« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »

2013年7月

2013年7月27日 (土)

新型Nexus7は買うかも?

Google、「Nexus 7 2013」発表──7型1920×1200ドット+Android 4.3、日本発売は「数週間以内」

素晴らしいと思ったのは7型でWUXGA(1920x1200)を実現したことですね。
新型Nexus7に搭載しているSoCはXperiaZ、Xperia TabletZと同じものです。nVIDIAのSoCを採用しなかった点については、個人的に評価したいw

SoC単体は優秀ですので、安心しておススメできると思いますね。

惜しいなと思うのはSDカードをサポートしていない点でしょうね。16GB版じゃ容量足りないので、32GB版しかないと思いますね・・・ 64GB版もあるといいですが・・・
ちょっと前までは、今のiPadで満足しているため、Androidタブレットはどうでもよくなった感じですが、以下のことがきっかけに、Androidタブレットについて検討するようになりました。

最近はスマホやタブレットでデスクトップPCへのリモートデスクトップをよくやっています。

うちのメインPCは自作PCですが、刷新したばかりです。

前はCore2世代のQ9550+GTX460という環境でしたが、Ivy世代のi7 3770K + GTX660 に切り替えました。前のPCパーツも売却で処分していたので、トータル5万円ぐらいで刷新できました。色々パワーアップできたので満足しています。アイドル消費電力が大きく下がったこともありがたいです。高性能なi7 3770KというCPUとGTX660というビデオカードがついても、約60w程度です。高負荷モードの際はもちろん消費電力が大きく上がります。僕が確認した限り、最大150~180wぐらいだったかなと思います。

リモートデスクトップのアプリを色々使ってみましたので、以下に感想を書いていきたい。

iTap
iPad編
Android版はありませんので、iOSのみとなります。iPadとiPhoneに対応されてます。

WindowsのRDPというプロトコルを用いたアプリであるため、サーバとしてWindowsだけとなります。(確認していませんが、リモートデスクトップを利用できるWindowsバージョンのみと思います。僕はWindows7 Professionalを使っています。)
参考:Windows7 エディションの比較表

iPadのRetia解像度に対応したアプリ。Windows画面を2048×1536にネイティブで対応してくれます。iPadアプリよりキレイと思うほどです。9.7インチの「2048x1536」という高解像度画面には本当に感動を覚えます。静止画として画質は完璧です。漫画ビューアソフトのLeeyes(操作設定については若干カスタマイズ必要ですが)との相性も抜群です。iPad単体のネイティブアプリで閲覧するよりキレイと思ったほどです。

ただし、動画表示対応は極めて弱いです。操作性のレスポンスは悪くないだけにおしいです。ゲームの表示は厳しいです。

PCのマウスやキーボードは同時に使えません。それが最大の欠点です。後程紹介しますが、サーバ(Windows)側のマウスやキーボードを使えるアプリはあります。といってもiPadでの操作性は使いやすいと思います。キーボードについてはBTキーボードを用いるしかないと思いますが、日本語対応がやや弱いみたいので、キーボードで苦労する問題もあります。

splashtop
独自プロトコルを用いたリモートデスクトップアプリ。
最大の特徴なのは、サーバ側のマウスやキーボードを使える点です。つまりPCモニターのように使えるのです。他には動画表示も可能です。60フレーム表示で滑らかな表示はできませんが、かなり実用レベルです。つまりiPad単体で再生できない動画ファイルも閲覧できます。

iPad編
残念ながらiTapのようにネイティブ解像度に対応していません。サーバ(PC)側の解像度を変更にすれば可能ですが、PCモニターに表示できる解像度が最大となります。
つまり、PCモニターの解像度は1920x1200なら、iPad側は1920x1200表示となります。正確にはアップスケールしてくれますが、iPadのパネルのアスペクト比は4:3なので、16:9表示の画面表示の場合は黒帯がついています。Windows画面をフル画面に表示させるには、色々設定をいじる必要があります。結構面倒くさいです。ネイティブ表示は難しいです。そもそも2048x1536に対応したPCモニターはありませんので・・

そのためか、ややボヤケ感もあります。

一番おしいのは、操作性の遅延が大きいことです。Android版なら、XperiaZ(1920x1080)はほぼ遅延がありません。サーバ側のマウスやキーボードも使えますので、PCモニターのように使えます。一応iPadは解像度を下げると、やや良くなりますが、ボヤケ感がひどくなります。

Android編
Sony Tablet S(1280x720)も試しましたが、解像度の低さがやっぱりネックになるなと感じました。ゲーム表示のみにするなら、悪くないかなと思いますが・・

XperiaZ(1920x1080)との相性は、実に素晴らしいです。遅延はiPadに比べてほとんど目立ちません。操作性はレスポンスがいいです。

うちのPCモニターは1920x1200対応です。1920x1080表示も問題ありませんので、ドットバイドット表示にしてくれます。本当にキレイです。動画表示も滑らかです。音声も外部出力は可能です。動きの少ないゲームとの相性も抜群です。

ただ欠点なのは、5インチであること。さすがにそのサイズではきついです。一応拡大もできますが、正直にいってあまり実用レベルではないです。ただしゲーム表示は、まあまあ実用レベルだと思います。ちょっとした携帯ゲーム機として楽しむことができます。

内部マウスの操作性はちょっと使いづらいです。iTapの方が好みです。

ちなみに外からのアクセスの場合は、ルーターの問題もありますが、PCが起動している状態なら、簡単にアクセスすることができます。一応PCを起動させる方法もありますが、ルーターの設定も必要なので、現在は調査中です。(室内ならPCを起動させることもできており、基本的な設定は対応済みですが、どうやらルーター独自の設定も必要みたいです。他の手段もありますので、とりあえず1つ1つ検証してみるしかない。PS3のリモートプレイもウェイクアップさせるようにしたい。)

LTE対応スマホを持ってよかったと思います。例えばエンコード中のPCについて職場から確認できますし。仕事中なのに、ちょっとPCのゲームをプレイしたこともありましたw

そのこともあって、10インチのXperia Tablet Zが欲しくなったのです。せっかくだから、次のXperia Tablet Zを待つことにしようと思いました。おそらくsnapdragon 800を搭載するでしょうね。Xperia Zの後継と言われる「Honami」はSnapdragon 800を搭載すると噂されているからね。

新型Nexus7の解像度は驚いたことに1920x1200です。うちのPCモニターと全く同じ解像度ですので、相性は抜群良いはずです。7型なら、おそらくPCモニターとして実用レベルで使えるかもしれません。値段もお手頃ですので、非常に興味あります。価格は32GB版は高くても3万円以下と思われるので、気になりますね。とりあえず実際に出てから買うかどうか検討したいと思います。パネルそのものの出来が気になりますからね。

| | コメント (21) | トラックバック (0)

2013年7月24日 (水)

後藤氏はまた変なことを書いたぞ

みらいさんも取り上げたようで、僕も取り上げてみます。一昨日下書きで書いたのですが、書いた後に冷静に考えてみたらわざわざ批判するほどじゃないかなと思っていたが、やっぱり取り上げた方がいいと思いました。

マルチOSのためにメモリアーキテクチャが限定されたXbox One

Xbox OneのDDR3メモリはx256インターフェイスをオンマザーボードで2,133Mbpsで駆動することで68.3GB/secのメモリ帯域と見られている。これだけと見ると、x256インターフェイスでGDDR5を5.5Gbpsで駆動するPlayStation 4(PS4)の176GB/secのメモリ帯域と比べるとかなり貧弱だ。しかし、Xbox Oneは内蔵のESRAMで100GB/secメモリ帯域を稼ぐため、合計ではPS4に匹敵するか、レイテンシを考えればそれ以上のメモリパフォーマンスを備える。

後藤氏はまた変なことを書いたようだ。確かにSRAMはレイテンシが少ないのですが、それはランダムアクセス頻度の高いアルゴリズムを多用できる場合。西川氏も言及しているが、ゲームのグラフィックス処理においては、バースト転送(=まとまったデータ量の一括転送)を多用しているため、PS4にとってはほとんど問題にならないことです。

[E3 2013]PS4対Xbox One。両陣営のE3発表を受け,西川善司が次世代ゲーム機における5(+1)つのポイントを勝手に斬る

気になるこのeSRAMの速度だが,上下512bitバスで,動作クロックは800MHzと言われている。つまり,帯域幅は片方向50GB/s,両方向100GB/sec程度だ。これでもPS4のGDDR5が持つ176GB/sには及ばないが,先ほども述べたようにSRAMは遅延がDRAMと比べて小さいため,ランダムアクセス頻度の高いアルゴリズムの実行では絶大な効果を発揮する可能性がある。
もっとも,グラフィックス用途の場合はバースト転送(=まとまったデータ量の一括転送)頻度が高くなるため,ゲーム用のグラフィックス処理においては,多くの場合,GDDR5メモリを持つPS4のほうが優勢になるだろう。

ところで,Xbox OneのAPUは50億トランジスタを集積すると発表されているが(関連記事),このかなりの部分がeSRAMに割かれていると見られる。Xbox OneでMicrosoftが,トランジスタ予算をGPUの演算ユニット数(=シェーダプロセッサ数)ではなくeSRAMに割いたのは間違いなく,良くも悪くもここがXbox Oneの持つアーキテクチャ上の特徴ということになる。

マーク・サーニー氏も言及しているが、PS4のメモリ設計について検討していたとき、少ない容量での1TB/sクラスの超高速メモリという案もあったが、結局採用しなかった。理由は開発者にパズルを解かせるようなことをやりたくなかったからと言及している。

仮に一部の処理においては、XBox OneはPS4を凌駕することがあっても全体的なパフォーマンスがあまり高くなければ意味ないです。開発者としてもパフォーマンスを引き出す難易度が高いでしょうね。

西川氏の記事で既に論破している点があるのは笑えますw

専門家が印象論でミスリードしている記事に対抗するには、別の専門家の記事を用いるしかないですね。

西川氏はMS寄りであるのは有名であるが、さすがに最低限プロの仕事しているでしょうね。アンチSCE思考でもいいけど、最低限プロの仕事をしっかりやってほしいですね。

ちなみに西川氏と後藤氏はプライベートでは仲がいいみたいけどね。

| | コメント (11) | トラックバック (0)

2013年7月 4日 (木)

レーザー光源搭載液晶プロジェクタ登場!


ソニー、レーザー光源で2万時間の長寿命液晶プロジェクタ

液晶プロジェクタ(3LCD方式)として初めてのレーザー光源搭載。

本機は、新開発の青色のレーザーと蛍光体を組み合わせた独自の「光源システム」を搭載しました。
この「光源システム」により、青色のレーザーから白色光を生成し、その後の工程で3原色(RGB)の光に分解し、3枚のLCDにそれぞれ透過することで映像を投写します。(3LCD方式)
レーザー光源の明るさと、3原色を同時に投写することで色輝度を保つ「3LCD方式」の組み合わせにより、コンパクトな本体ながら、4000ルーメンの高輝度で美しい色再現を実現しました。

今まではレーザー光源搭載プロジェクタはDLP方式だけだったので、興味深い製品です。

パナソニックではレーザー+LEDハイブリッド方式を採用したプロジェクタを既に発売しています。

http://panasonic.biz/projector/r300/index.html

ソニーの場合は青色レーザーと蛍光体を組み合わせた独自の「光源システム」を搭載していること。特徴的なのは、レーザー光源から出力された青色が蛍光体にて白色に変換されること。従来のプロジェクターの光学システムと同じく、赤・緑・青色に分離して3枚のLCDパネルに当てます。

基本的には白色のランプの光をRGBに分離させる仕組みは全く同じですね。
従来の3LCDの仕組みは以下の通りですので、光学システムをそのまま流用できるのが大きなメリットだなと分かります。

3LCDの仕組みにより

 

ちなみに、パナソニック方式では、蛍光体を同じく用いていますが、蛍光体にて青色→緑色に変換しています。青、赤色はレーザー、LED光源の光をそのまま利用しているそうです。

ソニー方式では、果たしてキセノンランプのように理想的なホワイトバランスを持つ白色を出せているか気になりますね。

SXRD方式でも流用できそうなので、レーザー光源搭載SXRDプロジェクターも登場してほしいですね。是非キセノンランプを凌駕してほしいですね。

また、レーザー光源の使用により、点灯までのウォーミングアップや使用後のクーリングが不要となり、従来は電源投入後映像出力まで1分以上かかっていたものが、6秒で投写でき、すぐに授業や会議を開始できるようになる。また、レーザーの特性上、突然の光源切れなどがなく、発行持続時間が長いため、製品として約2万時間の長寿命を実現している。

6秒で投写できる点は素晴らしい。2万時間の長寿命も凄いですね。従来のプロジェクタは1500~2000時間程度なので、事実上メンテフリーとなりますね。

 

| | コメント (8) | トラックバック (0)

« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »