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2012年10月

2012年10月27日 (土)

見応えがありました!

NHKスペシャル|Nスペeyes

メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ
第1回 岐路に立つ”日の丸家電”

本日観ました。再放送は多分来週の深夜帯に行われると思います。

実に見応えがありました。永久保存でしょうね。
ほとんどソニーの話ばかり。シャープの話もありましたが、全体からみて短めでした。パナソニック等の話はほとんどなし。

ソニー関係者は平井社長、デジタルイメージセンサー責任者の上田氏。
元ソニー関係者として、出井氏、近藤哲二郎氏、前田悟氏が出演していた。近藤氏がよく出てきたのが印象的。

出井氏がなぜリストラを進めたとの理由について解説しているシーンがありました。

ソニーのリストラといえば、ストリンガー氏だけがリストラをやってきたというイメージが強いですが、実は、出井氏がむしろ積極的にリストラしてきたのです。なぜか反ストリンガーの方々が、出井氏のやってきたリストラのことについてあまり指摘していませんでした。(もちろんストリンガー氏のことは全面的に擁護するつもりはありませんが、公平の欠けた指摘は不適切だと思いますよ。ストリンガー氏を度々批判してきた麻倉さんも出井氏のリストラ施策に対することは聞いたことはありません。)

その経緯はともかく、結果的にソニーが弱体化してしまったのです。アナログ時代にたくさん作ってきた工場はデジタル時代になってから、ほとんど不要になりました。中国の工場に委託すればいい時代になったからです。円高のせいもあり、コスト高になっているため、とにかくリストラするしかない状況になってしまったのは仕方ない面もありますが、有能な技術者の多数も流出させてしまった面があったのは事実です。

インドでの話はなかなかおもしろかったです。インド特有のニーズ(強い青色、赤色好みのインド人に合わせてチューニングした画質仕様)を把握して、ソニー本社が積極的に開発するようになった点は印象的です。画質評価の開発者が画質が破綻しないように調整するのが大変だったと言及してます。しかしさすがソニーであって、破綻しないように調整できたところが技術力の1つです。それが復活のカギだと思います。最近の調査によると、インドでのTVシェアはサムスン、LGを抑えてトップになっていることです。インドでの反撃をきっかけに他国でも反撃してほしいですね。

数年前までのソニーなら、そのニーズを無視してきたでしょう。ユーザー目線のニーズをしっかり把握して、積極的に対応するという意識を持つようになればソニーの復活は見えてくるかもしれませんよ。

ゲームの遅延対応も1つです。HMZ-T2開発者は極力対応しているとの話がありましたが、西川氏のブログによると、テレビ事業部全体は消費者のニーズに対することは、どうも積極性が欠けていたみたいです。ゲーム事業云々は単なる言い訳でしょう。オーディオ事業部のサラウンドヘッドホンの共同開発事例はあったのにね。

以前の話ですので、平井体制により、意識が変わってゆくことに期待したいです。

それにしても、ソニーの画質評価室が紹介されていたのが、印象的でしたw 現在のソニーの強みは、やはりハイレベルな画質評価ができる人材がまだ健在であることでしょう。

例えば4Kテレビが持つ超解像技術。破綻のないように違和感の少ないアップコン画質ができたのは、その画質評価できる技術者のおかげでしょうね。CEATECで見てきた4Kテレビの出来を見る限りね。 また、4Kテレビのスピーカーの出来もいいですよ。

平井社長は、将来のことについてどう注力すべきかという点についてよく理解しておられるみたいので、やはり期待したいです。重点事業である、デジタルイメージセンサー事業、ゲーム事業、モバイル事業は研究開発予算の7割を投入されるらしい。

ゲーム事業に関しては、来年以降に出てくる?PS4の出来には期待してもいいかもと感じました。少なくとも予算を理由に注力できないことはないなと思いますよ。PC Watchの後藤氏がSCEの予算云々といってますが、平井社長について全く理解してないでしょう。

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2012年10月18日 (木)

4K対応は大型直視型ディスプレイにはもはや必須

4Kテレビのコンテンツ問題は解消した――「CEATEC JAPAN 2012」総括(前編) (1/2)

麻倉さんがCEATEC JAPAN 2012総括として 4Kテレビのメリットとは何か解説してます。

各社、大画面の4Kテレビでは、同サイズのフルHDテレビより、アップコンバート+超解像にて、フルHDプロパーよりはるかに良い画質を提供できることが確認できています。ですから、実質的に4Kテレビのコンテンツ問題は解決しているのです。

4Kテレビでは、従来より画面に近づいても画素が見えません。フルHDテレビは「3H」(画面の高さの3倍)という視聴距離を守っている限りはボケませんが、原理的には画面が大きくなればなるほど、見る人はテレビから遠ざからなければならない。3Hをキープするために。しかし、テレビとソファーの位置関係は、そんなに簡単に動かせないでしょう。迫力がほしければ、もっと大きなテレビを買ってくれば良いことですが、ソファーをそのぶん後ろに下げられる家は、それほど多くないと思いませんか?

テレビの大画面化は急速に進みました。ブラウン管の時代には29型で十分に大きかったのに、現在では42V型や50V型が普通です。次に買い替えるときは、60V型や70V型も視野に入るでしょう。そのとき、解像度は2Kのままで良いのでしょうか? 画素の荒さが目立たないよう、ソファーを後ろに下げることができるでしょうか? だから4Kテレビが必要なのです。

全てのソースでの相性について確認したわけじゃないのですが、基本的に概ね同意します。

それでも、4Kテレビについて疑問を感じる方はおられるかもしれませんので、補足します。

シャープの70~80インチ2Kテレビは量販店で展示されているので、一度体験するのが良いと思います。画素の粗さが非常に目立ちます。そのアラが目立たなくなるように視聴距離を長くすればいいですが、日本の住宅事情では現実的ではありませんね。 

こういう場合、 少なくとも2Kネイティブ表示より、4Kパネル+アップコンにした方が、綺麗であるのは間違いありません。最近は50インチでも、2K表示の画素は結構きついと感じてます。

32インチクラスでも相性が良いか、議論の余地はややあると思いますが、少なくともPC系コンテンツにおいては、極めて4Kとの相性がいいのは間違いありません。


また、ICCのテレビが従来の製品と異なるのは、フォーカスです。ブラウン管時代は、真ん中にフォーカスがきて、周辺はボケるのが普通でした。しかし、中央だけではなく、周囲もきちっとしたフォーカスがあることがICCでは必須です。「人為的にぼかす」ということは近藤さんの辞書にはありません。映画の世界とは違い、少なくとも風景映像やドキュメンタリーなど、情報性が重要な映像で大切なのは、周辺部のフォーカスです。それも含めてミリ3本の密度が必要ということでしょう。

そもそも固定画素方式テレビにおいては、周辺もフォーカスがきっちりであるのは当たり前になってます。少しズレているような気がします。'ブラウン管との比較論になるのは
おかしいと思います。 (もちろん極めて高精度という意味で言及されていると思いますが。)

少なくとも近藤氏には「ぼやける」ということがNGだそうです。

麻倉さんがぼやけるシーンの多い映画ソースについては本当に問題ないか全く言及してないのが気になります。 やはりちらっと示唆した点は興味深いです。

個人的にはICC-LEDTVの画づくりについて、違和感を持った点はまさしくそれですね。麻倉さんがDRC時代から近藤氏を長年応援しているため、あまり足を引っ張りたくなかった面もあるかもしれません。

今回、近藤さんのアイキューブド研究所は、たまたまシャープと組みましたが、同社にはソニーとシャープが出資していますから、将来的にシャープ以外のメーカーからICC搭載テレビが出てきても不思議ではありません。ただし、前回も触れましたが、出来合いのパネルを買ってきて、ICCを入れるだけでは到底ものにはできません。実際、シャープは緊急プロジェクトを作り、天理と矢板から人を集め(いずれもシャープの事業所)、徹底的にパネルをたたき直したそうです。例えば、民生用の量産パネルは結構いい加減なものですが、ICCでは徹底した画面の均一性(ユニフォミティー)が重要。ICC LED-TVが直下型バックライトとローカルディミングを使うのも画面輝度の均一性を担保するためです。1画素単位で均一でなければならないそうです。

一応ソニーから出す可能性は全くないとはいえないそうです。
まあ、4K対応有機EL大型パネルか、4K対応CLEDパネルを製造できて、圧倒的に液晶パネルの画質を超えることにならないと、近藤氏が興味を持たないかなと思えます。

つまり、 それまではソニーと提携する可能性はほとんどないでしょうね。有機EL大型パネル製造は、台湾メーカーへの委託になるみたいし、 自社製造できるのはCLEDに限られると思います。
(CLEDは液晶工場のように大型投資しなくてもいいメリットあるためです。)

個人的に心配しているのは、例えば数年後に出てくる、有機EL及びCLEDの基礎画質の高さにより、液晶のままじゃ、ICC-LED TVの画質が相対的にきつくなるのではという懸念はあります。例えばCLEDと同じ値段だった場合、相対的に割高感を感じる可能性もあるかもしれません。僕なら迷わずCLEDを選ぶと思います。

もちろん、近藤氏も少なくとも永遠に液晶方式を採用するとは考えてないでしょうね。

やっぱり理想的には4K-CLEDなので、是非採用してほしいと思いますよ。

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2012年10月12日 (金)

PS Vita版Readerアプリが来た。そしてPSP版コミック購入者へのクーポンも!

PS Vitaで読めるシリーズリスト

PS Vitaに入れてみました。その前に、PSPでのコミック認証があったため、2台制限にひっかかりました。仕方ないのでPSP-3000本体で認証解除しました。(PSNのビデオ・ミュージック認証。)ちなみに、Android系、SonyReaderの認証とは別々になっているので、ReaderStoreで利用できる端末においては、現時点はうちの場合は4台認証となってます。多分最大5台までだったかな。(少なくともPSP/PS Vitaは2台まで。)

ページ送りは実にサクサク。ページ送りの高速表示については、おそらくトップクラス。

視認性として2ページ表示はさすがに厳しいですが、1~2コマあたりのアップ表示は問題なく見やすい。縦表示も可能。縦表示での1ページ表示なら、文字もはっきり見える。PSPに比べて高解像度のメリットはとても大きいと感じます。

さて、PSPコミック購入者へのクーポンに関する連絡が来ました。

■ソニーの本屋“Reader Store”でご利用いただけるクーポンをプレゼント
これまで“PSP”向けコミックコンテンツ配信サービスでコンテンツをご購入いただいたお客様に、“Reader Store”での書籍購入にご利用いただけるクーポン(プリペイド式電子マネー“NET CASH”)を“Reader Store”を運営するソニーマーケティング(株)から発行させていただきましたのでお知らせいたします。
※発行されるクーポンの額面は、“PSP”向けコミックコンテンツ配信サービスでの
コンテンツご購入総額によって、お客様ごとに異なります。

~省略~

クーポンコードの使用方法については下記URLをご確認ください。
http://ebookstore.sony.jp/stc/guide/payment/#prepaid

クーポンを入力してみたら、ReaderStoreで利用できる金額は、2000円分でした。
PSPgoで入れてあるコミックを数えてみたら、10冊。(体験版は除く)概算では4000円ぐらい。
おそらくPSPコミック総額の50%程度ではと思われる。レンタルコミックとして利用したと考えると、悪くないクーポンだなと思いますね。PSPコミック購入者へのフォローとしてバッチリだと思いますが、いかがでしょうね?

今回のラインナップで購入したのは、雑誌のエイジプレミアム。なぜなら85円で売っているからです。SonyReader(PRS-T1)でも読めました。ちなみにエイジプレミアムVo.1は無料となっているようですが、なぜかPS Vita版ReaderStoreでは、入手することができませんでした。無料系はNGですかね。ライバルの電子書籍ストアでは無料版を配布しているケースもあるので、頑張って欲しいですね。

ちなみにPS Vitaで2013年1月10日までにPS Vita版Readerアプリをダウンロードして認証すれば、ソニーポイントの300ポイントをもらえますよ。つまり300円分をもらえる。エイジプレミアムは85円なので、3冊購入できる計算でしょうね。

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2012年10月 7日 (日)

4K版「グランツーリスモ」をプレイしてみました

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現時点は、銀座のビルにおいて「DRAMATIC 4K EXPERIENCE」が開催されてます。
8Fの「OPUS(オーパス)に入ると、ちょっとした暗室のような部屋で、84インチの4Kテレビで4Kコンテンツを観れるイベントへ案内されます。6分間ぐらい。終わると、希望者なら4K版GTをプレイすることができます。

プレイ環境は、4K SXRDプロジェクター「SRX-T110」2台と200インチ”ブルーオーシャン”による高精細リアプロ方式システム。関連:OPUSの施設について

GTのハンドルコントローラを使ったシステム。サウンド環境は、ワイヤレスヘッドホンのMDR-DS7500

平日に訪問していたため、人がすいてましたので、2回プレイすることができました。200インチでプレイするのは初めての体験であるが、実にデカイなという感じw
視聴距離は、多分3~5m程度かな。

2006年に配布されたグランツーリスモHDコンセプト「アイガー北壁コース」とほぼ同じ内容。
4K/60p表示。若干ティアリングあり。まあグランツーリスモHDコンセプトもティアリングがありましたし。

何より驚いたことに、ジャギーらしいジャギーが全く見られなかったこと。グランツーリスモHDコンセプト版だと、電線、車あたりジャギーが比較的に目立ってましたが、200インチでもジャギーが見えなかったのである。おそらく4Kによる恩恵が出ているのではと思われる。4K画面として、2K版グランツーリスモHDコンセプト画面を1/4に圧縮しているので、ジャギーが大幅に低減できたと思われる。

表示遅延は、個人的には全く感じられず。ハンドルコントローラは実にプレイしやすかったです。今までのブラビア+ハンドルコントローラではなぜかプレイしづらい印象はあったんですが、もしかしたら表示遅延が原因かもという気がします。

また、個人的には意外だったと思ったのは、MDR-DS7500の出来がかなり良かったこと。昔の初期型のワイヤレスサラウンドヘッドホンを使ったことはあるが、正直言っておまけレベルだったという印象は強い。パワフルなサラウンド感が出てきたとは驚きである。それだけでもMDR-DS7500が欲しくなったのである。ある意味、今回のイベントにおいては、MDR-DS7500のステマといえるかもしれないw

不満点といえば、ソニービルのSXRDプロジェクターはもうパネルの世代が古いため、若干残像、動きボケが見られました。また、リアプロ特有のスクリーンの映り込みがやや目立っていたのはマイナスな材料でした。

数年後のソニービルは、多分OPUSの施設システムはまだ更改されないと思うので、おそらく4K出力ができる「PS4版グランツーリスモ」を同じ環境で体験できるかもしれないと思うと面白いかもと妄想してまいりましたw (あるいはその頃になると、4K/60p入力の4Kブラビアが主に使われるかもしれませんが。)

また、F65に関する展示もありました。

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F65実機が展示されていたので、実に興味深い展示でした。F65の意味は、フィルムの65mmに相当する画質を持ったデジタルシネマカメラだからだそうです。

ハリウッドでも、35mm映画主流であり、65mm映画は意外と少ないと言われてますので、F65で撮影された映画は楽しみです。

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2012年10月 6日 (土)

CEATEC 2012へ行ってきました

CEATECで一番衝撃を受けたのは、84インチ4Kテレビでもなく、ICC-LED TVでもなく、シャープの32型4Kモニターでした。

正確には4K版PCのPSO2を実際に動作しているところを見かけていたのです。思ったより精細感が素晴らしく、インパクトもある。32型というサイズは現実的。20万円台以下だったら、是非導入したいと思ったほど。来年に発売される示唆があるらしいので、もしその値段で発売されたら、4KゲーミングPC環境を導入したいと思います。僕は元々AV関連にも画質にこだわる方ですが、根っからのゲーマーだな・・

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左は4Kモニター。右はXWXGAモニター(1366x768)

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4Kモニター

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WXGAモニター

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4Kモニター(マクロ撮影)

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WXGAモニター(マクロ撮影)

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4Kモニター(マクロ撮影)

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WXGAモニター(マクロ撮影)

とにかく圧倒的すぎる。32型4Kモニタは・・

PC版PSO2は凝ったグラフィック系ゲームではないと思いますが、4K対応だけでもかなりメリットが大きいと実感しました。それだけでも、思わず買いたいと思ったほどです。
東芝の84型4Kテレビも、4K版PCゲームの表示がありましたが、でかすぎるせいか、やや魅力が欠けていたように思えます。

また、ソニービルで4K版グランツーリスモを体験しましたので、別エントリーで書きたいと思います。

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ICC-LED TVデモを体験できました。

去年のCEATECバージョンに比べてかなりブラッシュアップされているみたいね。
確かに凄い。他社の超解像技術に比べて圧倒的。ただし素材は比較的に動作の少ない映像ばかり。できれば一般的な映像で観たかったのである。客観的には素晴らしいと思う。ナチュラル感がやや欠けている気がするのではという気もしました。また、パネル側はコントラストがもっと欲しい気もしました。

「ICC LED-TV」でサッカーが見たい
同じような感想が書かれていたので、紹介したい。

もう1つは、映画のように“制作者の意図”でボカすケースもある映像について。ICCの映像は、パンフォーカスの写真のようにすべてクリアに見えるが、それが作品性を阻害する可能性はないのだろうか。しかし近藤氏は「人間の目は、焦点の合っていない部分は自然とボケるため、問題ない」と話す。「既存の超解像技術は、ピントが合っている部分のみを精細に見せるだけ。それは(ICCでも)当たり前にできている」(近藤氏)。

とにかくすべてがクリアすぎる。他社(東芝、ソニー)84インチ4Kテレビで表示されたネイティブ4K映像を見る限り、背景がちゃんとぼやけている。ハリウッドが認めたF65カメラで撮影された映像も、きちんとぼやけている。一眼レフカメラを使っている方なら、分かると思いますが、 撮り方によっては、写真はぼやける部分が目立つようになりますね。

ICC-LEDTVでは、ネイティブ4K映像入力では、ICC処理が行われるかどうか分からないが、もしぼやける部分もクリアになるならば、問題にならないだろうかと懸念を持ってます。

ちなみに、ソニーの4Kテレビの場合、4K入力も、超解像処理が行われるようです。

近藤氏が問題ないと発言している。映画監督の意図通りに表示されるのであれば問題ないと思いますが、果たして意図通りに表示されるかやや不安を覚えます。

それはともかく、パネルに対する要望は、画素密度だけではなかった。近藤氏は、シャープに対して大きく2つの要望を出したという。1つは画面輝度の均一性で、それに応えるためにICC LED-TVではバックライトのローカルディミングを行っている。通常のテレビでは「黒を締める」とか、「動画ボケを防ぐ」といった目的で行われる技術を、単に均一に光らせるためだけに使っているわけで、かなりぜいたくな仕様だ。

徹底的に均一性を追求したといっている。しかし全黒画面の際、やや輝度ムラが見られた。まあ開発中ですので、製品版は解決されるだろうと思います。

正直言って、パネル側は、所詮液晶だなという感想を持ちました。ぶっちゃけ、液晶は力不足。やはり有機ELテレビか、CLEDクラスのパネルでないと本領発揮しないのではと思いますよ。(もちろん今の液晶パネルでも凄いレベルに達しているが。)

関係ないのですが、パナソニックブースの145インチ8K4Kプラズマも見ましたが、去年の8K4K液晶と比べると、圧倒的にプラズマの方がキレイでした。やはり液晶の限界はあるんです。

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パナソニックの8K4Kプラズマ

ちなみに、そのブースで、20型4Kモニターが展示されました。意外にも4Kらしい高精細感がなかった気がします。小さ過ぎて意味がないかもという気がしました。ノングレアとグレアタイプはありましたが、ノングレアタイプの絵はあまり好きじゃないなという印象。
また、さすがIPSであって、視野角はきわめて広い印象。色味の変化がほとんどないとは凄いと思いました。

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パナソニックブースにて(20型4Kモニター)

シャープのモスアイ技術は実に素晴らしいものでした。ノングレアとグレアのいいどこりです。なんとノングレアより映りこみが目立たないのが凄いです。ノングレアの弱点である、コントラスト性能をスポイルする点はまったくありませんでした。

ソニーの84型の8K4K液晶テレビ。思ったより完成度が高い印象。ネイティブ4K表示としてリファレンスレベルといってもいい感じです。

4Kアップコン比較もありました。個人的には思ったより悪くない感じでした。

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左は4Kテレビ。右は2Kテレビ。機種はKDL-70X7000と思われる。

KDL-70X7000といえば、DRC-MF2.5搭載です。値段は400万円前後しましたよ。当時見た感想ですが、とにかくコントラストが低過ぎてイマイチな液晶テレビでした。
当然ですが、4Kテレビの方がきれいでした。思ったより精細感はあり、個人的にはICC-LEDTVに比べて違和感があまりない感じでした。 西川氏も良い評価を与えているようです。
関連:第166回:CEATEC特別編 「4K時代」の到来

もう一つ、KD-84X9000のデモで感動したのはフルHD映像の4K化映像だ。微細凹凸の陰影がくっきりと描き出されるだけでなく、面表現におけるグラデーションもなだらかに、丸いものは一層丸く見えるような、立体的な映像情報の増強が行なわれている印象だ。

不思議だなと思ったのですが、なぜか2Kテレビの方は、結構見づらいなという印象を持ちました。おそらくコントラストが低いのが原因かなと思われます。

超解像技術には、基礎体力が重要だなと分かります。

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高精細さをアピールするデモ

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文字が潰れてない。

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2Kテレビ。文字が潰れてます・・ホワイトバランスもおかしい。一応RGB-LEDを採用した機種らしいが、ホワイトバランスをとるのが苦手だったかもしれません。

「SimulView」機能でPS3の「GT5」をプレイしました。ほとんど別の画面が見えず。たまにうっすらに見えることもありましたが、気にならないレベルでした。解像感は3Dモードの解像感と同じレベルみたい。4K表示にも関わらず、2KテレビでのGT5の解像感並みという印象でした。思ったよりぼやけてないのがうれしいです。表示遅延は一応気にならないレベルだったかな。多分3~5フレームかも。

偏光方式3Dも試しました。短時間なので、なんともいえませんが、解像感は良好。もちろん4K表示に比べて若干落ちますけどね。3Dメガネは偏光方式なので、軽くて良い。

ソニービルで、ほぼ暗室状態で、84型4Kテレビで、ネイティブ4Kコンテンツをじっくりチェックする機会はありましたが、とにかく素晴らしい印象でした。個人的には東芝の4Kテレビよりキレイかなと思います。映りこみが少ない点も良い。4K写真表示機能も良い。でかいフォトフレームだなという印象。キレイな写真を大画面で見れるのが良いなと思いました。スピーカーの出来もいいと思いますよ。音がかなりいい感じです。それにしても、パネルはLG製にも関わらず、使いこなしは本当にうまいなと思いました。

東芝の4Kテレビ。ブースが狭すぎるためか、人だかり。圧迫感あって、残念。4Kテレビの出来はいいと思いますが、気になった点はあり。BD版ダークナイトの表示。少し動きは不自然。まるで倍速補完が突然入ったり、安定してないところもありました。解像感はもう少し頑張りが必要かな。ぶっちゃけ、VW1000ES+ダークナイトの方が圧倒的にキレイ。さらにぶっちゃけ、うちのVW90ESの方がキレイだと思うよw

スクエニの4Kリアルタイムレンダリング映像もありました。(多分ビデオ映像かと思いますが。)若干影などのジャギーが見られましたが、4Kらしい解像感があって好印象。
PS4世代の映像かなという感じです。

長文になりましたが、多分書き忘れた部分もあるかもしれないので、いずれ別エントリーにて書くかも。

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2012年10月 4日 (木)

10月3日よりPSMobile本サービスが開始。「みんなのミニゲーム」を購入してみました

PlayStation Mobile サービス開始しました。

とりあえず、「みんなのミニゲーム」をPS VitaのPS Storeで購入。
基本的に無料であるが、アイテム課金で購入しない限り、一部のコンテンツ(「クロンダイク」)を10分間しか遊べない。

予価:各300円(税込)、3ゲーム700円(税込)/5ゲーム1,000円(税込)

全てのコンテンツは5ゲーム。うちは5ゲームを選択したので、1000円支払い。

PSPの『みんなのスッキリ』から「本並べ」「パイ投げ」、永遠の定番「クロンダイク」「ビデオポーカー」「ブラックジャック」を収録。タッチパネル操作で最適化。

トランプ系ゲームは、ブラック・ジャックしか遊び方を知らなかったが、思ったより結構遊べる感じ。「クロンダイク」、「ビデオ・ポーカー」の遊び方が分かれば結構楽しめるかも。さすが定番系なので、オススメできると思います。

『みんなのスッキリ』の「本並べ」「パイ並べ」は実にシンプルですが、暇つぶしゲームとしてよくできていると思います。飽きるのは早いかもしれませんがw

うちはPSMを動作できるAndroid端末に関しては、スマホ系を持っておらず、タブレット系しか持ってません。

Androidタブレットである「Sony Tablet S」もPSMをどこまで使えるか検証してみました。問題はありませんでした。アカウント縛りについては、SENサイトのアカウント管理状況を確認してみると、タブレット・スマホと、PSP/PS Vita/PS3は別々になっていることです。PSP/PS Vitaの制限は2台までとなってますが、PSMに関しては、別々になってますので、問題ないことです。

解像度については、PS Vitaはネイティブ解像度表示。AndroidタブレットのSony TabletSも、ネイティブ解像度表示(1280x720)。ただし、「みんなのミニゲーム」での対応なので、他のPSMアプリだと異なる可能性があるかもしれません。
フレームレートについては、PS Vita側は、コンテンツによっては30fps~60fps。Sony Tablet S側は基本的に30fpsで、PS Vitaより若干低めでしたが、実用性としてあまり気にならないレベルでした。

みんなのミニゲームは、SonyTablet S/Xperia Tabletというタブレットとの相性が実に良いなと感じます。みんなのスッキリ系も相性が良好ですし、トランプ系ゲームは実に相性が良い。PS Vitaと、スマホ・タブレットで別々に遊ぶのは可能ですので、PSMコンテンツを1つ購入するだけで、家族分で遊べるメリットが出てくると思います。

始まったばかりなので、仕方ない面もありますが、PSM全体を見て、課題は全くないとは思いません。やはり体験版をできるだけに用意すべきのではと感じてます。完全無料版を当面用意できないみたいし、みんなのミニゲーム方式の体験版が当たり前のようにあると良いと思います。

PlayStation Mobileの展望を,SCEJシニアバイスプレジデント桐田富和氏に聞く――Google Play&App Storeという2大勢力との住み分けは?

4gamerが実に突っ込んだ質問を行なっているので、なかなか面白いインタビュー記事でした。

PSMコンテンツの審査に関しては、Apple並に厳しいのではと予想されていたのですが、意外と甘めということでした。おそらく2chブラウザとか、実用系アプリの登場には期待できるのではと思われます。ぶっちゃけ、PS Vitaユーザー側にとっては、スマホのように実用アプリの方に強く期待していると思いますよ。

ゲーム系は正直当たり外れが激しいので、結局ブランド力の高いソフトしか売れない可能性が高いかなと思います。

もちろん可能性は色々見えてきたので、やはりこれからのPSMについては、期待できると思います。

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2012年10月 1日 (月)

4Kの「グランツーリスモ」をソニービルで体験できるらしい

ソニービルで4Kの「グランツーリスモ」を体験

10月1日から28日まで東京・銀座ソニービル8階OPUSにて開催される「DRAMATIC 4K EXPERIENCE」に「グランツーリスモ」を出展します。
本イベントは液晶テレビ〈ブラビア〉など最先端の4K技術に対応したソニー製品を通して、4K映像の世界を体験していただけるものになっています。(4K映像とは、フルHDの解像度である1,920×1,080画素と比較して4倍以上の情報量がある映像を指します)

会場では「グランツーリスモ」リリース10周年イベントとして2008年にアメリカ・ニューヨークで開催された「DOWNSHIFT SESSION 2008」での技術デモが再現され、4台の「プレイステーション 3」にプロジェクター画面の4分の1ずつを割り当てることで、4K映像でアイガー北壁コースの走行体験が可能になっています。
入場無料となっておりますので、お気軽にお立ち寄りください。
【DRAMATIC 4K EXPERIENCE】
期間:10月1日(月)~10月28日(日)
会場:東京・銀座 ソニービル 8階 コミュニケーションゾーン OPUS(オーパス)
時間:11:00~19:00(入場無料)※10月12日(金)のみ13:00~19:00

関連:フルHDの4倍の解像度で楽しむ『グランツーリスモ』
関連2:DRAMATIC 4K EXPERIENCE

このタイムトライアルをディスプレイ側から支えたのは、ソニーの最新デジタルシネマプロジェクター「SRX-S110」。このプロジェクターは次世代プロジェクター技術である「4K“SXRD"(※1)」を搭載している点が特長で、最大4096×2160画素という35mmフィルムに匹敵する高解像度表現を可能としています。さらには4000:1という高いデバイスコントラスト比や5ミリ秒という応答速度も息を呑む表現に大いに貢献しているファクターでしょう。

東京・銀座ソニービル8階OPUSは4Kプロジェクターで、4Kの「グランツーリスモ」を体験できるそうです。どんな機器を使うか書いてありません。公式サイトで書かれている以下の文章を読む限り、4Kプロジェクターの「VW1000ES」を使う可能性は低いかなと思われます。

また、2008年にアメリカ・ニューヨークで開催された『グランツーリスモ』リリース10周年イベントで展示された、グランツーリスモとPlayStation®3*2の技術デモンストレーションを再現しております。

4台の「プレイステーション 3」にプロジェクター画面の4分の1ずつを割り当てることで、4K映像でアイガー北壁コースの走行体験が可能になっています。

VW1000ESはそういう接続ができなかったと思う。業務用4K SXRDプロジェクターを利用する可能性が高い。業務用4K SXRDプロジェクターなら、4Kのアナログ入力ができて、4K/60fps表示ができると思われる。(PS3側も、特殊なFWでないと4Kのアナログ出力ができないだろう。

<追記: 2012年10月3日>
公式サイトの技術解説でも書かれているが、4台のPS3からHDMIでそれぞれ1080p出力されるので、LANで4K表示への合成できるように同期させる仕組みを採用していると思われる。4Kプロジェクター側は、何らかの機器で、文字通りの4K入力ではなく、2Kx4入力で対応しているかもしれません。技術的には8K4K表示のプロジェクターなら、8台のPS3あれば可能かもしれませんね。

関連リンクも業務用4K SXRDプロジェクターを使ったと書かれてます。

是非体験してみたいところです。

ゲームも、4Kへの対応を強くアピールした点は興味深い。今のPS3はHDMIがネックで、4K完全出力が不可能。やはりPS4は4K完全対応になる可能性が極めて高いだろう。

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