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2013年5月10日 (金)

PS4は軽いビジネスモデルらしい

「PS4は軽いビジネスモデル」──ソニーのゲーム事業、ローンチ初年度も黒字確保へ

ソニーPS4は「軽いビジネスモデル」——決算説明で取締役が語った理由

そのような概況のなか、ソニーは2013年度の見通しとしてゲーム分野はPS4の導入による増収を見込む、とコメントしている。

2013年度に「プレイステーション 4」(以下「PS4TM」)を導入する予定であることなどにより、大幅な増収を見込んでいます。営業利益については、増収による改善要因があるものの、主に、PS4TM導入にともなう研究費や広告宣伝費の増加によりほぼ 前年度並みを見込んでいます。
(2013年度業績見通しより抜粋/本決算プレゼンテーション資料PDFへのリンクは
コチラ

決算説明のあとの質疑応答では、「PS3デビュー時は、当初多くの(投資のための)損失があった。PS4では初年度から営業利益も黒字になるのはなぜか?」との質問が出た。「軽いビジネスモデル」というコメントは、これに対して回答したソニー 取締役 執行役の加藤優氏によるものだ。

PS4が発売される初年度でも黒字確保できる見通しだそうです。PS3発売された初年度は大赤字だっただけに、(赤字解消するまでの年数も結構長かった)驚きを覚えますね。ゲーム事業はソニーグループにとってのお荷物になるのを回避できたのは歓迎すべきかもしれません。PS3みたいな路線をやっていたら、間違いなくゲーム事業の撤退論が出てきたと思いますね。

PS Vitaのように主流(汎用)アーキテクチャーのエコシステムを取り入れる路線は今として技術的に正しいと思う。2004~2006年時点は、その路線を採用するのは性能的としてやや厳しかったと思う。少なくともPSPは独自開発でなければ厳しかったと思う。

結果的に8年以上の寿命が保ったし。Cellに関しては、当時として性能的には確かに意味がありましたが、結果的に、経営的にはもう限界を超えていたのは事実。

今はもう路線を転換していますが、汎用アーキテクチャーを採用しているにも関わらず、ソニーならのカスタマイズにより、差別化は成功している。ただし、本当に売れるかは別の話ですが。

マーク・サーニーという正真正銘の天才の存在、SCEのファーストスタジオというトップクラスの開発力を誇っている点は最大の強みだろう。 MSにはそういうものを持ってない。(ファーストスタジオをほとんど潰していたため。)あるのは資金力ぐらいだろうが、XBOX360では、汚い手段(独占)をたくさん用いても、PS3をつぶすことはできなかった。MSはXBOX360の時と同じように戦っても意味はないだろう。

研究費の増加とは何のことか不明ですが、クラウドゲーミング関連、ソフトまわりの研究費のことかもしれませんね。

好材料なのは、PS3のソフトウェア本数は1億2千万本以上売れたことですね。任天堂でさえ、その本数に達してない。海外では据置ハード対応ゲームへの需要がまだまだ強いと分かりますね。

携帯ゲーム分野には残念ながらきわめて厳しい。とりあえず日本市場においては安定した市場をまず確立するのが先だろうね。PSPは海外市場では2008年以降もう死んでいたが、日本向けのソフトウェアはきわめて安定的に供給されていたので、日本人ゲーマーにとっては不満を覚えることはなかったからね。

PS Vitaには、PS3/PS Vitaマルチソフトが結構供給されるようになったし、PS4が出ても、PS4/PS3/PS Vitaマルチソフトがおそらく出てくるのではないかと思います。その体制が確立できれば、PS Vitaのソフト供給については心配する必要はなさそうですね。

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コメント

「独占」が汚いかどうかは、なんとも言えないが、
結果的に、あまりいい印象は与えなかった感じはしますね。
あの頃の箱○が、市場に食い込むには、そのようなやり方も
仕方なかった?気もします。
それにしても、色々複合的な要因があるとはいえ、
ソフト出すハードが、急にガラッと変えられたらりして、
今回はだいぶメーカーに、ユーザーが振り回された感はします。
これからはマルチでもいいから、ソフトが安定してでるといいですね。

投稿: | 2013年5月11日 (土) 16時22分

結局,
ソニーはファーストパーティーとして
「新しい技術を開発する」
「それをサードに還元する」
というビジネスモデルを確立してますからね。

じゃあ,MSは・・・?
となるわけです。
XBOXは次が正念場だろうねえ・・・

投稿: kon2 | 2013年5月13日 (月) 12時26分

PS3の大赤字は一般的に誤解が多い典型ですね。

大赤字の大半は半導体工場とプロセスの開発で、CELLの開発費はそれと比べると桁が一つ違います。PS2の半導体工場の建設と比べても数倍の超がつく巨額だったはずです。その工場も一度売ってまた買いなおして差額でかなり利益が出たようですが、そんな金額がはした金額に見えるほどの投資額でした。

それ以外の製品原価で苦戦したといわれるのはBDで、これは大量生産はほぼ新規の立ち上げだったので生産量も原価的にも苦戦したようです。

あとは初期のPS3はPS2互換機能をつけたこともあり、放熱コストも常識外だったり、発売の1年半前に発表した筐体ありきでそこに根性でハードを詰め込んだのも大きかったようです。その辺はPS2互換の廃止と半導体のシュリンクがすすむにつれ落ち着きました。

現行の廉価版PS4を見るとBDは機構的に大幅に簡略化されており、APUも本格的に薄型化したPS3に近い消費電力でしょうから、そもそもGDDR5以外は高コストになりそうもないです。BDピックアップは4k対応もあるので、それなりに開発費かかりそうではありますが。

2月の発表会で本体をお披露目しなかったのは、スタイリッシュな筐体にしてコストを掛けるか、排熱のコストを簡略化すうために筐体を大きくするかで最終決定が出来ていなかったからのような気がします。E3の頃にはもう生産開始しないと間に合わないでしょうから間違いなくお披露目されるでしょう。

PS4の一番の懸念点は次世代HDMIですね。時期的に規格の決定を待つと年末発売の時に数量を供給できない可能性があります。今のSCEはゲーム優先が徹底されているので、初期のPS4は次世代HDMIが未対応になる可能性は否定できない気がします。

投稿: k | 2013年5月13日 (月) 18時28分

>あの頃の箱○が、市場に食い込むには、そのようなやり方も
仕方なかった?気もします。

まあ、MS的には、ヒンシュクを買ってもそのやり方で行うのは仕方ないですね。
ってか、ヒンシュクを買うことにおいては何とも思わないのが凄いが。


>それにしても、色々複合的な要因があるとはいえ、
>ソフト出すハードが、急にガラッと変えられたらりして、
>今回はだいぶメーカーに、ユーザーが振り回された感はします。

カプコン、スクエニのことだな。

任天堂に注力しているサードは利益面でなぜか苦戦されていますね。
それはユーザを全く見ないで、短期的に利益ばかり考えているからね。

投稿: mkubo | 2013年5月14日 (火) 00時39分

>>kon2さん

Kinect+STB路線?で、変な路線を取るらしいが、
結果的にゲーマーの支持が失われたら意味はないと思いますね。

初期XBOX360を支えたコアメンバーのMS社員がほとんどいなくなった点もマイナス材料ですね。

投稿: mkubo | 2013年5月14日 (火) 00時41分

>>kさん

>>PS3の大赤字は一般的に誤解が多い典型ですね。

PS3の大赤字の内訳については概ねご指摘通りですね。

結局久夛良木さんの読みが外れてしまったのは事実ですからね・・IBMの工場だけで十分だったかな?
RSXは確かに東芝系工場で製造されていたのですが。

>2月の発表会で本体をお披露目しなかったのは、スタイリッシュな筐体にしてコストを掛けるか、排熱のコストを簡略化すうために筐体を大きくするかで最終決定が出来ていなかったからのような気がします。E3の頃にはもう生産開始しないと間に合わないでしょうから間違いなくお披露目されるでしょう。

コントローラも河野社長でさえ発表寸前にやっと知ったほどですので、デザイン面での細かい修正がまだ終わってない段階だったので、見送ったのではと思います。わずかな修正で、がらりと印象が変わりますので。

>初期のPS4は次世代HDMIが未対応になる可能性は否定できない気がします。

その場合、立体視3D対応が問題になるな・・(苦笑)
まさか次世代HDMI対応機種版も非搭載版もそれぞれ作るとは思えないし・・結局720pベースになるので、それがいやだな。

投稿: mkubo | 2013年5月14日 (火) 01時08分


4Kのブルーレイが予想よりも早く進展しているようです。
先月には、ついにBDAが、ブルーレイの4K解像度版の規格化
の検討段階であり、今年中に完了させる事を認めたようです。

Blu-ray set to make 4K decision later this year
http://www.cnet.com.au/blu-ray-set-to-make-4k-decision-later-this-year-339344088.htm

これを元に予想すると、4KのBDは2014年に発売される可能性が高く
3DのBDは2009年12月に規格化され、翌年10月に発売されたので、時期的にも
妥当かと思われます。

投稿: | 2013年5月15日 (水) 05時00分

>>4Kのブルーレイが予想よりも早く進展しているようです。

いいニュースですね。初期型PS4にも4K版BD対応できる可能性が高まったことですね。あとは次世代HDMI対応ですかね。個人的にはその点について最優先してもらいたいところですが。

投稿: mkubo | 2013年5月16日 (木) 00時23分

麻倉さんが4KBDは4層128GBで行く可能性があると言っていますので、PS4がBDXLドライブを搭載するなら、初期からの対応は可能でしょうね。
4KBDのビットレートも、BDXLで規格化されている4倍速の144Mbpsで行くと思いますので、HEVCとは言え、現行BDの54Mbpsの2.6倍程度でしかない144Mbpsならデコードできるでしょう。

次世代HDMIに関しては初期対応が間に合わなくても4KBDには問題ないので安心ですね。
これも麻倉さんの情報筋によりますと、今年の夏頃にも怪しいみたいで、年末まで伸びかもしれないらしいです。もし、夏以降になっても規格化されなければ、PS4の初期対応は残念ながら無理でしょうね。

とは言え、仮に今年の年末ごろに規格化されても、来年の夏までには4Kの対応製品が出てきますし、60pは当面4K放送が主流ですから、4K放送のチューナーと4Kテレビやプロジェクターが次世代HDMIに対応していれば問題ないと思います。PS4の4Kは4KBD再生と考えれば、24pでも妥協できると思います。

投稿: | 2013年5月16日 (木) 02時49分

>麻倉さんが4KBDは4層128GBで行く可能性があると言っていますので、PS4がBDXLドライブを搭載するなら、初期からの対応は可能でしょうね。

未確認情報ですが、PS4のBDドライブは6層らしいとの情報もあります。要するに200GB対応も可能らしいとか。
コスト的にも4層対応でも楽勝でしょう。

>これも麻倉さんの情報筋によりますと、今年の夏頃にも怪しいみたいで、年末まで伸びかもしれないらしいです。

仕事が遅すぎるね。サッサと規格化を実現してもらいたいところです。

投稿: mkubo | 2013年5月17日 (金) 06時45分

>PS4のBDドライブは6層らしいとの情報もあります。要するに200GB対応も可能らしいとか。

その可能性は否定できないですね。

ちなみにPS4のスペックには

BD 6 倍速CAV
http://www.scei.co.jp/corporate/release/pdf/130221a.pdf

このようにあります。
確定しているのはPS4のBDドライブは6倍速に対応している点ですね。
これ、実はビットレートで考えると、6倍速(等速36Mbps×6)=216Mbpsで
現行BDで規格化されている54Mbpsの丁度4倍。4K(QFHD)は2K(FHD)
の4倍の画素数を持ち、圧縮方式が同じであるなら、ビットレートを減らさ
ず品質を落とさずBDの4K化を行おうとした際に必要になるであろうスペック
なんですよね。つまり、AVCが前提であれば、4KのBDは216Mbps必要である
と言うことです。そして、現行BDで規格化されている54Mbps。このスペックは
現行BD規格の50GBの容量に123分(約2時間)収録できる計算で、多くの映画に
おいて、必要十分なビットレートで収録可能なスペックになるんですよね。
で、その4倍の216Mbpsは、6層200GBの容量に、123分(約2時間)収録できる計算
になります。つまり、2時間の映画なら、216Mbpsと言う高ビットレートで収録
できると言う事です。

このように6倍速の216Mbpsは、BDの4K化を行う際、現行2KBDをそのまま
4K化できるスペックを持つ事を意味します。

そういう意味では、6倍速のドライブが確定されているPS4は、6層200GBのBD-ROMドラ
イブを積んでくるかもしれません。

ちなみに、ドライブの価格を見てみると

BD-R/RE対応の最も安いドライブが

\5,469
http://kakaku.com/item/K0000286051/

なのに対して

BD-R/RE XL対応の最も安いドライブは

\6,915
http://kakaku.com/item/K0000369292/

殆ど差がないんですよね。
50GBと128GBでこれですから、ROMドライブなら
50GBと200GBのコストに大きな差は無いと思います。
PS3発売当時は一番安いドライブですら4万円
弱しましたからね。サムスンのBDプレーヤーでも10万円
前後でしたし、その当時のPS3はあまりにも安かった。
その代わり、経営は負担が大きすぎて大赤字。
それがいまや、安いビジネスモデルとして、現行BDの4倍
の200GBのドライブを積んでも負担はない。
と考えると、管理人さんの予想は当たってるかもしれません。
それに、4Kのパッケージソフトと考えれば、200GBの容量は
必要であるとも思えます。何故なら、ソニーは今年の夏に
北米で、100GB超の大容量な4Kのビデオ配信を行いますから
128GBでは確かに配信に対するパッケージのアドバンテージ
として中途半端な規格でしかないかもしれません。
規格化の際に重要となるハリウッドも彼らは品質を重視します
ので200GBを推している可能性もありますよね。
更に言えば4KBDは解像度だけでなく10bit階調や高色域にも対応
するなら、それこそ200GBは必須と言えるかもしれません。
200GB+最大216Mbps+HEVC
これで、10bit階調+高色域で4KBDが規格化されればもう言う事は
ありません。最高でしょう。
この辺はハリウッドの考えかた次第でしょうね。
そして画質に妥協しないハリウッドは200GBで規格化してくるんじゃ
ないかと思ってます。

現時点でBDAが今年中に4KBDの規格化を終わらせると宣言している以上
PS4とは絶対に絡んでいますし、4Kのビデオ再生に対応する事が確定し
ているPS4が4KのBDに対応しないことは考えられませんし、もし、E3の
時にPS4のドライブの容量が明らかになった際128GBでしたら、4KBDは
128GBで規格化されることになるでしょうし、200GBでしたら、200GBで
規格化されることになるでしょう。
まあ、PS4のドライブがどうなるかは、E3の時に分かるでしょうから
楽しみですね。

投稿: | 2013年5月18日 (土) 02時26分

あとは4Kの製品のコストがいかに早く下げられるかですね。
私の予想では、4Kは3Dのように早く進行すると考えてます。
日本で4Kの初のPJが168万で出してきたのも、4Kの進行の速さを物語っていると思います。

次はどんな価格帯で何時ごろでるのか?
私の予想では、次は今年の後半。未確認ですが、2chのAV機器板で試作機を見たと報告している
人が去年の夏ごろに現れたのがその理由の一つなんですが、彼の報告では、去年発売されたHW50
ESの投入を的中させましたし、関係者が書き込んだのではないかとも思っています。
彼の書き込みによると、今年に実売70万円でソニーが4Kのプロジェクターを出すそうです。
もし、これを、3Dの時に照らし合わせると、3D初のミドルクラスPJであるソニーのVW90ESと同じ
72万円で発売され、3D初のエントリークラスPJであるソニーのHW30ESと同じ37万円の価格で
4KのBDが出てくるであろう2014年に合わせて、HW30ESと同様ギリギリ下半期の7~8月くらいに早め
にエントリークラスの4KPJが投入されるかと思っています。
早いペースですが、4Kのパネルの縮小化が実現し今年に出せる段階であるのなら、可能性はあると
思います。縮小化できればレンズや筐体も大幅に小さくでき、コストも大幅に下げられますし
72万円のミドルクラスを今年の下半期に出せるなら、早くて来年の下半期までに40万円を下回る
エントリークラスを出せる可能性は大いにあると思います。

投稿: | 2013年5月18日 (土) 03時26分

>>50GBと200GBのコストに大きな差は無いと思います。

少なくともBDドライブとしては問題ありませんね。問題はメディア側ですね。(以前から指摘していますが。)
おそらくハリウッド側からの要望として、200GBメディアでも低コストで製造できるようにしてほしいことでしょうね。現実問題として4層メディアならそこそこのコストで作れると思われますので、おそらく多くても4層かなと予想しています。

>72万円のミドルクラスを今年の下半期に出せるなら、早くて来年の下半期までに40万円を下回る
エントリークラスを出せる可能性は大いにあると思います。

パネル次第ですね。4K版0.62インチクラスのパネルを出せるなら、可能性は十分あると思いますね。

投稿: mkubo | 2013年5月19日 (日) 23時06分

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