Blu-ray

2013年1月21日 (月)

PS4は今春に発表されるらしいね

ソニー、「PlayStation 4」を今春に発表か

[次世代機]Playstation3次世代機を今春発表か、とCNETが報じる

率直に言って早いなという印象。ただ過去のPSシリーズを見る限り、意外と発表から発売するまでの期間は長い。一番短かったのはPS Vitaですね。PS3の場合はBDドライブ、HDMI規格、AACS周りは色々問題ありすぎたからね・・
噂では2014年春(2013年度)までに発売されるといわれている。

・PS2
発表日:1999年3月2日
発売日:2000年3月4日

・PS3
発表日:2005年5月16日(詳細発表は2006年5月)
発売日:2006年11月11日

・PSP
発表日:2003年5月13日(久夛良木氏がE3にてUMDを披露)
発売日:2004年12月12日

・PS Vita
発表日:2011年1月27日
発売日:2011年12月17日

とりあえずPS4に対して強く望むのは、やはりPS3との互換性が確保されることだね。果たしてCell系が搭載されるだろうか。

一部のジャーナリストから、PS3は末期に近いと指摘されているらしいが、僕にはそう思えませんね。

2005年頃では、性能面としてPS2に対する不満は結構あったし、末期感は結構ありました。PS3は、いまだに末期感はありません。そもそも性能面として、大きな不満は覚えていません。2013年度に発売されるソフトを見ても、ノーティの「The Last of US」等のすばらしいソフトはまだまだある模様です。2014年以降のソフトはやや不透明であるが、PS3が急に売れなくなるとは考えにくい。そもそも売れ行きはきわめて好調。国内では伸び悩んでいるように見えますが、海外では絶好調です。PS2は昨年末に、出荷が終了されましたが、12年間続けたことは凄いことです。

新興国への展開はまだ本格的になってないようで、本体の売り上げはまだまだ伸びると見ています。

PlayStation 3の出荷台数が世界累計で7700万台を超え,Xbox 360を上回る。北米のリサーチ会社の最新レポートで明らかに

SCEの吉田氏の発言を見る限り、PS3とあまり変わらないような画質しか出せないハードを出す意味はないという発言されている。つまり素人目でわかるほど、PS3を大きく凌駕するハードを出すつもりはあるかもしれない。(実現性はともかく。)

それにしても、2014年前半に発売する場合、4K版BD対応は果たして間に合うかね・・おそらくSCEには、4Kコンテンツはネットワークのみと考えているかもしれないが。

【麻倉怜士CES報告7】Blu-ray Disc Association、4K×2K対応Blu-ray Discの技術検討を開始
麻倉さんの記事を読む限り、2014年前半じゃ、間に合うとは思えませんね・・

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2013年1月10日 (木)

ソニー・平井社長へのインタビュー記事に関する雑感

ソニー・平井社長が見据える4K、TV、PlayStationの今後

西田さんによるインタビュー記事。PSに関するQAも結構書かれていますので、注目です。

ちなみに、西田さんのツイートによると、他のプレスからの質問に対するアンサーも全て含めているらしいです。ゲーム事業に関する質問については、おそらく本田氏だろう。

今回発表された中で、技術の面で特に注目は、やはり56型4K有機ELディスプレイだろう。筆者が見る限り、画質面では展示されている有機ELテレビの中で圧倒的にトップ。掛け値無しに「はっと息をのむ」という表現がふさわしいと感じる。だが、製品化の時期や、商品としての市場性についてはかなり不透明でもある。

麻倉さんも、ソニーの有機ELの画質について高く評価している。
ソニーの4K有機ELテレビに見た「人類未体験の映像力」評論家、日本画質学会副会長 麻倉 怜士

画質は驚くべきもので、ブラジル・リオデジャネイロのカーニバルを4Kで撮影した映像クリップでは、色の豊穣(ほうじょう)さ、原色の強靭(きょうじん)さ、金銀のきらめき、微小部分の白ピークの突き上げなど、他のデバイスでは絶対に再現できない領域の“ウルトラリアリティ(超現実感)”を感じさせた。

単なる高輝度なだけでなく、小面積の(輝度の)突き上げがあることが有機ELの強みだが、改めてそれを認識することができた。まさに「人類が未体験の映像力」であった。

ソニーには、この開発品をきちんと商品化してほしい。人目をひく「ショーモデル」に終わらせてはいけない。

ちなみに、パナソニックも、世界初のオール印刷方式を採用した4K有機ELテレビを披露しています。技術面はオール印刷方式を除き、ソニーのトップエミッション方式と良く似ていること。つまり、ポテンシャルとして、現時点のソニー方式を凌駕でき、低コストで実現できる可能性はあります。ただし、現時点の画質は、ソニーの有機ELテレビより劣っているみたいですね。まあ長年開発し、XEL-1、業務マスモニの製品化を実現したソニーの経験が大きかったでしょうね。

パナソニック、4Kタブレットなどブースレポート

西川氏によるレポート記事。

また、今回、展示されていたものは、画質の作り込みはほぼ行なわれていないとのことで、実際、黒の沈み込みは自発光の強みが活かされて良好ではあったが、発色は黄味が強く、肌色などは青緑が強い色あいで不自然な映像になっていた。「開発初期段階でここまで来ています」という中間報告的な展示と言えるだろう。

青色が課題みたいですね。高分子は青色と相性が良くないみたいので、ソニーは低分子の青色を利用しているらしいとか。

ブルーレイの4K化については、ディスクのキャパシティや画質、記録時間など色々な問題はあろうかと思いますが、ディスクは一つの選択肢かと思います。しかしそれはソニー独自というより、業界全体でちゃんとスタンダードを決めて、ということになろうかと思います。

興味深い発言。メーカーのトップが、BDの4K化について言及したのは珍しい。BD 4K版の投入について可能性を示唆しているので、期待してもいいかもしれませんね。

ほかにも興味深いことが書かれているので、ぜひ参照してほしいです。

PS OSをほかの機器に導入することは検討されているのは事実みたいですね。まだ時間がかかるみたいですが、期待したいですね。

関係ないけど、麻倉さんのツイートによると、珍しく平井社長を褒めていたようです。前回のストリンガー氏叩きでしたが、いい傾向ではないでしょうか。

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2012年9月19日 (水)

ソニーの新BDレコーダはどうですかね

ソニー、効率的なテレビ視聴を目指した新BDレコーダ 「もくじでジャンプ」。Tabletに無線で番組ダビング

4K出力対応のソニー最上位BDレコーダ「BDZ-EX3000」の画質/音質強化点

興味深いというより、ちょっとがっかりという気分が強いかな。

残念だなと思ったのは、nasne連携に関して、何も言及しなかったこと。

スカパー! HD録画、CATVチューナーからのLAN経由のムーブにも対応する。

ただし、CATVやスカパー!HD対応DVRからのネットワークムーブ(DTCP-IPダビング)に対応しているらしいので、今後のアップデートにより、nasneからのネットワークムーブも可能になるかもしれません。

過去にも、AX2000世代のBDレコーダーは、BDからHDDへのムーブは当初NGでしたが、後日にアップデートで対応されたし、AX2700T世代のUSB-HDDからBDへの直接ムーブも、当初NGでしたが、アップデートで対応できるようになったし。

ある意味伝統芸になりつつあるかもねw

ソニーのBDレコーダーに関しては、将来的に何かアップデートできるか、あまり言及してませんね。100%アップデートできると確信しない限り、基本的に予告しない感じ。

多分初代PSXのアップデート予告通りにアップデートできなかったというトラウマを抱えているせいかもしれません。PSXの開発に関わった開発部隊は初代BDレコーダのBDZ-S77の開発も担当していたし。(ちなみに当時はスゴ録開発部隊とは別々でした。後から合流しましたが。)

今回の新機種については、安い機種も、USB-HDDに全て対応できるようになった点は評価したいね。低価格機種シリーズにも2TB機種が出てきた点も評価したい。

USB-HDDに関する制限事項はかなり緩和した点も良いですね。おまかせ録画にも、DLNA配信にも使えるようになっているみたい。

最大3TBに対応できるようになった点も良い。最大10台まで使えるので、理論的に30TB分は録画できますなw

HDD→BDでのAVC変換ダビング(DR→AVC)の際、マルチタスク性はどうなっているか気になります。AX2700T世代では、録画中だと、AVC変換ダビングはNGだったのが不満でしたし。

AX2700Tのデザインを踏襲している機種はEX3000のみになってますね。値段は30万円台で先代より高くなってますね・・

初代BDレコーダのBDZ-S77は一番高かったのですが、(45万円台)今回の機種で、2番目高い機種になりますね。

EX3000は4K出力に対応か。1080/60iで撮影されたコンテンツは、4K/30pに変換されるらしい。滑らかにこだわる場合、2K(1080/60p)出力を選択した方がいい場合もあるかも。30pビデオカメラで撮影されたドラマは増えてますし、そのドラマは、4K/30p出力にした方がよさそう。

4KプロジェクターのVW1000ESの場合、2K入力→4K/60p表示になるが、4K入力→4K/30p表示になる。

そして4Kのアップコンバート出力に対応。アップコンバートした映像を3,840×2,160ドット/30p、4,096×2,160ドット/24pで、4K対応機器(VPL-VW1000ESなど)に出力できる

4K/24p,30pとの相性がよさそうコンテンツは、
映画全体、アニメ、24pまたは30p撮影系ドラマ、音楽系、30p撮影系ドキュメンタリー。

4K/30pとの相性は悪そうなコンテンツは、
スポーツ全体、60i撮影系ドラマ、ニュース系、60i撮影系ドキュメンタリーかな。

やっぱり利便性の観点からみて、4K/60p入力が欲しいなと思いますね。

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2012年5月 8日 (火)

ミッション:インポッシブル-ゴースト・プロトコル

BD版「ミッション:インポッシブル-ゴースト・プロトコル」レンタルで鑑賞。

うーん、IMAXシアターで見ればよかったと思った。せっかくIMAXカメラで撮影されているのに、シネスコサイズのせいか、ダークナイトほど高画質はあまり感じられなかった。

IMAXカメラは全部撮影しているわけじゃないみたいので、ドバイの超高層ビルの「ブルジュ・ドバイ(818m)」関連シーンあたりぐらいみたいです。Wikipediaによると映画全体の内30分ぶんが入ってるらしいです。

ちなみに、主人公のトム・クルーズがあのドバイの超高層ビルを登っているシーンはありますが、CG映像ではなく、あのシーンはれっきとした本物だそうです。(命綱が消えているなどに一部CG加工されてます。)818mの超高層ビルだろうでも自らでスタントをこなすとは腐ってもハリウッド俳優だなと思いましたね。私生活での奇行なんてどうでもいいというパワーは本当に持っているなと感じますw

最近新宿にある都庁の北展望室(202m)へ行ってきたので、その4倍高い超高層ビルを登ったトム・クルーズすげーと思ったw ご存知と思いますが、あの北展望室は無料なのに、夜遅くまでやってます。東京の夜景は結構綺麗ですよ。

特典映像でも、トム・クルーズがそのビルを実際に登っているシーンが出てます。
安全のため、命綱であるハーネス(装具)付きとなってます。本編ではCG加工で命綱がなくなってますけどw

関係ないけど、その映画スタッフたちはiPhone/iPadを愛用しているスタッフが多いためか、アップル製品のステマ映画となってますw ミッションインポッシブルシリーズでは1からアップル製品がよく出ているそうです。そういえば旧Mac製品が出ていたね。ただ、今作はずいぶんステマが露骨になってきたって感じですw

7月に公開予定の最新作のダークナイト・ライジングはIMAXカメラにて撮影されたシーンは前作の2倍以上で1時間以上長くなっているそうです。IMAXシアターで観るしかないな。

関係ないけど、GW中にIMAXシアターにて3D映画の「タイタンの逆襲」、「ジョン・カーター」観ました。

「タイタンの逆襲」は個人的にあまり面白くなかったかも。友人の強い要望により、一緒に観ていたので。

「ジョン・カーター」は史上最大の赤字興行作品で話題になっているらしいけど、個人的には結構面白かったです。事前ではあまり期待してませんでしたが、いい意味での期待以上でした。個人的にはディズニー系の映画との相性は抜群かなと感じます。

興行的には失敗扱いとなっているらしく、三部作の第1部として作られていたらしいが、多分第1作目で終わりかな。せめて2作目で完結してもいいので、続作には期待したいです・・

うちはあまり原作を知らなかったので、なんかFF+アバター+タイタンで組み合わせたような感じを持ちましたw

一応原作では95年前の「火星のプリンセス」をベースに作られた映画なので、少なくともパクリ映画ではないです。原作と比較しても、設定についてはほとんど変わってませんし。まあSF古典なので、どこか見たことがあるような設定が多かったかもしれませんね・・

上記の3D映画の質は文句なし。ちなみに、RealD方式でスターウォーズEP1の3D版観ましたけど、期待外れでした。やっぱり古い映画じゃ、2D-3D変換の出来は厳しいだろうね。

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2012年4月24日 (火)

AX2700Tの内蔵型HDDのコンテンツが全て消えた・・

あまりにも突然だった。

昨日の朝、AX2700Tの録画予約ランプが点滅していた。

あれ?HDD容量が少ない状態なのか。500GBしかないX90を使っていた頃はよく出ていたので、見慣れたランプであるが、AX2700Tを導入してから、1回しかみたことがない。

容量がまだ十分な状態であるはずだと思ったので、おかしいと感じたのです。

どうやら、昨日の深夜あたりから、容量不足で、録画失敗が続けていたようです。
本来は正常な状態なら、その状態が起きないはずと思っていたのですが・・

調べたら、SYSTEM ERRORと出た。HDMI出力も、何も表示されてない。

電源ボタンで長押しして、再起動。

(※補足:本体リセットボタンで再起動する方法もありますが、その時点はそのボタンあるとは知りませんでした。マニュアルでは、本体リセットボタンをつまようじ等で押すように推奨されてます。)

まだ、SYSTEM ERRORと出ていた。

最終手段として、電源ケーブルを抜いて再起動した。

ソニーのBDレコーダー関連サイトのFAQでは、本体リセットボタンを押してくださいと記載されていたので、やってみた。

色々やってみて、なんとか一応表示されるようになった。

HDDデータが全てパーになったか・・と覚悟した。

HDDの残量は数GB。内蔵型HDDのコンテンツが1件も出てない・・

新たに録画したコンテンツだけが出ている。それなのにHDD残量はまだ数GB・・

USB-HDDの状態を確認してみたら、全く問題なく表示されるようだ。

もしAX2700Tの基盤が故障していたら、USB-HDDも表示されない可能性があるので、
ほっとしました。基盤の故障だったら間違いなく修理行きです。

内蔵型HDDのコンテンツを復旧させる方法があるとは思えないので、(内蔵型HDDのデータ編成が破綻したとおもわれる。この時点はHDDの物理的故障の可能性が低いと感じました。)

完全に諦めたので、初期化→HDD初期化で内蔵型HDDの初期化を実施。

とりあえず復旧したが、やはり内蔵型HDDのコンテンツが戻らなかった・・・

色々やってみたが、一応不具合が見られなかった。

USB→BDでのダビングは全く問題なかった。

USB-HDDは2TBx2個だったので、不幸中の幸いだったかもしれない。

内蔵型HDD 2TB分がパーになったけどね・・・

ちなみに、X90で重要な番組もバックアップとして録画していたのが幸いだった。
ただデジカメのHX9Vで記録したコンテンツは短めだったので、ダビングしなかったのが
心残りだった・・ まあ重要なイベントではなかったのが不幸中の幸いだったが。

ソニーのサポートに、メールでそのトラブルについての対応を報告した。
HDD初期化という手順は適切だったか?と確認するためです。

その日メールが帰ってきた。再現は難しそうな印象だった。HDD初期化手順は適切だったみたい。サポートいわく、断片化が起きても、速度低下しても問題ならないそうだ。

原因は分からないが、Can-toru!等で、たくさん録画したり削除していたので、
それが起因により、HDD編成がおかしくなったかもしれない。

サポートいわく、PCのようにデフラグ機能、再編成機能はないみたい。PS3、PS Vitaのデータ再編成機能あるのにね。

ヘビーに使うユーザーには、定期的(1年/1回?)にHDD初期化を行なった方がいいかも。X90は一度もやったことがないけど。

僕の場合は、半年にやった方がいいかも。せっかくUSB-HDDに対応されているので、バックアップ用HDDを使って、一気にバックアップ(ムーブ)させて、HDD初期化させばよい。(ただし、ダビング本数の制限あるので、分割でムーブさせる必要があります。)

故障率としては、HDDの編成の破綻>HDD故障>基盤の故障
なので、重要なコンテンツは、USB-HDDへ早めにムーブさせた方がいいかもしれません。

AX2700T等の世代は、最新FWにて、USB→BDダビングができるようになってます。
ちなみに、BD-REダビングでも、X90に比べてかなり速い方です。
週刊アスキーでも、BD-REダビングは、他社機種に比べてもトップクラスだそうです。

USB-HDDの方がシンプルなので、HDD編成が破綻になる可能性が低いはず。もちろんHDD故障の可能性もあるが、確率として低い方と思います。

基盤が故障されてしまったら、USB-HDDもパーになるので、完全にお手上げですw
なるべくBDへのダビングを行なった方がいいです。

さいわい、ほとんどの重要なコンテンツはBDへのダビングを実施してましたので、喪失感は思ったよりひどくなかったのが幸いだったかも・・・

関係ないけど、Nasneは予約してみました。16980円とは確かに安いですね。NASとしても使えるのが面白いです。ただ色々懸念ありますので、SCEがUSB-HDD対応仕様、フォーマット周りについて公開してほしいけどね。torne並の制限だったら残念ですけど。

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2012年2月23日 (木)

PS4はAMD製GPU採用との噂について

開発中の“PS4”はAMDチップ採用?

ソニーがPS3の後継機となる家庭用ゲーム機を開発しており、AMDがグラフィックスを担当するとForbesが伝えている。

まあ無難な選択ですね。

互換性については、一応問題ないと思います。CPU系に比べて、GPU系は高い互換性を実現するのが容易だと言われてますからね。

問題はCellアーキテクチャーを継続するかどうか。
(以前書いたARM版Cellの件は、Cellアーキテクチャーを採用した上の話をしてます。)

万が一PS3のCellに入っているSPEを搭載しないCPUを採用した場合、PS3ソフトとの互換性の実現が困難になる可能性が高いと思います。個人的にはPS4も、Cellアーキテクチャーを継続するだろうと思ってます。)

最近のNVIDIAのGPUはゲームより汎用演算にシフトしているためか、ゲームとして性能効率がよくない仕様になっているそうで、ARM系SoC開発にもかなり注力しているみたいので、PS4用GPUのために限られた経営資源を投下して開発する余裕はないでしょうね。

PS VitaのPowerVRは独自のタイリング(TBT)方式を採用してますけど、高解像度レンタリングとの相性が悪いらしいので、4K2K対応を目指すといわれるPS4にとってはリスクが大きいと判断されたかもしれません。(PC用ビデオカード等の実績はほとんどないため。)

最新ATI製GPUでは、4K2K/60p対応を実現されてますからね。GPUは実績のあるものを採用した方がいいでしょうね。

次世代XBOXはATI製GPUが採用されることがほぼ確実とみていますので、発売時期によってはGPUの世代に差をつけられるか気になりますね。

PS4の発売時期については、個人的な予想は2014年末かなと予想してます。遅くても
2015年末の可能性もありますが。

ちなみに、2005年E3にて、XBOX360とPS3が同時に発表されたのですが、結局XBOX360が先行で2005年末に発売され、PS3は2006年11月に発売。

PS3は10年で戦うと明言されているだけに、仮にPS3発売の8年後あたりに発売されても、PS3がすぐに消えるわけじゃないからね。PS2は未だに売っているからね。

PS2が発売されてから、まもなく12周年目になりますね。発売日は2000年3月4日。

PS2が発売された頃の半導体技術は進化速度が結構速かったけど、最近の半導体技術がゆっくりになっている感じです。32nm世代以降は、もっとゆっくりになるだろうとの話があるそうです。

つまり、PS3は末期ハードになるまでの時間がまだまだあるという感じです。初期PS3については逆ザヤが発生するほど、本当に無茶苦茶やっていたなと思うんですが、その甲斐あって、10年以上でもまだまだ戦えるハードであるといっても過言ではないと思います。

PS4はおそらく最後の据え置きハードになるかもしれません。
下手すれば20年近く使えるハードになる可能性はあると思います。

現世代据え置きとして最後発だったWiiはWiiUに早く交代することになりましたね。他社の事情に合わせて無理やりに交代する必要はないからね。

現在の日本市場においては据え置きハードとしてPS3が独占状態です。海外をみれば、XBOX360とPS3は拮抗している状態ですが、幸い、欧州ではPS3はXBOX360より好調です。最低でも2年ぐらい続けられるだろうという感じです。

4K2K対応BDソフトについて。

問題は、4K2K対応BD規格は果たして策定されるか気になります。本田雅一氏のHiVi記事によれば、当面は規格化を策定する見通しはないそうです。

ただし、4K2Kコンテンツのネットワーク配信が本命であると、ハリウッド・家電業界では見られているようで、SEN(PSN)にて、4K2Kコンテンツが配信されてもおかしくないと思います。

“ポストBD”の本命? UltraVioletの理想と現実

おそらく近い将来には、UltraVioletをベースに、4K2K配信されるのではないかと思います。BDは2Kベースだけど、ネットワーク配信なら4K対応となる可能性は十分あると思ってます。つまり4K2K対応BD規格は登場しても、対応したソフトがなかなか出ない可能性が高いです。

分かりやすい話といえば、アダルトビデオ。DMMで検索すると、圧倒的にDVDが多い。BDは数えるほどw しかし動画カデゴリーで検索すると、BDよりフルHD対応動画が結構出ている。

つまりアダルト業界では、BDじゃ売れないと判断されているかもしれません。HDなら
ネットで見てねという感じになっているのです。

おそらく4K2K対応BD規格が出ても、そういう現状に似た感じになる可能性が高いと思います。

今のPS3には、HDMIが元々4K2Kに対応してないため、(フォトアプリなら対応予定あるそうですが。)4K2Kコンテンツを配信してもあまり意味がない。(容量が増える問題もあるため。)

だからPS4を出す意味が出てくるのです。4K2K対応テレビが当たり前になる頃、
発売されないとは不自然だと思います。

SONYグループとしての観点からみれば、PS4を武器に、4K2K配信ができるようにしたいと思っても不自然ではない。4K2K対応テレビを売る理由も増えるから。コンテンツなしでは4K2K対応テレビを売るのに苦しくなります。できるだけに4K2K対応コンテンツを増やした方がいいです。

高解像度フォト対応なのも1つでしょうね。

4Kテレビとデジタルカメラの相性

ザックリと感覚的に言うと、4K2Kテレビならば画面を視野全体に入れるぐらい近付いても、美しく高精細な映像を楽しめるということだ。また動きによる解像度低下もないため、キレイな写真では印刷物のような精密感を感じる。

ところが、このようなことをCP+の取材会場で話をしていたら「デジカメの画素数は1000万を超えているのに、テレビは4K2Kでも800万画素。テレビに表示するなんてもったいない」という意見を聞いた。しかし、これは全くの誤解だ。

PS3といえば、ハリウッドの支援をかなり受けており、BDプレイヤーとしての期待がかなりあった。立ち上げは大変だったという点もあったが、結果的にHD DVDを潰したのが成功した。BD普及として大きく貢献できたことは間違いありません。

メモリー容量の問題もあったが、Cellパワーのおかげで、3D対応BD再生も実現できた。

Sonyグループならの観点から見ていれば、色々なことが見えてくるのが面白いです。

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2011年12月23日 (金)

ソニーのBD-REメディア、国産復活!

今日ある店で偶然見かけたのですが、以下のソニーのBD-REメディアは国産だったとは驚きでした。

今年5月ぐらいまでは、市場で出回っていたソニー製BD-REメディアは宮城県多賀城工場にて製造されており、国産だったのですが、ご存知どおり、あの311震災により、津波被害を大きく受けました。HDCAM-SRテープも当面製造できませんでした。ちなみにHDCAM-SRテープが製造されているのはソニーの宮城県の工場だけです。それにしてもβ系テープとして未だに現役とは面白いですね。

今年7~8月以降、台湾製BD-REが出まわるようになったとき、正直言って、失望感を覚えました。

ソニーよ、お前もか・・という感じが強かったのです。コストダウンはもう限界で、ついに外国産に切り替えたかという感じでした。現在は国産BDメディアは数えるほど少なくなっております。LTH系は優勢になっている感じです。

工場復旧により、国産に戻ったことで、本当に嬉しいと思いましたよ。思わずiPod touchで撮影しましたよ。目頭が熱くなったのはないしょです。

値段ですが、近くのPCDEPOTでは、なんと11枚組なのに1377円でした。1枚あたり125円です。最近秋葉原の店で売っているメディアの値段と比較しても遜色ないレベルです。

国産なのに値段面も外国産に負けないとは大したもんです。ちなみに、ヨドバシカメラ通販だと、1380円で15%ポイント(207ポイント)付きです。Amazonよりお得です。

D-VHSをヘビーに使っていた頃、ソニー製S-VHSテープでよくお世話になりました。(簡単な改造でD-VHSテープとして使えました。)1本200円なのに、日本製とは凄いと思いましたし。当時の他社製S-VHSテープは中国製で当たり前でした。また宮城県工場と書かれてましたので、同じ宮城県工場なので、コスト競争力は極めて高いといってもいいと思いますね。品質面は信頼できます。少なくともソニーの国産BD-REメディアでは数百枚以上使ったのに、1枚も失敗したことがありませんでした。台湾製BD-REメディアは2枚ぐらい失敗したことがありましたし・・

BD-REを使うメリットといえば、BD-Rに比べて、保存性が高いことです。品質も良いです。麻倉氏いわく、音質的にも有利です。重要なコンテツを録画する際、国産BD-REメディアを使うのをオススメしますね。重要なデータを長期保存するには有利と思います。弱点は転送速度は結構遅いですね。まあ使い分けるのも1つでしょうね。

※BD-REはBD-Rより寿命が長い件はどこかの公的機関での検証ソースを見かけたのですが、現在は見つからず。Q&A系サイトばかり・・ BD-Rの方が長いという回答はよくみかけるな。DVD-RAMはDVD系として保存性が一番高いことが明らかになっております。BD-REはDVD-RAMと似たような仕組みです。(無機BD-Rも同じそうです。)

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2011年12月13日 (火)

PS Vitaはまもなく発売されますね

SCE、15日にtorne 3.50アップデート。PS Vitaに対応 -AV Watch

発売日はあと4日ですね。(現時点は13日)

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、PlayStation 3用の地上デジタルレコーダキット「torne」のバージョン3.50オンラインアップデートを、12月15日に実施する。

バージョン3.50では、12月17日に発売されるPlayStation Vitaへのビデオ書き出しに対応。Vitaの大型有機ELディスプレイで番組が楽しめるほか、書き出す解像度もPSPの480×270ドットから720×480ドットと高解像度になる。

書き出しには、PS Vita専用アプリ「uke-torne(ウケトルネ)」とPS Vita専用メモリーカードが必要。「uke-torne」はPS Vita発売日より、PlayStation Storeから無償でダウンロードできる。書き出している際は、Vita側でuke-torneを起動している必要がある。また、uke-torneは「おでかけ転送」に対応したソニーのBD/DVDレコーダにも対応している。

PS Vitaとの連携機能の詳細が明らかになりました。PS Vitaへのビデオ書き出し機能はもちろん、クィック書き出しで従来モードより高速転送ができるようになりました。ただし3.50以前のバージョンで録画していたコンテンツはクィック書き出しに対応できず。

うちはAX2700Tを導入したので、「レコXトルネ」機能を使えるようになりました。ちなみに無料で10日間だけで「レコxトルネ」機能を体験できます。フル機能はちゃんと使えます。

AX2700TのコンテンツをDTCP-IP連携のように観れます。ただしUSB-HDDダビング中とか、3番組同時録画中のときには、観られないみたいです。AX2700T側の仕様ですけど、USB-HDDでの録画コンテンツがDTCP-IP及びトルネで観られないのは残念。パナソニックのBDレコーダーができてるだけに、実に惜しいです。

特に気に入ったのは、番組表の高速表示。AX2700Tの番組表より極めて高速に表示されます。本当にサクサク。My番組表にて、BS/CSの番組も組めるので、効率的に番組を検索できるようになります。1週間モードも素晴らしい。特定の局(BSプレミアムとか)で1週間モードで表示されます。本当にTV番組表雑誌を購入して調べる必要がなくなったと感じました。WEBアプリのチャントルというものありますが、トルネを起動する手間はともかく、番組を探して予約する機能として、間違いなく最高峰であります。

ソニーのBDレコーダー(去年機種以降)及びPS3を持っている方なら、トルネを持っても損しないと思いますよ。

西田宗千佳の― RandomTracking ― PS Vita発売前の最終情報を開発チームに聞く

ちょっと古い話題ですが、ハード内部情報が書かれていたので、取り上げたいと思います。

■ GPUの「+」の意味は不明、PSPエミュはソフト+ハードの合わせ技

Vitaは、CPUコアやGPUコアはオリジナル設計ではないが、それを組み合わせたLSIそのものは「Vita専用」のものだ。実際、GPUの型番は「SGX543MP4+」。最後の4文字のうち「MP4」はマルチプロセッサ・4コアを指すのだが、最後にある「+」は、具体的になんの機能を指すのか不明なままだ。ただしSCEがLSIを開発する際、なにがしかのカスタマイズを行ない、単なるSGX543とは異なる機能を追加している、といことは間違いない。

PS Vitaで採用されるGPUコア「PowerVR SGX543MP4+」のImaginationに聞く「+」の意味。PowerVRは次世代ゲーム機への採用も目指す!?

GPU事情に詳しい西川善司氏の取材記事にて、SCEとImaginationの共同開発で開発されたPowerVR SGX543MP4+の話が書かれてます。

そうしたケースにおいて,最適化や拡張は顧客の手で行われるため,我々がそれに対していちいち「+」のようなブランドを付加することはない。しかし,SGX543MP4+に関して言えば,SCEが要求する「ゲーム機向けの最適化や拡張仕様部分」を,SCEと我々で共同で開発した。共同開発した実績に対して,我々もドキュメント上で,「SGX543MP4+をSCEに提供した」と謳っているわけだ。ただ,繰り返しになるが,「+」部分はPlayStation Vita専用仕様となる。

なお,PlayStation Vitaの開発は2008年頃に始まったことが分かっている。この頃にはSCEとImaginationの間でグラフィックスコアの共同開発がスタートしていたようだ。
ソフトウェア開発者からは,「標準のPowerVR Series5シリーズと比べて,APIレベルで仕様はかなり拡張されている」という情報も漏れ聞こえてきているので,「+」部分の規模は予想以上に大きい可能性がある。

予想以上かなり強力なものだったといいな。おそらく(西川氏曰く)PowerVR系の弱点であるシェーダーが遅い点をフォローするなどに最適化されていると思われる。PSP互換対応のためのハードウェア機能も搭載されていると思われる。

発売直前! PS Vita×ニコ動アプリ『ニコニコ』実機動画&開発者インタビュー

iOS/Android版ニコニコ公式アプリの出来はあまり良くないだけに、意外な感じがしますねw 中高生等10代ににとってはキラーアプリになるかもしれないので、有機ELという恩恵もあって、大きなアピールになるかもしれませんね。

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2011年11月29日 (火)

AX2700TのHDMI2系統出力、利便性と高音質の両立可能とは知らなかった

結局、AX2700Tを導入しました。

前回のエントリーでは、利便性優先のため、HDMI2系統出力を使わないと書きましたが、どうやらこちらの勉強不足でした。ソニーのBDレコーダーの機能として、本体前面についている「HDMI出力切替ボタン」を押せば、通常のHDMI1系統モードとHDMI2系統での映像/音声分離モードの両方にどっちも切り替えるのは容易であると分かりました。

AX2700Tの初期設定では、HDMI1とHDMI2だけで、単に切り替えするタイプですが、本体設定にてAVピュア独立モードを有効にすれば、HDMI2系統の映像/音声分離モードを使えるようになります。

初期設定: HDMI1→HDMI2 (ループで繰り返します。)

AVピュア独立モードが有効だと、HDMI1→HDMI2→AVピュア (ループ)という感じです。AVピュアとは、HDMI1:映像専用、HDMI2:音声専用というモードです。

つまり、通常のTVで見る場合、HDMI2モードを常用にします。プロジェクター及び高音質モードで視聴する場合、AVピュアモードに切り替えます。本体前面のHDMI出力切替ボタンを押すだけです。通常のTVに戻したい場合、HDMI2に切り替えればいいです。一応音質にこだわらない場合でも、プロジェクターでも視聴することができます。(AVアンプのHDMI関連機能によりますが。)もちろんHMZ-T1も問題なく視聴できました。

なお、HDMI1出力については、プロジェクターへの出力専用となってます。HDMI2出力はもちろんAVアンプへ。

以前使っていたパナソニックのBDT900はBDプレイヤーであるため、プロジェクター専用を想定していたので、HDMI出力の切替を意識してませんでした。切替方法がわかりにくかったかも・・

もちろんHDMI2系統ならの恩恵を不便なく受けることができました。明らかにHDMI1系統を使うより、音が結構良かったのです。少なくともHDMI1系統のみのBDP-S5000ES以上かなと思います。

古い記事ですが、一応2008年発売のBDレコーダー上位機種以来、以下のことができていたみたいですね。

西田宗千佳のRandomTracking

さらに、X95/X100では、HDMI出力が2系統搭載されている。同時出力はできないが、「普段はテレビでカジュアルに、週末はホームシアターでしっかりと、という使い方を想定してのものです。実は、私がそう使っているからなんですが。その時、リピーターを接続して分岐したりすると、ノイズの影響が避けられません。本体から直接出力してもらうために、2系統搭載されているのです」と桑原氏は話す。

ちょっと関係ないけど、VW90ESの色温度問題については、解決できました。どうやらランプの輝度モードが原因みたいです。ランプの輝度モードを高にすると、VW90ESの色温度を低にしても、あまり意味がないみたいです。つまりランプの輝度モードを「低」にすればいいです。キセノン系に近い、やや低い色温度モードという感じになってきました。もちろんランプの輝度を低にすると暗くなりますが、実用上では暗いとあまり感じないので、問題ないレベルでした。 さらにAX2700Tの導入で、2K画質として、ほぼ理想的なレベルに達したと感じます。スクリーンのFireHawkG2とのマッチングも、ほぼ完璧だと思う。それまでは正直色々不満を感じながら我慢していたのですが、今回は自信をもっていえるほどのレベルになってきたと思います。

AX2700Tの画質設定については、極めて強力で、例えば地上Dのアニメあたりだと、超解像で解像感を高めにしたり、色をこってりにするのは簡単にできます。まさにフリーダム。詳しい話は以下の記事をご参照してみる価値はあると思います。

ASCII.jp:ソニーが放つ至高のBDレコ「BDZ-AX2700T」をチェック|鳥居一豊の「最新AVプロダクツ一刀両断」

欲をいえば、カスタム2種類だけじゃ、少ないと感じますw せめて5種類モードがほしいな。できれば名称変更ができるようにしてほしいw たとえば特定のアニメ番組専用画質モードとか。

関連記事:“ただし書き”の少ない3番組録画、ソニー「BDZ-AX2700T」を試す (1/3) - ITmedia +D LifeStyle

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2011年11月28日 (月)

VW1000ESの3D画質も確認できました ほか

休日のアバック主催イベントに参加しましたので、感想を書いていきたいと思います。

VW1000ESの出来については、まだ試作機だそうですが、2D画質は相変わらず素晴らしい出来でした。ダークナイトをAX2700Tで再生。どうみても4K映像でした。元々IMAXフィルムで撮影されたものだそうで、2K収録ソフトであっても極めて相性がいいと思いました。もしかしたら現時点のBDプレイヤーとしてVW1000ESとの相性がいいのはAX2700Tかもしれません。最近、AX2700Tにて色々BDソフトを再生してみたので、精細感としてやっぱり最高峰じゃないかなという気がしました。BDT900に比べても、精細感は素晴らしいと思います。

ちなみに、うちのVW90ESとAX2700Tにて、ダークナイトやトランスフォーマー1、ダーティーハリー、相棒劇場版IIを鑑賞しました。ダークナイトは言うまでもなく、圧倒的クォリティーでした。特に空撮映像は確かに4Kっぽい画質でした。プチ4K画質といってもいいと思う。印象的だったのはダーティーハリー。オーバーシュート低減のおかげか、フィルムライクで精細感が素晴らしいです。BW870でも再生してみたが、オーバーシュートがちょっと気になって、精細感がややいまいちでした。色がこってりですが。

プロジェクターモード+シアターおまかせモードは十分満足できる画質で再生してくれました。もちろんカスタムモードで細かい画質調整はできます。主観的で好みの画質で観れるように細かく調整できるところが素晴らしいと思いました。

VW1000ESの3D画質については、ソースの「怪盗グルーの月泥棒」のジェットコースターシーンにてチェックできました。そのソフトは評論家の間ではクロストーク評価としてよく使われているそうです。明るさについては、まだ開発中のためか、3D画質はやや暗め。VW95ES並かな。もちろんVW90ESより明るいのですが。クロストークは、VW95ESより結構少ないと感じました。うーん、デジタル駆動の良さが出ているな・・ VW1000ESの3D画質は4Kアップコンもやっているそうですが、CGアニメ系じゃ、少しわかりにくいかもしれません。アバター3Dじゃどうなるか気になるところですね。アバター3Dの画質も最高峰だったら無敵のPJだといえるけどね。

それにしても、HMDのHMZ-T1は間違いなく3D画質のリファレンスなので、他の映像機器の3D画質評価がシビアになってきたと感じます。原理的にクロストークがないからね。

短時間しかチェックできませんでしたが、三菱の3DプロジェクターのHC7800Dは実に素晴らしい出来でした。明るさは意外とやや暗めですが、3D感というか、本当に素晴らしいです。特にはアバター3Dの3D感はHMZ-T1に遜色ないほどの出来になってます。カラーブレーキングはもちろんありますが、昔の単板式DLPに比べて、あまり気にならないレベルで少なくなっているのが印象的でした。(うちは初めてのPJが単板式DLPでしたよ。)液晶シャッター方式メガネは超高速液晶を採用したという独自技術なので、そのメガネの出来のおかげで、あの素晴らしい3D感になっていると思います。VW1000ESにも、そのメガネに対応されるといいな。欠点を述べるなら、もう少しダイナミックレンジ感が欲しいかなという感じです。宇宙シーンでは、ダイナミックレンジ感があまりなかったのが気になりましたし。

ビクターの機種に関しては、既に以前の試聴会でチェックしてますので、今回は詳しくは書きませんが、やはりX30の出来は率直にいって素晴らしいと思う。(値段にしてはいい出来との意味です。)X70Rは、4K表示に関してはやや微妙かなという感じです。まるで強力なNRが効き過ぎた塗り絵のような感じになっているのです。やはり、あまり好みではありませんでした。ただ3D画質の明るさは、トップレベルだといってもいいと思います。

ちなみに、アバックの実売価格では、X90Rはなぜか割引きなし(定価のまま)。VW1000ESは割引きあったのに。そのため、差額はアバックでHW30ESをギリギリ買えるほどの値段です。ハイエンドプロジェクターを導入する方には、X90Rの値段は微妙と感じるかもね・・

関係ないけど、アバックのイベントに行く度に、必ず買っているものがあります。AIM製HDMIケーブルです。前回は2m HDMI 1000円でした。今回は3m(1.4a対応)のHDMIケーブルで1200円x2本を買いました。AIMはケーブル製品として有名メーカーであり、信頼できるメーカーです。そのメーカー製品で1000円台とは安いと思います。無名メーカーのHDMIケーブル1000円台じゃ、うちは怖くて買えませんよ。

買ったケーブルで、HMZ-T1のためにHDMI関連の配線を変更しました。AVアンプからのケーブルを長くすることができたので、HMZ-T1を置く場所を変更することができました。置く場所の自由度が高まって満足です。AIMのHDMI分配器も持っているので、DA5600ES→HMZ-T1/VW90ESに分配するようにしました。同じ3D対応機器ではないと、HMZ-T1の3D入力に対応できないので。一応パススルー機能はあるけど、うちの複雑な環境では、パススルーの機能をOFFにしないと、XEL-1への出力がうまくいかない場合があるようです。OFFのままだと、VW90ESへの出力もできません。というわけで、パススルーOFFにして、HDMI分配機にて分配するしかないことになりました。

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