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2012年2月 8日 (水)

パナソニック、偏光方式の3D液晶TV発表!

パナソニック、偏光3Dの液晶VIERA「ET5」5機種 -AV Watch

いやあ驚きました。

パナソニックが、偏光方式を採用した3D液晶TVを発売するとは意外でした。
しかも最大55型!

偏光方式の大型3D液晶TVが欲しいが、LGブランドじゃ・・・という方には待ちに待った国内メーカーの偏光方式の大型3D液晶TVであるといえるかも?w

現在発売されている偏光方式の3D液晶TVは、東芝、LGぐらいだったと思うんですが、パナソニックが偏光方式の3D液晶TVを発売するとは意外。

偏光3Dならのメリットとしては、高額な専用3Dメガネが不要で、コストの安いRealD方式円偏光メガネなら使いまわせることです。また、メガネ使いの方でも、クリップオン型偏光フィルターをつけるだけで3D鑑賞することができます。

henko3d-1

ワーナー系3D対応映画館にて300円で入手できます。

LG製クリップオン型もあります。おそらく互換性があると思われます。

 

lg-2

以下の純正3Dメガネですが、2個入りで2000円前後にすることです。アクティブシャッター方式に比べて安いことです。


西川氏の記事によれば、メーカー保証はないが、互換性が高いとのことです。

また、偏光方式の3D立体視が、円偏光をベースにしたものが主流となってきたこともあり、3Dメガネの互換性が非常に高いことが知られている。筆者が最近評価した、三菱電機の「RDT233WX-3D」(液晶ディスプレイ)、LGエレクトロニクスの「47LW5700」、東芝REGZA ZP2シリーズなどで、相互にそれぞれの3Dメガネが流用できた。また、それこそ映画館で配布されたりする3Dメガネが、そのまま偏光方式の3Dテレビで利用出来ることも多い(ただし、専用のメガネを使った場合よりも画質が落ちる可能性はある)。

アクティブシャッター方式に比べて、明るいこと。また自然な3D感を得やすいこと。

欠点としては、アクティブシャッター方式に比べて、前後及び上下に弱いという問題があります。そのため設置場所及び視聴仕方には注意する必要があります。つまり大型の方を選択した方が望ましいと思われます。小型だと、適切な視聴場所を調整するのは大変かもしれません。

偏光方式の3D立体視が前後と上下に弱いわけ

偏光方式の3D立体視は「視野角が広い」、「視聴範囲が広い」という長所があることは上で述べたが、実は「広い」のは横方向にだけで、上下方向や前後方向にはそれなりの制限がある。

また、縦解像度が半分減るため、アクティブシャッター方式に比べて解像感が低めとのことです。

そういう問題もありますが、裸眼3Dも含め、アクティブシャッター方式に比べて、一番ストレスが少ない方式だと思います。偏光方式こそ、個人的にはカジュアル3D視聴として最高峰だと思います。裸眼3Dについては、スイートスポットが狭いという点、3D感も微妙なので、逆にストレスがたまる方式だと思います。

西川善司氏が3D方式を解説

第147回:偏光方式の3D立体視の今

時代が新しいデバイスを要求している――CES総括(後編)

LGの「CINEMA 3D」は、偏光メガネ方式のため、垂直方向の解像度が半分になってしまい、去年の段階のものは画質があまりよくありませんでした。しかし今年の展示機は解像度の低下が少なく、とてもキレイだったのです。担当者に聞いてみたところ、「去年は2Kコンテンツのアップコンバート素材をデモに使っていたが、今年はネイティブ4K2Kコンテンツに変えた」そうです。確かにCINEMA 3Dもここまでキレイになれば市場に受け入れられると思いますが、いかんせん4Kの3Dコンテンツは市場に存在しませんから、やはり疑問も感じますね。

麻倉氏や西川氏は偏光方式に強い関心を持っている感じだね。僕もそうですが。確かに解像感が低い等のデメリットありますが、そのデメリットを超えるというメリットは確かにあると思います。

ちなみに、三菱電機の「RDT233WX-3D」は、等倍速60Hz駆動液晶パネルを採用した偏光方式の3D対応液晶モニタ製品。こちらは、東芝のような2ラインの平均値を求めて1ラインにする画像処理は行なわず、単純な間引き表示を採用しているとのことだ。この方式だと、間引かれた1ラインは表示に全く関与しないで切り捨てられることになる。

三菱製偏光方式のPCモニターもありますが、東芝製TVに比べて高度な方式を採用してないそうです。

パナソニック製偏光方式のテレビの出来はどうか気になるところですね。

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コメント

アクティブシャッターは互換性が問題ですよね。

そういえば,韓国2社の大型有機ELテレビの消費電力がヤバイらしいとのこと。
http://www.semicon-news.co.jp/news/htm/sn1974-j.htm
まあ,さすがに400W超えはないと思うんだけどなー。
でも,55V液晶で200W以下が普通だからなー。

投稿: kon2 | 2012年2月 8日 (水) 08時54分

>>kon2さん

サムスン製ならありえるなと思いますね。実はVITAでも全白表示の場合、
液晶パネルより消費電力が高いです。ただし平均消費電力として液晶より低いため、
実用上問題ないことです。

その話が事実としても、全白表示の時には結構高いけど、平均消費電力は言われるほど高くないかなという気がします。(ただしそれでも液晶TVより高い可能性もありますが。)

LG製の場合は正直分からないね。白色有機ELなら確かに有機EL照明は低消費電力の低さが売りだったはずと思いますけどね・・まあ大画面だからそういう消費電力はありえるかも。


XEL-1が出た頃、本田雅一氏が有機ELの大型化に伴う消費電力という問題を指摘していました。(当時は青色出力の問題がまだ残っている点もありましが。)

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0712/28/news027_2.html

どうやら完全に解決されてないという可能性が高いかもね。


思い出しましたが、先月のAV REVIEWにて様々な有機ELパネルの画素の見え方で特集されていたのですが、興味深いことに、BVMシリーズの画素は青画素だけ他の緑赤画素に比べて2倍大きいです。どうやら青色の出力問題は完全に解決されたわけじゃないみたいです。2倍大きくしてして、ホワイトバランス重視にしてる感じでしょうね。
(VITAの場合、RGBとも全く同じサイズです。)

また、ブラックマトリックスはサムスン製に比べて目立つ設計になっているそうです。これはおそらくコントラスト重視の設計だと思われます。(クリスタルLEDディスプレイもブラックマトリックスが目立つような画素になってますね。)

VITAはブラックマトリックスがほとんど目立たないので、精細感が高いけど、コントラストは少しXEL-1に比べて低めですね。(実用上気にならないレベルですが)

投稿: mkubo | 2012年2月 9日 (木) 00時38分

>>mkuboさま
そこらへん,
本田さんがいってた『画質へのアプローチ」ってもんが
ソニーではきちんとプロセスとしてあるんでしょうね。

ちなみに,サムスンが発売を優先して,
今回はRGB式を諦めたという噂もありますねw

消費電力に付いてですが,
ソニー製液晶の場合,大体40型で120w,55型で180wですね。
パナのプラズマだと50型で425wですね。
こんなんでもエナジースターを通ってるということは,
同じような消費電力で悩んでるとしたら,
よっぽど省エネ設計がなってないということですねえ・・・

投稿: kon2 | 2012年2月 9日 (木) 09時02分

>>kon2さん


>今回はRGB式を諦めたという噂もありますねw

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1201/31/news053.html

本田さんも疑問視してますね。
>もし、大型の有機ELテレビをまとまった数を用意できるとするなら、それはサムスンよりもLG電子の方だろう。


LGによれば55型じゃマザーガラスから3枚しか取れないので、RGB方式では1枚でもとれるかどうか怪しいです。本当に採算がとれるかというところです。30インチクラスならまだ話がわかりますよ。シャープしか持ってない第10世代工場に移行しない限り厳しいのではと思います。

よって、こっそり転換しても驚きはありませんね。

平井氏が以下の記事で大型有機EL参入を表明しておりました。頼もしいですね。55インチとはいわないので、自社製であってほしいな・・

http://www.asahi.com/business/update/0209/TKY201202090763.html


http://www.asahi.com/business/update/0119/OSK201201190096.html

個人的に気になった記事ですけど、三菱が赤レーザーを使った液晶TVを年内に発売するそうです。CEATECで実際に見てきたので、赤の表現がとにかく凄い印象がありましたので、興味あります。

投稿: mkubo | 2012年2月10日 (金) 03時12分

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