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2013年2月23日 (土)

PS4のCPU/GPUはある意味Cellの進化形ともいえる

西川氏の寄稿文を読んで、感動を覚えた箇所はあった。ご紹介したい。

“PS4の発表に寄せて”――テクニカルジャーナリスト西川善司氏が見た“PS4像”とは?

今、PS4を目の当たりにして、ゲーム開発の現場や半導体業界に携わる人々の誰もが口を揃えて言うのは、PS3のCELLプロセッサがもたらした業界へのインパクトは大きかったと言うこと。CELLプロセッサが採用した「異なる目的のプロセッサを1コアに集約した異種混合マルチプロセッサ」という考え方は、現在の最新プロセッサの在り方に少なからず影響を及ぼしている。
今回、PS4が採用したAMDのAPUは、マルチコアCPUとメニーコアGPUを1プロセッサにしたものであり、紛れもなく異種混合プロセッサである。CELLプロセッサの遺伝子はどこにもないが、「無意識下の思想」の形でPS4に受け継がれているといえなくはないのだ。

僕もそう思いました。PS4のCPU/GPUを1プロセッサにしたものは、PS3のCellとの類似点はあります。

CELLのPPE(PowerPC)→ AMDのCPU(“Jaguar”) 8cores
CELLのSPE → AMDのGPU(APU?)

AMDのCPU/GPUは直結されている。

PS4のワンチップ仕様設計の際、PS3のCell設計者も参加され、Cell設計者として、AMDに汎用用途でGPUのパワーを容易に活かせるように色々アドバイスしていたかもしれませんね。(あくまでも僕の想像ですが。)

PS4は、Cellが採用されませんでした。コンピューターの歴史から、フェードアウトされるかもしれません。しかし西川氏の指摘している通り、Cellの登場により、コンピューターの歴史を変えさせたのは事実です。実際、インテルも、マルチコアかつ、GPUを内蔵させたCPUが主流になっていますし。(ただしGPU側は汎用用途として活かせるようになってない。AMDが先行しているところ。)

技術的にはまったく同じではないですが、非常に類似している技術としてPS4はそのまま継承されているのは興味深いです。(実はCellの特許の中から、CPU/SPEがワンチップ化したものはあります。)

決してCellが開発されたことは無駄ではなかったと思います。
久夛良木さんの功績は極めて大きいです。コンピューターの歴史においては、Cellが間違いなく紹介されるだろうと思います。

その意味で、涙が出てきました。まさか西川氏の記事で、感動を覚えるとは思いませんでしたw

ところで、PS3互換。クラウドにて実現する話ですが、 以下の記事で気になることが書かれています。

PS4でゲームはどう変わるのか。SCE Worldwide Studiosの吉田修平氏インタビュー

――Gaikaiのアーキテクチャを使うという話がありましたが,仮にGaikaiサーバーをAMDのプロセッサで実現しようとすると,ソフトウェアエミュレートになってしまうわけで,現実的ではありません。となると,GaikaiのサーバーにCellが載っていると考えるほうが自然だと思いますが,それでいいでしょうか。

吉田氏:
ご想像にお任せしますが,答えは一つしかないですよね(笑)。

――それをどこの会社がやるのかも気になりますね。

吉田氏:
Gaikaiはそういところに集中している会社なので,GaikaiとSCEのメンバーが一緒に開発しています。

僕はそのヒントで考えてみたが、おそらくNVIDIAのクラウド対応ビデオカード+改良型Cell搭載サーバを開発しているじゃないかな。PS3のCellのままじゃ、ビジネスになりませんし。やはり改良型Cellを採用するしかないです。

もしかしたら、クラウドの世界で、Cellが進化していくかもしれませんね。なんか胸が熱くなるな。何らかの形でもいいので、Cellが進化し続けて欲しいです。

西川氏の記事に戻します。

「ゲームがどんな風に進化するのか」……最後はこの点について予測してみることにしよう。
PS1世代は数万ポリゴン、PS2世代で数十万ポリゴン、PS3世代で数百万ポリゴン、PS4では数千万ポリゴン時代に突入する。
数千万ポリゴンのジオメトリ密度というと、映画向けのCGとほぼ同等だ。ということはPS4は映画向けCGと同等のグラフィクスが再現出来るのか…というとそういうわけではない。
あくまで同等なのはポリゴン数(ジオメトリ量)だけで、材質表現に関しては、1フレームに数時間掛けられる映画向けCGのオフラインレンダリング(プリレンダー)にはまだ叶わない。ただ、「パッと見た感じでは違いが分かりにくい」程度まで、プリレンダーグラフィックスには近づけるはずだ。というのは、プリレンダーで使用している技術の簡略版的なアプローチならば、ついにリアルタイムで処理できるレベルに近づいてきているからだ。
特に、PS4世代では顔面や人肌の表現、毛髪の表現、気体(ガス)や炎、水のような形状のはっきりしない粒子・流体表現が飛躍的にプリレンダーに近づくはずだ。これは、なにか魔法を使っているわけではなく、単純に、PS4が採用するAMDのGPUコアがPS3のものと比較して純粋に7-8年分世代が新しいからだ。

PS4は、映画品質に近いプリレンダのCGをリアルタイムでほぼ動かせるようだ。今のハイエンドPCしか動かせないようなリアルタイムデモ、あっさり実現しているのは面白いですね。これがCSの強みでもあるのだ。ミドルクラスPC性能云々というのは、やはりおかしいですね・・・

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PS4」カテゴリの記事

コメント

正直ホームグラウンドのx86が採用されたのを見て西川氏が手の平返しをしてるだけにしか見えませんね。
当時からCellのアーキテクチャを評価する声はほとんどなかったのに
ここに来て突然ヘテロジニアスの功績を説かれても
「そんなの七年前からわかってたことなのに」と白々しさしか覚えません。
もちろん各ジャーナリストの個々人としてのCellへの評価は常に公平でしたが、
業界全体としてほとんどフォローされなかったのは事実だし、
その点についての反省がないと「本当にCellを捨てたことによる損失を理解できてるのか」と言う疑念が拭えません。

また、PS4でのx86の採用は必ずしもメリットばかりではないと思います。
開発者への恩恵が多大であるのはユーザーとしても大歓迎なのですが、
産業的には米国主導、依存を強める形となり、
PS4以後の日本のエレクトロニクスの行く末に不安を覚えざるを得ません。
なぜクタラギ氏が自社生産や日本主導のSCEにこだわっていたか、
その意味を今のSCEにもう一度思い出してほしいです。

Cellが果たせなかった役割で、もっとも大きなものは、
自分は日本のソフトウェア開発者の育成だと思っています。
もし日本の企業がPS3での開発を即断していたら、
世界に先駆けて日本に数多くのマルチコアプログラマーが育っていた。
歴史上初めて日本のソフトウェア技術がイニシアチブを握る可能性があった。
マルチコアCPUが当たり前のものとなった現状を見ると、
それがもたらしていたはずの利益の喪失と言うのは一産業規模です。
PS3の敗因は様々ありますが、サードパーティーの経営上の政治判断もそのひとつです。
不自然な理由でさまざまなAAAタイトルを分散、切り売りした結果、
コンソール市場がモバイルゲームに奪われてしまったと言うのはほとんど戯画ですが、
これからは日本に主導権どころか発言権すらない状態でソフト開発を進めなければならないと言う
想像以上に過酷な未来が待っています。開発は楽になりますが、それは海外も同様どころかそれ以上です。
本当に日本のゲームが復権できるのか。PS4への期待、楽観論にはユーザーとして大部分賛同できるのですが、
日本のゲーム業界が置かれてる立場を客観視する意見がほとんど見かけられない現状に自分は不安を覚えます。
初めての書き込みで長々とすみませんでした。こちらのブログの鋭い洞察にはこれからも期待しております。

投稿: j | 2013年2月23日 (土) 08時29分

日本の技術力が世界に通じなくなっていくのを見るのが辛いってのは理解できるが
既に復権の機会を失ってる分野に関してまだ頑張れってのは無責任な言い分だよ
倒産するわけにはいかないんだから
既に時代の流れは変わっている

投稿: | 2013年2月23日 (土) 09時15分

日本の戦後高度経済成長を支えた要因として、欧米諸国が創ったアプリケーションを真似した上で、その構成技術を徹底的に進化させ、発展させてきた、という面があったと思います。「何を創る」ではなく、「どう作る」ばかりを重視するといったような。
バブルが崩壊した後、その反省から、細かい技術の追求よりも、発想力を重視する傾向になりました。それはまったく正しいのですが、薬が効きすぎたというか、技術の追求を軽視する、小馬鹿にするような傾向にもなってきたと思います。
私観ですが、日本はその傾向が強いように思われます。反省しすぎて、振り子が反対側に振り切ってしまう。

特に、ゲームにおいては、Wiiのヒットが、その傾向に拍車をかけたと思います。お金と時間をかけて、すごい技術を投入しても、革新的な発想力がないとダメだよね、というような風潮です。技術に対して、敬意を払わなくなった、と言いますか。
Wiiブームを前にして、シコシコとCellの最適化に勤しむことは、なかなかに難しかったのではないでしょうか。

発想力はもちろん大事ですが、基礎技術を疎かにしては、その発想を実現することができません。また、技術があるから、新たな発想が生まれるといった様に、車の両輪であるべきです。
発想力重視の傾向はモバイルアプリに引き継がれてより一層盛り上がっているようですが、コアなコンピュータ技術者を目指す若者が少なくなるんじゃないかと心配です。
WiiUの惨状は、技術を軽視した結果、発想力まで痩せた例だと理解しています。モバイルアプリ系も、こうならないか心配です。

技術があるから楽しくなる、新たなことができる、そういう風潮が、PS4の登場で、盛り上がればいいなと思っています。
CPUこそ米国由来のものですが、それをアレンジして魅力的な製品に仕上げるのは、やはりソニーの技術力があってこそでしょう。この時代に日本企業が世界に向けてプラットフォームを打ち出して行くというのは非常に珍しいことですし、PS4に触れた日本の若者が刺激を受け、技術者を目指してくれればいいなあと思います。

投稿: マンショ | 2013年2月23日 (土) 09時41分

初めまして。今までROMってましたがPS4発表ということで
お初に書き込みさせていただきます。

「ご想像にお任せしますが,答えは一つしかないですよね(笑)。」

間違いなくクラウドサーバ向けの強化版Cellを念頭に置いているでしょう。
PS4発表会によるGaikaiのCEOペリー氏の発言によると
Gaikai側はゲームをストリーミング提供をするだけではなく、
ソーシャルやリモートプレーなどいろいろなサービスを提供するということでした。
「プレイステーション」というプラットフォーム全体を
ネットワークという海(雲?)に溶けたCellがコッソリ支え続けるということになりそうですね。
平井さんは何度もGaikaiについて言及されてますが、
「Gaikaiのクラウド技術はソニー全体で利用するべき」旨の発言もありました。
プレイステーションの枠に収まらず、誰にもそうとわからないところで
Cellが活躍し続けると思うと、なんとなく嬉しいですね・・・

以上はPS4に採用されなかったCellに対するセンチメンタルな感想ですがw、
以下はPS4発表の感想を書かせていただきます。

発表会やその後の関係者のインタビューを見るにつけ
今回のPS4のハード的なコンセプトは率直に言って
「ゲーム開発者に優しく」ということでしょう。
PS4の(Vitaも?)アーキテクトがゲーム開発者のサーニー氏というのが象徴的です。
(PS1~3のアーキテクトはハードウェアエンジニアの久夛良木さんと言っていいでしょう)

ハード面以外のことでも言えますが、今回の発表会でPSプラットフォームの舵が
別の方向に切られたというのが鮮明になりました。
自分はこの方向こそ正解だと思っています。
結局は限られた時間とリソースを何に割くのかということですが
ごく簡単にいえば、今日デジタル家電・ITの世界の多くで起っていることを考えると
サービスプロバイダーとしての性格を強め、迅速で丁寧なサービスを提供し
まずはコアとなるコミュニティをがっちりと抑えるのが
将来的に多くのユーザを獲得すると言えると思います。

話は変わりますが、ネットでPS4をスペック面で貶そうとする書き込みを見ます。
日本全体でも5ケタも(4ケタも?)所有者が居るかどうかすら疑わしい
高価なハイエンドのハードのスペックを持ち出して、
PS4をスポイルしようと頑張る人が居ますが、あまりにナンセンスで無理があります。
それは明らかにリビングに置かれる「家庭用ゲーム機」ではないです。
プラットフォームというのはそういうものではありません。
そのハイエンドな高価格と高性能のハードが消費者の心に響き、儲けに繋がるのであれば
遠慮などせずに早くどこかの大企業がプラットフォームを立ち上げればいいんですけど・・・どこもやりませんね。
そのことの意味を見ないふりせずに直視するべきでしょう。

投稿: | 2013年2月23日 (土) 14時53分

この記事の題名について思ったことを書き忘れてたので
長文の連投で申し訳ないのですがもう一度w

Cellをゲーム機のCPUとして使うとなると
結局GPUの補助として使うケースが多くなり、
SPEをポスト処理や頂点シェーダとして活用するのがほとんどでした。

以前西川氏の記事で、PS3ではRSXの頂点シェーダは極力使わずに
超優秀な頂点シェーダたるSPEに頂点計算させるのがトレンドとまで書かれてましたw
(当然RSXで無駄が発生しています)
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/3dcg/20110307_431711.html

であるならば、PS4のように最初からCPU部分の性能はほどほどに、
GPU部分やメインメモリに限られたリソースを割く(スペース・コスト・トランジスタ数・ダイサイズ・消費電力・冷却)、
というのがPS3世代を冷静に分析して、その教訓を活かした結果なんじゃないでしょうか?
当然後藤氏の記事のとおりに、製造の問題で選び得る選択肢が限られていたこともあるでしょうけど、
いずれにせよPS4の選択は理にかなってると思います。
開発者からのPS3の時とは全く違う反応の声がその証左でしょう。

久夛良木さんはPS3発表当初「Cellによってグラフィックスが良くなるだけなんてつまらない。
もっと革新的なことに使ってほしい」みたいなことを言っていましたが
残念ながら革新的といえるアイデアも発明されなかったし、
Cellをクライアント単体で使うことに止まったこともあり、ハードルが高かったですね

投稿: | 2013年2月23日 (土) 16時19分

ハイエンドPCを生かせるプラットフォームは立ち上げるまでもなくWindowsでしょ。
実際パッケージという形に拘るような見方をしない限り大変大きな市場でもある。

クラウドでCellの強化版?おそらくないでしょうね。
ビジネスモデルもできてないのに、過去の遺産を生かすため「だけ」に新プロセッサーだなんて頭がどうかしてる。
元々スケーラビリティを考慮した作りなので、スパコンみたいに単純に繋げればいい。
ただ、これも本当にビジネス的に実現するのか疑わしいところだ。
これだけPS3が普及したのにわざわざPS4でPS3のゲームをやる?(それも恐らく追加課金)
そして本来クラウドゲーミングが持つ利点を生かそうと思うとマルチプラットフォームに偏るべき。
そうすると仮想化技術を生かしやすいPCライクならPS4のほうが有利。
いわばPS3のクラウドなんてのは過渡期の代物になるので、それに全力投球するとはとても思えない。

投稿: ve | 2013年2月23日 (土) 16時26分

ま、まったく新しいアーキテクチャのCellを作るのは無駄だろうけど、ただのシュリンク版なら十分ありえるでしょ。
少なくともアーキテクチャが同じならPS3にも転用できるわけだし、PS3の為"だけ"にCellを作り続けるよりはマシだと思う。

投稿: | 2013年2月23日 (土) 20時02分

おそらくZEGO BCU-100みたいにラックマウント型のPS3を作ってサーバーにすると思いますよ。
新型Cellの開発はさすがにあり得ないですし、シュリンクにもお金がかかるのでシュリンクすらせず、現行のPS3のCell&RSXチップをそのまま使ってBlu-rayドライブやHDD等不要なものを省いた基板にのせて作るでしょうね。ソフトは1ヶ所に集約されたネットワークドライブから読むことにして。
それが一番コストのかからない方法だと思います。

それにしてもCellはもったいないですね。
リアルタイムのネットワーク・コンピューティングは実現して欲しかったです。

また一つ、日本が世界に誇れる技術が失われてしまったなあ。

確かに今時のGPUは速いし、HSAも共有メモリも有望ですけど、それって結局は1年後のミドルレンジPCでしかないんですよね。

PCでは絶対できない何かがないと、いまいちワクワクしないというのが正直な感想です。

結論としては、やっぱりCellのせろと(笑)

投稿: | 2013年2月24日 (日) 08時50分

あ、それとサーバーに使うCell&RSXは将来生産しなくてもいいように多めに作り置きをしていると思います。
45nmのままでは将来作れる工場がなくなってしまうから。

投稿: | 2013年2月24日 (日) 08時57分

市場再構築と、充電期間だと思えば、PS4は最適ではないですかね。
成功すれば6年後以降4Kに時代が追いついてくれば、PS5ではまたチャレンジしてもらいたい。

投稿: | 2013年2月24日 (日) 13時36分

皆さんCellの事を「日本が世界に誇れる技術」って言ってますけど、もうちょっと現実を見た方がいいんじゃないでしょうか。
確かに高い技術の結晶なのかもしれませんが、結果論として必要性が無いから衰退していく訳ですよね?
価格が、と言う人もいるかもしれませんが、それも含めて市場が求めてない技術の結晶だった訳でしょ。
それなのに固執する理由は何ですか?
私ら日本人が「誇れる技術」と思ってても世界から見たら「無用の長物」もしくは「価値の薄い技術」と思われてるんじゃないでしょうか。
それこそ携帯がガラパゴス化したように。

あ、これでも私はPS派なので。

投稿: Cell | 2013年2月24日 (日) 14時23分

おもしろい記事がありました。

「PlayStation4は夢が無い」という幻想をぶち壊す
http://anond.hatelabo.jp/20130223090512


この内容でもPS4のAPUは完全なHSAを目指していてある意味CELLの夢を引き継ぐというニュアンスですね。
x86-64+GPGPU+完全なメモリ共通アドレス空間によりCELLが目指したヘテロジニアスコンピューティングをより容易に実現するアーキテクチャになっているようです。
吉田氏インタビューではPS4はSPEの代わりにGPGPUを突き詰めるスタンスになるようですし。
何かこれを見てるとPS4の性能を引き出せば、いつかはPS3のエミュも可能なんじゃ?なんて気もしてきますがw

>もしかしたら、クラウドの世界で、Cellが進化していくかもしれませんね。

以前の22nmCELLの噂はクラウドサーバー用だと仮定するとCELLの新規開発は継続している!?
と思いたいですね。可能性はあると思います。

もう1つ、PS4には別に「セカンダリカスタムチップ」というのがあるようで、バックグラウンドで動く別チップのようですが、吉田氏インタビューでは基本的にはメインと同時に動かせない・・・というニュアンスなので謎が多い、余計に気になるチップです。
これに実はSPEが載ってたらいいんですがw
ARMが載っているんじゃ?という予想もありました。

AMD,次世代APUにARM製プロセッサコア「Cortex-A5」を統合――セキュリティ機能「TrustZone」を利用へ
http://www.4gamer.net/games/170/G017018/20120613094/

でハードウェアエンコーダはAPUに搭載されてる「AMD Acclerated Video Converter」で
ハードウェアデコーダは「Unified Video Decoder 3.0」
http://www.4gamer.net/games/133/G013372/20120514010/SS/022.jpg
http://www.4gamer.net/games/133/G013372/20120514010/

1080pを60fps以上でエンコードできるそうだ
http://rigaya34589.blog135.fc2.com/blog-entry-297.html

投稿: RM | 2013年2月24日 (日) 14時58分

省電力コアの方でいいからSPEのせて欲しいですね。
クロックを1GHzぐらいにクロックダウンして28nmプロセスにシュリンクすれば1コアあたりでARMより低消費電力になりそうに思いますが。
でもPS4のセカンダリチップの用途では演算性能は全然必要ないので望み薄かな。
Vitaの次世代機のコプロセッサとして低クロックのSPEがのれば面白いと思います。
GPGPUは処理結果が返るまでのレイテンシが非常に大きく、リアルタイムな信号処理等が苦手なので、将来的にもSPEが必要とされる場面はあると思います。

GPUはレイテンシを上手く隠蔽しますが、レイテンシがなくなるわけではありません。また、GPUは同じ演算を沢山のデータに対して処理するのは高速ですが、多様で複雑なAIや条件分岐の多いプログラムでは性能が出ません。

投稿: | 2013年2月24日 (日) 16時52分

CELLは本格的な?再設計が必要な問題?で32nmをキャンセルされましたが、PS2がそうでしたが、PS3も新興国向けや廉価機用にまだまだコストダウンが必要な状況です。やっぱり無理せず199ドルで売れるまで持っていきたいはず。

再設計となるとコストがかかりますが、PS4のクラウドサービス対応の名目でも予算を引っ張ってこれる(CELLサーバー搭載のサーバーが必須でシュリンクされた物がコスト的に望ましい)となると、SCE全体のハード戦略の選択股として、ありえる気がします。シュリンクを待っている間に技術開発を進められてスケージュール的にも都合が合う気がします。

吉田氏の話だとクラウドの話は発売後数ヶ月という話でもなさそうで、中期的な話に見えましたし。

投稿: k | 2013年2月24日 (日) 18時33分

私もCellのアーキテクチャを知った時にはワクワクしました。
自分でもコードを書いて見たいと思っていましたが、linuxがインストール出来なくなってしまって…あれは残念だった。
そんなこともあって、私もCellが延命できなかったことに対して、少しセンチメンタルな気持ちです。

しかし、今にして思えば、SPEは少し中途半端だったのかもしれません。グラフィクス処理のような単純で数が膨大なことには、もっと単純なシェーダユニットを沢山積んだ方がいいし、複雑なアルゴリズム処理には、普通のCPUコアをマルチで積んだ方がいい、というように。
そしてシェーダの方はPCの量産化を背景にどんどん賢くなって、そこそこ複雑なこともこなせるようになってきたでしょうし。

少し残念ですが、こちらの記事のように、Cellのヘテロマルチの精神はしっかりと受け継がれたと思っておきます。

投稿: マンショ | 2013年2月24日 (日) 18時55分

Cellは2006年の設計のままなので最近のGPUと比較したら性能で抜かれるのは当然ですが、今の先端プロセスで最適化してコア数を増やせばGPUに負けない性能が出るし、消費電力もGPUより低くなります。
数値的な性能だけで見れば今のGPUは凄い数値が出ますが、GPUではどうしても速くならない処理も沢山あるのでGPUはCellの代わりにはならないと思います。
大学でのGPGPUの研究やゲームでの応用を見れば分かりますが、GPGPUで速く計算できるような使い方だけを選んで見せているからGPUが凄いように見えているだけで、そういう使い方(大量のパーティクルなど)をされたゲームばかりが溢れかえってそれ自体が飽きられてしまったら他に応用が効きません。
Cellは並列でもシーケンスでも速いのでGPU的な並列処理から複雑なAI、リアルタイム処理まで何でもこなせます。
しかもCPUやGPUより性能あたりの消費電力が低いという本当に優れたプロセッサなんです。

投稿: | 2013年2月24日 (日) 21時32分

そんなに優れたプロセッサーなら何でPS4や多方面で利用されないんでしょうか。
どう考えても「使い道が無い」からとしか思えないんですが。

投稿: Cell | 2013年2月24日 (日) 22時07分

管理人です。Cellに対する熱いコメントをたくさんいただき、ありがとうございます。


Cellに対するお気持ちについては、よく分かります。PS3はPS2のように圧倒的に成功していれば、変わった可能性もあるかもと思います。しかしそれができなかった。


>今回のPS4のハード的なコンセプトは率直に言って
「ゲーム開発者に優しく」ということでしょう。
PS4の(Vitaも?)アーキテクトがゲーム開発者のサーニー氏というのが象徴的です。
(PS1~3のアーキテクトはハードウェアエンジニアの久夛良木さんと言っていいでしょう)

PS4は、PS1のコンセプトと非常に似ています。とにかく開発者に優しくという点は同じでした。

つまり、PS4はPS1への原点回帰といえます。ピーキーなマシンでもない。

PSシリーズが生き残るには、どうすればよいかという点を考えると、やはり開発者の支持も重要かなと考えています。現状は、スマホ・タブレットというライバルだらけです。コアゲーマーの支持も重要です。

ですから、生き残り最優先戦略を取るのが正しいかもと考えています。

もしPS4が大成功すれば、PS5世代には、Cellの遺伝子であるSPE搭載という可能性が出てくるかもしれませんし。(希望的観測ですが。)

とにかくPS4が成功するよう、祈りましょう。

>WiiUの惨状は、技術を軽視した結果、発想力まで痩せた例だと理解しています。モバイルアプリ系も、こうならないか心配です。

ウォルト・ディズニーは、アニメーション技術等にとにかく投資してきました。技術投資を決して怠ることはなかったです。ハイリスクハイリターンですが、エンターテイメント実現のため、投資を躊躇することは決してなかったようです。

SCEは、ゲーミング関連技術には、熱心に投資しています。その点は高く評価されるべきだと思いますね。

某社は前世代ハードで大成功しましたが、技術投資を怠っていたため、現世代ハードで悲惨な結果になっているようですね。

投稿: mkubo | 2013年2月24日 (日) 22時52分

やはりプログラミングが難しくて嫌われたのが一番の理由だと思います。
でも難しかったのは最初だけで、PS3発売後にはCellでLinuxも動くようになりましたし(しかも凄く良く整備されてたんですよ)、Cell用のOpenCLも作られたのでGPGPUと同じ方法でプログラミングできるようになりましたし、Phyre Engineも完成してプログラマが直接Cellを使わなくてもCellの恩恵を受けられるようになってたんです。

なのに、さあこれからやっとCellの本領発揮だって時にストリンガー・平井体制になってCellを辞めちゃったんですよね。
本当にもったいないし悔しいです。
ストリンガーが来なかったら、久夛良木さんがもう少し続けてたら、全然違う未来があったのに。
そもそも、PS3が垂直立ち上げに失敗したのもCellのせいじゃなくて青色レーザーの量産失敗によるものだったんですよね。
それなのになぜか全部Cellが悪いってことにされてしまった。

投稿: | 2013年2月24日 (日) 22時53分

それに、PS3だってなぜか失敗イメージが広まってしまってますが、すでに7000万台以上売れた大ヒットマシンなんですよ?
世界中の人に受け入れられている優れたゲーム機です。
PS4が発売されても平行して売っていくでしょうから、最終的には1億台を余裕で超えるでしょうね。
ファミコン、スーファミ、PS1より沢山売れた大ヒット作なのになんで失敗とか言われるんでしょうか?
発売から6年以上経っても凄いゲームがどんどん出てくるのもCellがあってこそのことなのに。(あの旧世代のGPUをカバーして。)
とにかくCellは悪くいわれすぎです。
せめてソニーファンの間でぐらいは名機ってことで認定してもいいんじゃないでしょうか?

投稿: | 2013年2月24日 (日) 23時01分

>もしPS4が大成功すれば、PS5世代には、Cellの遺伝子であるSPE搭載という可能性が出てくるかもしれませんし。

逆に考えるとPS4は最後の据え置き機にはならない、とも言えますね。
いずれは4k8kの時代もやってくると思いますし、まだまだ技術の進化には伸びしろもあります。
CELLもクラウドの世界で進化し続けてそのノウハウが今度はPS5に採用される可能性もなくはない。
次世代機を妄想する楽しみがまた出てくるかもしれないですねw

投稿: RM | 2013年2月25日 (月) 18時33分

クラウドで互換を取る、ということで、gaikaiを検索して見たら、参考になるサイトを見つけました
In Theory: The Sony Gaikai Deal and What It Means for PlayStation • Articles • Eurogamer.net
http://www.eurogamer.net/articles/digitalfoundry-in-theory-sony-gaikai

Gaikaiのキモはサーバ側でゲーム処理を出来るだけ速くすることで、それでネットワークのレイテンシを隠蔽するという、まぁそれしかないよな、という話が書かれています。
ビュレットストーム?というゲームでは、xbox360と同じレイテンシ(133msec)に収まっているそうで、これなら確かにスタンドアロンとまったく遜色ありません。たいしたものです。

しかし、PS3のゲームの場合はどうするか。記事では、PCとのマルチなら、PC版を高速に動かせば良い。しかし、Cellネイティブの場合は、なかなか難しい、PCじゃエミュレートできないし、と書かれています。

レイテンシを隠蔽するために、PS3より速く処理しなければならないのですが、どうやるんだろう。周波数を単純に倍にする、なんてことは不可能でしょうし、SPEの数を増やしてみても、並列化して高速になるようにプログラムを書き換えないといけないから、そんな手前かける意味があるか?と疑問に思います。

現状より高速なCellを作るか、それとも別のアーキテクチャのとんでもなくパワーのあるマシンにエミュレートさせるか、いずれにせよ、クラウドでPS3互換を取るというのは、なかなか大変なことに思えますが、皆さんどう思われます?

投稿: マンショ | 2013年2月25日 (月) 21時54分

一対のCPU、GPUでPS3エミュレートをさせるんじゃなくて
膨大な演算リソースを仮想化してPS3一機分の性能を切り出すんじゃないですかね

投稿: | 2013年2月25日 (月) 23時19分

>>マンショさん

情報ありがとうございます。

確かにその記事は、みらいマニアックスさんのところで紹介されていました。(翻訳付き)URLはすみませんがみらいマニアックスのところで探してください。


>いずれにせよ、クラウドでPS3互換を取るというのは、なかなか大変なことに思えますが、皆さんどう思われます?

多分、SCEも、当初は完璧な出来には期待してないかもしれませんね。中長期には改善しながら互換性を高めるというプランを行うかもと思います。

投稿: mkubo | 2013年2月26日 (火) 06時46分

私もPS3の事は失敗ハードだなんてさらさら思っていませんしCellも否定するつもりはありません。
ただ、コアなファンの方々が何故そこまでCellに拘られるのかが不思議に思っています。

Cellを開発し7年間に渡る長期運用の結果、導き出された最適な答えこそが今回のPS4アーキテクチャじゃないんでしょうか。

極論ですが良くも悪くも、Cellは数多ある「過ぎ去っていく過去の技術の一つ」に過ぎないと考えています。
私が望むのはCellの進化ではなく、PSそのものの進化でありゲームの進化です。

投稿: Cell | 2013年2月26日 (火) 22時52分

>ただ、コアなファンの方々が何故そこまでCellに拘られるのかが不思議に思っています。

端的に言えばPSの生みの親である久夛良木氏がPSに残した最後の技術資産だからだと思います。

>Cellを開発し7年間に渡る長期運用の結果、導き出された最適な答えこそが今回のPS4アーキテクチャじゃないんでしょうか。

PS3に採用されたCELLは実は当初予定していた性能の5分の1程度しかありませんでした。
(当初の予定は4PPE+32SPEの1TFLOPS)
他にもPPEの非力さやローカルメモリの容量の少なさなど様々なボトルネックもありました。
そういう意味ではPS3のCELLは初期段階のものであり、未完成だったんですよね。
IBMが開発していたと言われるPowerXCell 32ivが次世代CELLだと言われていました。
当初はこれがPS4に載るだろう、と期待していたわけです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/PowerXCell
>2011年前半までを目標に計画されている次世代CELLプロセッサ。45nm SOIプロセスで製造され、4個のPPE'と32個のeSPEを搭載、クロック周波数も3.8GHzまで向上させ、1チップで1TFlopの性能を有するとされる。従来のCell/B.E.プロセッサと100%の後方互換性を保ちながら、PPEの性能を大幅に向上、SPEの性能は従来と同等以上(但し新命令使用時は大幅な性能向上)、SPE間のレイテンシ削減、More on-chip memory、メインメモリーと
のレイテンシ削減と帯域幅拡大と大きな変更が加えられる予定。


仮にAMDをメインチップに採用だとしてもCELLの肝であるSPEは搭載してほしい・・・
そうすればPS3互換も可能になるし、PS4の性能もより向上するという期待がありました。
PS4はある意味完全体CELLが見れる最初のチャンスでもあったので注目度も高かったのです。
PS4アーキテクチャもかなり魅力的ですが、GPGPUはまだ発展途上の技術ですし(PS4でかなり化けそうだが)、PS3互換性やCELLのノウハウをPS4で100%活かすという意味でもSPEは搭載してほしかったですね。

投稿: RM | 2013年2月27日 (水) 20時02分

>>RMさん

PS4が大成功するシナリオが進んだ場合、
AMDとの連携が深まり、
PS5世代は、SPEとAPUとの統合を検討される可能性が出てくるかもね。

半導体技術の進化次第ですが、PS4アーキテクチャベースに、SPEを追加しても違和感はないですね。

例のAPU+SPE+x86-64の説も、メモリがUMA方式かつワンチップなら、実に違和感のない設計になると思いますけどね。

まあ、現実性としてあまり高くない話であるかもしれませんが・・

投稿: mkubo | 2013年2月28日 (木) 01時23分

>>mkuboさん

>PS5世代は、SPEとAPUとの統合を検討される可能性が出てくるかもね。

PS3が生産終了にならない限り現行CELLの生産は続くでしょうし、例のクラウドでCELLを進化させる方向もありえるのでCELLの遺伝子がなくなってしまう事はそうそうないように思えます。
AMDとしてもHSAをより進化させるためにSPEを組み込む方向で考えているかもしれませんね。
PS4はクラウドも含め大成功をおさめてほしいと思います。
HSAの概念もGPGPUもCELLが発端なのだとすれば感慨深い話です・・・
そのためにソニーはPS4でAMDと密に手を組んだのなら説得力もあります。

投稿: RM | 2013年2月28日 (木) 20時03分

>>RMさん

色々考えると、クラウド事業の成功も必要かもしれませんね。

PS4対応も行う場合、PS4のチップの改良型をおそらく多用すると思いますので、SPE搭載もできれば、PS3互換も容易になります。

Cellサーバからの移行も可能になりますので、統合が可能になります。コストダウンも可能になりますし。

PS5世代にはそのチップの民生版を実現するだけで、PS3互換は可能になるかもと思っています。

投稿: mkubo | 2013年3月 2日 (土) 05時38分

>>mkuboさん

>色々考えると、クラウド事業の成功も必要かもしれませんね。

たぶんクラウドサーバーの進化が技術的にはそのままPS5に繋がるんじゃないかと思ってます。
そうすればサーバーとして実用運転しながら様々な実験もできるでしょうし。
クラウドサーバーにCELLの進化も加わればPS4チップとの統合も自然にできますしね。
PS5は進化したクラウドサーバー技術から生まれるハードになるんじゃないかな?

やはり最後の据え置き機はPS5まで行きそうですね。
PS4が2013年だとするとPS5は2020年頃になりますね。
その頃には8k放送も始まりますし、PS5が8kに対応するのもほぼ確実かと。

2020年に8Kスーパーハイビジョン本格放送開始へ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20130228_589906.html

2020年なら様々な先進技術を統合できそうですし、PS5がPSの完成型になるかもですね。

投稿: RM | 2013年3月 3日 (日) 12時58分

>>RMさん

多分8K放送が出ても、かなりニッチ扱いになるかなと予想しています。データ量はあまりにも多すぎるからね。

イメージ的には2000年のBS放送に近い感じになるのでは。
AVマニアしか見てなかったみたいですしw

クラウドサーバについては、噂のCellプランと関係しているかもという気がします。未確認だが、どうやらIBMが協力している話もあるらしいです。

IBMはクラウドサーバ構築を得意としているし。

投稿: mkubo | 2013年3月 3日 (日) 22時35分

>確かに今時のGPUは速いし、HSAも共有メモリも有望ですけど、それって結局は1年後のミドルレンジPCでしかないんですよね。

本来HSAは、ただのCPU+GPGPUなんて話じゃない。
根本の一つはCPUとGPUのメモリーマップを同一化することに有る。
つまり、PCでやっているようなビデオカードのVRAMにモデルやテクスチャー、シェーダーコードなどのレンダリング材料を転送する手間が消え失せる。
もっとも、そうなっているのは元々マルチメディア対応に出来ていない所詮ビジネス機を、無理矢理マルチメディア対応させるために増設という形で対応したからだ。

1984年のPC/ATから互換機で続けて、CHRPも潰れ次世代機が出ずにもう30年も怠惰を続けてきたPCがたった1年でHSAを採用する???
笑わせるなというのが正直な所。
(パーソナルユースのPCが出て頑張った時期もあったが、全てビジネス機に潰された)
HSAがPCに採用されるかどうか自体が怪しい。
AMDとHSA財団はもちろん本気であろうが、PCの仕様がひっくり返るのはインテルやIBM、MSこれら単独ですらもう無理。
現に、インテルは64ビット化でIA-64という86系を捨て去った抜本的な改革をしようとしたが86系互換のAMD64に阻まれた。
32ビット化のIA-32で8086増設にしてしまい抜本改革をしなかったツケが回ってきた格好だ。

よって、PCに次世代機が出るという奇跡でもない限りHSAがPCに採用されるのはまず無い。
(GPGPU対応はHSAだとは言わない)
PCがもたもたしている間に先にSCEに目をつけられたwww
Cellから解るようにHSAのようなものの片鱗は既に見えていた。
PS4はどうやらHSAぽいと聞けば当然次はそう出てくるよなと大納得。
(一方nVideaはPS3でCell+RSX統合チップを蹴ったばっかりに大きな魚を逃した)

あと、PCの場合は増設対応は必須だから必ずメモリーとAPU間に接触端子が挟まれる。
そこで信号が鈍るから信号の補正は絶対条件。
例えPS4と同じ構成をしてもPCではPS4と同じ速度は絶対に出ない。
つまり、PS4同等の性能を出すのに更に性能を上積みする必要がある。
PS3を見て先見性が有るPCメーカーはPCの置かれている状況のやばさを察しているだろうが、
特にPS3でLinuxが公認で動いた時はさぞかし肝が冷えたことだろう。
今日日、インターネットを使うのにPCである必然はもう消え失せている。
極々一部のPC前提サイトくらいだ。
現在でも家庭において存在意義に見合った価格かどうかが問われ始めている。
そこでゲーム機がエンターテイメントコンピューターに昇華した時、
PCは家に仕事を持ち帰る以外の存在意義を家庭で示せるのかどうか見ものだ。

投稿: blk | 2013年3月13日 (水) 11時13分

追伸、HSAはCPUのアーキテクチャーに依存しない。
86系採用は評価しない。
現実的手段であろうが、PC開発者に日和った事に変わりは無い。

投稿: blk | 2013年3月13日 (水) 11時22分

Cellは失敗作だった。それだけ

投稿: | 2013年4月24日 (水) 18時51分

ワロチ

投稿: | 2013年6月 2日 (日) 22時15分

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