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2012年9月19日 (水)

ソニーの新BDレコーダはどうですかね

ソニー、効率的なテレビ視聴を目指した新BDレコーダ 「もくじでジャンプ」。Tabletに無線で番組ダビング

4K出力対応のソニー最上位BDレコーダ「BDZ-EX3000」の画質/音質強化点

興味深いというより、ちょっとがっかりという気分が強いかな。

残念だなと思ったのは、nasne連携に関して、何も言及しなかったこと。

スカパー! HD録画、CATVチューナーからのLAN経由のムーブにも対応する。

ただし、CATVやスカパー!HD対応DVRからのネットワークムーブ(DTCP-IPダビング)に対応しているらしいので、今後のアップデートにより、nasneからのネットワークムーブも可能になるかもしれません。

過去にも、AX2000世代のBDレコーダーは、BDからHDDへのムーブは当初NGでしたが、後日にアップデートで対応されたし、AX2700T世代のUSB-HDDからBDへの直接ムーブも、当初NGでしたが、アップデートで対応できるようになったし。

ある意味伝統芸になりつつあるかもねw

ソニーのBDレコーダーに関しては、将来的に何かアップデートできるか、あまり言及してませんね。100%アップデートできると確信しない限り、基本的に予告しない感じ。

多分初代PSXのアップデート予告通りにアップデートできなかったというトラウマを抱えているせいかもしれません。PSXの開発に関わった開発部隊は初代BDレコーダのBDZ-S77の開発も担当していたし。(ちなみに当時はスゴ録開発部隊とは別々でした。後から合流しましたが。)

今回の新機種については、安い機種も、USB-HDDに全て対応できるようになった点は評価したいね。低価格機種シリーズにも2TB機種が出てきた点も評価したい。

USB-HDDに関する制限事項はかなり緩和した点も良いですね。おまかせ録画にも、DLNA配信にも使えるようになっているみたい。

最大3TBに対応できるようになった点も良い。最大10台まで使えるので、理論的に30TB分は録画できますなw

HDD→BDでのAVC変換ダビング(DR→AVC)の際、マルチタスク性はどうなっているか気になります。AX2700T世代では、録画中だと、AVC変換ダビングはNGだったのが不満でしたし。

AX2700Tのデザインを踏襲している機種はEX3000のみになってますね。値段は30万円台で先代より高くなってますね・・

初代BDレコーダのBDZ-S77は一番高かったのですが、(45万円台)今回の機種で、2番目高い機種になりますね。

EX3000は4K出力に対応か。1080/60iで撮影されたコンテンツは、4K/30pに変換されるらしい。滑らかにこだわる場合、2K(1080/60p)出力を選択した方がいい場合もあるかも。30pビデオカメラで撮影されたドラマは増えてますし、そのドラマは、4K/30p出力にした方がよさそう。

4KプロジェクターのVW1000ESの場合、2K入力→4K/60p表示になるが、4K入力→4K/30p表示になる。

そして4Kのアップコンバート出力に対応。アップコンバートした映像を3,840×2,160ドット/30p、4,096×2,160ドット/24pで、4K対応機器(VPL-VW1000ESなど)に出力できる

4K/24p,30pとの相性がよさそうコンテンツは、
映画全体、アニメ、24pまたは30p撮影系ドラマ、音楽系、30p撮影系ドキュメンタリー。

4K/30pとの相性は悪そうなコンテンツは、
スポーツ全体、60i撮影系ドラマ、ニュース系、60i撮影系ドキュメンタリーかな。

やっぱり利便性の観点からみて、4K/60p入力が欲しいなと思いますね。

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コメント

8月のレコーダーの販売数字はオリンピックという追い風&昨年は地デジ特需終了直後で閑古鳥という状況にもかかわらず昨年比35%減だったようです。もはや新製品が出るだけでもいいという状況ですね。

今回の特徴はWチューナーモデル以下からインテリジェントエンコーダー3や CREAS 4を削除したことですね。DLNAサーバー機能でライブチューナーが使えなかったりと、もしかしたらトリプルチューナーモデルとWチューナー以下モデルでは内部のチップ構成が大きく変わっているかもしれません。

もはや多額の販促金を積むことは出来ないが、ソニーのブランド力が凋落した今、価格を下げないと売れないという状況の中で、量販店の特売モデルに価格で負けないように、機能は出来るだけ維持するがコストダウンが出来る様に一般向けモデルとマニアモデルを分けた感じがします。

今回のレコーダーからついたもくじでジャンプ機能はもしかしたらnasneでも実装されるかもしれないと勝手に妄想しています。各媒体のnasne開発者インタビューを見てるとチャプターに関してはかなり言葉を濁しているんですよね。怪しいと踏んでいます。今のnasneはチャプターが無いのが欠点ですが、この機能を使えば本体に負荷をかけずにインデックス機能を実装できそうなので。レコだけでなくレコプラも対応する念の入れようですし。DTCP-IPムーブの件は残念ですが、iVDR-Sのダウンロードムーブ機能を使えばVAIO無しでも間接的ですがBDにムーブ出来る様ですので、あまり気にしていません。
(iVDR-Sまでのムーブは当方でも確認済み)

むしろ今回DLNAサーバー機能で実装された外付けHDDも配信可能という仕様がレコトルネにも適用されるのかが気になります。本音を言えば、レコトルネもnasneAPIの採用してもらいサーチやトリックプレイが高速になれば非常にそそったのですが。

今までのソニーレコーダーのラインアップであったかゆい所に手が届かない感はだいぶ解消された気がします。シェアで東芝やシャープレコに大差をつけられている現状は悲しいので頑張って欲しいです。

投稿: k | 2012年9月19日 (水) 02時30分

>>kさん

EMMAプラットフォームの開発は既に停止しており、おそらく
独自開発にもう移行したかもしれませんね。

低価格機種はとにかく低コストでなるべく高機能化した感じでしょうね。

>むしろ今回DLNAサーバー機能で実装された外付けHDDも配信可能という仕様がレコトルネにも適用されるのかが気になります。

多分ですが、普通に利用できると思いますよ。

まあSony機につなぐことにすれば、nasneのように高速化で改善される可能性も考えられますよ。もちろん今回の機種じゃ、あまり期待できないでしょうが、次の機種あたりさらに良くなる可能性も考えられます。

投稿: mkubo | 2012年9月20日 (木) 01時41分

お久しぶりです。
昨年末の4Kプロジェクターの発売以来、Q 004の後継プロジェクターの検討をしていますが、何分、年金生活者で、資金に限りありますので、未だに、決めかねています。
並行して、検討してきたのが、5年半、お世話になっている初代のBDレコーダ(BDZ-V9)の後継機種。1年前の新機種発表では、4Kプロジェクターとの整合性が見えず、この18日の今回の新機種発表を待っていました。
今回、Wチューナーモデル以下からインテリジェントエンコーダー3や CREAS 4を削除したことは、残念ですが、それよりも重大なのは、すべてのモデルから、アナログハイビジョン出力を削除したことです。
我が家の事情から言えば、HDMIを装備しない初期のテレビにBDレコーダのモニター的に接続しており、将来的には、HDMI装備のテレビに移行するとしても、ケーブル配線の問題など、すぐに、移行できない事情があり、アナログハイビジョン出力は、必須です。
そんなこともあり、1年前の機種(BDZ-AT950W)を購入しました。つなぎ的な導入ですので、通販で、驚くほど安く購入しています。
これで、BDZ-V9が、「BDAV形式」の再生に対応しているが、「BDMV形式」で作成したBDの再生に対応していない、当初からの規格に関する不具合も解消されます。編集ソフトで作成したコンテンツがプロジェクターで見れないということがなくなります。(PS3で再生すれば見れましたが)
今回の選択は、あくまで、暫定的なものですが、4Kプロジェクターの未来との関わりで、しばらく、悩みは続きそうです。
話は変わりますが、時代遅れのアナログ地上波の選択キーの無い、多機能リモコンをソニーさん、出してくれないでしょうか。
ソニーさんに限らず、日本の家電メーカーも、大変ですが、がんばってもらいたいものです。

投稿: 奥ちゃん | 2012年9月22日 (土) 01時37分

>>奥ちゃん様

お久しぶりです。コメントありがとうございます。

なるほど、慎重に検討されていることは分かりました。

まず、アナログ出力廃止ですが、別にソニーの都合だからではなく、AACS規定により、前から廃止することは既に決まってました。実際、現在の最新PS3機種は、BD-ROM再生の際、アナログ出力ができなくなってます。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/20110204_424700.html

ちなみに、以下の記事によると、2005年の時点、2011年以降、アナログ出力廃止されることが決まってました。実はハリウッドが即廃止を望んだようですが、日本メーカーが消費者として十分な猶予期間を与えるよう、必死に交渉していたことです。

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0512/19/news023.html

AT950Wはとてもいいレコーダーと思います。少なくとも数年以上満足できるレベルで使えると思います。

4Kプロジェクターについては、難しいですね。もしまだ数年ぐらい待っても良いのであれば、やはりHDMIの4K完全対応に対応した、4Kプロジェクターの登場を待つべきだと思います。

また、2014~2015年に4K対応BDソフト規格も策定される可能性がありますが、BDレコーダーまたはプレイヤーについては、4K対応BDソフトに対応したBDレコーダー/プレイヤーが登場する可能性もありますが、どうせ4K対応コンテンツは少ないとおもいますので、慌てて導入する必要がないと思います。普及価格タイプの4K対応レコーダーが出てくる可能性もありますし。

投稿: mkubo | 2012年9月23日 (日) 00時12分

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