「GT6」PS3版が2013年冬年末商戦に発売されることに
当初PS3版のみ発表された際、PS4版とのマルチの可能性を期待していただけに、正直言って残念かな?という気持ちを持ちました。PS4が発売されるごろにPS3版しか遊べないとはタイミングが悪いのではという懸念あったからです。
グラフィックの進化で驚きを与えることはもはや難しい――『グランツーリスモ6』山内さんインタビュー』
▲ポリフォニー・デジタル 代表取締役社長の山内一典さん。
――プレゼンテーションでおっしゃっていた“拡張性”について、具体的に教えてください。
拡張性というのは、まず1つ目として“マルチデバイス”への対応があります。これはクライアントだけでなくて、サーバー側についても同様に含まれます。
さらに今年の冬にはPS3向けとして『グランツーリスモ6』を発売するように進めていますが、その後にPS4バージョンも計画にはあります。そういった拡張性という意味もあります。
▲拡張性というのはPS4版も含めた、さまざまなプラットフォームへの『GT』の対応という意味も含まれる。
まずPS3版で遊んでいただき、毎月のアップデートも含めて楽しんでもらう。そうしてプレイヤーの皆さんがPS3版を遊び尽くしたあたりで、PS4版が自然と登場するという形が理想的かなと思います。
まあ、ポリフォニー・デジタルのスタッフ数はわずか約110名(2009年の時点)らしいので、PS4版を同時発売させる余裕はないでしょうね。
『グランツーリスモ6』を発表
発表された『GT6』の新機能概要
新しいゲームエンジン
・リファクタリング
・コンパクトで軽快な動作
・柔軟な拡張性
・PS3®の限界を押し上げる新レンダリングエンジン
リファクタリングは日本語で言うと、再構築という意味らしい。
リファクタリング (refactoring) とはコンピュータプログラミングにおいて、プログラムの外部から見た動作を変えずにソースコードの内部構造を整理すること。いくつかのリファクタリング手法の総称としても使われる。十分に確立された技術とはいえず、「リファクタリング」の語にも厳密な定義があるわけではない。
要するに、同じ機能でもソースコードを作り直す(または再構築)ことにより、結果的にパフォーマンスが向上する効果はあります。
GT5のゲームエンジンは、Cellに対する不慣れもあって、とにかく完成させることを優先していたと思います。現時点はCellに関する解析等が結構進んでいますので、一からソースコードを見直すことにより、無駄な部分もなくなるため、結果的にパフォーマンスが向上します。
確かにGT6の発売タイミングは微妙ですが、PS3の性能を徹底的に引き出したソフトウェアという意味として確認したいですね。
PS4でのPS3ソフト互換ですが、一応クラウドにて対応される予定。はたしてPS3版GT6はPS4でまともに遊べるか、気になりますね。まあ、B-SPECモードなら、気にならないレベルでしょうね。
みんなのGOLFでも、前作(GOLF5)は720p表示でしたが、今作(GOLF6)は1080p完全対応となっております。プログラマーにとってはPS3のCellに慣れていた分、かなりチューニングできるようになりますからね。
同じPS4でも、2013年発売のソフトと、2018年?頃のPS4ソフトは全然クォリティーが異なる可能性が高いと思いますよ。
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コメント
今回のGTの件はGT5を長期間楽しんだユーザーかそうでないかでかなり判断が分かれると思います。
長期間GT5をやってるユーザーからすればグラフィック以前に、既存のシステムでストレスが溜まる場所が多く、DLCやオンを含めて限界がはっきり見えていたので、歓迎する人も多いと思います。
GTの付き合いが長い人は新ハードでポリフォニーが本気でソフト作り始めたら今年来年ですまないことを肌で知っていますwですので、PS4で本気で作るのならとりあえず、それまで楽しめるパンをくれという感じでしょう。
GTをPSハードの技術力のショーウィンドーと位置づける人からすると当然がっかりでしょう。失望した人もいるかもしれませんね。
個人的にはどうせ新ハードで作るなら完全なスクラッチから作って欲しいという気持ちがあり、それなら3-4年は掛かるだろうと思っているので、今年PS3でGT6を発売するのは歓迎の口です。
特にPS4では単純なグラフィックより、路面の変化(路面のゴミやタイヤカスなどがレース進行に併せて動的に変化する)や全コースに渡る時間天候変化といった部分で飛躍を期待しています。
GT5はとにかく影のジャギーとティアリングでものすごく損をしていたので改善されるのを期待しています。SPUをフル活動させて実現したというテッセレーションとダイナミックレンジ50倍のHDRにを含めてPS3の性能を最大限絞ったゲームになっているといいですね。
投稿: k | 2013年5月16日 (木) 20時53分
>>kさん
>GTの付き合いが長い人は新ハードでポリフォニーが本気でソフト作り始めたら今年来年ですまないことを肌で知っていますwですので、PS4で本気で作るのならとりあえず、それまで楽しめるパンをくれという感じでしょう。
まあ、そういう可能性もありますね。車のモデリング時間はGT1時代に比べても非常に長くなっていますし。そのせいで、GT5が出るまでの時間がかかりましたし。GT6で作り上げた車のモデリングのデータがまだ無駄になるとは考えにくいので、PS4版はおそらくプログラマーの仕事がキモになると思います。
まあ拡張性を十分考慮されているらしいので、ほぼスクラッチに近い作りも可能になるかもしれません。
投稿: mkubo | 2013年5月17日 (金) 06時52分
「GT6」に関してはそこまでコアなファンではないので深く意見できる立場にないですが、PS4が発売されてもしばらくはPS3を中心にソフト展開が続く事を考えると仕方ない部分はありますね。
「PS4版GT6」が出るとしてもPS4ではゲームで4kに対応できないので単純な『4kリマスター版』みたいなやり方で差別化を図る方法も出来ないでしょうし。
作り手としてはPS4に最適化した形でソフトを作りこみたい、というのもあるんだと思います。
同じ問題でFFヴェルサスの件でもPS3とPS4でのマルチ化というのがあります。
個人的には確かにPS4版の方に注目しちゃいますが、それでもPS3の真の限界点、という意味では
PS3版ヴェルサスに期待しているので単純にPS4だから凄くなりました~ではなく、PS3でここまで出来るのか?
という視点で驚きを見せて欲しいです。
投稿: RM | 2013年5月22日 (水) 18時07分
>>RMさん
>「PS4版GT6」が出るとしてもPS4ではゲームで4kに対応できないので単純な『4kリマスター版』みたいなやり方で差別化を図る方法も出来ないでしょうし。
作り手としてはPS4に最適化した形でソフトを作りこみたい、というのもあるんだと思います。
低コストの観点になりますが、ポストプロセス処理などをリッチさせることで、次世代感を引き出す方法もあります。
まあポリフォニーは徹底的にこだわるタイプなので、結局PS4版が出るのに時間かかるだろうと思われますね。
投稿: mkubo | 2013年5月23日 (木) 02時34分