4K

2013年10月10日 (木)

国内もVW1100ES/VW500ESが発表される

小型・軽量化を実現したモデルなど、4Kホームシアタープロジェクター2機種を発売

ソニー、84万円のネイティブ4Kプロジェクタ「VW500ES」

ソニー、4K/60p対応のフラッグシップ4Kプロジェクタ

ソニー、4Kネイティブで84万円のSXRDプロジェクター「VPL-VW500ES」

「プロジェクターの4Kシフトを加速させる」――ソニーが「VPL-VW500ES」を投入

型名 発売日 メーカー希望小売価格
4Kホームシアタープロジェクター
「VPL-VW500ES」
2013年11月15日 840,000円
(税抜価格800,000円)
4Kホームシアタープロジェクター
「VPL-VW1100ES」
2013年12月5日 1,785,000円
(税抜価格1,700,000円)

予想していたより安い。VW500の値段は100万円切っていたようです。80万円台。来年4月以降は3%高くなりますね・・

VW1100ESは前機種のVW1000ESより10万円高くなりました。北米版は3000ドル(30万円)高くなったのに、国内版はあまり値上げしていませんね。海外のマニアが個人輸入する可能性が出てきそうですね。(100V専用なので変圧器が必要ですが。) 実売においては100万円以上という差が出てきそうです。

VW1100ESは4K2K/60p対応が主で大きなアップデートがなく、マイナーアップデートみたいですね。VW500ESからなくなったアナログRGB端子、コンポーネント端子が残っているのは、VW1000ESの設計を大きく変更してないためでしょうね。

VW500ESの新機能(オートキャリブレーション機能)を搭載していません。逆にVW1100ESのみ、DCI広色域に対応していること。VW1000ESの広色域が素晴らしかっただけにVW500ESの画質について気になるところです。

個人的に残念だったと思ったのは、VW500ESは非球面プラスチックレンズを採用していること。これはショック。VWシリーズは全てガラスレンズを採用していたのに、VW500ESで初めてプラスチックレンズを採用することに。理由はコストダウンのためらしい。まあ4Kパネルの組み込み精度はVW1x00ESと同じレベルで製造されるらしいので、80万円台を実現するにはレンズ回りはコストダウンする必要があったでしょうね。

ソニーいわく、プラスチックレンズもかなり進化しており、プラスチックレンズの弱点である耐久性対策もフッ素コーティングを施されていること。まあメガネみたいに乱暴に扱われることがないので、耐久性として問題ないかもしれませんね。

レンズも違っており、VW1100ESが18枚のガラスレンズによる「ARC-F(All Range Crisp Focus Lens)」レンズであるのに対し、本機はプラスチックレンズ1枚とガラスレンズ13枚によるレンズ構成を採用している。また、レンズ部のオートシャッターも本機は搭載しておらず、カバーを手動で脱着する方式となる。

手が届くリアル4Kプロジェクター、ソニーのVPL-VW500ESが定価84万円で発売される!

ちなみにVW1000ESとVW500ESで最大の違いは工学ブロックにある。VW1000ESがオールガラスレンズの18枚構成だったのに対し、VW500ESはプラスチックレンズ1枚+ガラスレンズ13枚という構成になっている。そのプラスチックレンズは業務用で採用例の多い短焦点レンズの開発で培った技術が投入されており、4K解像度の投写用としても充分なクォリティを実現しているという。

レンズは、プラスチックレンズ1枚とガラスレンズ13枚を組み合わせたもので、総重量は0.9グラムと上位機の半分以下に抑えた。「価格を抑えられた大きな理由はレンズだ。VPL-VW1000/1100ESでは、ガラスレンズのみ18枚で構成されているが、VPL-VW1000登場から2年が経過してプラスチックレンズもかなり進化した」(同社)。今回のプラスチックレンズは、非球面レンズにフッ素コーティングを施したもの。またVPL-VW500ESではレンズの電動カバーも省かれているが、「ふたなしでもホコリがつきにくい」仕様だという。

HDMI2.0対応されていますが、どうやら4K/60p 4:4:4フル対応ではないらしく、4:2:0となっていることです。これは残念。間に合わなかったでしょうね。

近いうちにVW500ESの視聴会に参加する予定。今回は予算がないので買わないと思いますが、VW500ESの出来について確認したいですね。

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2013年10月 1日 (火)

CEATECで4K 有機ELテレビが公開される

【CEATEC 2013】ソニー、56型4K有機ELテレビ日本で初公開

ソニーブースではIFA 2013でも展示した、56型4K(3,840×2,160ドット)対応有機ELテレビを参考展示。今年1月のCESでも展示していたものだが、日本では初披露となる。パネル自体の仕様は、CES/IFAから変更は無く、高精細映像を実現する酸化物半導体TFTと、有機EL発光層の光を効率良く取り出すという独自の「スーパートップエミッション」方式を組み合わせているのが特徴。

黒い壁に設置しており、黒の沈み込みの深さによる、独特の立体感のある有機ELならではの画質が体感できるようになっている。

絶対に見るぜ!!!

パナソニックの印刷方式有機ELテレビにも期待したい。
【CEATEC 2013】有機ELやVIERAで「4K World」訴求するパナソニック

4K Worldと題したブースの中央には4Kシアターを配置。その中で展示しているのが、IFAでも紹介していた55型/3,860×2,160ドットの4K有機ELディスプレイだ。日本では初公開となる。

独自のRGBオール印刷方式を採用した、有機ELディスプレイ。具体的な製品展開については未定だが、年初のCESの時よりは量産に近いモデルとなっているとのこと。高い色再現性やコントラスト比の高さなどが特徴で、厚さは8.9mm。製造は国内で行なっている。

ところで、麻倉さんによると、ソニーの有機ELテレビの仕組みについて、白色有機ELパネルにカラーフィルターを組み合わせた方式を採用していると仰っていますが、おそらく勘違いされているじゃないかな。もし白色有機EL方式なら、高い光効率を引き出すのに極めて大変です。つまり効率が悪い方式です。

そもそもソニーがスーパートップエミッション(STE)方式を採用していると公式に言及しております。STE方式とはソニー自身が解説しております。RGB 有機EL発光層にカラーフィルターを組み合わせるのが特徴です。ただし、今回のソニー開発の有機ELテレビパネルは単なるRGB 有機ELパネルではない話もあるそうです。西川氏の記事が詳しいです。




西川氏の記事によると、スーパーハイブリッド有機EL方式を採用している可能性が高いと言及している。

ソニーはスーパーハイブリッド有機EL方式

ソニーの4K有機ELディスプレイは、印刷技術と真空蒸着を組み合わせたハイブリッド型形成方式を採用している。

印刷技術で形成しても問題ないとされる赤色発光層と緑色発光層の形成に印刷技術を用い、印刷で形成すると発光効率や寿命の面で難がある青色については青色共通層として蒸着技術を用いて形成している。

まあ、パナソニックのオール印刷方式が量産化段階になってきた話もあるようで、おそらくソニーも、オール印刷方式を全面的に採用する可能性があるかなと思っています。多分、ソニー独自開発方式は業務用モニター用途のみに使われる可能性が高いかもしれません。せっかく開発していたものは捨てるのはもったいないからね。画質的には最高みたいですし

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2013年6月 5日 (水)

ソニーの新型4K液晶テレビの画質をチェックしてみた

ソニー、65/55型4K BRAVIA X9200A。4Kの臨場感を家庭に

量販店にて軽くチェックした程度ですが、第一印象は思っていたよりキレイだなという印象。トリルミナスディスプレイという技術を採用しているおかげで、色域は実に広いという印象。かつてのLED RGBバックライト搭載だったQUALIA 005、XR1より広く感じます。おそらくパネル側のコントラスト向上の恩恵が大きいためと思われます。

経験的にも、鮮やかな色表現においては、色域だけではなく、コントラスト表現力も重要だと考えています。つまり、低いコントラスト表現力では、色域の広さを完全に表現するには厳しいと思っています。有機ELの色が鮮やかと言われているのは、きわめて高いコントラスト表現力があるからです。

ネイティブ4K映像も流れていました。映画、自然、音楽、世界遺産などです。全てカメラのF65で撮影したものらしく、F65の広色域をしっかり表現されているなという感じ。

24p~30pソースにも関わらず、滑らかに表示されていました。おそらく倍速化処理で加工しているのではと思われます。個人的にはあまり好みじゃないので、基本的に倍速化処理をオフにするかな。2Kソースの表示も見たかったけど、今回はチェックする機会ありませんでした。機会あればまたチェックしたいと思います。

ただ気になった点。55Vの場合ですが、パネルによる走査線みたいもの?が見られました。1m以上視聴するのであればあまり気にならないと思いますが、1m以下で視聴する場合、少々気になるかも。(65Vの場合、あまり目立たなかったので、パネルの特性によるものかもしれません。)

映り込みがやや目立ったのは残念。映り込みがキライな人には、厳しいかもしれません。映り込みを抑えるシャープのモスアイ技術みたいものを採用してほしかった。

4Kがやってきたヤァ! ヤァ! ヤァ! 映像も音もデリシャスな憧れの4Kブラビア「KD-55X9200A」ライトニングレビュー

いつものことだが、テンションの高い記事だなw

[テレビ]ソニーの4K2K BRAVIA KD-55X9200Aを購入した人がPS3「初音ミク -Project DIVA- F」でアプコン比較をしていたらしい

4K液晶テレビを購入された方によるレビューです。2K入力であるにもかかわらず、PS3ゲームのアップコン画質は予想以上良好だったとか。4K表示の表示遅延も旧2K液晶テレビより少なかったそうです。正確な数値は不明。西川氏の記事待ちですかね。(おそらく取り上げる可能性が高い。)

そのレビュー記事を読んで思ったのですが、やはり大画面テレビであれば4Kが必要だと再認識しました。

4Kコンテンツがないから、4Kテレビの必要性があるとは思えないという意見はよく見られますが、少なくとも50V以上(テレビ系)なら、4Kパネルの恩恵はあるのは間違いありません。要するに高画質な2Kテレビと言い換えた方が適切かと思います。

ソニーのアップコン技術については、歴史の長いDRC系統の技術を使われています。さすがに全く新しい考えで発明されたICC技術にはポテンシャル的に負けますが、実績のあるアップコン技術として優秀かと思います。ちなみに、映画画質として、ICCよりキレイという指摘もあったようです。(DRC、ICCを発明した近藤さんは映画嫌いだったためか、ICCの映画画質に注力しなかったそうです。)

ものすごく音が良くて、ありえないほど近くで観られる4Kテレビ――ソニー「KD-65X9200A」 (2/2)

実際ここまで近づいて観た映画BD「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」の画質はすばらしいの一言。「4K X Reality PRO」による4K変換もほとんどクセを感じさせず、精密に働いている印象だ。主役の少年がニューヨークの地図を広げた場面では、画面に相対しているこちら側で一緒になってその地図の詳細を読み取っているような気持になれるほどの解像感の高さなのである。こと映画BDの4Kアップコンバート画質については、シャープから発売された超高価格な“ICC Purios”「LC-60HQ10」以上の完成度だと思う。

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2013年4月12日 (金)

ついに1インチ1万円を切る4Kテレビが登場

ソニー、65/55型4K BRAVIA X9200A。4Kの臨場感を家庭に 55型が50万円。“トリルミナス”で色表現向上

 

 

ソニーは、4K/3,840×2,160ドット解像度の液晶テレビ「BRAVIA X9200Aシリーズ」を6月1日より発売する。65型「KD-65X9200A」と55型「KD-55X9200A」の2モデルで展開し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は65型が75万円前後、55型が50万円前後。    
      
4K対応液晶テレビ〈ブラビア〉X9200Aシリーズ2機種を発売

 

東芝が1インチ1万円切る4K対応モデル投入を予告していたが、ソニーも足並みを揃えた模様。   
   
高画質・高音質路線を何としても死守している点は高く評価したいですね。

 

ソニー、テレビ黒字化へ賭け 売れ筋の40型未満に大ナタ

 

30型台は1種類のみとなりました。20型台はなし。ソニーにとっては儲からないゾーンになってきたため、縮小したそうです。まあ仕方ないなと思いますね。

 

■30型台は1モデル、20型台はゼロ      
      
一方で、ソニーの「選択と集中」がはっきり見て取れる変化もあった。今回の10モデルをサイズ別に分類すると、40型台が5モデルと最も多く、次いで50型台が3モデル、そしてハイエンドの60型台が1モデル。一方、売れ筋製品として例年数モデルを投入していた30型台は、32型が1モデルあるのみ。個室やワンルームマンションなどに向けた20型台に至ってはゼロで、発表資料やプレゼンでも一切触れられなかった。

 

ただし、32型を完全に切り捨てるつもりはないようです。

 

「小さいテレビに対するニーズはあるので、今後も32型のラインアップは必要。手を抜かずきちんと進化した製品を投入するが、ラインアップは薄くなっていくだろう」と語るのは、国内市場におけるブラビアの販売を統括するソニーマーケティングの本多健二統括部長(ホームエンタテインメントプロダクツマーケティング部)だ。

 

32型有機ELテレビなら欲しいですけどね。多分20型台も出るなら、おそらく有機EL系となるじゃないかな。高くても売れると思いますけどね。   
   
関連:4Kアプコンの特徴は?4K放送への対応はどうなる? - ソニー“BRAVIA”発表会詳報   
関連「絶対、テレビをコモディティにはしない」、ソニーの意志表示

 

   
ソニー、フルHD最高画質BRAVIA「W900Aシリーズ」

 

 

KDL-55W802A

 

1,920×1,080ドットのフルHD/倍速パネルを採用。残像感を低減する「モーションフローXR480」を搭載。W900Aシリーズ同様に、ガラスの素材感を活かした新デザインを採用し、ベゼルの外線が光によってエメラルドグリーンに輝く。映像エンジンは「X-Reality PRO」。

 

W900Aシリーズとの違いは、パネルが120Hzの倍速駆動となるほか、トリルミナスディスプレイ非対応となること。また、3D方式も偏光方式の3Dとなる。3Dメガネ「TDG-500P」は6月1日より発売し、店頭予想価格は1,000円前後。

 

4Kモデルだけではなく、2Kモデルでも、偏光方式の3Dを採用している。その点はびっくり。アクティブシャッター方式に注力しても、需要はあまりないと思われたかもしれませんね。偏光方式は、2Kモデルとして解像度が半分減るデメリットはありますが、目には優しく、クロストークの少ない3D画質を味わえるメリットはあります。個人的には偏光方式派です。

 

4Kテレビは2014年ブラジルW杯で試験放送開始 いつ買うか?   
   

週刊誌が相変わらず高画質路線に対してネガキャンしてるようです。まあ、当面は画質にこだわる方々が中心に購入されるだろうと予想していますけどね。AVマニアなら4K放送に対応したBDレコーダーを追加すればいいからね。その手は慣れているからねw 

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