ソニー

2013年5月24日 (金)

平井社長と大賀さんの類似点

ソニー社長、物言う株主に「前向き」
その3:自らのリーダーシップへの「自信」

「ソニーはお客さんの期待を超える機能価値と、心を動かす感性価値を提供する会社でなければならない」――。

平井社長は“機能価値”“感性価値”という言葉を使い、ソニーの存在意義について熱弁をふるった。「エレキでいえば機能価値を満たしてはいても、感性価値を満たしたものは私の目からみるとほとんどない」。

平井体制以後、デジカメでは「DSC-RX1」、スマートフォンでは「Xperia Z」のように評判のいい製品が相次いでいる。こうした製品の開発には平井社長自身が積極的に意見を述べているという。自分がリーダーシップを発揮した製品群の評判が上々なことから、自らの「感性」に自信を深めているようだ。

「新規事業創出、コア事業強化のための戦略的投資、構造改革については、私自身が意思決定をした」。半導体(CMOSイメージセンサー)の増産投資、ネットワークサービス企業の米ガイカイ買収、オリンパスへの出資と合弁会社設立などについては平井社長が経営トップとして自ら決断したと説明した。

今回の経営戦略説明会では平井社長の横に加藤優取締役CFOが並んだほか、記者席の右側には全執行役がズラリと並んでいた。記者からの質問の内容によっては執行役が回答することもある、という想定のもとに控えていたのだが、平井社長は加藤CFOに一度発言の機会を与えただけで、それ以外はすべて自分自身で回答した。これも自分自身のリーダーシップに対する自信の表れにみえた。

ぶっちゃけ、SCEA時代からの平井さんを知っている僕として「彼なら必ずやってくれる」という感じで知っていた。数年前平井さんがSonyのトップになった際、英語が上手だけで、ストリンガー氏に気に入られたのだという悪口もありましたが、おそらく彼らはSCE時代の平井さんをよく知らなかったからと思いますね。マスコミ系ソニーウォッチャーでも、Who are Mr.平井?という感じだったからね・・

平井ソニー、トヨタに学ぶ 張氏の教え胸に現場走る(会員限定)

「現場からソニーを立て直す」。4月23日夜。六本木ヒルズの51階にあるヒルズクラブで開かれた大賀典雄の三回忌をしのぶ会。大賀は創業者の井深大、盛田昭夫とともに「世界のソニー」を作り上げた人物。その後を継いだ出井伸之(75)や中鉢良治(65)、久多良木健(62)ら60人余りが集まった席で、平井は復活を誓った。

平井は大賀が立ち上げたCBS・ソニー(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)出身で、「平井さんの経営理念の根幹は大賀さんに近い」(ソニー元幹部)。平井が強調する「ソニーは消費者の好奇心を刺激する企業であり続ける」というキーワードも大賀が繰り返した「心の琴線に触れる商品を作ろう」と同じ趣旨だ。

実際、「経営トップが1つの商品の細部にまで口を出すようになったのは大賀さん以来だ」とソニー幹部は指摘する。例えば、テレビ再生の鍵を握る高精細の4Kテレビの新商品で平井は「最高の画質に見合う最高の音を実現しろ」と指示。画面横にオーディオ用スピーカーを配置させた。

カリスマ社長といわれた、大賀さんとの類似点は多いのは面白いですね。平井社長の経営理念については、久夛良木さんの影響ではないかと思います。大賀さんと久夛良木さんの関係について、丸山さんが以下に紹介している。

ソニーの苦悩は日本の苦悩 (丸山茂雄氏のブログ)

ソニーで社長、会長をつとめた大賀典雄さんの密葬が4月27日に青山葬儀所でとり行われました。その時、棺を運ぶ大役をやらせていただいたんです。しかも先頭。隣はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の社長だった久多良木健さん(通称クダちゃん)でした。

初代「プレイステーション」の発売は1994年。ゲーム機に参入するというクダちゃんの主張に、当初ソニー社内では反対意見も多かったのですが、大賀さんはクダちゃんを支持し、ゴーサインを出した。私もSCEの経営にかかわり、2人といっしょになってプレステを世に送り出す仕事をしたんです。

クダちゃんはソニーを半導体ビジネスで世界最大にするという独自の目標を持っていました。あのインテルと戦うんだ、と。私は広告会社からソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の前身であるシービーエス・ソニーレコードに転職した人間です。新聞広告を集めるという仕事をしていて、たまたま社員募集の広告を見つけ、面白そうだなと思ったんです。

クダちゃんも私もソニーグループのなかでは「異端」ですね。そんな2人に棺を運ばれるとは、さすがの大賀さんも苦笑していたかもしれません。

密葬で棺を運ぶほど、(親子関係みたいに)相当親しかったとは分かります。久夛良木さんはPSシリーズのデザイン等について、誰よりも異様なほどこだわりを持っていた。実はソニー副社長時代にも、ソニー製品として1つの商品の細部にまで指示されていたようです。もしソニー社長になったら、大賀さん以来と言われたはず。結局久夛良木さんの後継者の平井さんだったとはなんとも皮肉だなと思えますね。

実際、「経営トップが1つの商品の細部にまで口を出すようになったのは大賀さん以来だ」とソニー幹部は指摘する。

平井さんは久夛良木さんの仕事ぶりをよく知っていた。久夛良木さんも、平井さんの仕事ぶりを高く評価していたので、後継者として指名していただろう。ちなみに、久夛良木さんは、ストリンガー氏との関係も良好だったらしい。ストリンガー氏については、色々言われているが、少なくとも平井さんをソニー社長に就任させた点は高く評価すべきだろうねwぶっちゃけ、ストリンガー氏以外の人だったら、おそらく平井さんが選ばれることはなかったかもと思います。

関連:RX1に見た「強い」ソニー復活の予感

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2013年5月 8日 (水)

ブラジルでPS3を現地生産


ブラジルでPS3を生産 価格引き下げ販売拡大

みらいさんの記事:ソニー: PS3をブラジルで現地生産する計画を発表

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は8日、ブラジルで家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」の生産を始めたと発表した。ブラジルでは輸入して販売してきたが、高い関税がかかるため現地生産へ切り替えて値下げし、経済成長を背景に販売拡大を目指す。

現地生産に伴い、希望小売価格を1099レアル(約5万4000円)とし、従来価格の1599レアル(約7万8700円)から引き下げることも公表した。

PS3は2006年に発売してから販売地域を順次広げ、12年11月時点で世界販売が累計7000万台を突破した。

ブラジルでPS3を現地生産することで、関税回避による本体値下げを図るようだ。ブラジルは未だにメガドライブが現役といわれるほど、ゲーム未開国だったのは関税があまりにも高すぎたのが原因。ブラジルからみて、ブラジル以外の国に生産されたゲーム機を輸入する場合、高額な関税をかけている。1980年代のメガドライブが現地生産されているため、未だに現役だった事情もあるようです。

ブラジルといえば、新興国として急成長されている。据置ハード市場としては期待できるのではないでしょうか。先進国に比べて、ハードの値段が高めなのは不安材料であるが、2012年11月に達成した7000万台以上売り上げているPS3は、ブラジルのような新興国での売り上げにより、一億台突破へのリーチは決して不可能なことではないですね。PS2も1億台を突破してからも売れ続けたのは、新興国での売り上げも大きかったといわれている。

ゲームに飢えているゲーマーは新興国にはまだまだ眠っていると思いますね。

国内市場においては、PS3は6年かけて900万台突破していますが、過去のPS1、PS2の実績から見れば正直物足りない感じ。ソフトウェア面はゲーマーとして文句ないのに、据置ハード市場は小さくなっているといえるようだ。(まあ据置市場に関しては、ぶっちゃけPS3が独占状態といえるが。)ただし、海外の据置ハード市場は未だに健在。小さくなった国内市場の分をカバーするしかない時代に入ったといえます。それにしても国内市場においては、PS4が1000万台突破するのは正直想像できません。まあコアゲーマー向けのソフトウェアがきちんと回る(制作され,ちゃんと儲かる)、十分商売できるほどの市場になってほしいですね。PS Vitaみたいにハードウェア台数が少なくても、ライバルハードより、ソフトウェア本数の売り上げは好調というケースもありますからね。

SCEの吉田氏も、国内と、海外の違いについて解説されてますので、ぜひご参照してほしい。

それでもSCEはゲーム専用機を作る

4Gamer:
話をPS4に戻しますが,PS4の発表を受けての,日本と欧米の反応の違いってありますか?

吉田氏:
かなり違いますね。欧米だと,「(しっかりしたゲーム機で)ホっとした」「やっときた!」という声が多いです。現世代のコンシューマゲーム機って,全世界で見ると,普及するスピードがPS2の世代よりもかなり速かったんですよ。ハイエンドゲームの市場という意味で言うと,PS3とXbox360を合わせて,現状で1億5000~6000万台くらいだと思いますが,そこに到達するまでが,PS2よりもずいぶんと早かったんですね。HDテレビの普及などと相まって,リッチコンテンツに対するニーズが高かったんだと思います。
そのせいか,サードパーティのメーカーさん側も「高性能なハードであればもっとすごいものが作れるし,準備もできているから,早く出してほしい」という状態でした。ユーザーさんも「そろそろ,もうひとつ上のゲームを楽しみたい」と思っているような感じで。


4Gamer:
そうなると,改めて吉田さんにお聞きしてみたいんですけど,そもそも据え置きのゲーム機って必要とされているんでしょうか。

吉田氏:
そうですねぇ。その質問は,逆に日本のメディアさんらしい質問ですね(笑)。

4Gamer:
そうなんですか?

吉田氏:
ええ。欧米では,おそらくそれは出てこない質問だと思います。なぜかというと,欧米人はでかいテレビがみんな大好きだから(笑)。

4Gamer:
ははは(笑)。


PS4が成功するには、北米市場での立ち上げが重要になりますね。最悪でもPS3並みのシェアを確保すること。PS3の立ち上げが最悪だっただけに、PS4のスタートが重要になるといえるでしょうね。

最悪PS Vitaみたいに1年目の立ち上げがいまいちだった場合でも、海外市場での立ち上げが成功すれば、なんとかなりますね。考えられる最悪のケースは、WiiUのケースでしょうね・・国内市場は苦戦されているが、海外に比べて一番マシというほど。米国、欧州市場は極めて苦戦されている状況。

WiiDS時代から、既に問題点を抱えていたのに、色白(ハード、ファーストのソフトが大ヒット)は七難(サードのソフトが売れない)隠す状態でしたからね。

コアゲーマーには、その問題点(七難)についてすでに気づいていた。新ちゃんみたいにPS系をとにかく叩く三流ライター、安田なんとか自称アナリスト、マスコミどもは、その七難をスルーしていたらかね。任天堂自身でさえスルーしていたようですね。個人的にはそういう結果になっているのは当然であると思っています。

4Gamer:
思い返せばPSPの時も,SCEさんはかなり粘り強い戦いをされていましたよね……。

吉田氏:
しぶといんですよ,我々は(笑)。

国内に関しては3~4月にPS Vita本体が品薄になるほど、好調です。少なくとも立ち上がりの段階はとりあえず無事に突破したといえるでしょうね。SCEのしぶとい戦いはある意味最大の武器かもしれません。SCEの強みについてろくに分析できず、とにかくDisった人々は終わったと思いますね。

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2013年5月 7日 (火)

BRAVIAの新機種にて業界最速の表示遅延0.1フレーム達成!

ちょっと旧聞であるが、僕が長年要望していたことがついに実現されたので、ご紹介したい。

[テレビ]BRAVIAの新機種に搭載された新ゲームモードが表示遅延削減を達成か、42型フルHDのW650Aでは遅延0.1フレームを謳う

正直言って驚いたw ソニーのTV製品に関しては、1フレーム以下の低遅延の実現は今後もおそらくないかなと思っていただけに、うれしいですね。

ソニーの4K BRAVIA登場「KD-84X9000」

表示遅延については、「シーン=ゲーム」「画質モード=ゲームオリジナル」として計測を行った。比較対象は、いつも通り、テレビ製品としては業界最速の表示遅延3ms(60Hz時約0.2フレーム)を有するREGZA 26ZP2だ。

その西川善司氏の表示遅延に関することが書かれた最新記事は2012年12月27日の時点。要するにソニーがTV製品としての業界最速の表示遅延をさらに更新したことになります。

くどいようですがw、ソニーのTV製品で業界最速になるとは、正直言って驚いた。WEGA時代にはデジタル放送対応WEGAの表示遅延は本当にひどかった。軽く5フレーム以上遅延する仕様でしたので、素人でも表示遅延の酷さを実感できるレベルだったと思う。(原因としては当時はアナログ放送対応テレビがまだ売れており、シンプルなアナログ放送対応テレビに対して、デジタル放送に対応するWEGAエンジンが非常に複雑になってたこともあります。当時はまだPS2(SD解像度)が全盛期であり、遅延問題があまり指摘されなかった背景もあるかもしれません。要するにAVマニアかつゲーマーにはつらい時代でした。)

コアゲーマーでもある西川善司氏が長年TVの表示遅延問題について読者へ分かりやすく指南し、メーカーに対して、ロビー活動された点について心から敬意を表したい。4gamerのようなゲーム専門サイトではなく、AV専門サイトにて、遅延問題を度々取り上げたのは、西川氏ぐらいだったと思う。(もちろん西田さんも含め、他のライターが触れていたこともありましたが。)

第168回:熟成の高画質。BRAVIA最上位「KDL-55HX950」

プレイステーションファミリーを有するソニー製品としては、やや不甲斐ない結果だが、ソニーは旧WEGA時代から現在のBRAVIAに至るまで、あまりテレビの表示遅延の短縮に関心がない。ここはなんとか改善を望みたいのだが……。

もう定番といってもいい遅延に関する苦言はやっとなくなりますかね?w

第160回:リアル4Kプロジェクタついに登場

HDMI入力に関しては、ソニーがずっと対応を見送ってきたHDMI階調レベルの明示設定モードがついに搭載された。CEATEC JAPAN 2011のソニーブースでも開発関係者から「今度は搭載しましたんで」とお声かけ頂いたが、ロビー活動がやっと報われたようだ(笑)。

ちなみに、ソニー製品のHDMI階調レベルの設定問題について、西川氏がしつこく指摘していたが、これも対応されたので、ソニー関係者が声をかけるほど、それなり影響力はあるようですね。いわゆるAV評論家の麻倉さんみたいに、絶対に遅延問題を指摘しないだけに、ゲーマーとしては、貴重な評論家だと思いますよ。

4K対応機種でも新ゲームモードが搭載されている。おそらく0.1フレーム低遅延仕様はないと思いますが、最初の84Vの4K機種は2フレーム遅延をなんとか抑えた?点を考えると、最新機種ならほとんどの方が気にならないレベルを実現しているかもしれませんね。

一応、元々業務用モニターの映像エンジンにて(480i入力等)の低遅延仕様を早く実現されていたが、なぜか民生用への転用はありませんでした。

平井体制により、業務用の強みを民生用にも生かす方針が推進されていたので、やっと平井体制による成果が出てきたといえるかもしれませんね。

ちなみに平井社長はかなりのカーマニアで知られており、共通であるカーという趣味でGTの山内氏と結構親しいらしい。(もともと同じSCEの人だったので当然であるが。)もちろんGTの山内氏も、ソニー製品の表示遅延問題を以前からおそらく意識されていたので、(PSP版の表示遅延のなさをアピールしていましたし。)平井社長を通して、BRAVIAチームに対して強く要望していたかもしれませんね。

おそらくプロジェクター製品の表示遅延の改善についても期待できそうなので、AVマニアかつゲーマーとして歓迎したいですね。ソニーの有機ELテレビ/クリスタルLEDディスプレイの表示遅延についても、心配する必要はなさそうですね。

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2013年4月12日 (金)

ついに1インチ1万円を切る4Kテレビが登場

ソニー、65/55型4K BRAVIA X9200A。4Kの臨場感を家庭に 55型が50万円。“トリルミナス”で色表現向上

 

 

ソニーは、4K/3,840×2,160ドット解像度の液晶テレビ「BRAVIA X9200Aシリーズ」を6月1日より発売する。65型「KD-65X9200A」と55型「KD-55X9200A」の2モデルで展開し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は65型が75万円前後、55型が50万円前後。    
      
4K対応液晶テレビ〈ブラビア〉X9200Aシリーズ2機種を発売

 

東芝が1インチ1万円切る4K対応モデル投入を予告していたが、ソニーも足並みを揃えた模様。   
   
高画質・高音質路線を何としても死守している点は高く評価したいですね。

 

ソニー、テレビ黒字化へ賭け 売れ筋の40型未満に大ナタ

 

30型台は1種類のみとなりました。20型台はなし。ソニーにとっては儲からないゾーンになってきたため、縮小したそうです。まあ仕方ないなと思いますね。

 

■30型台は1モデル、20型台はゼロ      
      
一方で、ソニーの「選択と集中」がはっきり見て取れる変化もあった。今回の10モデルをサイズ別に分類すると、40型台が5モデルと最も多く、次いで50型台が3モデル、そしてハイエンドの60型台が1モデル。一方、売れ筋製品として例年数モデルを投入していた30型台は、32型が1モデルあるのみ。個室やワンルームマンションなどに向けた20型台に至ってはゼロで、発表資料やプレゼンでも一切触れられなかった。

 

ただし、32型を完全に切り捨てるつもりはないようです。

 

「小さいテレビに対するニーズはあるので、今後も32型のラインアップは必要。手を抜かずきちんと進化した製品を投入するが、ラインアップは薄くなっていくだろう」と語るのは、国内市場におけるブラビアの販売を統括するソニーマーケティングの本多健二統括部長(ホームエンタテインメントプロダクツマーケティング部)だ。

 

32型有機ELテレビなら欲しいですけどね。多分20型台も出るなら、おそらく有機EL系となるじゃないかな。高くても売れると思いますけどね。   
   
関連:4Kアプコンの特徴は?4K放送への対応はどうなる? - ソニー“BRAVIA”発表会詳報   
関連「絶対、テレビをコモディティにはしない」、ソニーの意志表示

 

   
ソニー、フルHD最高画質BRAVIA「W900Aシリーズ」

 

 

KDL-55W802A

 

1,920×1,080ドットのフルHD/倍速パネルを採用。残像感を低減する「モーションフローXR480」を搭載。W900Aシリーズ同様に、ガラスの素材感を活かした新デザインを採用し、ベゼルの外線が光によってエメラルドグリーンに輝く。映像エンジンは「X-Reality PRO」。

 

W900Aシリーズとの違いは、パネルが120Hzの倍速駆動となるほか、トリルミナスディスプレイ非対応となること。また、3D方式も偏光方式の3Dとなる。3Dメガネ「TDG-500P」は6月1日より発売し、店頭予想価格は1,000円前後。

 

4Kモデルだけではなく、2Kモデルでも、偏光方式の3Dを採用している。その点はびっくり。アクティブシャッター方式に注力しても、需要はあまりないと思われたかもしれませんね。偏光方式は、2Kモデルとして解像度が半分減るデメリットはありますが、目には優しく、クロストークの少ない3D画質を味わえるメリットはあります。個人的には偏光方式派です。

 

4Kテレビは2014年ブラジルW杯で試験放送開始 いつ買うか?   
   

週刊誌が相変わらず高画質路線に対してネガキャンしてるようです。まあ、当面は画質にこだわる方々が中心に購入されるだろうと予想していますけどね。AVマニアなら4K放送に対応したBDレコーダーを追加すればいいからね。その手は慣れているからねw 

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2013年4月11日 (木)

ソニー、業務用4K有機ELモニターを出展!


ソニー、56型の業務用4K有機ELモニターをNABに出展

ソニーは、米ラスベガスで開催される国際放送機器展に56型と30型の業務用有機ELモニターを展示する。あわせて、既存の業務用有機ELモニターシリーズを刷新。

またHD解像度の有機ELモニタのラインナップも刷新。25型、17型で、合計6モデルを2013年5月に発売する。新モデルでは、「市場から唯一改善要望があった」という視野角の向上を実現。従来モデルと比べ、視野角による色の変化を半分以下に改善。「業界最高クラスの視野角を実現した」という。

4K対応業務用モニターも出展されるようです。やはり業務から展開されるようですね。

ソニーは8日、業務用の4K有機ELモニタの開発を発表。2014年中に30型の発売を視野に入れ、開発しているという。56型(3,840×2,160ドット)と、30型(4,096×2,160ドット)の2機種が開発されており、4月7日から米ラスベガスで開催の放送機器展示会NABで技術展示される。

56型の発売時期については不明ですが、2013年に発売される場合、おそらく蒸着ハイブリッド方式の可能性があるかもしれません。コストをあまり気にしない分野ですからね。

2014年に発売すると予告されている30型はオール印刷方式じゃないかな?現在はパナソニックと共同開発していますし。高精細化対応は、オール印刷方式の方が有利ですし。

新モデルでは、「市場から唯一改善要望があった」という視野角の向上を実現。従来モデルと比べ、視野角による色の変化を半分以下に改善。「業界最高クラスの視野角を実現した」という。

視野角のイメージ。左端が従来モデル、右端が新製品。カラーシフトが抑えられているのがわかる

有機ELの数少ない弱点といわれたカラーシフト問題はかなり改善されたようです。もちろん視野角は基本的に広いですが、見る場所によっては色相が変わる点については問題でした。

XEL-1はもちろん、PS Vitaの有機ELパネルでも、若干カラーシフト(色相の変化)されます。

Xperia Zのフル液晶5型よりPS Vitaの視野角が広く感じます。

ちなみに、同じ720p動画で再生してみたのですが、コントラスト面は圧倒的にVitaの方が上。XperiaZはやや黒浮きがあると感じます。まあ、直接比較しなければ、コントラスト面はあまり気にしないなあと思いますけどね。

鮮やかな色再現性は圧倒的にVita。一応Xperia Zはブラビアエンジンにてエンハンスとして色表示が鮮やかになりますが、色が人工的すぎて、好みではありません。ですから、そのブラビアエンジンを切っています。

ブラビアエンジンを切った状態の画質は、実にモニターライクな色を出してくれます。ある意味玄人好みの画質かなと思います。実にソニーらしい画質だなと思いますね。もう少しコントラストが高ければ、文句がなかったかもと感じます。実に落ち着いた画質ですので、個人的には液晶系スマホ・タブレットの中でも、気に入っています。

やや黒浮きがあるおかげか、暗部階調表現については最強レベルだと思いますね。
iPadでも、黒潰れが目立つし。

PS Vitaは、明るさ(輝度)を強めにすると、もちろん暗部階調表現がよくなりますが、暗めにすると、黒潰れがあるのが気になります。ガンマ調整モードが欲しいかも?

PS Vitaには、色が鮮やかすぎて、あっさりとしたモードも欲しいかも?と思いますw

有機ELとしてRGB方式なので、おそらくシビアなチューニングが行われているかもしれません。あっさりとしたモードに切り替えるのはちょっと厳しいかも?
サムスン本家でさえ、ギャラクシーの有機ELの色再現性は色々おかしいしw

ジャパンディスプレイの開発中の有機ELは白+CF(カラーフィルター)方式なので、色域はRGB方式に比べて、やや狭いかもしれませんが、正確な色再現性については、有利なのではとみています。もちろん白色側のクセがあまりなければという前提ですが。

XperiaZでの写真撮影の際、液晶の表示については、現実の色と違いはほとんど変わらないとはびっくりしましたし。

精細感については、もちろんXperiaZは勝利ですが、意外にもPS Vitaは、精細感が悪くないと思うほど、健闘されてます。おそらく開口率も優れているためか、ドット感がやや見えにくいです。326dpiを誇るiPod touch(5世代)より精細感が高いのです。

動画系はPS Vitaの方がやや優勢。静止画系はXperiaZの方が圧倒的。

解像度の差もありますが、コントラスト、応答速度等では有利である有機ELの強みが発揮されています。Xperia Zでも発生する色残像は一切発生していませんし。

民生用の発売については多分2014年あたりになるかな。早く発売してほしいですね。

25型、17型のPVMシリーズはなんとか買える値段なので、PS4向けのモニターとして最強かもしれませんねw 一応BVMシリーズは低遅延仕様と謳っていますし。

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2013年2月10日 (日)

Xperia Zゲットしました

昨日発売日に入手しました。色はパープル。

ソニービルにて、実際に触ってみましたが、予想以上出来が良かった。欲しくなりました。今までのXperiaシリーズは正直いって、微妙だなと思っていたのです。少なくともXperiaZは明らかに違う。以下の経緯を知ると、なるほどだなと思いました。旧ソニエリのクセみたいものがあまり感じられないとか。

実は、XperiaZは、なんと、ソニー初のフルスクラッチ開発です。つまりソニー単体で初めから開発したものです。XperiaZの開発中の頃、平井社長からも細かく指摘していたようです。

生まれ変わったXperia ソニー担当者が見せたこだわり

Xperia Zは「まさにソニー・エリクソンからソニーモバイルに生まれ変わるタイミングでスタートした1号機だった」(黒住氏)という。

ソニーは危機に陥った経営を立て直すにあたって、「モバイル」「イメージング」「ゲーム」の3分野を強化すると宣言している。モバイルの中心となるXperiaの開発に対しても、平井一夫ソニー最高経営責任者(CEO)や鈴木国正ソニー執行役EVP(エグゼクティブ・バイスプレジデント)兼ソニーモバイルコミュニケーションズCEOからの厳しい「ダメ出し」があるという。

「平井(CEO)からは従来モデルとボタンの位置が変わっていると注意されるし、充電端子のコネクタも『セクシーじゃない』と指摘されてきた。トップ自らが商品の細かいところまでに気を配るようになったことで、社員の末端に至るまで開発に対する考えが変わってきた。結果、いい商品ができるようになってきた」(黒住氏)

平井社長、鈴木氏とも、SCE経験者。ある意味SCE流開発といえるので、実にいい出来になっても当然かもしれませんね。

というわけで、購入しました。

ソニービルにてゲットしたクーポンの利用で5250円値引き。オプション申し込みなどによる割引で、73605円。ヨドバシカメラで購入したので、さらにヨドバシカメラポイントゲット。うちは新規一括支払い。

本日ドコモショップにて、Xiプラス割に変更。

1台目はFOMAのガラケー。2台目はXperiaZでXiのデータ専用プラン。
(当然2台目は電話できなくなります。)

Xiプラス割により、3980円に安くなります。月々サポート(1995円)付きなので、データプランとして2000円台となります。(ただし2年間)LTEフルスピード 7GB分を使えるのが魅力的です。今まで使っていたモバイルルーター(レンタル料金:月額315円)+LTE 128Kbpsプラン(787円)を節約することで、トータル的にあまり変わらなくなりますので。(正確には高くなりますが、許せる範囲です。)今月はLTE128Kbpsプランを解約し、NTT東日本に返却する予定。

詳しいことは、以下の記事を参照してほしい。 ガラケーのメールアドレスの移行についても紹介されています。

ドコモの携帯を1台持ちから2台持ちにして手軽に通信費を節約する方法
参考までに、データライトプラン(3GBコース)もあります。ガラケーを活用しながら、とにかく月額のコスト下げたいなら、お勧めかもしれません。

ドコモ2台持ちで通信費節約(プラスXi割を使わないで節約する方法)

Androidタブレット(Sony TabletS)で、Androidについて経験済みですが、Androidスマホを使うのは初めてです。不慣れで、苦戦しているところですw
当面、テザリング機能を使いながら、iPod touchを中心に使うかもw

テザリング機能にて、PS Vitaのネット接続でやってみましたが、予想以上、レスポンスはいいですね。電車でプレイしていたのに、レスポンスがよくてびっくりしました。

下手すれば、光回線と遜色ないレベルかも。うちの環境より速いかも?と感じたほどです。以前WiMAXモバイルルーターを使ったことはありますが、明らかにレスポンスはLTEの方が速いです。

LTEは低レイテインシを得意としているので、オンラインゲーム系は相性がいいはずです。ただし、電車でのプレイは、LTEエリアの普及はまだ完全ではない状況もあるので、安定してプレイするのはちょっと厳しいかもと感じました。サムドラのダンジョンプレイで、通信切断されたことありました。3G専用なら、間違いなく安定していたところです。

XperiaZのカメラ機能はとにかく凄い。レスポンスはきわめてすばらしい。画質は予想以上いい感じ。某所でたくさん撮影しましたが、一緒にデジカメのHX9も持ってきたのですが、XperiaZの方がはるかに撮影しやすかったです。あっとういうまに400枚以上撮影。HX9は、200枚程度・・

暗いところには本当に強いですね。ピント合わせは実に速いです。HX9よりノイズレスとは驚きました・・・さすが積層型CMOS搭載です。XperiaZへの搭載は世界初でしたけ?

何より感動したのは、1080p/30fpsビデオ撮影しながら、静止画撮影もできること。(ただし解像度は720p) 一応ビデオカメラ専用機では実現している機能ですが、デジカメ専用機はその機能はなかったと思います。(多分)

1080p/30fps動画+720p静止画がとれるのは凄いね。

デジカメ専用機(コンパクトカメラ)の立場は本当にやばいなと実感しました。
実際に撮影した写真で、HX9の撮影した写真と比較していたのですが、さすがにレンズの差もありますが、日常スナップ写真レベルなら、あまり不満を覚えないレベルかも。

XperiaZのカメラ機能を強化したようなデジカメ専用機も出してほしいですね。

iPhone5のカメラ機能は実際に利用したことがないので、なんともいえませんが、現行iPod touchは持っていますが、少なくともそのカメラ機能を大きく凌駕しています。

XperiaZのデザインは実に気に入っているし、さすがソニーのフルスクラッチ開発であるだけに、完成度は実に高いです。

不満点とすれば、Androidスマホを使うのは初めてかもしれませんが、ガラケーに比べて、バッテリー消費の速度が早すぎるという感じですね・・省電力のテクニックを覚えるしかないですね。 (GPSをずっとオンにしていたのも原因みたいです。)

一応グローバル版は、先進的なスタミナモードを搭載しているが、ドコモ版はそのモードを搭載してないそうです。ドコモ版の開発には間に合わなかったので、アップデート待ちでしょうね。

個人的に感動を覚えたのですが、通知タップにて、Wi-Fi、テザリング、GPS、設定等のON/OFFがすぐに出来るところも凄い。iOSだと、深いところにあるオプション設定にて変更する必要あったと思います。PS Vitaも、その機能を実現してほしいところです。

USB充電ですが、基本的にPS Vitaと同じもので、変換アダプタとか、PS Vitaが充電できるものなら、充電できます。

ちなみに、以下のUSB充電器を使っていますが、PS Vitaも充電できますよ。PSP goもOKでした。もちろんXperiaZもバッチリでした。

XpoeriaZは、microSDXC(64GB)対応ですが、うちは、東芝製高速版microSDHC(32GB)にしました。ちなみに、64GBのmicroSDXCカードが出ているのは、サンディスクのみ。しかも、アマゾン、価格コムのレビューによると、結構トラブルが出ているらしい。近い将来には、評判の良い64GB版が出てくると思われるので、当面安定している32GBを使うしかないでしょうね。 PS Vitaにもなかなか64GB版メモリーカードが出ないのは、単に超小型64GBの製造がうまく行ってないからといえるかもしれません。つまり、MicroSDXCの64GB版が色々出てくるようになれば、やっと出てくるかもしれませんね。

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2013年1月10日 (木)

ソニー・平井社長へのインタビュー記事に関する雑感

ソニー・平井社長が見据える4K、TV、PlayStationの今後

西田さんによるインタビュー記事。PSに関するQAも結構書かれていますので、注目です。

ちなみに、西田さんのツイートによると、他のプレスからの質問に対するアンサーも全て含めているらしいです。ゲーム事業に関する質問については、おそらく本田氏だろう。

今回発表された中で、技術の面で特に注目は、やはり56型4K有機ELディスプレイだろう。筆者が見る限り、画質面では展示されている有機ELテレビの中で圧倒的にトップ。掛け値無しに「はっと息をのむ」という表現がふさわしいと感じる。だが、製品化の時期や、商品としての市場性についてはかなり不透明でもある。

麻倉さんも、ソニーの有機ELの画質について高く評価している。
ソニーの4K有機ELテレビに見た「人類未体験の映像力」評論家、日本画質学会副会長 麻倉 怜士

画質は驚くべきもので、ブラジル・リオデジャネイロのカーニバルを4Kで撮影した映像クリップでは、色の豊穣(ほうじょう)さ、原色の強靭(きょうじん)さ、金銀のきらめき、微小部分の白ピークの突き上げなど、他のデバイスでは絶対に再現できない領域の“ウルトラリアリティ(超現実感)”を感じさせた。

単なる高輝度なだけでなく、小面積の(輝度の)突き上げがあることが有機ELの強みだが、改めてそれを認識することができた。まさに「人類が未体験の映像力」であった。

ソニーには、この開発品をきちんと商品化してほしい。人目をひく「ショーモデル」に終わらせてはいけない。

ちなみに、パナソニックも、世界初のオール印刷方式を採用した4K有機ELテレビを披露しています。技術面はオール印刷方式を除き、ソニーのトップエミッション方式と良く似ていること。つまり、ポテンシャルとして、現時点のソニー方式を凌駕でき、低コストで実現できる可能性はあります。ただし、現時点の画質は、ソニーの有機ELテレビより劣っているみたいですね。まあ長年開発し、XEL-1、業務マスモニの製品化を実現したソニーの経験が大きかったでしょうね。

パナソニック、4Kタブレットなどブースレポート

西川氏によるレポート記事。

また、今回、展示されていたものは、画質の作り込みはほぼ行なわれていないとのことで、実際、黒の沈み込みは自発光の強みが活かされて良好ではあったが、発色は黄味が強く、肌色などは青緑が強い色あいで不自然な映像になっていた。「開発初期段階でここまで来ています」という中間報告的な展示と言えるだろう。

青色が課題みたいですね。高分子は青色と相性が良くないみたいので、ソニーは低分子の青色を利用しているらしいとか。

ブルーレイの4K化については、ディスクのキャパシティや画質、記録時間など色々な問題はあろうかと思いますが、ディスクは一つの選択肢かと思います。しかしそれはソニー独自というより、業界全体でちゃんとスタンダードを決めて、ということになろうかと思います。

興味深い発言。メーカーのトップが、BDの4K化について言及したのは珍しい。BD 4K版の投入について可能性を示唆しているので、期待してもいいかもしれませんね。

ほかにも興味深いことが書かれているので、ぜひ参照してほしいです。

PS OSをほかの機器に導入することは検討されているのは事実みたいですね。まだ時間がかかるみたいですが、期待したいですね。

関係ないけど、麻倉さんのツイートによると、珍しく平井社長を褒めていたようです。前回のストリンガー氏叩きでしたが、いい傾向ではないでしょうか。

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2012年12月19日 (水)

結局、韓国勢の大型有機ELテレビは今年投入なしか

ディスプレイ、この1年――新技術が続々登場も大型と中小型で明暗

大型有機ELは離陸せず

一方、テレビ向け大型パネルに目を向けると、新技術が思うように離陸しなかった1年だったと言わざるを得ない。2012年1月開催の「2012 International CES」で、韓国のSamsung Electronics社とLG Electronics社がそれぞれ55型の有機ELテレビを披露し、大きな注目を集めた(Tech-On!関連記事10)。だが、技術的なハードルが高いこともあり、2012年12月13日時点で量産には至っていない。

今年投入するはずだったのに、未だに量産化は実現されてないようです。

やはりこうなってしまったね。

サムスン方式の有機ELはとても現実的ではないと当ブログが指摘していたのです。LG方式の方が現実的であると思っていたが、現在も苦戦されていること。

以下の麻倉さんの記事で詳しいです。  

【麻倉怜士IFA報告】LGの有機ELについて独占インタビュー、「製造は予想以上に難しいが、なんとか韓国で年内発売を」

韓国LGいわく、有機ELの発熱が問題になっているそうです。

ダイヤモンドなどの日本のマスコミどもが韓国勢を持ち上げて、ソニーらの日本勢を叩きだした。  詐欺同然の発表をやってしまった韓国勢を持ち上げた点は実に恥ずかしいことです。 有機ELの弱点を事前に把握していたら、無条件に持ち上げることはしないでしょう。少なくとも懐疑的な視点を持つべきでしたね。

有機ELを知り尽くしているソニーには、数年間に技術の熟成を図った。まともな有機ELモニターを出しているのは現時点はソニーだけです。その点は高く評価すべきでしょう。実際に名誉のあるエミー賞を受賞していますし。

業務用有機ELマスターモニターがエミー賞®を受賞


     韓国勢を持ち上げ、CLED TVを徹底的にDisったダイヤモンドは特に許しませんね。  

原因である円高デフレを3年間に放置していた政府・日銀は12・16の選挙にてやっと終わりました。

その政府・日銀がやっていたことは ウォン安で韓国勢を支援し、国内のメーカーを弱体化させただけです。

その政府を支援していた労組の方々は(会社の赤字・リストラで)やっと気づいたらしく、パナソニック労組出身大物政治家が当然落選しました。3年前に気づくべきでしたね・・ まあ煽ったマスコミも戦犯ですね。

  その労組の方々には、あまりにも高すぎる代償でした。  給与ダウン・リストラという結果になっただけです。

先月までソニーの株価が大きく下がっていたのは、やはり外部環境の影響は大きい。   (今は株価が回復中ですし。)

ソニーのものづくりはどう考えても頑張っている。VW1000ES、84V型4Kテレビの出来について、評論家に高く評価されている。

超円高環境で競争力を強化するのはどう考えても無理ゲーです。   株価が下がったのはストリンガーのせいという話はありましたが、そもそも政府・日銀が一番悪いです。おそらくその環境で、ソニーの社長は誰がやっても、株価回復が難しかったでしょう。日産のゴーン氏でさえ、超円高をなんとかして!という悲鳴を上げている。

パナソニック、シャープも被害者です。

   政権交代がもし1年遅かったら、もう国内勢が全滅されたかもしれません・・今回の政権交代で国内勢にとってはなんとか間にあったという結果になるといいですが・・

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2012年12月16日 (日)

PS3本体を買い増し。念願のSSDへ換装!

昨日ヤマダ新宿東口館で購入しました。PS3 本体 160GBで、 現行型ではなく旧型です。

ヤマダが旧型PS3本体の在庫処分するためか、投げ売りが行われているようです。

・PS3 160GB本体(3000A)
・デュアルショックコントローラ1個
・HDMIケーブル(ホリ製、2m)
・USBケーブル(3m)

という内容にも関わらず、なんと19980円!!!お得すぎるので、買い増しすることにしました。

今まで使っていたPS3 (2100A)(500GBへ換装済み)はまだまだ使えますが、いつか念願のSSDへ換装したかった。しかし大容量500GBクラスのSSDがまだ高すぎる。
そこで買い増しにすることにしました。いい機会だったと思います。同じ新宿店でも、西口方面のヤマダ店舗は在庫なしとなっています。実際、僕が購入した後、後ろの客(若いカップル風)の方が同じ旧型PS3を購入されました。4K2Kレンダリングが行われている大神もチョイスした模様です。いいチョイスですね。

新宿東口館の在庫はあと数台みたいでしたので、スロットインタイプのPS3を安いうちに購入するのは今しかないのではと思われます。全国のヤマダで行われているみたいので、ご検討されてみては?

実は自作PCのために、安くなってきたインテル330 SSD 240GBを事前に購入しました。(値段は12980円)急遽PS3本体を購入したので、そのSSDを使うことにしました。

SSDのファームウェア更新しようと思ったら、SSD本体はちゃんと最新版となっていた。(SSD本体に貼っているシールはFWバージョンが記載されています。)さすが人気のインテルSSDですね。

色々のゲームアプリをPSNから大量にダウンロード。十分かなと思えるほどにやっても、数十GBぐらいでした。近い将来には、500GBクラスのSSDが安くなってきたら、また換装するつもりです。

買い増ししてよかったと思ったのは、torne本体を接続しなくても、torneアプリを使えるようになったことですね。(もちろんtorneアプリのアップデートで対応される可能性がありますが。)

今はnasneしか使ってないので、ありがたい。SSDの恩恵でtorneアプリの起動も速くなったしw

龍が如く5。事前のインストール方式(8.5GB)にもかかわらず、HDD搭載だと、ロード時間が若干長いです。SSDに換装してみたら、気持ち的に速くなったなと実感します。劇的に速くなったとはいえないけどね。

コストパフォーマンス重視かつ1台のPS3のみにしたい場合、安いHDDは無難でしょうね。ちなみに今のFWはAFT対応済みです。相性は心配しなくてもいいと思います。(念のため、ネット上で確認済み情報を確認された方がいいかもね。)

前のPS3は、1TB HDDへ換装するつもりです。ただ外付HDDへのバックアップは失敗しています。原因は不明。SCEサポートへ相談するつもりでしたが、なかなか実施せずw

結局初期型PS3(60GB)→PS3(2100A)→PS3(3000A)で3台目になりましたが、おそらくPS3世代としてこれ以上買い増しか買い換えることはないでしょうね。次ならPS4本体あたりでしょうね。

PS+に加入してよかったと思ったのは、自動セーブアップロードですね。オンラインストレージから、PS3のセーブデータをあっさりリストアすることができました。わずか数時間でほぼすぐに使える状態になるのは評価すべきですね。自作PCじゃそこまでは無理ですね。OSのセットアップだけでも、1日以上かかるし(苦笑)

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2012年12月 9日 (日)

HTML5ベースのPS Storeが登場。可能性について考察してみる

WebベースのPS Storeが欧州でオープン。引き絞られるヘラクレスの弓

WebベースのPS Storeが欧州でオープン。引き絞られるヘラクレスの弓(補足)

ソニー: アンチャーテッドをスマートフォンに? Gaikaiがモバイル技術者の求人

このオンラインストアでは、ユーザーが購入したコンテンツを自動的にダウンロードするように設定することはできないものの、ここで購入したコンテンツはPS3やVitaのダウンロードリストに追加される。
コンテンツは、プラットフォーム、ジャンル、リリース日でフィルタすることができ、さらに価格の範囲、必要なアクセサリー等でフィルタリングすることができるとJoystiqはレポートしている。
ソニーUKは語っている。「私たちは新しいWebストアをテストしているところです。PSコミュニティには近くアナウンスの上、サイトをロンチする予定です。

みらいさんのご紹介記事。考察コラムも面白いので、上記のリンク記事を是非参照してほしい。

現在は電子書籍ストアであるReader Storeとの統合がまだ行われてない。一応SEN(PSN)との統合計画はある。これはHTML5(WEB)ベースのPS Storeが登場するまで待機していたのではと思われる。

ゲーム、音楽、映画、電子書籍などのコンテンツは、スマホ、タブレット、PC、家電系機器(BRAVIA等)、PSシリーズの機器からもアクセスできるようになる。購入すれば、kindleのように自動的に同期が行われる。ゲームもオンラインセーブ機能があれば、kindleのように別の機器で途中再開も可能になる。

クラウドゲーミングのGaikaiとの連携はおそらくあるだろう。現在のGaikaiは、あくまでも体験版をクラウドでプレイするレベルらしく、フルサービスはまだ提供してないそうです。

クラウドゲーミング上の体験版なら、ネットのインフラが問題であっても、顧客がクレームをつける可能性が低いだろう。PS Vita/PS3のゲームをブラウザで体験できるかもしれない。面白そうだったら、ブラウザでDL版を購入すればいい。PS3/PS Vitaは同期にて自動的にダウンロードされます。(もちろんゲームアプリは大容量ファイルのため、ダウンロードしてもよろしいでしょうかというメッセージが出てくるでしょね。)

PS3/PS Vitaを持ってない予備軍も、気楽にブラウザ上で体験できるかもしれない。面白そうなゲームがないか気楽に試すことはできるのであれば、コンテンツの売り上げアップは期待できるだろう。

また、PSシリーズを買わず、ブラウザだけでプレイできる可能性も考えられる。その顧客がコンテンツを買えば買うほど、PSシリーズが欲しくなる可能性も考えられる。ブラウザ上でのプレイだけは可能だが、快適にプレイしたければ、PS3/PS Vitaでプレイするしかないと気づいた時点でSCEにとっては勝利でしょう。またゲーマー的にはいつでもどこでもプレイするのは可能になります。つまり途中再開機能(あるいはオンラインセーブ機能)が重要になります。

最近のPS Vita(FW2.01)のブラウザは良くなっている。ゲームアプリとの同時利用も可能になった。(ちなみに、ブラウザ単体だけの利用は、使えるメモリ利用量が増えるそうです。)HTML5対応はまだ完璧ではないが、やはりSCEはHTML5に積極的に注力している可能性が高いと分かったので、今後の対応について期待したいですね。

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