんて妄想も成り立ちますw
元々は妄想&推測から出てきた話ですが、ここまでくると希望的観測よりも「実現への道」
を追求する方向性の方がおもしろくなってきました。
今後もこちらのブログでは今回のネタのその後の動向なども追いかけていただけたら
うれしいです!
ちなみにPSVのARM性能はたぶん1GHzで10000MIPSくらいだと思いますが、ゲームには3コアしか使えないので
実質7500MIPSくらいになっちゃいますね。(PS3のPPEも似たようなものかな?)
もし1.5GHzにまで対応しているのであれば、PSPのように後で周波数ロック解除なんて事もありそうですが。
でも携帯機はとにかくバッテリーの革命的進化をしないともう劇的な進化は難しいですね。
投稿: RM | 2012年2月 1日 (水) 11時22分
>>yoshiさん
>もしARM系のプロセッサがメニーコア+高周波数化で十分なパフォーマンスがでるなら、開発の難しいヘテロジニアス構成はやらないような気もします。
メニーコアですが、インテルがLarrabeeで開発していたけど、失敗に終わってます。つまり従来開発のままではメニーコアをきちんと使えない問題もあります。後藤氏がその問題を指摘してます。
せっかく慣れてきたSPE環境をまた捨てるのは非常にもったいないと思います。また一からやり直しという問題もありますし。ちなみにPS3の初期開発案はMIPSベースのメニーコアを検討したそうです。
>wii Uは上位互換性を維持するために今のプロセッサの拡張になるでしょうね、GAMECUBEから余り変えないのかも。
いや、HDゲームの世界ははっきりいって甘くない。SD時代のCPUの拡張だけでは、XBOX360並のゲームを作れるとは思えませんよ。 XBOX360ベースのCPU改良版の方がまだマシです。
Wii互換については、ソフトエミュで実現した方が良いと思います。まあ、任天堂としてはできるか問題かもしれませんが。
>ARM系CPU+GPU(nVdia以外)の組み合わせが無難かな・・・、数十個のSPEが乗ったモンスターも見てみたいのもありますがw
うーん、微妙な気がします。
5年以上使うことを考えるときついと思います。
投稿: mkubo | 2012年2月 1日 (水) 21時53分
>>RMさん
>ソニー東芝IBMに加えてアーキテクチャライセンスを持っているMarvellも加わってPS4向けに
「最強のARM」
を開発する・・・なんて妄想も成り立ちますw
もし最強のARMを作りたいなら、迷わずMarvellと組みますね。あの旧DECの流れを持つARMだからね。
妄想ですけど、ARMv8ベースのCPU 3GHzオーバー、8コアのIPを作って欲しいとMarvellに依頼する。IPができたら、東芝/Sony/IBMの共同開発でそのIPとCellアーキテクチャーと融合させるようにする。
2012年末か、2013年はじめに、MarvellからそういうARMが発表されたら、ビンゴかもしれませんねw
>今後もこちらのブログでは今回のネタのその後の動向なども追いかけていただけたら
うれしいです!
了解ですw 頑張ってみますw
投稿: mkubo | 2012年2月 1日 (水) 22時03分
>>mkuboさん
>ARMv8ベースのCPU 3GHzオーバー、8コアのIPを作って欲しいとMarvellに依頼する。IPができたら、東芝/Sony/IBMの共同開発でそのIPとCellアーキテクチャーと融合させる
こりゃまた素晴らしいスペック・・・
ビンゴだったらホントヤヴァイですw
ちなみにこんな記事がありましたので参考までに。
http://www.aps-web.jp/iq/img/IQ_2011Autumn/P12-15.pdf
プロセッサを含むハードウェアはどのように開発を進めた
のですか?
松本:開発に着手した2008 年時点ではCortex-A9 のSoC は
まだ手に入らない状況でしたので、ARM11 クアッドコアを搭
載したARM 製の評価ボード「PB11MPcore」を入手して基礎
検討を進めていきました。その後Cortex-A9 が入手できるよ
うになってからは、自社でブレッドボード(試作基板)を開
発し、社内のソフトウェアチームやハードウェアチームに配っ
て、オペレーティングシステムや周辺機能の検討と開発を進
めていきました。なお、Cortex-A9 のクアッドコアを搭載した
SoC は自社で開発しており、システムの徹底したローパワー
化を図るために、きめ細かいパワーマネージメントの仕組み
などの工夫を盛り込んでいます。
ここではA9 4コアをどこから入手したのか?も語っていませんし、
SoCに東芝とIBMの共同開発の関係も伏せられています。
PSVのチップ周りはやっぱ謎が多いですね・・・
>了解ですw 頑張ってみますw
よろしくお願いします。
投稿: RM | 2012年2月 2日 (木) 00時21分
>>RMさん
情報ありがとう。興味深い記事ですね。
ハード開発責任者の松本さんは元々ウォークマンチームの人だったらしいね。myloも開発したらしいとか。PSPgoも関わってますw 失礼かもしれませんが、松本さんが開発したハードが大成功しているイメージがないね・・ Vitaの成功次第ですかね。
投稿: mkubo | 2012年2月 2日 (木) 21時55分