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2013年1月

2013年1月21日 (月)

PS4は今春に発表されるらしいね

ソニー、「PlayStation 4」を今春に発表か

[次世代機]Playstation3次世代機を今春発表か、とCNETが報じる

率直に言って早いなという印象。ただ過去のPSシリーズを見る限り、意外と発表から発売するまでの期間は長い。一番短かったのはPS Vitaですね。PS3の場合はBDドライブ、HDMI規格、AACS周りは色々問題ありすぎたからね・・
噂では2014年春(2013年度)までに発売されるといわれている。

・PS2
発表日:1999年3月2日
発売日:2000年3月4日

・PS3
発表日:2005年5月16日(詳細発表は2006年5月)
発売日:2006年11月11日

・PSP
発表日:2003年5月13日(久夛良木氏がE3にてUMDを披露)
発売日:2004年12月12日

・PS Vita
発表日:2011年1月27日
発売日:2011年12月17日

とりあえずPS4に対して強く望むのは、やはりPS3との互換性が確保されることだね。果たしてCell系が搭載されるだろうか。

一部のジャーナリストから、PS3は末期に近いと指摘されているらしいが、僕にはそう思えませんね。

2005年頃では、性能面としてPS2に対する不満は結構あったし、末期感は結構ありました。PS3は、いまだに末期感はありません。そもそも性能面として、大きな不満は覚えていません。2013年度に発売されるソフトを見ても、ノーティの「The Last of US」等のすばらしいソフトはまだまだある模様です。2014年以降のソフトはやや不透明であるが、PS3が急に売れなくなるとは考えにくい。そもそも売れ行きはきわめて好調。国内では伸び悩んでいるように見えますが、海外では絶好調です。PS2は昨年末に、出荷が終了されましたが、12年間続けたことは凄いことです。

新興国への展開はまだ本格的になってないようで、本体の売り上げはまだまだ伸びると見ています。

PlayStation 3の出荷台数が世界累計で7700万台を超え,Xbox 360を上回る。北米のリサーチ会社の最新レポートで明らかに

SCEの吉田氏の発言を見る限り、PS3とあまり変わらないような画質しか出せないハードを出す意味はないという発言されている。つまり素人目でわかるほど、PS3を大きく凌駕するハードを出すつもりはあるかもしれない。(実現性はともかく。)

それにしても、2014年前半に発売する場合、4K版BD対応は果たして間に合うかね・・おそらくSCEには、4Kコンテンツはネットワークのみと考えているかもしれないが。

【麻倉怜士CES報告7】Blu-ray Disc Association、4K×2K対応Blu-ray Discの技術検討を開始
麻倉さんの記事を読む限り、2014年前半じゃ、間に合うとは思えませんね・・

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2013年1月14日 (月)

パナソニックの56型有機ELテレビのTFTパネルは、ソニー設計、パナソニック製造?

有機EL、理美容、BtoB。パナソニックの反転攻勢 津賀社長インタビュー。「CESで見せた強み」

パナソニックが披露した、RGBオール印刷方式の有機ELテレビのTFTパネルはソニーとの共同開発であることは以下の公式リリースにて認めている。
56型 4K2K 有機ELパネルを開発

また、ソニー株式会社と共同で、印刷方式をベースとした有機ELパネルの量産技術の開発にも取り組んでいます※2。
なお、今回の開発品に採用しているTFTは共同開発における活動ステップのひとつとして、ソニーより協力を得たものです。

当初AUOの工場で製造されたものをソニーが提供かと思われていたのですが、パナソニックの津賀社長の発言により、興味深いことが分かりました。

実用化については、そんなに急いでも仕方がない。パナソニックは兵庫県の姫路工場に、5.5世代の設備を持っており、ここで56型のパネルを1枚取りしている。まずは個人用のテレビではなく、業務用ディスプレイからスタートしたい。個人用のテレビとしての展開は、液晶ディスプレイに対して、コスト的な競争力を持てるようになってからだ。そのためには、第8世代以上の生産設備が必要となるが、そこへの大きな投資には踏み出せないし、まだ早いと思っている。

TFTパネルは、パナソニック製造であると明らかになっている。ソニーの協力を得ていたと公式リリースにて記載されている。普通に考えて、ソニー設計のTFT技術情報を提供していたのが自然だろう。

西川善司の大画面☆マニア パナソニック、ソニー56型4K有機ELの秘密

酸化物半導体についての詳細の説明はソニーからもパナソニックからもないが、これは、インジウム・錫・亜鉛・酸化物半導体のITZOではないかとみられている。

というのも近年のSID、IDWといったディスプレイ技術学会において、ソニーが有機EL用のTFT開発に際してのITZO関連発表が多いためだ。実際、各発表論文においてはかなり良好な研究報告がなされている。

なお、このIn-Sn-Zn-O半導体……別名ITZO(イトゾー?)は、可視光に対して透明な特性があり、電子移動度がシャープが実用化を果たしたIGZO(インジウム・ガリウム・亜鉛酸化物:イグゾー)の約3倍の30cm2/Vs以上あるといわれる。

あのIGZOを凌駕するほどの特性を持つITZO?らしいです。

ソニー側にすれば、AUOが製造するだけではなく、パナソニックにも同じTFTパネルを製造することができるようになれば、歩留まり向上において、障害となる要因を解決するスピードも向上することに期待できます。現在の歩留まり率は不明ですが、パナソニックといえば、歩留まりに対する改善活動はおそらく最強レベルであり、自社工場を持っているメリットは大きい。実績もある。AUOと同じ(と思われる)TFTパネルなので、歩留まり向上のための情報交換も可能になる。これが大きい。AUOだけじゃ、歩留まり向上については、不安はあるしw

有機EL方式としては、パナソニックはオール印刷方式を採用している。ソニーは現時点スーパーハイリブット有機EL方式を採用しているといわれている。現時点の画質面はスーパーハイリブット有機EL方式がベスト。しかし、高分子の青色材料は良いものが開発された場合、オール印刷方式が有利となります。おそらくソニーはその方式が本命と見ているのでは。2013年中に印刷方式か、ハイリブット方式かどっちか絞るらしいです。有機ELに関する技術情報は結構情報交換されている模様みたいです。現在は別々の方式で開発した方が効率的であるため。

ソニー&パナソニック連合というのは、まさに最強としか言いようがないですね。

AUOの液晶工場は現在最大第6世代ラインらしい。第8世代ライン以上も稼動できるようになれば、有機ELテレビのパネルが結構安くなる可能性も出てくると思います。2013~2014年に仮に出ても、56型じゃ、少なくとも高額になるのは違いないですね。韓国LGは第8世代ラインを持っていると思いますので、ソニー&パナソニック連合として現時点は弱点といえるかな。パナソニックは第8世代ラインへの投資はやや消極的みたいですし・・ それにしても、ソニー側には、サムスンと液晶工場での協業経験があったおかげで、良い意味で活かしている感じですね。

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2013年1月10日 (木)

ソニー・平井社長へのインタビュー記事に関する雑感

ソニー・平井社長が見据える4K、TV、PlayStationの今後

西田さんによるインタビュー記事。PSに関するQAも結構書かれていますので、注目です。

ちなみに、西田さんのツイートによると、他のプレスからの質問に対するアンサーも全て含めているらしいです。ゲーム事業に関する質問については、おそらく本田氏だろう。

今回発表された中で、技術の面で特に注目は、やはり56型4K有機ELディスプレイだろう。筆者が見る限り、画質面では展示されている有機ELテレビの中で圧倒的にトップ。掛け値無しに「はっと息をのむ」という表現がふさわしいと感じる。だが、製品化の時期や、商品としての市場性についてはかなり不透明でもある。

麻倉さんも、ソニーの有機ELの画質について高く評価している。
ソニーの4K有機ELテレビに見た「人類未体験の映像力」評論家、日本画質学会副会長 麻倉 怜士

画質は驚くべきもので、ブラジル・リオデジャネイロのカーニバルを4Kで撮影した映像クリップでは、色の豊穣(ほうじょう)さ、原色の強靭(きょうじん)さ、金銀のきらめき、微小部分の白ピークの突き上げなど、他のデバイスでは絶対に再現できない領域の“ウルトラリアリティ(超現実感)”を感じさせた。

単なる高輝度なだけでなく、小面積の(輝度の)突き上げがあることが有機ELの強みだが、改めてそれを認識することができた。まさに「人類が未体験の映像力」であった。

ソニーには、この開発品をきちんと商品化してほしい。人目をひく「ショーモデル」に終わらせてはいけない。

ちなみに、パナソニックも、世界初のオール印刷方式を採用した4K有機ELテレビを披露しています。技術面はオール印刷方式を除き、ソニーのトップエミッション方式と良く似ていること。つまり、ポテンシャルとして、現時点のソニー方式を凌駕でき、低コストで実現できる可能性はあります。ただし、現時点の画質は、ソニーの有機ELテレビより劣っているみたいですね。まあ長年開発し、XEL-1、業務マスモニの製品化を実現したソニーの経験が大きかったでしょうね。

パナソニック、4Kタブレットなどブースレポート

西川氏によるレポート記事。

また、今回、展示されていたものは、画質の作り込みはほぼ行なわれていないとのことで、実際、黒の沈み込みは自発光の強みが活かされて良好ではあったが、発色は黄味が強く、肌色などは青緑が強い色あいで不自然な映像になっていた。「開発初期段階でここまで来ています」という中間報告的な展示と言えるだろう。

青色が課題みたいですね。高分子は青色と相性が良くないみたいので、ソニーは低分子の青色を利用しているらしいとか。

ブルーレイの4K化については、ディスクのキャパシティや画質、記録時間など色々な問題はあろうかと思いますが、ディスクは一つの選択肢かと思います。しかしそれはソニー独自というより、業界全体でちゃんとスタンダードを決めて、ということになろうかと思います。

興味深い発言。メーカーのトップが、BDの4K化について言及したのは珍しい。BD 4K版の投入について可能性を示唆しているので、期待してもいいかもしれませんね。

ほかにも興味深いことが書かれているので、ぜひ参照してほしいです。

PS OSをほかの機器に導入することは検討されているのは事実みたいですね。まだ時間がかかるみたいですが、期待したいですね。

関係ないけど、麻倉さんのツイートによると、珍しく平井社長を褒めていたようです。前回のストリンガー氏叩きでしたが、いい傾向ではないでしょうか。

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2013年1月 8日 (火)

ソニー、世界初の4K有機ELテレビを展示!

ソニー、CESで4Kの56型有機ELテレビを展示

試作機が参考展示されるのは、56型の4K有機ELテレビ。解像度は3,840×2,160ドット。高精細映像を実現する酸化物半導体TFTと、有機EL発光層の光を効率良く取り出せるという独自の「スーパートップエミッション」方式を組み合わせたもので、自発光の有機ELならではの高コントラスト・高輝度・高速動画応答性能・広視野角を実現しているという。

従来の有機ELテレビでは、有機EL層を駆動して発光させるため、低温ポリシリコンTFT(薄膜トランジスタ)を使っていたが、パネルの大型化に課題があった。そこで、研究開発を進めてきた酸化物半導体TFTを使う事で、56型という大型ながら、4K解像度の高精細なパネルを実現したという。

噂通り、AUOとの共同開発。シャープのIGZOと同じ技術といわれる酸化物半導体TFTを用いている。韓国LGも酸化物半導体TFTを用いて、白色有機EL+カラーフィルター方式という有機ELテレビを量産しようとしていたが、ずいぶん苦戦されたことです。
詳しいことは、以下の麻倉氏の記事を参照してほしい。(無料会員サイトであるが、要登録です。)

【麻倉怜士IFA報告】LGの有機ELについて独占インタビュー、「製造は予想以上に難しいが、なんとか韓国で年内発売を」

――延期の理由は?

LG Display社でのパネル生産がなかなか立ち上がってこないことです。不良率が高い。初めてのデバイス、酸化物半導体のTFTなど、不良を出す要因は多いのです。特に酸化物半導体を用いた大型ディスプレイの量産は世界で初めてのことなので、予期せぬトラブルがあります。良品率は具体的には言えませんが、予測よりかなり低いのが現状です。目標は2013年末に80%です。今は、とてもとても。液晶パネルは97~98%ですから、先は遠い。

ソニー独自であるスーパートップエミッション方式を採用している。11型のXEL-1と同じ方式なので、高開口率および、広いダイナミックレンジ感には期待できます。

有機EL技術の中でも、最強画質といわれるスーパートップエミッション方式を大型にも採用していたことは、高く評価したい。しかも4K解像度も実現したことは凄い。

韓国LGが苦戦していたといわれる酸化物半導体TFTの歩留まりが鍵だろうと思われる。AUO側の歩留まりについては、ソニー側の液晶パネル製造に精通している技術者達が支援している可能性が高いと思いますので、意外にも順調かもしれません。AUO側よりIGZO系液晶パネルがどんどん出てくるなら、歩留まりがかなりいい証拠になります。

ソニーは印刷方式+蒸着方式というハイブリッド技術を採用しているといわれる。(高分子系は印刷方式。低分子系は蒸着方式を利用しているらしい。)

【SID】有機ELで500ppiの可能性、ソニーがオフセット印刷で実証 (無料会員サイトですが、要登録です。)

去年出展していたクリスタルLEDディスプレイより綺麗という意見もあるらしく、ソニーの有機EL開発部隊も頑張ったことですね。どっちも綺麗なので、両方とも製品化を実現してほしいですね。

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