« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »

2012年1月

2012年1月31日 (火)

とある経済専門誌いわく、クリスタルLEDディスプレイの高評価は自画自賛らしい(笑)

 

週刊ダイヤモンドのソニー特集記事によれば、クリスタルLEDディスプレイの高評価は自画自賛であるとのことだそうです。


へー、自画自賛ですか。

麻倉怜士氏
本田雅一氏
西田宗千佳氏
西川善司氏
山之内 正氏

上記の画質評論記事として著名な方々より全て高評価となっている。

週刊ダイヤモンドいわく、その方々の記事は極めて悪質な提灯記事とのことです(笑)

言うまでもなく、週刊ダイヤモンドは以前からアンチソニー雑誌で有名です。まさしく経済誌という名称を借りたゴジップ誌です。元々生粋アンチソニーのライターが多いので、アレな特集を通すことになったでしょうね。

もし、そのクリスタルLEDディスプレイ関連の記事がなければ、他のソニーへの批判記事の信憑性が多少上がったのにね(笑)

結局自爆に終わってしまったね。自業自得です。結局ソニー関連の記事に関しては、信憑性が下がっただけです。しかもオオカミ少年状態になってしまったことです。

週刊ダイヤモンドが、今後ソニーに関してのまっとうな批判的な記事を掲載しても、ソースはまた週刊ダイヤモンド(笑)と言われるだけですよ。本件により、ゲ○ダイ並の信憑性になった感じですね。

話が変わりますけど、西川善司氏のブログによれば、興味深いことが以下に書かれている。

拡大接写してもRGBのサブピクセルがほとんど分離してみえなくて、1ドットがフルカラー発色しているように見えるんです。丁度プロジェクタの投射画素に近い印象です。


画素の見え方について、評論家の中で、おそらく一番うるさいといわれる西川善司氏の評論なので、実に興味深いです。

当面は無理やり4K化しなくてもいいほど大画面での高精細感を味わえるはずなので、究極の2Kディスプレイとして導入するしかないと思うようになりました。

| | コメント (16) | トラックバック (0)

2012年1月30日 (月)

ARMベースのCellの可能性について考察してみる(訂正あり)


当ブログのコメント欄にて、次世代CellはARMベースになる可能性について議論してます。

次世代PS及びCell関連にご興味のある方々以外には読み飛ばしても結構です。専門的な言葉を多用してますが、その解説は省きますので、ご容赦ください。

まず、以下の箇所書きにてまとめてみます。

・PS4といわれるものは、PS Vitaの超絶進化形といってもいいほど、
「ARM+PowerVR」ベースを採用し、Cellアーキテクチャーと融合したものになるのでは。
根拠として、元々モバイル向けなので、発熱や消費電力にも有利。従来のCellアーキテクチャーと融合して、無数の改良したSPEを組み込む。次世代Cellといってもよい性能を実現できるのでは。

・Cell開発の3社(IBM/東芝/Sony)がPS VitaのCPU開発に関わっている。なぜ関わっているのは、PS4にも、ARMベースのCPUを開発している可能性があるのでは。

・PowerVRも、PS Vita向けで開発元のImaginationとSCEが共同開発していた。PS4でもダッグを組む可能性はあるのでは。Imagination自身も次世代ゲーム機へのPowerVR搭載については非常に関心を持っているようだ。また、PS4としてはPowerVRに切り替えても、互換性としてはおそらく問題になりにくいと思われる。(CPUに比べて互換性は容易のため。)消費電力や発熱対策としても、有利といわれているので、確かに魅力的な選択だと思う。もし、PS4がPowerVRを採用したら、据え置きハードとしてドリームキャスト以来の採用になること。

・確かに、インテルが導入しようとしている、最新鋭の22nmは90nm世代に比べて、
もう天文学的金額になっていること。導入期間も長くなっていること。(関連記事)そのため、PS4が出る頃(2014~2015年)でも、32nm~28nm世代が数年メインで続ける可能性は高い。(初期PS3のように、PS4は逆ざやを出すようなハードにする可能性は極めて低いだろう。)つまり、薄型PS3(65nmベース)のダイサイズぐらいが限界だろうと思われる。

・現実的なダイサイズに抑えるには、現行PPE(PowerPCベース)のマルチコア化じゃ、無数のSPEを搭載する余裕もなくなる可能性が高くなる。発熱対策及び消費電力がきつくなる。現行のアーキテクチャーのままじゃ、悲願だった家電用途への展開が難しくなる。しかし、ARMベースに切り替えることになると、消費電力及び発熱の低減に期待できる。パワフルなら、言うことはなし。(PPE部分は発熱が一番大きいといわれているので、ARMベースに切り替えたら、発熱問題が解決される可能性もある。)

・問題として、ARMは64bitに対応してないこと。(PowerPCは64bit対応)ただし、現在は開発中で、2014年以降登場する予定。しかし、PS4に間に合うか、微妙。ただし、まもなく今年に登場されるA15ベースは40bit対応で、(仮想64bit対応も可能らしい)互換性として実用上問題ないのでは。確かに、スパコン搭載を目指さない限り、問題ないかも。

僕なりの考察は長文になりましたので、エントリーにて記載したいと思います。

調べれば調べるほど、なんか次世代Cellは、ARM搭載はありえるかもと思うようになってきました。

※以下の計算方法には間違いありました。当初マルチコアCPUを1コアあたりの性能として計算してしまったので、再計算してみたところ、間違いありました。以下より訂正いたします。(1/31訂正)

http://ja.wikipedia.org/wiki/MIPS

根拠は上のwikipedia記事。

ps3-2006

PS3のPPEは10,240MIPS。1MHzあたりに3.2です。
ライバルのXBOX360は 19,200MIPS,1MHzあたりに6。

これはSPEを全く使いこなしてない場合、いわゆるマルチでXBOX360版より遅い結果が出ても仕方がないですね。

もちろんSPEを使いこなせば、逆転します。アンチャーテッドなどがいい例です。


arm2
1つのコアでの同じ動作周波数でもA15は性能的にA9の約2倍向上しているそうです。

PS VitaはA9ベースのQuad Coreですが、動作周波数は不明。1GHzとしても、
5.0x1000(1GHz)x4コア=10000MIPS。

(5.0/2)x1,000(1GHz)x4コア=10,000MIPS。

(追記)恥ずかしい・・単なる計算ミスでした。結果的に合ってましたが。

PS3のPPE並なので、”NGP”が発表される前に、確かに
初期PS3ソフト並の画質を実現できるという噂もありましたね。

PS Vita版アンチャは初期PS3ソフトにほぼ匹敵できると証明されましたね。

A15ベースの8コア搭載LSIは現在開発中で、ARMサーバ発売を目指している情報もあります。Google、AppleではARMサーバ開発には積極的だそうです。

次世代PPEは、A15ベースで8コア搭載、PS3並の3.2GHzベースなら、

14x3200x8=358400MIPS

訂正(14/4)x3200x8=89,600MIPS

という数字を実現できます。

intel

Intel Core i7 Extreme Edition 990x    159,000 MIPS at 3.46 GHz   

次世代PPEだけで最新鋭のCorei7の2倍以上なので、驚くべきです。
SPE付きだったら、まさに鬼に金棒です。

4コア搭載としても、

14x3200*4=179200 MIPS。

訂正:(14/4)x3200x4= 44,800 MIPS。

立派な最新鋭レベルの数字です。
数年前(2009年)の高性能PCのCPU並の数字です。

もちろん理論値なので、単純には比較できませんが、次世代PPEベースとして、性能的にはかなり期待してもいいかもしれません。

1コアのみの性能を考えても、

14x3200=44800

訂正:(14/4)x3200=11,200MIPS

XBOX360の2倍以上なので、確かにPS3のPPEコードが互換性として問題なく動作できるかも。PowerPC互換性のため、ハードウェア支援機能を搭載すれば問題ないかもね。

IBMはARM開発にもかなり積極的。以前、ARM社と14nmでの共同開発の話が発表されております。

PS Vitaの共同開発メーカーでもある東芝の開発されたCell TVについて。現在は後継機種はCEVOというLSI(SoC)に切り替えましたが、興味深いことに、ARMベースのSoCが採用されていること。つまり、東芝には、Cell→ARMベースに移行したという経験は持っているのです。ちなみに、PowerPCのエンディアンはビッグエンディアン。ARMは両方のエンディアン(ビッグエンディアン、リトルエンディアン)に対応できるので、互換性としては大きな問題になりにくいと思われます。

IBMはPPEがPowerPCベースでないと容認できないスタンスという問題がありますが、おそらくIBM自身も、PowerPCの発熱問題に悩んでいるはず。ARMなら、容認できる可能性もあるかもしれません。

据え置きはもちろん消費電力はある程度気にしなくてもよいので、
4GHzもありえるかも。14*4000*8=448000 MIPSとなりますね。

(追記)Cortex-A15ベースは仕様上では2.5GHzまでとなっていますが、あくまでもモバイル向けの話だと思いますので、半導体製造技術及び電圧の向上により、据え置きとして3.2GHzに達成するのは可能かもと思ってます。

SPEはまさにCellの生命線なので、PS3で蓄積していた開発資産をフルに活かすには、
どう考えてもSPE必須です。SPE搭載なら、初期PS3の頃、結構苦しんでいた開発問題の再来はないと思います。PS3のSPEコードがそのまま動作できるはずなので、PS3ソフト向けに開発してきたサードなら、PS4の開発環境におそらくクレームをつける可能性は低いと思いますよ。

次世代PPEは思ったよりパワフルなので、マルチ対策には問題ないかもしれませんね。

(追記)Cortex-A15世代のままじゃ、互換性は微妙になる可能性がありますので、全く問題ないとは言いがたいかも。

思ったら、一部の噂では、MSの次世代XBOX(Loop)はARMアーキテクチャーを採用する噂があります。確かにA15ベースで、たくさんのコアを積めば、それなりパワフルCPUを作れるかもしれません。ただしハードウェアの動画支援機能のようなもの+ARMコアベースとの可能性もありますので、次世代PPEだけじゃ、十分対抗できるレベルになるかなと思います。(希望的観測ですが) 性能が足りなければ、SPEの出番ですからね。

| | コメント (18) | トラックバック (0)

2012年1月23日 (月)

PS Vitaの独自OS、家電用途にも展開する計画あるらしい

ソニーが命運懸ける、PSヴィータの狙い 7年ぶりに発売された新型携帯ゲーム機。今後のネットワーク戦略の要とする算段だが
(週刊東洋経済バックナンバーの紹介なので、現時点では内容が掲載されてません。)

たまたま図書室でバックナンバー(先週号)を閲覧していたけど、本田雅一氏が執筆されていたので、読みました。実に興味深い記事でした。

6~7年前ぐらい、PS3のCellをベースにSony本体の家電へ展開!という壮大な話はご存知かと思います。極一部はあったとはいえ、結局実現されてませんでしたね。

今回は、なんとPS Vitaの独自OS等をベースにした基盤に、Sony本体の家電にも展開する計画があるそうです。

PS Vitaの独自OSはまずゲーム用OSとして開発されているが、汎用OSとして家電にも横展開できるよう設計されているそうです。(一部ではAndroidOSを搭載していると誤解されているらしいが、間違いなく独自OSを搭載しております。ちなみにPSシリーズとしてはすべて独自OSを搭載してます。)

SCE副社長の鈴木国正氏はSony本体出身であり、SonyTablet開発等で、Sony本社の幹部も担当している。

彼は事実上平井氏の右腕役であり、Sony本社とのパイプも太い。

平井氏がSony社長に就任されるのがほぼ確定だといわれている。

久夛良木氏の悲願だった家電への展開は違った形でついに実現されるかもしれません。

PS VitaはiPhone等のスマートフォンに良く似たCPU/GPUを採用してます。
家電も、ARM系CPUを採用していれば、PS Vitaの独自OS及び開発環境の移植は
決しては難しくない。元々低消費電力なので、Cellの問題だった発熱や消費電力という心配はない。

ARM系SoC(CPU/GPU)のロードマップでも、数年前の一般的なPCの能力を超える見通しができている。

Cell搭載はもう絶望であるといってもいいが、中長期からみれば、その巻き返しの可能性が出てきたかもしれない。

まずSCEの開発した独自OSをベースに展開する。ARM系アーキテクチャーとの相性は極めて良いので、外部からコストの安い、高性能なARM系SoCを調達して開発するのは可能になる。当面はPSVita用LSIを流用しても、性能的には問題ない。今のところARM系SoCとして最高峰であるから。

PS Vita用LSIを開発されたチーム(ソニー/IBM/東芝)は、Cellを開発したチームと同じのは、偶然かもしれないが、Cellの悲願だった家電用展開という目標はあきらめてないところがあるだろう。

製品解剖:「PS Vita」を分解、クアッドコアプロセッサはソニー/IBM/東芝が共同開発 (1/3) - EE Times Japan

Sony本体としては、SCEの独自OSを採用するメリットは大きい。SCEの開発環境は、PS3からPS Vitaへのソフト移植が容易だといわれる。つまりPS3のtorne関連の開発資産の流用が容易になるのです。

例えばソニーのBDレコーダーが、torneのUIを採用する。PS3+torneによく似た操作性を持ち、BDへのダビングが可能になる。また、BDレコーダーは元々Linux系で開発されているといわれているので、コストがかかる可能性があるが、GUI周りと、レコーダーとしての機能をそれぞれのLSIに分担させるのも1つだろう。

もちろんCell並のパワーは難しいが、GUI周りなら、PS3のtorneの操作感に遜色のないレベルに作り上げるのは可能だろう。もちろんSCEの独自OSを採用しない限り、AndroidOS、Linux系OSじゃ、その実現が難しいかもしれません。(もちろんパワフルなら可能だが、SCEの独自OSならハードのリソースを無駄なく使えるのが最大のメリットかなと思います。)

iOS端末は、それほどハードのパワーがないのに、操作性がサクサクといわれている。
GPU演算をうまく活かしている理由もあるが、やはり独自OSであることが大きい。
正確には、iOSはOSX(Mac)資産を活かしているので、GPU演算をうまく活かしているといわれている。Windows系は様々なハードに対応する必要があるためか、GPU演算をあまり積極的に利用してない。Windows7世代になってからやっと活かすようになったらしいが。

つまり、SCEの開発資産を生かせば、iPhoneのような強みを活かせる可能性が高まるのです。

今までPS2/PS3/PSPでは、全て基本的にハードも独自アーキテクチャーを採用していたが、(Cellは一応汎用アーキテクチャーで開発されていたが、東芝のCellTVという事例ぐらいで、展開が成功したとはいえないね。)PS Vitaは基本的に汎用アーキテクチャー。ハードとして、スマートフォンのアーキテクチャーとほとんど変わらない。

ちなみにパナソニックのSoC最新版の一部は、スマートTV対応のためか、ARM系を採用している。従来の独自アーキテクチャーも混在されているので、今までの開発資産は無駄にならないよう、AndroidOS等の対応が容易になるメリットもある。

Sonyも、おそらく似た仕組みを採用する可能性があるかもしれません。

TVへの接続によっては、いわゆるスマートTV化も可能になる。PS1アーカイブの動作はもちろん技術的に可能になるだろう。今春から本格的になるPSSプラットフォームの進化によっては、PSPコンテンツ、PS3ライクなゲームが遊べるのは決しては難しい話ではない。

もし、Sony家電によって、PSシリーズのソフトがいろいろ遊べるようになることが当たり前になれば、久夛良木氏が予言していた、PSシリーズがネットに溶ける話がほぼ実現されることになりますね。

話がそれますが、Google TVが、クラウドゲーム「OnLive」に対応されました。ネット回線次第だそうですが、理論的には最新鋭PC並のスペックを生かしたハイエンドゲームが遊べるようになるのです。実際、本当に快適にプレイできるか知りませんが。

クラウドゲーム「OnLive」がGoogle TVに対応、テレビでコンソール級ゲームが -INTERNET watch

Androidは、汎用OSであるが、どうもiOSに比べて、GUI等の表示が滑らかに表示するのが苦手としているようだ。将来的には解決される可能性もあると承知してますが、汎用OSならの欠点はやはりあるなと感じてます。

汎用OSならのメリットはもちろんあるが、他社への差別化を図るためには、やはりSCEの独自OSを採用した方が、メリットが大きいなと感じます。コンテンツの充実はもちろん重要。それはPSS(PSスイート)の成功次第になっているのです。

まずはとにかくPSSの立ち上がりが重要。今春から本格的になる予定であるが、ぜひ成功してほしいね。

アップルがiTVといわれるもので、テレビ市場に参入する噂もある。各社はスマートTVを開発されているが、対抗策としては、AndroidベースのGoogle TVじゃ、残念ながら現状では力不足だなと思う。Sonyの場合には、SCEの開発資産を武器に対抗する手もある。しかしあまり時間がないかもしれない。Sony本体としては、PS Vita用LSI、SCEの開発資産を積極的に利用すべきではないか。

| | コメント (25) | トラックバック (0)

2012年1月17日 (火)

ゲーマー的には究極のディスプレイですね

 

実は驚嘆すべき新技術—— ソニー『Crystal LED』の秘密と真価【西田宗千佳氏寄稿】

●「へえ、あれって液晶テレビじゃなかったんですか」

CES2012会期中に会食した某社(非家電メーカー)氏との会話中、こんな返事が帰ってきた。いやいやいや。ちょっと待ってくださいよ。ソニーの『Crystal LED ディスプレイ』って、まったく新しいデバイスなんですから。日本のメディアの報道を観ても、どうやらあれがすごいものだという認識は薄い模様。

確かに日本のマスコミはクリスタルLEDディスプレイの凄さを全く理解してない模様でしたね。単に液晶テレビの1つと思われたらしく、韓国勢のOLEDがリードしている!という感じでしたね・・

ネットの某ジャパンサイトでも、CES取材しているのに、韓国のOLEDを大きく取り上げながら、ソニーのクリスタルLEDディスプレイを全く取り上げなかったしね。

とにかく高画質であるのはご存じと思いますので、ゲーマーとしてのメリットは別の意味で歓迎したい点が多いです。まず、表示遅延の少なさにも期待できること。

RAW(生)モードでも、極めて高画質らしい。液晶テレビならしっかり映像処理を行わないとまともな画質にならないが、クリスタルLEDなら、その処理がなくても問題ありません。ゲーマーとして歓迎できるポイントです。

特にゲーマーには気になる問題だろう。他のディスプレイも、苦手な点はそれぞれだが、やはり「下処理が必要な肉」といっていい。
だが、Crystal LEDでは、デモにおいても「ほとんど映像処理をせず、元のデータのまま流している」という。要は“生”なのだ。技術者のいう「塩だけでいける」ということは、「生でいただけるほどおいしいお肉」という意味。元々のデバイスの特質がズバ抜けているため、特別な処理を必要としていない、というのである。結果、元映像の持つ良さを最大限に楽しめるようになる。デバイスとしての表示遅延も「ほとんど存在しない」(ソニー技術者談)というので、この点でもプラスだ。

本田氏の記事でも書かれていたが、OLEDと違い、”無機”材料を使っているため、経年変化に強いという特徴を持っている。つまり、プラズマの弱点といわれる焼き付き等は無縁なのだ。OLEDも、焼き付きしやすい可能性があるといわれている。(うちのXEL-1で焼き付きを体験してないので、なんともいえませんが。)

クリスタルLEDなら、そういう心配しなくてもいいと思われる。もしかしたら、将来には、中古クリスタルLEDディスプレイが出まわっても、工場出荷状態の画質とほとんど変わらない状態でそこそこの値段で入手できるようになるかもしれません。もちろん、新品を買ったユーザーとしても、高く売れる可能性もあります。

本田氏の記事でも書かれているとおり、半導体自身が光っているため、応答時間という概念が存在しない。そのため、動画性能は極めて高い。ゲーマーとしても非常に魅力的な点だ。LEDディスプレイのコストが安くなれば、ゲーセンにも導入される可能性が高いと思います。焼き付きの心配がないからね。LEDだしね。3Dディスプレイとしてもトップクラスらしいし。

しかし、ソニー関係者は意外と楽観視しているようだ。

Crystal LEDを開発したのは、ソニーの半導体事業本部。LEDをはじめとした素材を開発する根っこの技術を開発する部隊である。ソニー・半導体事業本部 本部長の斎藤端氏は、Crystal LEDの量産について、筆者の問いに、次のようにコメントしている。
「詳しくはいえないですが、生産技術面であるメドがたったので、展示にこぎつけたんです。まあ、そこが秘中の秘というか。より高解像度な4K版ですか? 技術的な問題はなんにもない。でも、開発には順序があるからね。それだけの話ですよ。有機ELをやめるとか、テレビをやめるとか次世代開発をやってないとか、色々報道されたけれどとんでもない。うちには、画質や技術にこだわってるエンジニアが、たくさん、たっくさんいるんです。Clystal LEDはその成果。こういうのをやんなきゃソニーじゃないでしょ!」

僕の経験では、極めて現実的な価格帯で発売されるだろうと感じました。高くてもおそらく100万円台にならないだろうと思います。(多分・・)

2K対応としても、クリスタルLEDディスプレイが発売される頃、できれば次世代HDMIを搭載してほしい。理由は1080p 3D/60p対応が欲しいためです。現行のHDMIバージョンでは720p/60pまでなので、将来のPS4はともかく、現行のPCでも、1080p 3D/60p出力できているからね。

全く関係ないけど、麻倉氏の記事によれば、ソニーの高級スピーカー、AR-1は米国でも高く評価受けているそうです。

しかし、米国市場ではソニーの高級スピーカーが近年、急に評価を上げている。それが、日本では6年前に発表された「AR-1」(日本での定価は約82万円、1本当たり)。米国では数年前に発売され、すでに有名なオーディオ雑誌でリファレンスのスピーカーの地位を確立している。日本製のスピーカーが世界で注目されるのは、1970年代のヤマハの「NS1000M」以来の快挙だ。

今回、同じ音調の「AR-2」(日本での定価は約63万円)が、記者会見でデビューした。ソニーの会見で、大きなスクリーンで発表された。最近の“ネットもの”ばかりというソニーの発表会では、高級スピーカーがプレゼンテーションされることは大変珍しい。

AR-2がCESで目立った形で発表されたとは、確かに意外でしたね。CES 2012は、ソニーの原点回帰が大きくアピールされたと言う感じですね。

 

 

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2012年1月14日 (土)

クリスタルLEDディスプレイはOLEDより高画質らしい

【本田雅一のAVTrends】ソニー「Crystal LED Display」開発者インタビュー -AV Watch

OLEDとはもちろん有機ELのことです。驚いたことに、ソニーの最上位機種であるBVMシリーズの有機ELモニター25型(250万円台)より高画質であるらしいこと。

これまで多くのテレビ、多くのディスプレイ方式を評価してきたが、画質の面でこれほど弱点のない技術は見たことがない。ディスプレイ用光源として理想的な、RGB LEDのアレイで表示を行なっているのだから、当たり前と言えば当たり前だ。

しかし、現実に目の前に存在し、実利用環境に近い場所で、いつもの映像がまったく違って見えることを体験すると、何か騙された気分になってくる。従来とは全く違う絵なのに、現実感がある。これまでのディスプレイは何だったのだろうか? と自問したくなるデキだ。

従来のディスプレイ技術では、ソニーのプロフェッショナル向け有機ELディスプレイが、最も高画質だと思っていたが、有機ELに対しても大きなアドバンテージを感じる。

誰も綺麗と思っていたはずのOLEDを超えていた点はまさに衝撃的だといえる。 サムスン、LGのOLEDの画質は少なくともそのソニーのOLED以下なので、他社が他方式(液晶・プラズマ、OLED等)でどう頑張ってもLEDTVに追いつくのが極めて難しいといえる。

笑うしかないなと思いましたな・・・ 単にポスト液晶・プラズマとして開発されたというより、その次々世代のものを開発されてしまった点は他社にとっては悪夢かもしれませんw

さて、“お約束”として実用化のターゲット時期についても尋ねてみたが、当然、答えることはできないとのこと。しかし、会話の中からは、そう遠くない時期の実用化が見えているという印象を受けた。

生産技術よりも、むしろ無数のLEDを使うことの方が、コストの面では効いてくるのではないだろうか。エンジニアの方々との話では、そうしたことを感じた。

現在、LEDの生産は飛躍的に伸びており、コスト低下は著しい。世界中の照明が変化していく中、LED自身の生産規模の大きさを、Crystal LED Displayの生産コスト圧縮に応用できるというところにも、この技術の将来性、素性の良さがあるように思う。LED自身のコストが下がれば、4K対応などもアセンブルの時間の問題だけで、すぐに出来てしまう。

また、今回はCESという場で家庭向けテレビのディスプレイ技術として紹介されたが、業務用の安定した、信頼できる映像再現ができるマスターモニターとしての可能性も高いだろう。経年変化に強いという特徴は、放送局に好まれるに違いない。

量産性等は現実レベルで製造できる見通しだそうです。それにしてもわずか3年という期間で、完成度の高いレベルで量産化に近いというものが出来上がったというのは驚きである。液晶、プラズマは実用化されるのに20~30年かかってきたのにね。もちろんLEDの進化もあるが、オーロラビジョンなどの超小型化技術を実現できたソニーはやはり凄いと思います。

【西川善司の大画面☆マニア】第156回:CES特別編 55型有機EL対決 -AV Watch

サムスン、LGのOLED画質批評。少なくともXEL-1以下の画質だな。サムスンはRGB方式を採用していること。XEL-1のようにカラーフィルターを採用してないこと。そのせいか、ホワイトバランスの取り方には苦労しているようにみえる。西川氏らしく、画素の解説について参考になりました。LGは白色+カラーフィルター方式。生産性が高いというメリットもあるので、RGB方式に比べて有利ということもあり、低価格有機ELテレビとしては期待できるのではと思います。(もちろん画質としてはXEL-1以下ですけどね。)サムスンの大型有機ELテレビは本当に問題なく製造できるか、個人的に疑問です。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年1月12日 (木)

クリスタルLEDディスプレイ技術解説記事

【西川善司の大画面☆マニア】第155回:international CES特別編 -AV Watch ~勇気が生んだ“無機”材ELディスプレイの秘密~

かなり専門的ですが、半導体製造プロセスにて製造されたらしいです。

基板に対して積層していくことになるが、各LEDは、CLDのドットピッチで生成されることになる。500℃以上で溶解された無機素材を結晶(Crystal)化させて成形していく工程は、一般的なLEDと何ら変わるところはない(なお、Crystal LED Displayの“Crystal”はここからきているらしい)。寿命も無機材のLEDなので、LEDそのものの寿命をイメージすれば良い(数万時間)。

今回発表されたCLDのサイズは55インチ。寸法でいうと横約1,210mm×縦約680mm程度で、ここに1,920×1,080ドットの画素があるのでドットピッチは約0.630mm(630μm)。1ドットあたりRGBの3サブピクセルのLEDで構成されるので各LEDサブピクセルのピッチはわずか0.210mm(210μm)ということになる。つまり、CLDには、210μmで個別駆動可能なLEDが約600万個実装されていることになる。

最新の半導体製造プロセスは、nmオーダーの世界に突入している。ちなみに、ソニーのプロジェクタで採用されているソニー独自のマイクロディスプレイ技術の産物である反射型液晶パネル「SXRD」(Silicon X-tal Reflective Display)は200nm(0.2μm)の製造プロセスによって製造されているわけで、半導体の製造プロセスの観点からすれば取り立てて凄い微細度と言うことではない。しかし、よく知るLEDがこの精度で、この大きさで成形されていると思うと驚くべき高精細な製造技術だ……と感心せざるを得ない。いわば、横1.2メートル、縦0.68mの複合半導体(プロセッサ)を製造したということだ。

ある意味SXRDの親戚だといってもいいかもしれませんね。

”クリスタル”という意味が分かった気がしますね。半導体だから石という意味があるし。

もしかしたら、製造についてはSXRD並かそれ以上の難易度を求められているなら、他社がとても真似のできない領域になるかもしれません。

今回のCLDでは、これまでの有機ELテレビ製品でやってきたような面発光方式を採用しておらず、画面上から下に向かって1/60秒周期のスキャン表示を行なっている。各画素の表示期間はおよそ1ms未満にしており、その表示特性は極めてブラウン管に近い。

LEDの発光応答速度はμs(マイクロ秒)やns(ナノ秒)のオーダーだが、人間の視覚メカニズムがそこまでの短残光を知覚できないので、意図的に1ms程度にしている。今回のCESで韓国系メーカーが「液晶の1,000倍の応答速度速さ(つまりはマイクロ秒)」として有機ELテレビを訴求しているが、そのメッセージに画質的な優位性はないことだけは言っておこう。

それでは「CLDは面発光ができないか」というとそういうことではない。

実際にはCLDでは面発光の仕組みの採用も検討されている。しかし、今回はブラウン管のような、キレのある動画表示性能を実現するためにあえてスキャン表示方式が選択されたと言うことだ。

今後、最終製品でどちらを採用するかは未定だという。

なるほど。ブラウン管ライク方式で表示させているか。あの帯はブラウン管やSED、FEDの画面を撮影すれば、表示されますね。肉眼では見えません。念のため。

一応有機ELのように面発光方式も可能ということか。

ただ、ソニーのFED、東芝/キヤノンのSEDの失敗など、「鬼門」と言われつつあった新ディスプレイ技術開発に挑戦し続けたソニーCLD開発チームの“勇気”と“根気”には、拍手を送りたい。

全くですね。3年前といえば、リーマンショックが起きた年。リーマンショックにより、ストリンガー氏が色々リストラしてきたが、その研究・開発をリストラせず、むしろ大規模投資してきた。

少なくともストリンガー氏の功績として評価してもいいと思いますよ。(まあ異論はあると思いますがw)

ソニーは液晶/プラズマに代わる第3のディスプレイ技術としては電界放出ディスプレイ「FED」(Field Emission Display)の開発も行なっていたことを知る人も多いだろう。2006年には、このFED事業を分社化するも、2009年には事業継続を断念、関連技術は2010年にAUOへ売却されている。CLDの開発は、このFEDとも無関係で独立で進められてきたとのことだが、最終的にはFED開発に関わった研究メンバーも合流しているとのこと。

なるほど、元FEDの研究メンバーが合流したことで、FEDと同じスキャン表示方式で表示させているかもしれませんね。できれば、面発光方式と、スキャン表示方式の切替ができたら理想的だなと思いますな。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

ソニー、「有機ELテレビ撤退」を否定!


ソニー「有機ELテレビ撤退」を否定 「大型開発を視野に入れている」と明言

読売新聞の報道した撤退記事をソニー広報が否定しました。

ストリンガー会長「次世代テレビの有力候補」
   ソニーは「CES 2012」で、LED(発光ダイオード)600万個を配置した
自発光型ディスプレーの試作機を発表した。テレビ戦略でサムスンやLGとの違いを
出したように見えるが、ソニー広報によるとハワード・ストリンガー会長兼社長はCESで、
「有機ELテレビも次世代テレビの有力な候補」と発言したことを明かした。

広報担当者は開発の詳細には触れなかったが、「XEL-1」の後継となる
「ソニーブランド」モデルの投入も今後あり得ると話す。メーカー各社が徐々に
有機ELテレビへ参入している現状に、「まだ『立ち上げ時期』であり、
業界全体で盛り上がっていけば部材のコストダウンなど、開発に有利な面も出てくる」と指摘した。

まあ早く後継機種を早期に投入してほしいですね。

普通に考えても、いきなりLEDテレビを一本化にするのは危険過ぎるね。有機ELテレビは色んな企業が参入する見通しのため、液晶テレビのように激しい競争になる可能性はありますね。LEDテレビはコスト的にプラズマ化になる可能性も否定できません。言葉は悪いが、保険として有機ELも続けた方が望ましいでしょうね。

パナソニック、有機ELテレビ「韓国2社以上のもの出す」=社長
「有機ELテレビ、15年より前に」 パナソニック社長 「液晶・プラズマの過ち繰り返したくない」

「液晶テレビ、プラズマテレビでは設備を自社で持ったことで投資がかさみ、うまくいかなかった。同じ過ちはくり返したくない」と説明した。ただ、パネルの調達など具体的なビジネスモデルについては「一貫生産を志向するのか、パートナーと組むのかも含め、慎重な議論が必要だ」として明言しなかった。

一方、「有機ELは省電力で軽くて薄い。我々も研究段階では大画面でつくれる確証がある。民生用だけでいいのか、業務用はどうするのかなども検討する」と述べた。

また、ソニーの平井一夫副社長は有機ELテレビについて「有機ELディスプレーは
業務用で展開中だが、一般消費者向け製品の検討も続ける」と述べた。

プラズマの失敗により、一貫生産を断念にする方向になりそうですね。

パートナーとしてどこのメーカーと提携されるか気になるところですね。

有機ELの方式によっては、ソニーと提携する可能性もあるかもしれませんね。
ソニーにとっては、基本的にはデメリットはあまりない。巨額投資のリスクが軽減されるメリットもあるし。

パナソニックはグループのやっている有機EL照明を武器に、白色+カラーフィルター方式を採用する可能性が一番高いかもと思います。ソニーの場合、XEL-1のようにRGB+カラーフィルター方式を大型でもやる場合、あまり提携の意味がないかもしれません。

ただし、有機ELテレビが40~50インチが普通になってきた場合、LEDテレビとどう棲み分けるか、ソニーにとっては課題になる可能性が高いと思います。(まあ60~70型オーバーはLEDだけになる可能性もあるかも。)

シャープとの提携の可能性は十分あるが、同じ大阪の会社なので、伝統的に仲が悪いらしいとかw

東芝の場合には、TMDの失敗という事例もあるため、そういう可能性が低いとか。

また、ソニーには、シャープとの提携拡大の話はまだ検討中だそうですが、有機EL生産も視野に入れた場合、シャープの工場で生産するのが有力になる可能性もあります。シャープも有機EL研究・開発をやっているらしいし。
最新鋭の液晶工場なので、大型有機ELの生産にとっては理想的な工場だと思います。(固定費等は凄そうだが・・)

一方、赤字が続くテレビ事業を統括する平井一夫副社長は、シャープと共同出資する
液晶パネル生産会社への追加出資に関し、「(追加出資の有無を決める期限となる)
3月まで議論を続けていく」との考えを示した。

関係ないけど、クリスタルLEDディスプレイの画素が見える写真がファイル・ウェブの記事に載ってました。

目が疲れそうな写真なので、ご注意くださいw

元の写真

上の写真は、下の写真の一部を拡大してトリミングしたものらしいが、
凄いと思ったのは、RGBサブピクセルが全く見えないこと。大型の一般LEDディスプレイ(オーロラビジョン)なら、遠くからみても、RGBサブピクセルあたりの画素がはっきりとみえるはずです。

どちらといえば、プロジェクター方式の画素に近いって感じ。1画素で完全に1色を表示しているって感じね。LEDの特性なのか、隙間が若干見えるので、LCOS系プロジェクター方式に比べて、開口率はあまり高くないかもしれませんね。ただし、RGBサブピクセルがきわめてみえにくいみたいので、実用上では精細感はあまり問題ないかもしれません。(本田氏のツイートによれば、同じフルHDでも他の方式より高精細だそうです。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クリスタルLEDテレビ 雑感

専門家による画質評価記事をチェックしてみました。

<CES>ソニー 「Crystal LED Display」画質レポート

山内氏のレビュー記事。

LEDの特性である応答性の良さ、色域の広さ、高コントラスト感が3拍子揃った映像を見せ、その3つの要素では隣りに用意された液晶ディスプレイとの間に歴然とした差が認められた。会場では画面にぎりぎりまで近付いてみたが、画素の見え方自体に液晶と大きな差は認められず、不自然な印象はない。

懸念だった精細感については、問題ないレベルみたいね。

大型のLEDディスプレイは開口率が極めて低く精細度がいまいちだしね。

さらに驚くのは、角度依存性が事実上皆無で、ほぼ真横から見てもコントラストが劣化せず、色の変化が起こらないことだ。実際にはそこまで斜めの位置から見ることはないが、現実にあり得るような位置から見ても液晶との差は歴然としている。

XEL-1でさえ、色の変化が若干ありますね。(といっても、ほぼ真横にならない限り、
そういう状態になりませんが。)

視野角は完璧とのことか・・ やっぱりオーロラビジョン並の視野角だと思っていいだろうね。

有機ELが大型化すればするほど、おそらくこういう問題が起きる可能性があるので、
確かに有機ELに対する優位点が出てきそうですね。

まだ試作機なのですべての回路を本体に内蔵しているわけではないが、展示機のパネル部は3cm前後と非常に薄く、実際に製品化の段階でも、この程度の薄さを実現することは難しくないという。放熱のために大型ファンが高速で回るというような仕組みも見当たらなかった。消費電力についてはパネルモジュールとして約70W以下と発表していることからも分かる通り、これだけの数のLEDを内蔵していることを考えると、かなり低いといえそうだ。

確かに約622万個のLEDがありながら、70W以下なのは驚きとしか言いようがない。1個あたりのLEDの消費電力を電卓アプリで計算してみたが、「1.125・・・e-5」とでてきた。

つまり約0.00001Wなので、実質的に0Wといってもいい感じですね。

あくまでも一般的な動画による平均電力のことらしいが、確かに凄いといえる。最近のLEDの進化も凄いらしく、発光効率の向上は将来も進化する見込みなので、もっと明るいLEDディスプレイが登場してもおかしくありません。もちろん、民生用としては明るすぎるので、ピーク輝度のみにしたり、消費電力削減の方向に回せばよいからね。

50インチで30W以下のLEDディスプレイが登場してもおかしくないね。


ちなみに家庭用以外の用途としては、放送用や医療用のモニターを想定しているということだ。そうした業務用の分野では有機ELモニターとどう棲み分けるのか、非常に興味深い。いずれにしても、次世代ディスプレイにまた一つ、有力な候補が加わったことは間違いない。

もし同じサイズの場合、広視野角で色の変化を一切許さない業務用途でLEDが優位となりそうですね。

考えられるのは、外光の強いところでLEDを使うとか。(業務用有機ELでも、十分使えるレベルだそうですが。)結局コスト次第ですかね?

色域の広さは、おそらく有機ELよりコスト的に有利かもしれないので、低価格のPVMシリーズのような場合には、おそらくLEDが有利になる可能性が高い。
(BVMシリーズの最上位機種(250万円)は広色域対応です。)

おそらく4K対応モニターも出てくるはずなので、現行4Kモニターは56インチなので、そのサイズの場合は、もちろんLEDになる可能性が高い。25型クラスなら、有機ELが有利になる可能性もあるが。(実際にできるか知らないが。)

【本田雅一のAVTrends】CES記者会見に見る、TVメーカーのトレンド -AV Watch

記者発表を一巡しただけの段階だが、今年のCESで最も高画質なディスプレイを出展しているのはソニーだ。「Crystal LED Display」は「製造プロセスの改善も含めて、商品化の方法を模索している」という段階だが、生産技術さえ確立できれば、超高画質のディスプレイとなるはず。

既報の通り、超小型のLEDをガラス面に並べ、高周波数で発光制御することで階調表現を行なう。LEDらしく高純度の色を出せる上、デジタル駆動だけに安定した品質も期待できるだろう。個々のLEDの輝度にムラが出るのでは? との疑問を持ったが、その影響は無視できるレベルだという。

さて、LEDが並んでいると言うと、昔のLEDジャンボトロンやオーロラビジョンのように画素のツブツブが見える様子を想像するかもしれないが、実際のCrystal LED Displayの見た目、表面の質感は液晶パネル(よりもプラズマに近いかもしれない)と変わらない。

しかし画質は圧倒的で、応答速度、色再現の自然さや色再現域の広さ、階調表現の自然さなど、液晶テレビとは比較にならないほど良い。実際に製品として作り込めば、さらに良くなっていくだろう。

本田氏の記事。ジャンボトロンは、一応LED版もあったみたいですね。実際に見た記憶はないけど。たまたまジャンボトロンだったかという可能性があったかもしれませんね。よく考えたら、100型オーバーあたりがでてきたら、一応ジャンボトロンの復活といってもいい気がしますねw

精細度は一応問題ないレベルであるが、少し不安が残りますね。50型以下なら精細度が上がるかな?

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2012年1月11日 (水)

次世代ディスプレイの正体はLED TVだった!


ソニー、次世代ディスプレイ「Crystal LED」 -AV Watch
Sony Japan | ニュースリリース | 大画面・高画質に優れた次世代ディスプレイ“Crystal LED Display”を開発

要するには、街にある大型LEDディスプレイというオーロラビジョンの小型版という感じです。まさにコロンブスの卵としかいいようがないw 620万個のLEDを搭載するとは、まさに驚異的。ちなみに4K解像度(QHD)を実現する場合、2488万個のLEDを使うことになるか・・
(ソニーの開発したジャンボトロンは昔ありましたが、あれは蛍光管を採用していたので、LED版はなかったみたいです。)

麻倉氏の取材によれば、3年かけて開発されたそうです。

3年前といえば、RGB LED光源を採用した液晶テレビのXR1が発売された時期(2008年)あたりから開発が始まったみたいですね。おそらくXR1を開発する際、フルHD解像度の620万個のLEDを使ったらどうなるか、想像されたかもしれませんね。

55型というサイズは、ソニーとして現在の設備ではつくれる一番大きなサイズだそうです。LEDディスプレイは原理的に小型化しにくい面もあるため、フルHDの解像度のままじゃ、どこまで小型化できるか気になりますね。できれば、32型バージョンも欲しいですね。ただし有機ELでもそのあたりのサイズで実用化される可能性もあるため、どのサイズで区別すべきか、難しいところですね。パナソニックは、液晶のサイズ制限をずっと続けてきたが、最近になってからその制限を外したし。

以下のCystal LEDの画質仕様をみてみると、確かに凄いと思いました。

出展した試作機の主な仕様
画面サイズ :55型
画素数 :1,920×1,080×RGB
(フルHD:RGBのLEDを約200万個ずつ合計約600万個使用)
表示素子 :RGB LED
輝度 :約400 cd/m²
視野角 :約180度
コントラスト(暗所) :測定限界値以上
色域 :NTSC比(xy)100%以上
消費電力  (パネルモジュール) :約70W以下*2

凄いのは、暗所コントラスト比。測定限界値以上なので、事実上無限比。
XEL-1は100万:1以上といわれましたが、あれは、当時の測定器では測定器限界値(100万:1)以上だったと明らかになっております。つまり無限比といってもいいかもしれません。

明所コントラスト比(明るいところでのコントラスト比)も凄い。ソニーのHX920の約3.5倍らしいので、量販店のようなところでも、液晶テレビより綺麗に見えるだろうと思われます。プラズマには、一番苦手とするところなので、ますますやばいですね。

視野角については、カラーシフトが少ないらしく、かなり斜めからみても白っぽくなることはないらしいので、広視野角であるといってもいいかもしれませんね。おそらくオーロラビジョンの視野角並とおもっていいかも。

消費電力は結構低いですね・・ QUALIA 005、XR1の消費電力が結構高かったという印象があるせいか、意外な印象もしました。LEDの進化は凄いかもしれませんね。(液晶パネルを透過させなくてもいいので、光効率として無駄がないといえるかもしれません。)

米国Sony提供の動画によれば、ソニーの最上位機種液晶テレビのHX920と比較していること。確かに残像が目立たない感じですね。LEDはインパルス駆動のためか、動画には強いという感じ。映り込みもHX920に比べて目立たないですね。

ソニーのニュースリリースによれば、”有機ELの継続的な開発、商品化と並行して”

と書かれてます。中小型においては、有機ELテレビが再登場する可能性もあるかもしれませんね。大型はLEDテレビ、中小型は有機ELテレビという感じになるかもね。中長期としては、ソニーのテレビはLEDテレビと有機ELテレビで完成したといえるなので、長年の念願だった自社製ディスプレイの完全復活は時間の問題だといえるでしょう。まずはテレビ事業の万年赤字状態を解消することでしょうね。

麻倉怜士の2012 CESリポート Vol.9】圧倒的画質のソニー「クリスタルLEDテレビ」 |Stereo Sound ONLINE

ネーミングは「クリスタルLEDテレビ」。RGBで約620万のLEDサブピクセルを持つ。極小LEDはソニーが独自開発。三年かけたという。画質は圧倒的。コントラスト、階調、色再現は液晶テレビ(比較展示は有名なHX920)を圧倒している。ソニーは発表だけで商品にならないものが多いが、中川裕・副会長は「必ず商品化します。楽しみにしていてください」

あの中川氏(Cell生産を撤退に追い込んだ人)が言っている程だから、商品化には期待してもいいみたいねw

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2012年1月10日 (火)

CES2012 雑感

ネットの情報にてざっと見た限りですが、箇所書きでまとめたいと思います。

・次世代規格HDMI仕様発表へ。

ついに4K2K60p対応。対応製品が登場するには、2012年後半以降となるそうです。2013年以降といわれるPS4は対応できる見通しが立ちましたね。

東芝の7.7型有機EL搭載タブレット発表。

有機ELモデルの解像度などは未定だが、PenTile配列ではなく通常画素配列のパネルを採用予定。有機ELの提供メーカーは非公開。「タブレット業界初の有機EL搭載を目標にしており、仕様もこれから決めるが、重量は350gを切り、厚みも8mmを切りたい」とのこと。2012年度の中頃の発売を目指している。

おそらくサムスン製だろうね。(苦笑)

関係ないけど、iPad3はフルHDを超える超高解像度パネルを採用するらしいんですが、フラッシュメモリーの大容量化も行わない限り、かなりバランスの悪いものになるじゃないか懸念してます。最近Sony tablet SのReaderアプリの自炊ファイルのPDF化で最適化を行なってますが、Sony Readerに比べてそれなり容量を食いますね。(RedaerアプリはPDF高速表示が素晴らしいです。解像度で最適化すればおいしいです。)

高解像度化に伴い、自炊ファイルの容量がどうしても増えます。32GBのままじゃ、どうしても足りませんよ。最低でも64GBがほしいです。

LG、世界最大55型有機ELディスプレイ開発

麻倉氏のツイートによれば、コントラストはいいが、階調はいまいちとのこと。西田氏らの視野角についての指摘はなかったので、おそらく視野角については問題無いレベルだと思われる。

韓国勢に押され…ソニー、有機ELテレビ撤退

海外版XEL-1が生産完了したことで、読売新聞いわく、撤退となったとらしいが、噂の次世代ディスプレイとの関係あるかもしれませんね。有機ELでもないなら、いったいどんなパネルか予想できません。ちなみにFEDは既に切り捨ててます。(AUOのところにいるらしいが、麻倉氏いわく製品化はピンチらしいです・・)

ソニー、社長に平井氏

CESネタではないが、僕としては歓迎したい人事ですね。ただ、Sony本流ではない人物であるため、反発のようなものを抑えられるか、いかに実績を早期に出すかが重要になりそうですね。一応副社長時代でも、ソニエリの完全子会社、サムスン合併解消等の実績を出してますので、能力は間違いなくあると思いますけどね。

PSNなどのクラウド対応で久夛良木路線をある意味踏襲しているので、技術アドバイサーとして久夛良木氏を副社長にしておくぐらい、やってほしいと思いますよw

| | コメント (11) | トラックバック (0)

« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »