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2012年1月17日 (火)

ゲーマー的には究極のディスプレイですね

 

実は驚嘆すべき新技術—— ソニー『Crystal LED』の秘密と真価【西田宗千佳氏寄稿】

●「へえ、あれって液晶テレビじゃなかったんですか」

CES2012会期中に会食した某社(非家電メーカー)氏との会話中、こんな返事が帰ってきた。いやいやいや。ちょっと待ってくださいよ。ソニーの『Crystal LED ディスプレイ』って、まったく新しいデバイスなんですから。日本のメディアの報道を観ても、どうやらあれがすごいものだという認識は薄い模様。

確かに日本のマスコミはクリスタルLEDディスプレイの凄さを全く理解してない模様でしたね。単に液晶テレビの1つと思われたらしく、韓国勢のOLEDがリードしている!という感じでしたね・・

ネットの某ジャパンサイトでも、CES取材しているのに、韓国のOLEDを大きく取り上げながら、ソニーのクリスタルLEDディスプレイを全く取り上げなかったしね。

とにかく高画質であるのはご存じと思いますので、ゲーマーとしてのメリットは別の意味で歓迎したい点が多いです。まず、表示遅延の少なさにも期待できること。

RAW(生)モードでも、極めて高画質らしい。液晶テレビならしっかり映像処理を行わないとまともな画質にならないが、クリスタルLEDなら、その処理がなくても問題ありません。ゲーマーとして歓迎できるポイントです。

特にゲーマーには気になる問題だろう。他のディスプレイも、苦手な点はそれぞれだが、やはり「下処理が必要な肉」といっていい。
だが、Crystal LEDでは、デモにおいても「ほとんど映像処理をせず、元のデータのまま流している」という。要は“生”なのだ。技術者のいう「塩だけでいける」ということは、「生でいただけるほどおいしいお肉」という意味。元々のデバイスの特質がズバ抜けているため、特別な処理を必要としていない、というのである。結果、元映像の持つ良さを最大限に楽しめるようになる。デバイスとしての表示遅延も「ほとんど存在しない」(ソニー技術者談)というので、この点でもプラスだ。

本田氏の記事でも書かれていたが、OLEDと違い、”無機”材料を使っているため、経年変化に強いという特徴を持っている。つまり、プラズマの弱点といわれる焼き付き等は無縁なのだ。OLEDも、焼き付きしやすい可能性があるといわれている。(うちのXEL-1で焼き付きを体験してないので、なんともいえませんが。)

クリスタルLEDなら、そういう心配しなくてもいいと思われる。もしかしたら、将来には、中古クリスタルLEDディスプレイが出まわっても、工場出荷状態の画質とほとんど変わらない状態でそこそこの値段で入手できるようになるかもしれません。もちろん、新品を買ったユーザーとしても、高く売れる可能性もあります。

本田氏の記事でも書かれているとおり、半導体自身が光っているため、応答時間という概念が存在しない。そのため、動画性能は極めて高い。ゲーマーとしても非常に魅力的な点だ。LEDディスプレイのコストが安くなれば、ゲーセンにも導入される可能性が高いと思います。焼き付きの心配がないからね。LEDだしね。3Dディスプレイとしてもトップクラスらしいし。

しかし、ソニー関係者は意外と楽観視しているようだ。

Crystal LEDを開発したのは、ソニーの半導体事業本部。LEDをはじめとした素材を開発する根っこの技術を開発する部隊である。ソニー・半導体事業本部 本部長の斎藤端氏は、Crystal LEDの量産について、筆者の問いに、次のようにコメントしている。
「詳しくはいえないですが、生産技術面であるメドがたったので、展示にこぎつけたんです。まあ、そこが秘中の秘というか。より高解像度な4K版ですか? 技術的な問題はなんにもない。でも、開発には順序があるからね。それだけの話ですよ。有機ELをやめるとか、テレビをやめるとか次世代開発をやってないとか、色々報道されたけれどとんでもない。うちには、画質や技術にこだわってるエンジニアが、たくさん、たっくさんいるんです。Clystal LEDはその成果。こういうのをやんなきゃソニーじゃないでしょ!」

僕の経験では、極めて現実的な価格帯で発売されるだろうと感じました。高くてもおそらく100万円台にならないだろうと思います。(多分・・)

2K対応としても、クリスタルLEDディスプレイが発売される頃、できれば次世代HDMIを搭載してほしい。理由は1080p 3D/60p対応が欲しいためです。現行のHDMIバージョンでは720p/60pまでなので、将来のPS4はともかく、現行のPCでも、1080p 3D/60p出力できているからね。

全く関係ないけど、麻倉氏の記事によれば、ソニーの高級スピーカー、AR-1は米国でも高く評価受けているそうです。

しかし、米国市場ではソニーの高級スピーカーが近年、急に評価を上げている。それが、日本では6年前に発表された「AR-1」(日本での定価は約82万円、1本当たり)。米国では数年前に発売され、すでに有名なオーディオ雑誌でリファレンスのスピーカーの地位を確立している。日本製のスピーカーが世界で注目されるのは、1970年代のヤマハの「NS1000M」以来の快挙だ。

今回、同じ音調の「AR-2」(日本での定価は約63万円)が、記者会見でデビューした。ソニーの会見で、大きなスクリーンで発表された。最近の“ネットもの”ばかりというソニーの発表会では、高級スピーカーがプレゼンテーションされることは大変珍しい。

AR-2がCESで目立った形で発表されたとは、確かに意外でしたね。CES 2012は、ソニーの原点回帰が大きくアピールされたと言う感じですね。

 

 

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コメント

まっとうなモノがまっとうな値段で出てくれれば,もう問題ないですね。
液晶テレビは,とりあえずまともに映るようにする初期調整が必要って時点でいろいろダメだと思います。
結局の所,画像補正でハイコントラストにしてあるだけですからねえ。
調整すればするほど,眠たい画像になっていくというw
嫁の要望で液晶となったわけですが,やっぱりプラズマの方がいいよなあ。

このクリスタルLEDディスプレイとやらは,そういうのとは無縁の世界ですねえ。もちろん,有機ELモニタも調整は不要ですよ。

投稿: kon2 | 2012年1月19日 (木) 09時13分

>>kon2さん

まあ基礎画質が低すぎるのが原因でしょうね。>液晶

ちなみに、クリスタルLEDディスプレイの展示試作機は
もともと業務用を想定に強度を確保するために
デザインしたらしいです。

そのため、少し厚めになっているとか。民生用を
想定に製造すれば、韓国勢のOLEDに遜色のない薄さに
できるそうです。

液晶テレビでもあそこまで薄くなっているので、問題ないでしょうね。

それにしても、生の地上波デジタルが汚いとよくいわれるけど、
CLEDなら何の処理もなく綺麗に表示されるなら、まさに夢のデバイスだなと思いますね。

投稿: mkubo | 2012年1月19日 (木) 23時37分

でもまあ,あえて液晶で選ぶとすると,
選択肢に入るのは画像処理が強い東芝とソニーしかないよね。

ソニーのはあまりにもダイナミックに処理していくから,
もう余り弄らないようにしようかな,とまで思うようになりました。
よくもまあ,ここまで処理して数フレーム遅れで済んでるよな−。

ま,もう少しお金が掛けられれば
液晶でもまっとうな画質が出せるんでしょうけどねえ。

投稿: kon2 | 2012年1月20日 (金) 11時09分

>>kon2さん

液晶はやっぱり動画性能が弱すぎるのが大きいと思います。16倍駆動相当のHX920とCLED比較でも、Youtube動画でははっきり差があると実感できたし。

去年のCEATECで、シャープの8k4kの液晶で見てきたけど、動画性能が悪すぎて本来の8Kという解像感が出てないのが気になりました。
(静止画状態ならさすが8Kらしい解像感ありましたが。)

5年前の液晶TV並の動画性能だと思えばよいかも。

CLEDの8K4K版なら画質がどうなるか気になってきました。
(さすがには製造として難易度が極めて高そうですが、
2K版20インチクラスのLEDができれば、製造は可能かも。)

とりあえず4K版も早く出てほしいなと思いますね。

投稿: mkubo | 2012年1月20日 (金) 19時34分

いつも楽しく拝見しています。
CLEDは久しぶりにワクワクする技術ですね。
あくまでも推測でしかありませんが、突き詰めれば
完全な3D表現である


「ホログラフィ」


に限りなく近いモノが出せるのではないでしょうか?
ソニーには今後も驚きかつ実用化の期待できる技術を見せてほしいです。

投稿: RM | 2012年1月20日 (金) 20時37分

>>RMさん

こんにちは、コメントありがとうございます。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20120120_506287.html

西川氏の記事によれば、2年前、CLEDの技術でホログラフィっぽい試作機を出してたみたいです。

もしかしたら、もっと超小型LEDが開発されていれば、高解像度によってホログラフィに近い感じになるかもしれませんね。視野角は無敵なので、期待できるかも。

投稿: mkubo | 2012年1月21日 (土) 11時36分

情報ありがとうございます。
「RayModeler」
は注目していましたが、実用化はまだまだ先だろうと思ってました。

CLEDの登場でディスプレイの形状そのものにも
革命が起こせそうですね。
まだ数年はかかりそうですが・・・

投稿: RM | 2012年1月21日 (土) 15時38分

>>RMさん

そうですね。僕もすぐには出ないかなと思いますが、
今のところ、実現の可能性が高い技術かな思いますね。

投稿: mkubo | 2012年1月23日 (月) 21時28分

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