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2012年10月18日 (木)

4K対応は大型直視型ディスプレイにはもはや必須

4Kテレビのコンテンツ問題は解消した――「CEATEC JAPAN 2012」総括(前編) (1/2)

麻倉さんがCEATEC JAPAN 2012総括として 4Kテレビのメリットとは何か解説してます。

各社、大画面の4Kテレビでは、同サイズのフルHDテレビより、アップコンバート+超解像にて、フルHDプロパーよりはるかに良い画質を提供できることが確認できています。ですから、実質的に4Kテレビのコンテンツ問題は解決しているのです。

4Kテレビでは、従来より画面に近づいても画素が見えません。フルHDテレビは「3H」(画面の高さの3倍)という視聴距離を守っている限りはボケませんが、原理的には画面が大きくなればなるほど、見る人はテレビから遠ざからなければならない。3Hをキープするために。しかし、テレビとソファーの位置関係は、そんなに簡単に動かせないでしょう。迫力がほしければ、もっと大きなテレビを買ってくれば良いことですが、ソファーをそのぶん後ろに下げられる家は、それほど多くないと思いませんか?

テレビの大画面化は急速に進みました。ブラウン管の時代には29型で十分に大きかったのに、現在では42V型や50V型が普通です。次に買い替えるときは、60V型や70V型も視野に入るでしょう。そのとき、解像度は2Kのままで良いのでしょうか? 画素の荒さが目立たないよう、ソファーを後ろに下げることができるでしょうか? だから4Kテレビが必要なのです。

全てのソースでの相性について確認したわけじゃないのですが、基本的に概ね同意します。

それでも、4Kテレビについて疑問を感じる方はおられるかもしれませんので、補足します。

シャープの70~80インチ2Kテレビは量販店で展示されているので、一度体験するのが良いと思います。画素の粗さが非常に目立ちます。そのアラが目立たなくなるように視聴距離を長くすればいいですが、日本の住宅事情では現実的ではありませんね。 

こういう場合、 少なくとも2Kネイティブ表示より、4Kパネル+アップコンにした方が、綺麗であるのは間違いありません。最近は50インチでも、2K表示の画素は結構きついと感じてます。

32インチクラスでも相性が良いか、議論の余地はややあると思いますが、少なくともPC系コンテンツにおいては、極めて4Kとの相性がいいのは間違いありません。


また、ICCのテレビが従来の製品と異なるのは、フォーカスです。ブラウン管時代は、真ん中にフォーカスがきて、周辺はボケるのが普通でした。しかし、中央だけではなく、周囲もきちっとしたフォーカスがあることがICCでは必須です。「人為的にぼかす」ということは近藤さんの辞書にはありません。映画の世界とは違い、少なくとも風景映像やドキュメンタリーなど、情報性が重要な映像で大切なのは、周辺部のフォーカスです。それも含めてミリ3本の密度が必要ということでしょう。

そもそも固定画素方式テレビにおいては、周辺もフォーカスがきっちりであるのは当たり前になってます。少しズレているような気がします。'ブラウン管との比較論になるのは
おかしいと思います。 (もちろん極めて高精度という意味で言及されていると思いますが。)

少なくとも近藤氏には「ぼやける」ということがNGだそうです。

麻倉さんがぼやけるシーンの多い映画ソースについては本当に問題ないか全く言及してないのが気になります。 やはりちらっと示唆した点は興味深いです。

個人的にはICC-LEDTVの画づくりについて、違和感を持った点はまさしくそれですね。麻倉さんがDRC時代から近藤氏を長年応援しているため、あまり足を引っ張りたくなかった面もあるかもしれません。

今回、近藤さんのアイキューブド研究所は、たまたまシャープと組みましたが、同社にはソニーとシャープが出資していますから、将来的にシャープ以外のメーカーからICC搭載テレビが出てきても不思議ではありません。ただし、前回も触れましたが、出来合いのパネルを買ってきて、ICCを入れるだけでは到底ものにはできません。実際、シャープは緊急プロジェクトを作り、天理と矢板から人を集め(いずれもシャープの事業所)、徹底的にパネルをたたき直したそうです。例えば、民生用の量産パネルは結構いい加減なものですが、ICCでは徹底した画面の均一性(ユニフォミティー)が重要。ICC LED-TVが直下型バックライトとローカルディミングを使うのも画面輝度の均一性を担保するためです。1画素単位で均一でなければならないそうです。

一応ソニーから出す可能性は全くないとはいえないそうです。
まあ、4K対応有機EL大型パネルか、4K対応CLEDパネルを製造できて、圧倒的に液晶パネルの画質を超えることにならないと、近藤氏が興味を持たないかなと思えます。

つまり、 それまではソニーと提携する可能性はほとんどないでしょうね。有機EL大型パネル製造は、台湾メーカーへの委託になるみたいし、 自社製造できるのはCLEDに限られると思います。
(CLEDは液晶工場のように大型投資しなくてもいいメリットあるためです。)

個人的に心配しているのは、例えば数年後に出てくる、有機EL及びCLEDの基礎画質の高さにより、液晶のままじゃ、ICC-LED TVの画質が相対的にきつくなるのではという懸念はあります。例えばCLEDと同じ値段だった場合、相対的に割高感を感じる可能性もあるかもしれません。僕なら迷わずCLEDを選ぶと思います。

もちろん、近藤氏も少なくとも永遠に液晶方式を採用するとは考えてないでしょうね。

やっぱり理想的には4K-CLEDなので、是非採用してほしいと思いますよ。

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オーディオビジュアル関連」カテゴリの記事

コメント

「4Kテレビのコンテンツ問題は解決している」と言う文面に違和感を感じるのですが?
超解像技術の精度向上でフルHDのアプコンで十分と言うことでしょうけど、この理論だとフルHDモニタへ投影するソースはDVDのアプコンで十分(=BD不要)と言うのと同じことですよね?

 フルHD(1920×1080)の縦横およそ2倍=4K
 DVD(720×480)の縦横およそ2倍=フルHD

現在4Kコンテンツがないので暫定的にフルHDのアプコンを使うだけであり、本来は4Kテレビのコンテンツは4Kコンテンツを使うべきですよね?

投稿: マグドリ | 2012年10月19日 (金) 17時56分

>やっぱり理想的には4K-CLEDなので、是非採用してほしいと思いますよ。

やはり行き着く理想形は4K-CLED+ICCのソニーブランドという事でしょうかね。
ICCの課題は今のところ60インチ限定というところでしょうか。
ソニーでもICCを扱うことでその課題をクリアしてもらいたいですね。

投稿: RM | 2012年10月19日 (金) 19時44分

ソニービルに行って4K、GT5をやってきました。ジャギーが気にならないGT5は本当にいいですね。しみじみとそう思いました。PS4で出るであろうGT6に期待せざるを得ません。ジャギーが目立たずに全コースで時間天候変化有りのGTが出来れば数年は余裕で遊べる自信があります。GT6はPS3で出して欲しくないソフトの筆頭ですw

84インチの4k液晶も見れましたが、とうとうディスプレイでもこの水準の絵が出せるようになったんだなと。この大きさで1-2mの近接視聴でも、細部があまりボケませんし、潰れた感じにもなりません。驚きとしては小さいとはいえソニーの有機ELTVの方が大きかったです。あんな鮮烈な色とコントラストはなかなかお目にかかれないです。

日本だと地震の恐怖があるので、これを部屋に置くのは怖いですが、84インチならば小さい部屋のホームシアターとしては標準的なサイズですし、映画にこだわらない人はこっちの方がいいかもしれませんね。5年もすればある程度手が届く値段になるでしょうし、それを考えると凄い時代が来るもんだなと思います。

ソニーの新レコはやっぱりEPGの応答性にやや難が。目次ジャンプは快適でした。

VAIO新製品は頑張って対応しているwin8自体がやっぱり使いづらい。ニコイチそのものです。最初のメニューで出てくる全画面アプリとデスクトップからのアプリの操作感が異なり統一感がないです。慣れもあるでしょうが。

個人的にはnasne贔屓の結果、ソニーストアで最終処分されていたVAIO F 3Dを買ってしまいました。ビジネスノートでnasneの動画見る機会が増え、そうなるとやっぱり画質が厳しく感じました。順調にソニーに囲い込まれている感じがしますwどうもVAIOは高画質PCという方向性は止めそうな感じが漂っており、ちょっと残念です。

投稿: k | 2012年10月20日 (土) 02時20分

>>マグドリさん

>この理論だとフルHDモニタへ投影するソースはDVDのアプコンで十分(=BD不要)と言うのと同じことですよね?

確かに違和感を覚える話であるといわれても仕方ないと思います。

とりあえず経緯について解説してみます。

DVDに関しては、少なくともSD-ブラウン管の方が綺麗です。現在は液晶・プラズマにおいては、DVDソースを本当の意味で綺麗に表示させるのが極めて難しいと感じます。

つまり、SD-ブラウン管>HD-ブラウン管>液晶・プラズマとなってます。

それがAVマニアの間では常識になっていると思います。

ですから、4Kテレビも、本当の4Kコンテンツでないと2Kコンテンツを綺麗に表示できないと思われました。超解像技術の進化もありますが、思ったより綺麗に表示できるとわかりました。

驚いたことに、サイズや条件等によっては、2Kテレビに表示させるより、4Kテレビで2Kコンテンツを綺麗に表示させることが分かったことです。去年から4Kプロジェクターでも、2Kプロジェクターより綺麗に表示させている事例が普通になってます。

つまり、2Kコンテンツは2Kテレビでなければ高画質ではないという先入観は明らかに間違いであるのが明らかになってます。

簡単にいえば、SDソースはSDテレビより、2Kテレビで綺麗に表示させるのに極めて難しい。しかし2Kコンテンツなら、2Kテレビより4Kテレビの方が綺麗に表示させることができるからです。

そういう流れが出てきますので、AVマニア的に4Kテレビのコンテンツとして全く問題ないと考えているわけです。

もちろん課題はないとは言えません。ゲーム系ソースは本当に4Kとの相性がいいか未知数です。720pクラスで制作されたアニメとの相性も大丈夫か検証されてない点もあります。

投稿: mkubo | 2012年10月21日 (日) 22時15分

>>RMさん

長い道のりになると思うけど、その実現は期待したいですね。

投稿: mkubo | 2012年10月21日 (日) 22時21分

>>kさん

4K版GT体験記ご報告ありがとうございます。

他の方の体験記を聞くのも興味深いですw


>驚きとしては小さいとはいえソニーの有機ELTVの方が大きかったです。あんな鮮烈な色とコントラストはなかなかお目にかかれないです。

ですよね。さらにCLEDはその有機ELテレビより綺麗らしいとのことなので、どんな画質なのか楽しみであります。

HX950も観ましたけど、率直にいって液晶方式じゃ限界あるなと実感してます。

>5年もすればある程度手が届く値段になるでしょうし、それを考えると凄い時代が来るもんだなと思います。

シャープの堺工場ならその値段の実現はできるかもしれませんね。今はもうシャープが所有してないらしいけどね。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120909/238831/?ref=RL3

ちなみに第7世代工場ですと2枚しか取れないとか。

韓国では搬入が大変みたいので、はしご車を利用しているそうです。日本もなかなか厳しいかも。

>VAIO新製品は頑張って対応しているwin8自体がやっぱり使いづらい。ニコイチそのものです。最初のメニューで出てくる全画面アプリとデスクトップからのアプリの操作感が異なり統一感がないです。慣れもあるでしょうが。

Win8はタッチパネルゴリ押しのUIになっているらしいね。kinectゴリ押しと同じような雰囲気はあります。とりあえず様子見にしてます。

>どうもVAIOは高画質PCという方向性は止めそうな感じが漂っており、ちょっと残念です。

せめて有機ELパネル搭載には頑張って欲しいですね。ジャパンディスプレイには期待ですかね。

投稿: mkubo | 2012年10月21日 (日) 22時39分

フルHD時代の流れを見て考察した
個人的な予想(妄想)を書いておきます。

2013年末にソニーが、4K廉価モデル第一弾として、定価80万円(実売平均70万円台、最安50万円台)のVPL-VW500ESを投入。
(流石にVW1000ESから2年間4Kをスルーするとは考え難い上に、今年安い廉価モデルだけで済ませているあたり、
来年に4K出す可能性は高いと思われる。そして定価80万円は、VW1000ESから2年後と言うスパンを考えれば妥当かと。
ちなみに2005年末発売の136万のVW100から1年以内に73万のVW50を発売している。)

そして、2014年後半には、定価40万円(実売平均35万円台、最安20万円台)のVPL-VW600ESを投入。
更にVW1000ESの後継機であり進化版であるVPL-VW2000ESを定価168万円で投入。
その後は、フルHD時代のように中級・下級の2モデルラインアップとして出して行くでしょう。

ちなみに、ソニーの4KPJに関しては、4096×2160(DCI)パネルと3840×2160(ITU-R)のパネルに別れるだろうと思われる。
当然、DCI仕様のパネルはVW1000ESや2000ESのようなソニーの業務用機器工場で生産される100万円を超える上級モデルのみの搭載で、
100万円以下の中級モデルはQFHD。これはフルHD時代の時にもあった、キセノンランプと水銀ランプのような違い。


コンテンツに関しては


現在もっとも高画質な映像ソフトであるブルーレイはハイビジョンまでです。
時期尚早では? との声に、東芝・徳光副社長はこう答えました。

「いつ普及するのか、という点で、色々な見方があるのは事実です。
まずコンテンツの普及が大切。(ブルーレイの高解像度化のために)
規格化もやっていますから、それは遠い話ではないと思いますが、
それは2014年、2015年を視野に置いたものです。その後に、放送も
広まっていくと思います」
http://www.asahi.com/digital/digitre/TKY201209120182.html

この記述通り、2014年~2015年の間に出てくるでしょう。
恐らく、BDXL(4層128GB)+HEVCで高解像度版4Kブルーレイソフトが出てくると思われる。
ちょうど、4KBDの登場を境に、つまり2015年から、プロジェクターもテレビも廉価モデルが
市場に出回り、4Kの本格的な浸透が始まっていくのではないかと。

更に、PS4が2014年末の発売とすれば、4Kのブルーレイに間に合わせる事も出来ます。

投稿: 奈々氏 | 2012年11月13日 (火) 13時38分

>>奈々氏さん

コメントありがとうございます。そして面白い予想もありがとうございます。

毎年必ず発売していたVWxxシリーズは今年に出ませんでしたね。HW50ESのみ。ただしVW1000ESの超解像技術を採用している。これは 2K機種としてVW200以来であり、個人的にはインパクトがあります。

4Kパネルは0.74インチで結構小さいため、色ずれがないよう高い組込み精度を求められます。当面コストダウンはなかなか厳しいと思われます。また、HDMIの問題もあり、4K/30pまでとなってます。業務用4K30インチモニターは既に4K/60p対応となってますが、対応機種のみとなってます。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20121031_569823.html

おそらく来年は4K/60p対応も行う見通しなので、普及機種も投入されるかもしれませんね。

VW2000ESの投入可能性もありますね。

>ちなみに、ソニーの4KPJに関しては、4096×2160(DCI)パネルと3840×2160(ITU-R)のパネルに別れるだろうと思われる。

多分それはないと思います。パネルのサイズは0.74インチですので、別々に作る意味はあまりありません。映像処理の手間も考えて、なるべく同一にするのが望ましいです。


2K機種と同じように0.61インチクラスの機種も作れるなら、コストダウンも可能になるので、意味あるかもしれませんね。(よく考えたら、それが目的かもね。半導体プロセスの進化により、0.6xインチにシュリンクできるかもしれません。

QUALIA 004は0.78インチでしたが、VW100/VW200は0.61インチを採用していました。HW50ESも同様です。

今年4K機種を見送ったのは、0.6xインチ待ちの可能性高いだろうと思われます。(ただし組込み精度も厳しくなるので、果たしてできるかは未知数ですが。)

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20121112_572481.html
4K/8Kロードマップ

4K放送は意外と早く来るかもしれませんね。多分ネットワークで先行すると思います。

4KBD規格についても、なんらかの情報が欲しいですね。本田さんあたりからはなぜか全く気配はないですし。

投稿: mkubo | 2012年11月14日 (水) 08時01分

>2K機種と同じように0.61インチクラスの機種も作れるなら、コストダウンも可能になるので、意味あるかもしれませんね。


0.61インチの3840×2160(QFHD)で、4K(60p)をサポートしたプロジェクター。

世界初の4Kプロジェクターが定価168万円と考えると、2年後の次の4Kプロジェクターがその半額で買えるのは妥当だと思っております。そももそも4Kのプロジェクターがまさか200万円を下るなんて、誰も予想すらしてなかったと思いますし、200万は絶対に超えると、皆予想していたでしょう。

2年って短いように感じますが、日進月歩の家電の世界では2年なんて結構な歳月ですからね。

と言うか、VW1000ESが出る1世代前(1年前)がVW90ESで初の3Dプロジェクターですからね。

あと、個人的には4KはフルHDの完全な次世代規格と言うより、単なる上位規格だと思っております。
その点は3Dと同じ。
もっと言えば、4Kは次世代規格の完全体とも言える8K規格までの繋ぎ。しかし繋ぎとは言え、720p時代のようなスルーしても問題ないような規格ではなく、繋ぎとしては大掛かりな規格。ゆえに、4Kへの展開をなるべく早く行わなくてはならない。その点は最近になってロードマップ化しようとしている総務省が分っている事でしょう。


それはそうと、ソニーがXAVCを民生用にも使い始めましたね。

4K/60fpsの映像フォーマット「XAVC」を民生展開へ
AVC/H.264の4K利用を促進。ソニーがライセンス
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20121114_572772.html

ソニーが必死にAVCの4K利用を促進させている事から
4KのBDもXAVCが採用されるかもしれない?

AVCはHEVCと違って、既に完成されたコーデックですからね。

HEVCといえば、最近ネットでもニュースになったこの比較画像。
http://oi48.tinypic.com/343qbnq.png


これを見る限りですが、やはり冷静に考えると、ビットレートは無視できません。800KbpsのHEVCより、1600KbpsのAVCのほうが細部情報量が多く、立体感があります。800Kbps同士で比較しても、確かに一見HEVCのほうが綺麗には見えますが、細部を潰しているよう見受けられます。

どちらにせよ、画質の更なる改善は必要ですし、今現在HEVCを高画質が売りのパッケージメディアに使えるか?と言えば疑問ですね。

それに、現行のBDソフトだって、当初はAVCの画質に不満があって、最初はMPEG-2でしたし、そういう点を含めてHEVCの4KBDへの実装を考えると、結構な時間がかかるかもしれません。(ちなみにAVCが規格化されたのは2003年で、BDに採用されたのはその5年後くらいだったと記憶しております)

なので、もし、4Kのブルーレイが2014年~2015年の間に出るのであれば、ソニー規格化したXAVCが採用される可能性が高いのではないかと思う。

ただし、ストレージは今の100GBでは画質に不満がでるかもしれない。128GBなら、2時間の映画を収録したとしても、最大ビットレートが約140Mbps。
しかし、映画は2時間を越える作品も多いし、大作映画は150分超えとかざらだし、そういう点を含めて考えると、200GB以上は欲しいところですね。200GBなら、TDKが1層33.3GB×6層200GBのBDを2006年に開発してますから、4KのBD規格化とともに200GBを超えるBDも出てくるかも知れません。と言うか、BDを4K化してもらうなら、ストレージの容量は多いほうが良いと私は思う。
確かにHEVCと言う次世代なコーデックを使えば100GBに抑えることができるかもしれませんが、HEVCの画質がそこまで行くまでに結構時間がかかるので、当面はAVCでいくんじゃないでしょうかね。

兎にも角も、4Kへの展開はスピードを持って行わなければならないと言うのが、8Kを最終目標としている日本の業界の総意でしょう。

投稿: 奈々氏 | 2012年11月15日 (木) 16時48分

4K BDに関しては現行のBDMV規格との互換性をどこまでとるかがネックになっているのかもしれません。
BDXLを一部流用して4層 128GBを基本とするなら少なくとも光学ドライブに関してはコストアップは最小限に抑えられると思います。
ストレージの容量を重視するなら更なる多層化や記録密度の向上が必要になってくるのでデバイスのコストが上がるのは否めないかなと。

理想は3D Blu-rayのようにディスク自体は現行のプレイヤーでもそのまま再生可能なようにできればいいのですが
現行のプレイヤーでも読み取れるBDMV層
4K BD層
のようなハイブリッド構造のディスクは互換性が足かせになって容量がそれほど増えないのに製造コストは高いという不十分な規格になってしまう可能性もありますね。
(DualDiskやハイブリッドBDという前例もありますし)

投稿: TSS | 2012年11月16日 (金) 19時02分

たかしかにコストを抑えようとすればBDXLの採用になりますね。

しかし、BDXLの場合、例えAVCだとしてこの容量で品質に問題はないのでしょうか?
BDXLだとHEVCが必要になると思うのですが。

現行のBDの場合、ビットレートは最大54Mbpsでしたよね。フルHDと4Kの画素数の差を考えると、その4倍の216Mbpsが必要だとおもいますが、BDXLだと1時間20分程度しか収録できません。まあ実際は可変レートなので
実際はもっと低いですが、それでも128GBだと不安があると思うんですが。

エンコードに関して詳しい人は、このへんどうなんでしょう?

投稿: | 2012年11月17日 (土) 16時25分

>>奈々氏さん

>200万円を下るなんて、誰も予想すらしてなかったと思いますし、200万は絶対に超えると、皆予想していたでしょう。

実は、北米版、欧米版の値段は004と同じ値段です。2万5千ドル。日本だけは安くなっているようです。まあ円高のことを考えれば、Sonyにとっては利益率が下がったかもしれませんが。

http://store.sony.com/webapp/wcs/stores/servlet/ProductDisplay?catalogId=10551&storeId=10151&langId=-1&productId=8198552921666443655

>確かにHEVCと言う次世代なコーデックを使えば100GBに抑えることができるかもしれませんが、HEVCの画質がそこまで行くまでに結構時間がかかるので、当面はAVCでいくんじゃないでしょうかね。

確かにね。多分4K版BDはHEVC対応も行われると思いますが、当面はこなれているAVCで行くのは当然でしょうね。

ただ将来性を考えると、完成度の高いHEVCコーデックの開発を早急に求められますね。

パナソニックはH.264HPを開発したおかげで、MPEG2を超える画質を実現できましたが、HEVCも果たしていつ超えるか気になりますね。

多層化も重要ですが、2層BD並のコストを抑えられるか気になります。ハリウッドがうるさくメディアのコストにこだわっていたし。その課題もクリアする必要があります。このままじゃ、4K版BDはハイビジョンLDみたいにニッチな規格になるかもしれませんし・・・個人的にはその点を懸念しています。

投稿: mkubo | 2012年11月18日 (日) 13時56分

>TSSさん

>ストレージの容量を重視するなら更なる多層化や記録密度の向上が必要になってくるのでデバイスのコストが上がるのは否めないかなと。

現行の4層BDXLはBD-R/BD-REのみにして、4層以上のBD-ROMはさらに高密度化にするしかないかもしれませんね。
多分、互換性を確保でき、コストアップもなんとか抑えられるかもしれません。

ハイブリッド案も率直にいって厳しいね。BD+DVDのようにBD+4K版BDの売り方はマシかもしれません。BDが完全に普及した上でないと意味がないので、厳しいかな。

北米はネットワークでの視聴がすっかり当たり前になっているので、4K版BDの需要は果たしてあるか心配しています。パッケージの需要も落ちていますし・・

投稿: mkubo | 2012年11月18日 (日) 14時11分

>しかし、BDXLの場合、例えAVCだとしてこの容量で品質に問題はないのでしょうか?
BDXLだとHEVCが必要になると思うのですが。

僕もHEVCが必要ですが、HEVCがまだこなれてないため、現時点はAVCの方が綺麗です。(初期のAVCも、MPEG2に劣っていました。しかしパナソニックが改善したおかげで、AVCが綺麗になりました。)

現時点は200GBクラスのBDメディアの低コスト化と、HEVCの高画質化はどっち早いか見極めるのはまだ難しいかもしれません。

もしHEVCの高画質化を実現できる見通しがついたら、BDXLのままでもOKになるかもしれません。

投稿: mkubo | 2012年11月18日 (日) 14時15分

興味深い書き込みを見つけたので載せておきます。

http://www.avsforum.com/t/1403199/anyone-care-to-speculate-on-the-new-4k-disc-format/60

The 4K players would need beefed up processors, but other cost will remain the same.
The first ones will be hybrid native 4K/1080p players and might have $50-75 added to
the price. 4K displays will probably have $500-800 added cost at larger sizes until
mass production ramps.

これら4K再生装置は、プロセッサの強化は必要だろうが、その他のコストは今と変わらないもの
になるだろう。最初のもの(4K再生装置)はハイブリッド型のネイティブ4K/1080p再生装置で、
値段は$50~75高いものになるだろう。4Kディスプレイは、大型のものでは、大量生産体制が整う
までは、$500~800のコスト上昇になるのではないだろうか。

海外の掲示板での書き込みみたいですが
BDXL+AVCコーデックの4KBDプレーヤーならコストは殆ど掛からないみたいですね。

やはり4Kは3Dのように、BDの上位規格として出してくるのが濃厚だと思います。

肝心なビットレートですが、ついこの前行われたスカパーの4K実験放送では、AVCエンコードでビットレートは最大120Mbpsです。
放送波の映像はパッケージ映像のように予めエンコードされた映像ではなく、リアルタイムエンコードなので、同じビットレートでもパッケージ映像の方が高品質です。

この事を考えると4KのBDの最大ビットレートは144Mbps程度もあればAVCでも4Kの品質に堪え得るんじゃないでしょうか。144MbpsはBDの4倍速。現行BD規格の最大ビットレートの2.6倍程度です。
つまり、AVCデコーダーチップは、現行の3倍程度の強化で済むのでしょう。

そして、4層128GBのBDを使えば、144Mbpsで約2時間の動画が収録できます。2.5時間なら113Mbps。3時間なら94Mbps。いずれも平均ビットレートです。
3時間の4K映画が平均94Mbpsなら、品質的にも問題ないかと。

BDXLドライブも安いですし標準のドライブと殆ど変わりません。現行の1万円以内で買える安いBDプレーヤーですら最大ビットレート54Mbpsで動画をヌルヌル動かせますからね。その2.6倍の144Mbps程度の動画を民生用プレーヤーでヌルヌル動かすことは、技術的にもコスト的にも時期的にも現実的ではないでしょうか。

次世代PSのOrbisの発売が2013年末と噂されていますが、BDXL・AVC/H.264なら、Orbisの4KBD対応は間に合うと思いますし。

200GBのBD+HEVC
これで4KBDを規格化すると出回るのにかなりの時間がかかると思います。今から最低3年はかかるでしょう。つまり2016年。下手したら2017年以降になるかもしれない。
その頃まで4Kのパッケージコンテンツが出てこないとは考え難いです。

どちらにせよ、2014年までに4KBDを出すなら、BDXL+AVCしか有り得ないでしょう。

投稿: | 2012年11月22日 (木) 22時14分

それはそうとう、某販売店にて185インチシネスコスクリーンによるVW1000ESの4Kアップコンバート映像を見てきましたが凄いの一言ですね。

ただ、1.5H程度では、アップコンバートとネイティブ4Kの違いは殆ど分らないと思います。しかしこれが8Kの適正距離でもある0.75Hまで近付くとアプコンの破綻が分ります。つまり、ネイティブ4Kの恩恵は0.75Hで発揮されるのでしょう。

ちなみに私は視力1.0前後です。

投稿: | 2012年11月22日 (木) 22時21分

まあ、個人的には4KBDについてはやや懐疑的かな。
技術的に可能としても、ハリウッドのやる気が問題かと思います。どうやらネットワークが主流だとみているかもしれません。

もしパッケージ版に注力する気があまりないなら、
確かに低コストで実現しやすい案「BDXL+AVC」でBD3Dのような売り方も現実的といえるかもしれませんね。

結局将来にもBD2Kが主流と思いますが、BD4K版は多分BD3D扱いになるかも。

同じネットワーク配信としてiTunesにも、昔に比べて今は随分高音質化になったし。一部の配信サイトでも、24bit/96Hzコンテンツを流すようになったし。

ハリウッド的には、ネットワーク+HEVC+4Kが本命だとみているかもしれません。

本当にBD規格に関しては、HEVC対応を行わなくてもいいか、懸念はあります。

>ただ、1.5H程度では、アップコンバートとネイティブ4Kの違いは殆ど分らないと思います。

多分慣れの問題かもしれません。慣れてくると、違いはわかるかもしれません。あるいはソース次第かと思います。

また、EX3000経由に4K出力させた方が、VW1000ES内蔵4Kアップコンより綺麗だったそうです。(HiVi12月号の麻倉氏より)

ちなみに、昨日ソニービルでOPUSの4Kを観てきました。84Vの4K液晶TVもありました。2K液晶のアラがかなり目立つのが気になりました。あれは2K液晶に戻れないなと思いますね。

投稿: mkubo | 2012年11月23日 (金) 09時52分

ソニーはハリウッドの配給会社でもあり、60本以上のハリウッド4Kデジタルシネマコンテンツを持っています。
http://pro.sony.com/bbsc/ssr/mkt-digitalcinema/resource.latest.bbsccms-assets-mkt-digicinema-latest-Sony4KDigitalCinemaTitles.shtml#2012

そのソニーが4KのBDコンテンツを出してくる可能性はあります。噂では既にブルーレイ協会とBDの4K化の検討をしているみたいです。


プロジェクターで4Kを出しているのはソニーだけです。
来年末にまた新しい4Kを出してくるかもしれません。
それまでに4Kのコンテンツの規格化がされる可能性はあるでしょう。

投稿: | 2012年11月23日 (金) 20時26分

個人的には早く4Kのコンテンツを出してくれと言うのが本音ですね。
まず、2Kや4KはHDの究極完全体とも言える8Kが控えているから。
そして、4Kとは言え、劇場と違って、せいぜい大きくて100インチ
台までの投射が前提とされている民生用に過剰な品質はいらない事。
劇場は大手シネコンだとどれだけ小さくてもシネスコ比で200インチ
以上(16:9なら210インチクラス)で400インチは当たり前ですからね。
勿論品質は高いに越した事は無いが、コストや技術の問題上難しい。
ちなみに現在シネコンで上映されている4Kデータ(DCP)ですら
ビットーレートの規定最大値は250Mbpsであり、実際は可変レートな
ので平均ビットレートは100Mbps台がザラらしいし。
ドラゴンタトゥーの女(4Kデータ)は上映時間は158分もあるのに容量
は200GB以下だと聞いた事があります。(つまり200GBと仮定しても平均ビット
レートは168Mbps)

勿論、理想としては、ギガビット回線が普及して、シネコンで配信されて
いるような高画質動画が配信できるようになる事がベストかもしれないけど
今のインフラではまず無理ですね。
4Kの配信事態は早期から実現できると思う。ただ、現状の動画配信の1080p
コンテンツが平均ビットレート5Mbps程度のDVD並みの品質と同様に、4Kの動画
コンテンツがネット配信されても30Mbps(BDの平均ビットレート)が限度にな
るだろうね。だから、配信はあっても、当面はディスクメディアの代替にはならない
と思われます。

この前のスカパー4K実験放送を見た限りでは、最大120Mbpsでも十分と言えるほ
どの画質だったから、4Kのコンテンツは平均ビットレートで100Mbps以上はほし
いところですね。どんだけ低くなっても最低90Mbps以上は欲しい。
もし、それ以下まで下がるなら、ディスクを2枚組みにするしかない。
128GBのBDで収録すれば、189分(3.1時間)までなら、何とか90Mbpsを維持できる。
それ以上は無理だから、タイタニックやロードオブザリングみたいな3時間超えの
映画は2枚組みで良いかと。
実際BDでもロードオブザリングなんかは2枚組みだった。
4KBDも同じように、長編映画では2枚組みにすればいいかと。

投稿: | 2012年11月24日 (土) 23時53分

まあ、ソニービルでの84X9000、4Kの200インチ(F65撮影したソース)で観ればみるほど、早く4K時代が来て欲しいと思いますね。

84X9000の精細感は想像以上素晴らしいでした。隣に展示していた50インチクラスのHX850、950のアラがかなり見えるようになりました。これが4Kパワーかと実感しました。少なくとも大画面には4Kが必須であると断言できます。

結局北米の需要次第ですので、BDの需要は十分にビジネスできるのであれば、4KBDの投入もありえるでしょうね。ただBDの需要がやや減退している様子もあるらしく、最悪ビジネスにならないほど減退した場合、4KBDの投入も難しいかもしれません・・

ぶっちゃけ、景気も関係しているので、早期に投入するのはあまり適切じゃないと個人的に思います。同じ理由でPS4も早期投入も反対です。

北米、欧州はまず景気を回復させるしかないかな・・と感じてます。

北米に関しては、財政の崖(議会は共和党が支配しているため、積極財政は難しい様子。)がネックですが、欧州に比べてマシみたいので、頑張って欲しいです。

欧州は正直言ってかなり厳しい。ユーロの実質的な支配者であるドイツは緊縮財政至上主義みたいので、おそらく景気を回復させるのはかなり厳しい。さらに悪化するだろうと思います。

投稿: mkubo | 2012年11月26日 (月) 07時49分

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