« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »

2013年5月

2013年5月27日 (月)

PS4のGPGPU性能は現行ハイエンドビデオカードより高速らしい

西川善司氏のブログによると、興味深いことが以下に書かれている。

[GDC 2013]PS4セッションレポート(1)ハードウェアのさらなる詳細が判明。「グラフィックスタスクとGPGPUタスクの同時実行」に対応

PS4のGPUのGPGPU性能がとても高いと言われる理由が徐々に分かってきています。

確かに、シェーダープロセッサの数は1152基と、RADEON HD7000系のミドルアッパークラス程度ですが、実は、GPGPUタスクをディスパッチするAsynchronous Compute Engine(ACE)が、現行のPC向けRADEON HD7000系の4倍搭載されていることが分かってきました。現行デスクトップPC向けRADEON HD7900系でも、ACEは2基どまりですが、PS4のGPUは8基搭載されていると言うわけです。

しかも、ゲーム機ゆえ、これをかなりネイティブに叩けるというわけですから、PS4のGPGPU性能は、かなり期待が持てそうです。

要するにSIMD系汎用演算能力がとても強力らしいので、PS3のCellが担当していたようなSIMD系汎用演算処理はたいてい(ほぼ全て?)こなすことができます。一部ではPCのミドルクラス性能クラスだという意見もあったが、明らかに間違いですね。皮肉にもビデオカード&3Dグラフィックスにおいてはトップクラスの専門家である西川善司氏が、現行ハイエンドPCクラスを凌駕するケースがあると証言してしまったのは面白いですね。

しかも、考えられる限りボトルネックを大きく減らしていますので、実性能として、場合によってはPCハイエンドビデオカードより高いパフォーマンスが出せる場合もあってもおかしくありません。

Microsoftが次世代ゲーム機「Xbox One」のベールを剥いだ

Xbox OneのGPUコアについては、今回、ほとんど明らかにされなかった。Xbox OneのGPUコアは、生演算パフォーマンスでは、PS4より低いと業界関係者の間では言われていた。しかし、グラフィックス機能は、生演算パフォーマンスだけでは決まらないため、まだ実ゲームでの状況は分からない。

後藤氏が変なことをまた書いているが、元々アンチSCEの方なので、所詮アンチSCE思考による戯言でしょうね。9年連続MSMVP持ちの西川善司氏でさえ、現時点はPS4を凌駕する可能性があると言及してないのでw

関係ないけど、西川善司氏著「ゲーム制作者になるための3Dグラフィックス技術 増補改訂版」は持っていますよ。4200円という高額なのに、気まぐれで購入したけど、なかなか面白い読み物だと思います。CG初心者も対象であるため、3Dグラフィックス技術の概要について手軽にまとめて把握したい人にはオススメかと思います。

基本的にはマイナビ連載の3Dグラフィックス・マニアックス,GameWatch連載の「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」をベースにまとめたもの+最新技術解説を追加したものという感じです。WEBのマイナビ連載ではテッセレーション技術に関してはあまり記載されてなかったため、テッセレーションに関する記載を読む価値はあると思います。

テッセレーション技術はDirectX11世代なので、PS4/XboxOne世代ではやっと本格的に使われるだろうと言われています。数年前にDirectX11対応ビデオカードを導入していたはずのPCゲームはテッセレーション技術をなかなか採用されなかったのは、まだDirectX9世代のPS3/XBOX360が主流だったため、採用しにくい面もあったようです。見栄えでは差がやや分かり辛い面もあったため、開発コスト面ではメリットが少なかったようです。

ぶっちゃけ、マルチでPC版が結構リリースされているのは、PS3/XBOX360が好調であるおかげです。

要するに、PS4/XboxOne対応ゲームが結構リリースされるようになれば、PCゲームもやっとDirectX11対応が主流になるわけです。一部のPCゲーマーではCSをDisっている傾向がよく見られますけれど(苦笑)、こちらからみればCSの恩恵を受けているのに、Disっているとは、恩知らずだなと思いますけどね。もちろんゲーム業界の事情を知っているPCゲーマーには十分承知しているでしょう。

テッセレーションは簡単にいうと、一度モデリングした、膨大なポリゴン数のハイエンドキャラを、視点によってはハードウェア的にローポリゴンのキャラ(LOD)に自動的に置き換えてくれる技術です。PS3/XBOX360世代は、ハイエンドキャラを作る度に、いちいちローポリゴンのキャラ(LOD)もあらかじめモデリングする必要があり、プログラムで置き換えるように調整する必要もありました。

例えばFF13。ムービーのようなシーンにてキャラの顔がアップされる際、ハイエンドキャラが表示されますが、移動するシーンにおいては、ローポリゴンのキャラ(LOD)に置き換わります。それは処理負荷を軽くするためです。しかし一部では不自然な切り替えが発生する問題もありました。

PS4/XboxOne世代なら、不自然な切り替えもなく、見た目としてハイエンドポリゴンのままで表示される感じになるかと思います。メリットとしては、ローポリゴンのキャラも作らなくてもいいし、プログラムで調整する必要がなくなるため、開発効率が良くなる可能性もあります。

ちなみに、GT6はアダプティブ・テッセレーション技術を採用しているようです。

また、アダプティブテッセレーション(凹凸の少ない滑らかなポリゴン表現)の実現やダイナミックレンジを50倍に高めることで、さらにリアルなグラフィックスとなっているようで、PS3本体のSPU(Sound Processing Unit)を活用することで描画の高速化も併せて実現。

PS3はDirectX9世代であるにも関わらず、それができたのは、CellのSPUのおかげでしょうね。要するにDirectX11世代の技術でも実現できたのは凄いことです。アンチャ3も、一部の場面(水面)でテッセレーション技術を既に使われているみたいです。

| | コメント (20) | トラックバック (0)

2013年5月24日 (金)

平井社長と大賀さんの類似点

ソニー社長、物言う株主に「前向き」
その3:自らのリーダーシップへの「自信」

「ソニーはお客さんの期待を超える機能価値と、心を動かす感性価値を提供する会社でなければならない」――。

平井社長は“機能価値”“感性価値”という言葉を使い、ソニーの存在意義について熱弁をふるった。「エレキでいえば機能価値を満たしてはいても、感性価値を満たしたものは私の目からみるとほとんどない」。

平井体制以後、デジカメでは「DSC-RX1」、スマートフォンでは「Xperia Z」のように評判のいい製品が相次いでいる。こうした製品の開発には平井社長自身が積極的に意見を述べているという。自分がリーダーシップを発揮した製品群の評判が上々なことから、自らの「感性」に自信を深めているようだ。

「新規事業創出、コア事業強化のための戦略的投資、構造改革については、私自身が意思決定をした」。半導体(CMOSイメージセンサー)の増産投資、ネットワークサービス企業の米ガイカイ買収、オリンパスへの出資と合弁会社設立などについては平井社長が経営トップとして自ら決断したと説明した。

今回の経営戦略説明会では平井社長の横に加藤優取締役CFOが並んだほか、記者席の右側には全執行役がズラリと並んでいた。記者からの質問の内容によっては執行役が回答することもある、という想定のもとに控えていたのだが、平井社長は加藤CFOに一度発言の機会を与えただけで、それ以外はすべて自分自身で回答した。これも自分自身のリーダーシップに対する自信の表れにみえた。

ぶっちゃけ、SCEA時代からの平井さんを知っている僕として「彼なら必ずやってくれる」という感じで知っていた。数年前平井さんがSonyのトップになった際、英語が上手だけで、ストリンガー氏に気に入られたのだという悪口もありましたが、おそらく彼らはSCE時代の平井さんをよく知らなかったからと思いますね。マスコミ系ソニーウォッチャーでも、Who are Mr.平井?という感じだったからね・・

平井ソニー、トヨタに学ぶ 張氏の教え胸に現場走る(会員限定)

「現場からソニーを立て直す」。4月23日夜。六本木ヒルズの51階にあるヒルズクラブで開かれた大賀典雄の三回忌をしのぶ会。大賀は創業者の井深大、盛田昭夫とともに「世界のソニー」を作り上げた人物。その後を継いだ出井伸之(75)や中鉢良治(65)、久多良木健(62)ら60人余りが集まった席で、平井は復活を誓った。

平井は大賀が立ち上げたCBS・ソニー(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)出身で、「平井さんの経営理念の根幹は大賀さんに近い」(ソニー元幹部)。平井が強調する「ソニーは消費者の好奇心を刺激する企業であり続ける」というキーワードも大賀が繰り返した「心の琴線に触れる商品を作ろう」と同じ趣旨だ。

実際、「経営トップが1つの商品の細部にまで口を出すようになったのは大賀さん以来だ」とソニー幹部は指摘する。例えば、テレビ再生の鍵を握る高精細の4Kテレビの新商品で平井は「最高の画質に見合う最高の音を実現しろ」と指示。画面横にオーディオ用スピーカーを配置させた。

カリスマ社長といわれた、大賀さんとの類似点は多いのは面白いですね。平井社長の経営理念については、久夛良木さんの影響ではないかと思います。大賀さんと久夛良木さんの関係について、丸山さんが以下に紹介している。

ソニーの苦悩は日本の苦悩 (丸山茂雄氏のブログ)

ソニーで社長、会長をつとめた大賀典雄さんの密葬が4月27日に青山葬儀所でとり行われました。その時、棺を運ぶ大役をやらせていただいたんです。しかも先頭。隣はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の社長だった久多良木健さん(通称クダちゃん)でした。

初代「プレイステーション」の発売は1994年。ゲーム機に参入するというクダちゃんの主張に、当初ソニー社内では反対意見も多かったのですが、大賀さんはクダちゃんを支持し、ゴーサインを出した。私もSCEの経営にかかわり、2人といっしょになってプレステを世に送り出す仕事をしたんです。

クダちゃんはソニーを半導体ビジネスで世界最大にするという独自の目標を持っていました。あのインテルと戦うんだ、と。私は広告会社からソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の前身であるシービーエス・ソニーレコードに転職した人間です。新聞広告を集めるという仕事をしていて、たまたま社員募集の広告を見つけ、面白そうだなと思ったんです。

クダちゃんも私もソニーグループのなかでは「異端」ですね。そんな2人に棺を運ばれるとは、さすがの大賀さんも苦笑していたかもしれません。

密葬で棺を運ぶほど、(親子関係みたいに)相当親しかったとは分かります。久夛良木さんはPSシリーズのデザイン等について、誰よりも異様なほどこだわりを持っていた。実はソニー副社長時代にも、ソニー製品として1つの商品の細部にまで指示されていたようです。もしソニー社長になったら、大賀さん以来と言われたはず。結局久夛良木さんの後継者の平井さんだったとはなんとも皮肉だなと思えますね。

実際、「経営トップが1つの商品の細部にまで口を出すようになったのは大賀さん以来だ」とソニー幹部は指摘する。

平井さんは久夛良木さんの仕事ぶりをよく知っていた。久夛良木さんも、平井さんの仕事ぶりを高く評価していたので、後継者として指名していただろう。ちなみに、久夛良木さんは、ストリンガー氏との関係も良好だったらしい。ストリンガー氏については、色々言われているが、少なくとも平井さんをソニー社長に就任させた点は高く評価すべきだろうねwぶっちゃけ、ストリンガー氏以外の人だったら、おそらく平井さんが選ばれることはなかったかもと思います。

関連:RX1に見た「強い」ソニー復活の予感

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2013年5月22日 (水)

MSも、次世代XBOX発表。「XBOX one」

[X1]速報:XBOX ONEのより高精細な写真やスペックが明らかに、メモリはDDR3、360互換無し、インストール必須など

VHSビデオデッキ? 初期DVDレコーダーにもありましたね・・

いや、以下の初期BDレコーダーと言ったほうが適切かも。以下の機種は「BR100」

8コアCPUを搭載(リーク通りならPS4と同じくjaguarコア)。
Direct 3D 11.1に対応したGPUに32MBのeDRAMを搭載(リーク通りならPS4の2/3程度の規模でeDRAMの帯域は120GB/s程度?追記:帯域の容量表記の誤りを訂正しました)
メインメモリは8GBのDDR3。
500GBのHDD
BD/DVDに対応する光学ディスクドライブを搭載
USB3.0対応コネクタを用意。
無線LANは11nに対応(当然有線LANにも対応する)
コントローラとKinectを同梱。

スペックはほぼリーク通りでした。ぶっちゃけ、もし僕がXBOXファンだったら本当にがっかりするなという内容でした。XBOXファンでなくてよかったところです。

それにしても、マーク・サーニー氏、SCE開発部隊は本当にいい仕事していましたね。GJです!

| | コメント (27) | トラックバック (0)

2013年5月16日 (木)

「GT6」PS3版が2013年冬年末商戦に発売されることに

当初PS3版のみ発表された際、PS4版とのマルチの可能性を期待していただけに、正直言って残念かな?という気持ちを持ちました。PS4が発売されるごろにPS3版しか遊べないとはタイミングが悪いのではという懸念あったからです。

グラフィックの進化で驚きを与えることはもはや難しい――『グランツーリスモ6』山内さんインタビュー』

▲ポリフォニー・デジタル 代表取締役社長の山内一典さん。
――プレゼンテーションでおっしゃっていた“拡張性”について、具体的に教えてください。

拡張性というのは、まず1つ目として“マルチデバイス”への対応があります。これはクライアントだけでなくて、サーバー側についても同様に含まれます。

さらに今年の冬にはPS3向けとして『グランツーリスモ6』を発売するように進めていますが、その後にPS4バージョンも計画にはあります。そういった拡張性という意味もあります。

▲拡張性というのはPS4版も含めた、さまざまなプラットフォームへの『GT』の対応という意味も含まれる。
まずPS3版で遊んでいただき、毎月のアップデートも含めて楽しんでもらう。そうしてプレイヤーの皆さんがPS3版を遊び尽くしたあたりで、PS4版が自然と登場するという形が理想的かなと思います。

まあ、ポリフォニー・デジタルのスタッフ数はわずか約110名(2009年の時点)らしいので、PS4版を同時発売させる余裕はないでしょうね。

『グランツーリスモ6』を発表

発表された『GT6』の新機能概要
新しいゲームエンジン
・リファクタリング
・コンパクトで軽快な動作
・柔軟な拡張性
・PS3®の限界を押し上げる新レンダリングエンジン

リファクタリングは日本語で言うと、再構築という意味らしい。

リファクタリング (プログラミング)

リファクタリング (refactoring) とはコンピュータプログラミングにおいて、プログラムの外部から見た動作を変えずにソースコードの内部構造を整理すること。いくつかのリファクタリング手法の総称としても使われる。十分に確立された技術とはいえず、「リファクタリング」の語にも厳密な定義があるわけではない。

要するに、同じ機能でもソースコードを作り直す(または再構築)ことにより、結果的にパフォーマンスが向上する効果はあります。

GT5のゲームエンジンは、Cellに対する不慣れもあって、とにかく完成させることを優先していたと思います。現時点はCellに関する解析等が結構進んでいますので、一からソースコードを見直すことにより、無駄な部分もなくなるため、結果的にパフォーマンスが向上します。

確かにGT6の発売タイミングは微妙ですが、PS3の性能を徹底的に引き出したソフトウェアという意味として確認したいですね。

PS4でのPS3ソフト互換ですが、一応クラウドにて対応される予定。はたしてPS3版GT6はPS4でまともに遊べるか、気になりますね。まあ、B-SPECモードなら、気にならないレベルでしょうね。

みんなのGOLFでも、前作(GOLF5)は720p表示でしたが、今作(GOLF6)は1080p完全対応となっております。プログラマーにとってはPS3のCellに慣れていた分、かなりチューニングできるようになりますからね。

同じPS4でも、2013年発売のソフトと、2018年?頃のPS4ソフトは全然クォリティーが異なる可能性が高いと思いますよ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2013年5月10日 (金)

PS4は軽いビジネスモデルらしい

「PS4は軽いビジネスモデル」──ソニーのゲーム事業、ローンチ初年度も黒字確保へ

ソニーPS4は「軽いビジネスモデル」——決算説明で取締役が語った理由

そのような概況のなか、ソニーは2013年度の見通しとしてゲーム分野はPS4の導入による増収を見込む、とコメントしている。

2013年度に「プレイステーション 4」(以下「PS4TM」)を導入する予定であることなどにより、大幅な増収を見込んでいます。営業利益については、増収による改善要因があるものの、主に、PS4TM導入にともなう研究費や広告宣伝費の増加によりほぼ 前年度並みを見込んでいます。
(2013年度業績見通しより抜粋/本決算プレゼンテーション資料PDFへのリンクは
コチラ

決算説明のあとの質疑応答では、「PS3デビュー時は、当初多くの(投資のための)損失があった。PS4では初年度から営業利益も黒字になるのはなぜか?」との質問が出た。「軽いビジネスモデル」というコメントは、これに対して回答したソニー 取締役 執行役の加藤優氏によるものだ。

PS4が発売される初年度でも黒字確保できる見通しだそうです。PS3発売された初年度は大赤字だっただけに、(赤字解消するまでの年数も結構長かった)驚きを覚えますね。ゲーム事業はソニーグループにとってのお荷物になるのを回避できたのは歓迎すべきかもしれません。PS3みたいな路線をやっていたら、間違いなくゲーム事業の撤退論が出てきたと思いますね。

PS Vitaのように主流(汎用)アーキテクチャーのエコシステムを取り入れる路線は今として技術的に正しいと思う。2004~2006年時点は、その路線を採用するのは性能的としてやや厳しかったと思う。少なくともPSPは独自開発でなければ厳しかったと思う。

結果的に8年以上の寿命が保ったし。Cellに関しては、当時として性能的には確かに意味がありましたが、結果的に、経営的にはもう限界を超えていたのは事実。

今はもう路線を転換していますが、汎用アーキテクチャーを採用しているにも関わらず、ソニーならのカスタマイズにより、差別化は成功している。ただし、本当に売れるかは別の話ですが。

マーク・サーニーという正真正銘の天才の存在、SCEのファーストスタジオというトップクラスの開発力を誇っている点は最大の強みだろう。 MSにはそういうものを持ってない。(ファーストスタジオをほとんど潰していたため。)あるのは資金力ぐらいだろうが、XBOX360では、汚い手段(独占)をたくさん用いても、PS3をつぶすことはできなかった。MSはXBOX360の時と同じように戦っても意味はないだろう。

研究費の増加とは何のことか不明ですが、クラウドゲーミング関連、ソフトまわりの研究費のことかもしれませんね。

好材料なのは、PS3のソフトウェア本数は1億2千万本以上売れたことですね。任天堂でさえ、その本数に達してない。海外では据置ハード対応ゲームへの需要がまだまだ強いと分かりますね。

携帯ゲーム分野には残念ながらきわめて厳しい。とりあえず日本市場においては安定した市場をまず確立するのが先だろうね。PSPは海外市場では2008年以降もう死んでいたが、日本向けのソフトウェアはきわめて安定的に供給されていたので、日本人ゲーマーにとっては不満を覚えることはなかったからね。

PS Vitaには、PS3/PS Vitaマルチソフトが結構供給されるようになったし、PS4が出ても、PS4/PS3/PS Vitaマルチソフトがおそらく出てくるのではないかと思います。その体制が確立できれば、PS Vitaのソフト供給については心配する必要はなさそうですね。

| | コメント (13) | トラックバック (0)

2013年5月 9日 (木)

ゲーマーなら最高の環境を目指そう!

最高の環境でゲームをプレイ − ソニーストアの高級ホームシアターにてゲームを体験可能

ゲームスパークの記事に関してはあまりチェックしていませんが、ゲーマーの視点から見たホームシアター環境での感想記事について興味深かったので、既にプロジェクターユーザーとして実践している立場としてご紹介したい。

では、あらゆるコンテンツのなかからなぜゲームなのかというと、ゲーマーに新購買層が存在しうるから。当該設備はこれまで音楽や映画鑑賞におもに利用されてきましたが、「ゲームをプレイする者ならば誰しも理想的な環境を思い浮かべたことがあるだろう」という仮説を立て、ゲームも採用し始めたそうです。読みは当たり、大阪では27日(土)はトータル40名ほどが来場しゲームに熱中、施設はほぼフル稼働だったとのこと。

大阪、名古屋のソニーストアで実施されたとのこと。ゲームファンには好評だったらしいとか。

4K対応ビデオプロジェクター「VPL-VW1000ES」とソニーの本格ホームシアター商品を使って、150型(大阪)、120型(名古屋)の迫力ある大画面と9.1chサラウンドで『BIOSHOCK INFINITE』をお楽しみいただけます。

そのソニーストアで展示されている環境については、現時点考えられる限り、画質・音質面としてトップクラスのホームシアター環境だと思う。(スピーカーはそこそこのクラスですが。)

  • ビデオプロジェクター「VPL-VW1000ES」
  • AVアンプ「TA-DA5800ES」
  • スピーカーシステム「SS-NA2ES」「SS-NA5ES」「SS-NA9ES」ほか

その環境はVW1000ESを用いていますが、表示遅延は約2~3フレーム。ゲーマーとしては理想的レベルではない。BRAVIAの最新機種にて大幅に改善されたとのことなので、プロジェクター新機種には期待したい。

「4k解像度でゲーム?」と真っ先に首を傾げた方もいらっしゃるでしょう。ご存知のとおり、現在4kを出力できるゲームハードは存在していません。しかし、超解像技術などとも呼ばれるアップコンバートによる恩恵は確実に感じられました。正直に申し上げて実物を見るまでは多少ジャギーな絵を想像していたのですが、映しだされていた映像は4kネイティブの実写動画などには質感的にさすがに劣るものの、かなりなめらかなものでした。如実に効果が現れていたのがフォント周り。スケーリングの魔法です。

まあ用いられたスケーリング技術はDRC系統ですからね。

ソニーはその後、VEGAで市場を席巻しました。理由は明らかで、フラットブラウン管とDRCの組み合わせが消費者の心をつかんだからです。不幸だったのは、ソニーのテレビ事業部長が変わり、デザイン志向にシフトしたことでしょう。そのためDRCの進化もいったんは止まりましたが、現在は復活。名称を「X-Reality PRO」に改め、いまだにソニーの画質を支える屋台骨です。立石さんの本の中で、近藤さんは「商品には寿命があるが、デジタル技術は生き続ける」と話していましたが、まさにその通りになりました。

確かにソースのゲームソフトは720pレベルですので、1080pが標準になるといわれるPS4のソフトなら、フォーカス感等が一層改善されるはずです。

僕には、そういう環境でまだチェックしていませんが、720pソフト出力の画質については、おそらく2KプロジェクターのVWシリーズとの差はあまりないかもしれません。

さて、ハードコアゲーマーならばどうしても気になる応答速度や遅延の問題について。カタログ上には具体的な数値はありませんでしたが、「ゲームモード」は用意されており、段階的に設定できます。『Bioshock Infinite』自体がコンマ一秒をとりあうタイプのゲームではないこともあり、強い違和感を感じることはありませんでした。第一、真剣勝負に挑むコアゲーマーが150インチのホームシアターを求めるかどうかはともかく、そうした部分が気になる場合は念のため実物を確認しておいたほうがいいかもしれません。なお、目に対する負荷は個人的には意外なほど低く、長時間画面を眺めていても疲れることはありませんでした。

ですね。プロジェクター環境は150インチといっても、目に対する負荷は極めて少ないですよ。GW中に、朝から夜まで15時間以上100インチでプレイしたこともあったが、目が疲れたとは感じませんでした。窓から外を見ているような感覚に近いと思いますので、疲れなくても当然かもしれません。

なお、撮影にあたり協力を依頼した記者の個人的な知人(FPSゲーマー、ただし『BioShock』シリーズ未プレイ)は、完全に没頭し1時間近くプレイしていました。感想を聞いたところ「とにかく綺麗。画面がデカい。音響スゴい。遅延はあんまり感じない。」と、ホームシアターにやられて頭の回転が止まってしまったような返答がありました。今後本サービスに人気が出てきたあかつきには斯様な暴挙には走れなくなるかもしれませんが、ともかくそれくらいの魅力があるという指標としてご参考までにお伝えしておきます。

初心者には敷居が高いかもしれませんが、そういう環境でプレイする価値は極めてあると思いますね。

実はPS3版ホワイトアルバム2を100インチのプロジェクター環境でプレイしている。現在はプラチナトロフィー取得を目指している。(あと1つで完了する感じ)1080p対応で、アドベンチャーゲームとして画質は非常に満足できるレベル。BGMの完成度も高く、没入感が凄いと思う。丸戸氏のシナリオの完成度は極めて高いため、映画・アニメでは、とても味わえない世界だと実感している。個人的にはホワイトアルバム2はアドベンチャーゲームの最高傑作だといってもいいと思う。ファミ通、電撃PSのレビューにて高得点でプラチナ殿堂入りされたほど、ラブコメ系アドベンチャーゲーム(要するにギャルゲー)としてきわめて異例の高評価を受けている。ちなみに体験版はPSNにて配信されています。体験版にしてはボリューム感が凄いので、セーブデータの引き継ぎも可能ですので、やってみる価値はあると思いますよ。

ボリューム感は通常のアドベンチャーゲームの3本入っていると思えるほどありすぎるです。短期間でクリアするには社会人にとってはきつい感じですがw

スマホ・タブレットのゲームが主流になっても、据置ハードならの没入感はとても再現できないと思いますね。ゲーム市場の主役である欧米のコアゲーマーには、その没入感を重視されているなら、やはり据置ハード市場の将来はまだ明るいといえるかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月 8日 (水)

ブラジルでPS3を現地生産


ブラジルでPS3を生産 価格引き下げ販売拡大

みらいさんの記事:ソニー: PS3をブラジルで現地生産する計画を発表

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は8日、ブラジルで家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」の生産を始めたと発表した。ブラジルでは輸入して販売してきたが、高い関税がかかるため現地生産へ切り替えて値下げし、経済成長を背景に販売拡大を目指す。

現地生産に伴い、希望小売価格を1099レアル(約5万4000円)とし、従来価格の1599レアル(約7万8700円)から引き下げることも公表した。

PS3は2006年に発売してから販売地域を順次広げ、12年11月時点で世界販売が累計7000万台を突破した。

ブラジルでPS3を現地生産することで、関税回避による本体値下げを図るようだ。ブラジルは未だにメガドライブが現役といわれるほど、ゲーム未開国だったのは関税があまりにも高すぎたのが原因。ブラジルからみて、ブラジル以外の国に生産されたゲーム機を輸入する場合、高額な関税をかけている。1980年代のメガドライブが現地生産されているため、未だに現役だった事情もあるようです。

ブラジルといえば、新興国として急成長されている。据置ハード市場としては期待できるのではないでしょうか。先進国に比べて、ハードの値段が高めなのは不安材料であるが、2012年11月に達成した7000万台以上売り上げているPS3は、ブラジルのような新興国での売り上げにより、一億台突破へのリーチは決して不可能なことではないですね。PS2も1億台を突破してからも売れ続けたのは、新興国での売り上げも大きかったといわれている。

ゲームに飢えているゲーマーは新興国にはまだまだ眠っていると思いますね。

国内市場においては、PS3は6年かけて900万台突破していますが、過去のPS1、PS2の実績から見れば正直物足りない感じ。ソフトウェア面はゲーマーとして文句ないのに、据置ハード市場は小さくなっているといえるようだ。(まあ据置市場に関しては、ぶっちゃけPS3が独占状態といえるが。)ただし、海外の据置ハード市場は未だに健在。小さくなった国内市場の分をカバーするしかない時代に入ったといえます。それにしても国内市場においては、PS4が1000万台突破するのは正直想像できません。まあコアゲーマー向けのソフトウェアがきちんと回る(制作され,ちゃんと儲かる)、十分商売できるほどの市場になってほしいですね。PS Vitaみたいにハードウェア台数が少なくても、ライバルハードより、ソフトウェア本数の売り上げは好調というケースもありますからね。

SCEの吉田氏も、国内と、海外の違いについて解説されてますので、ぜひご参照してほしい。

それでもSCEはゲーム専用機を作る

4Gamer:
話をPS4に戻しますが,PS4の発表を受けての,日本と欧米の反応の違いってありますか?

吉田氏:
かなり違いますね。欧米だと,「(しっかりしたゲーム機で)ホっとした」「やっときた!」という声が多いです。現世代のコンシューマゲーム機って,全世界で見ると,普及するスピードがPS2の世代よりもかなり速かったんですよ。ハイエンドゲームの市場という意味で言うと,PS3とXbox360を合わせて,現状で1億5000~6000万台くらいだと思いますが,そこに到達するまでが,PS2よりもずいぶんと早かったんですね。HDテレビの普及などと相まって,リッチコンテンツに対するニーズが高かったんだと思います。
そのせいか,サードパーティのメーカーさん側も「高性能なハードであればもっとすごいものが作れるし,準備もできているから,早く出してほしい」という状態でした。ユーザーさんも「そろそろ,もうひとつ上のゲームを楽しみたい」と思っているような感じで。


4Gamer:
そうなると,改めて吉田さんにお聞きしてみたいんですけど,そもそも据え置きのゲーム機って必要とされているんでしょうか。

吉田氏:
そうですねぇ。その質問は,逆に日本のメディアさんらしい質問ですね(笑)。

4Gamer:
そうなんですか?

吉田氏:
ええ。欧米では,おそらくそれは出てこない質問だと思います。なぜかというと,欧米人はでかいテレビがみんな大好きだから(笑)。

4Gamer:
ははは(笑)。


PS4が成功するには、北米市場での立ち上げが重要になりますね。最悪でもPS3並みのシェアを確保すること。PS3の立ち上げが最悪だっただけに、PS4のスタートが重要になるといえるでしょうね。

最悪PS Vitaみたいに1年目の立ち上げがいまいちだった場合でも、海外市場での立ち上げが成功すれば、なんとかなりますね。考えられる最悪のケースは、WiiUのケースでしょうね・・国内市場は苦戦されているが、海外に比べて一番マシというほど。米国、欧州市場は極めて苦戦されている状況。

WiiDS時代から、既に問題点を抱えていたのに、色白(ハード、ファーストのソフトが大ヒット)は七難(サードのソフトが売れない)隠す状態でしたからね。

コアゲーマーには、その問題点(七難)についてすでに気づいていた。新ちゃんみたいにPS系をとにかく叩く三流ライター、安田なんとか自称アナリスト、マスコミどもは、その七難をスルーしていたらかね。任天堂自身でさえスルーしていたようですね。個人的にはそういう結果になっているのは当然であると思っています。

4Gamer:
思い返せばPSPの時も,SCEさんはかなり粘り強い戦いをされていましたよね……。

吉田氏:
しぶといんですよ,我々は(笑)。

国内に関しては3~4月にPS Vita本体が品薄になるほど、好調です。少なくとも立ち上がりの段階はとりあえず無事に突破したといえるでしょうね。SCEのしぶとい戦いはある意味最大の武器かもしれません。SCEの強みについてろくに分析できず、とにかくDisった人々は終わったと思いますね。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2013年5月 7日 (火)

BRAVIAの新機種にて業界最速の表示遅延0.1フレーム達成!

ちょっと旧聞であるが、僕が長年要望していたことがついに実現されたので、ご紹介したい。

[テレビ]BRAVIAの新機種に搭載された新ゲームモードが表示遅延削減を達成か、42型フルHDのW650Aでは遅延0.1フレームを謳う

正直言って驚いたw ソニーのTV製品に関しては、1フレーム以下の低遅延の実現は今後もおそらくないかなと思っていただけに、うれしいですね。

ソニーの4K BRAVIA登場「KD-84X9000」

表示遅延については、「シーン=ゲーム」「画質モード=ゲームオリジナル」として計測を行った。比較対象は、いつも通り、テレビ製品としては業界最速の表示遅延3ms(60Hz時約0.2フレーム)を有するREGZA 26ZP2だ。

その西川善司氏の表示遅延に関することが書かれた最新記事は2012年12月27日の時点。要するにソニーがTV製品としての業界最速の表示遅延をさらに更新したことになります。

くどいようですがw、ソニーのTV製品で業界最速になるとは、正直言って驚いた。WEGA時代にはデジタル放送対応WEGAの表示遅延は本当にひどかった。軽く5フレーム以上遅延する仕様でしたので、素人でも表示遅延の酷さを実感できるレベルだったと思う。(原因としては当時はアナログ放送対応テレビがまだ売れており、シンプルなアナログ放送対応テレビに対して、デジタル放送に対応するWEGAエンジンが非常に複雑になってたこともあります。当時はまだPS2(SD解像度)が全盛期であり、遅延問題があまり指摘されなかった背景もあるかもしれません。要するにAVマニアかつゲーマーにはつらい時代でした。)

コアゲーマーでもある西川善司氏が長年TVの表示遅延問題について読者へ分かりやすく指南し、メーカーに対して、ロビー活動された点について心から敬意を表したい。4gamerのようなゲーム専門サイトではなく、AV専門サイトにて、遅延問題を度々取り上げたのは、西川氏ぐらいだったと思う。(もちろん西田さんも含め、他のライターが触れていたこともありましたが。)

第168回:熟成の高画質。BRAVIA最上位「KDL-55HX950」

プレイステーションファミリーを有するソニー製品としては、やや不甲斐ない結果だが、ソニーは旧WEGA時代から現在のBRAVIAに至るまで、あまりテレビの表示遅延の短縮に関心がない。ここはなんとか改善を望みたいのだが……。

もう定番といってもいい遅延に関する苦言はやっとなくなりますかね?w

第160回:リアル4Kプロジェクタついに登場

HDMI入力に関しては、ソニーがずっと対応を見送ってきたHDMI階調レベルの明示設定モードがついに搭載された。CEATEC JAPAN 2011のソニーブースでも開発関係者から「今度は搭載しましたんで」とお声かけ頂いたが、ロビー活動がやっと報われたようだ(笑)。

ちなみに、ソニー製品のHDMI階調レベルの設定問題について、西川氏がしつこく指摘していたが、これも対応されたので、ソニー関係者が声をかけるほど、それなり影響力はあるようですね。いわゆるAV評論家の麻倉さんみたいに、絶対に遅延問題を指摘しないだけに、ゲーマーとしては、貴重な評論家だと思いますよ。

4K対応機種でも新ゲームモードが搭載されている。おそらく0.1フレーム低遅延仕様はないと思いますが、最初の84Vの4K機種は2フレーム遅延をなんとか抑えた?点を考えると、最新機種ならほとんどの方が気にならないレベルを実現しているかもしれませんね。

一応、元々業務用モニターの映像エンジンにて(480i入力等)の低遅延仕様を早く実現されていたが、なぜか民生用への転用はありませんでした。

平井体制により、業務用の強みを民生用にも生かす方針が推進されていたので、やっと平井体制による成果が出てきたといえるかもしれませんね。

ちなみに平井社長はかなりのカーマニアで知られており、共通であるカーという趣味でGTの山内氏と結構親しいらしい。(もともと同じSCEの人だったので当然であるが。)もちろんGTの山内氏も、ソニー製品の表示遅延問題を以前からおそらく意識されていたので、(PSP版の表示遅延のなさをアピールしていましたし。)平井社長を通して、BRAVIAチームに対して強く要望していたかもしれませんね。

おそらくプロジェクター製品の表示遅延の改善についても期待できそうなので、AVマニアかつゲーマーとして歓迎したいですね。ソニーの有機ELテレビ/クリスタルLEDディスプレイの表示遅延についても、心配する必要はなさそうですね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »