電子書籍

2012年11月 8日 (木)

海外版Reader for iOSがリリースされたらしい

ソニー、「Reader for iOS」を海外でリリース

やっと来たかという感じ。

現時点は日本版はまだ来ていませんが、Appleの審査が通ったことは、時間の問題だといえるでしょうね。

やはりiPadでReaderコンテンツを読めるようになるのがありがたい。

Reader Sotreでコミック(EPUB)を購入すると他のReader対応端末にもすぐに同期されます。

最近、角川書店の「新世紀エヴァンゲリオン 13巻」をPCのブラウザ上で購入したのですが、複数のReader対応端末で一気に同期していたのが感動的でした。
ちなみに、ブックマークも同期されます。

Kindleでは当たり前の機能でありますが、やっとSony Readerも対応するようになった感じですね。

僕が確認した限り、以下の端末は読めました。

・Sony Reader PRS-T1
・PS Vita
・Sony Tablet S (Android版Readerアプリ)


角川書店のbook☆Bookwalkerは、現時点はiOS/Androidのみで、Android版ビューアーの出来はあまり良くない。Android版Readerアプリの出来はいい感じです。

kinoppyのようにSony Readerへの対応は消極的みたいので、積極的に購入する気になれません。Kindleでも使えるなら、話が別ですが。

Android版Readerアプリは問題なかったとはいえません。Ver2.x→ ver3.xのアップデートの際、読めなくなるトラブルが起きました。アンインストールしてから再インストールする必要がありました・・ フォローが遅かったらしく、評判がよろしくないみたいです。

ちなみに、Android版Kindleアプリのビューアーの出来もいい印象です。
コミックコンテンツは購入していませんが、画質はあまり良くないそうです。もちろん改善されるでしょうが。

kinoppyも対応されてますが、個人的にはビューアーの出来がいまいちで、ストアはやや使いづらいという印象。

PS VitaもSony Readerも利用したいので、現時点はReader Store中心にするのがベストだと考えています。有機ELと液晶と電子ペーパーで使えるのはReader StoreぐらいでしょうwKindleでも可能ですが、現時点は有機ELの端末を用意するのは大変でしょう。

参考までに、以下の記事によると、Reader Storeは11月15日までに「新世紀エヴァンゲリオン」第1~12巻のいずれを購入する場合、半額となるようです。

新世紀エヴァンゲリオン特集

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2012年4月 3日 (火)

SonyReader PRS-T1を使ってみた

友人からお友達価格でT1を譲ってもらいました。ケース込にも関わらずタダ同然でした。

彼が飽きたのは残念ですが、こちらとしては安く入手できたのがありがたいでした。

事前にReaderStoreの認証解除するように言ったにもかかわらず、うまく認証解除出来なかった模様。

それを行わないと、ReaderStoreからのダウンロードが不可能になります。

一応自炊系ファイルの利用は問題ありませんが。

仕方ないので、友人のIDやパスワードを教えてもらって一時的にそれを使って認証解除しました。

事前に念のためにすぐに変更するようにと言ってきましたが、友人いわく、ReaderStore専用パスワードだそうです。うちは複数のIDでもついに同じパスワードを使いまわる癖あるので、偉いなと思いましたw やっぱり見なおそうと思っているところです。

実はアップルのiTunesストアで不正利用された経験ありまして・・ その話はいずれ後日に。

ヤフオクとかお店に売る時には、注意してくださいね。強制リセットにしても無理みたいので。

実はSonyReader端末(電子ペーパー系)を初めてゲットしてから3台目になりますw

1台目(PRS-650)は自分の不注意により(足で踏んだせいか)電子ペーパーの表示が変になりました・・

1年保証過ぎてしまったので修理代は1万3千円台になるそうで、代わりを買った方がマシでした。(多分保証期限内でも保証対象外となった可能性が高かったかも。)

約2万円にするPRS-T1を選択する考えもあったが、秋葉原のある店で、ケース込で1万円を切る値段で売っていたので、予算も考えてPRS-650を選択しました。これが2台目。

PRS-T1世代はSonyReader独自フォーマットのLRF形式が使えなくなりました。

自炊としてPDF/ePub形式が基本になります。PRS-650でPDF形式を使ってみた限り、表示速度は軽いといわれたLRF形式と遜色ないレベルでした。(ただし最適化が必須)

PRS-650/PRS-350世代は最近のアップデートにより、ePub3形式に対応されるようになりました。

ePub3形式はまだ試してませんが、SonyTabletSで試した限り、epub3形式の漫画の表示はかなり重かったのが気になりました。

以前のFWバージョンですが、右綴じのPDFファイル(日本のコミック等)を開くとなぜか左綴じになり、左ボタンを押すと前ページに戻る問題ありました。最新FWにて改善されてます。

PRS-T1の画面を最初に見た印象ですが、なんか画質が上がったような?気がしました。同じ書籍コンテンツでじっくり比較してみましたが、若干だが、PRS-T1の方が明らかにコントラストがいいです。

おそらくタッチ系フィルターの改善により、コントラストが上がったのではと思われる。つまりタッチ系フィルターでコントラストをスポイルした可能性が高い。

T1の画質は本来の電子ペーパーの画質だろうなと思いました。

当然ですが、PRS-650より軽い。片手で持ち続けても実に快適。

新しいiPadを片手で持つのがつらい。ちなみに小説コンテンツは、縦表示との相性が悪い。(上から下までの目の移動量が大きいためか目が疲れる。)

横表示にしようとしても、縦持ちより結構持ちづらい。漫画コンテンツは2画面表示にすると、高解像度のおかげで読みやすいけどね・・

SonyReaderの話に戻します。表示速度については、旧型のPRS-650に比べて明らかにT1の方が早い。レスポンスもいい。3倍速くなったといっても過言ではない。

T1の最新FWバージョンにより、紀伊國書店Kinoppyストアから直接ダウンロードできるようになりました。

kinoppyの凄い点は、iOS端末で購入すれば、Android端末でもSonyReader端末でも読めます。角川グループのBookwalkerはiOS/Andoroidの両方をサポートしてますが、現時点ではSonyReaderをサポートしてません。

角川書店グループのコンテンツは再ダウンロード制限なしでダウンロードできるようになったのは素晴らしいですが、なぜかSonyReader端末ではダウンロードできません・・将来に改善されるかもしれませんが。

講談社系、小学館系なら問題なくダウンロードでき、表示されます。ただし再ダウンロード制限あります・・(1年間のみ)その制限がネックで購入してません。出版社のエゴが見えていて残念です。個人的には角川グループの姿勢を高く評価してます。

無料コンテンツもあって、無料版漫画コンテンツ(講談社 ARIA0号)をダウンロードしてみました。表示画質についてはかなりいいと思う。とてもクッキリで、読みやすい。若干ジャギーあるのがちょっと残念かも。自炊データに比べて高画質であります。
 
PRS-T1世代しかできない機能ですが、SonyReaderなどのコンテンツなら、ある文章をクリックするだけで、辞書機能(国語辞書、英和辞書、英英辞書)を利用できます。

自炊派にはうれしい機能ありました。

自炊していた小説系とかコミックを表示するとき、ある機能を利用すると、かなり画質が上がります。すなわち、非常に文字が見やすくなります。

画像スキャン系コンテンツとの相性がいいです。

ツールなどで解像度が最適化されている話を前提にします。高解像度のままではあまり効果がないようです。

ある機能とは、余白設定です。本来は白い部分を除外する処理ですが、画質向上にも効果あるようです。

余白設定→手動→実行をそのままという感じでクリックすると、文字が非常にクッキリとなります。

実に読みやすいので、本当にインパクトあります。証拠としてアップロードしてみました。JコミサイトからDLしたコンテンツを利用してます。高解像度版を利用してますが、ChainLPにて最適化しております。

マクロ撮影のため、カメラによるピントボケ(上と下あたり)がありますので、真ん中あたりだけを注目してください。

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Reader側で何も加工されてない状態です。真ん中でもカメラのピントがぼけているようにみえますが、実際にReader側がぼけてます。

1dsc01253
余白設定を有効にした状態での撮影です。文字あたりがかなりくっきりになったとわかります。セリフは結構見やすい状態になってます。

1dsc01256
ちなみに高解像度版をchainLPで最適化せず表示させた場合、ジャギーが目立ちます。

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自炊ではないXMDFとか、ePub形式のコンテンツを表示させた場合、非常にクッキリとした表示になります。文字を大きくすることもできます。自炊系じゃ文字を大きくすることができません・・

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Reader側で、自炊した小説系コンテンツを何の加工せずに表示させた場合。文字が薄くてややぼけてます。印象として見づらい状態です。


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余白設定(手動)を有効にした状態。文字がクッキリになりました。コントラストも向上してます。その時点でも見やすいです。

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さらに、画質設定で「濃い」を選択すると、文字が濃くなります。ジャギーが少々目立ちますが、非常に見やすい感じになります。昔のワープロ専用機で印刷したような感じですw(いい意味で読みやすい。)

注意点として余白設定→自動設定を有効にすると、やや重くなって、ページ送りがもっさりになるようです。コミック系はなぜか時々有効にならない場合もあるので、手動設定の方がオススメです。(ただしページによっては有効にならない場合もあるようです。)ページ送りも軽くなりますし。

PRS-650で色々やってみたが、できませんでした・・旧世代のSonyReaderはNGみたいです・・・まあ重い処理を使っているからかもしれませんね・・

おそらく自炊派端末としては、(画像形式でスキャンした)小説系コンテンツ限定においてはPRS-T1/G1が最強かなと思います。バッテリー時間も非常に長いし、実に読みやすいし。

PRS-T1のインターネット機能。率直にいって実用度はおまけレベルかなと思います。さすがに電子ペーパーであって、紙のように見えるのが魅力的ですが、ブラウザでは操作性との相性が悪くて、Androidタブレット並に使えるとは言いがたい。

ちなみにPRS-T1はAndroidベースです。PRS-650/350世代はLinuxベースでしたが、今世代はAndroidベースに移行したようです。そのAndroidベースに移行したおかげで、ネット機能としてはかなり強化されてます。

ファイルのダウンロードは問題なく利用できるようです。

DrobboxサイトではPDF/epubファイルを問題なくダウンロードできました。

家庭の無線LAN内での利用ですが、60MBのPDFファイルでも問題ありませんでした。

かなり使えることが分かったので、PCのDrobboxフォルダに、PDF/ePub系ファイルを色々入れてみました。自炊派でもワイヤレス接続のメリットを最大限に活かせますよ。

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2011年1月 6日 (木)

Sony Readerを2週間使ってみたよ

12月23日にSony Reader(PRS-650)が到着。2週間ぐらい使ってみて色々感じたことを書いてみたいと思います。

やはり電子ペーパーのおかげで、極めて読みやすい。当然ですが、バッテリーの持ちがいい。
USB充電できますので、エネループとか、コンセントからのUSB充電器の利用もOKです。

ページめくりの速度についてはストレスを感じませんでした。

タッチ対応は若干おまけレベルって感じですが、ハードキーの操作性はよくできているので、片手で読めるのがありがたい。

やはり紙じゃ小説とかの本をめくる作業が苦痛だったなと思いますよ。ちなみに手袋つけてもタッチは使えます。細かい操作はできませんが。極寒地あたりに外出しても手袋をつけながら読書できるところがありがたいかもw(紙の本じゃ、手袋で読書するのは不可能ですな・・)

小説系は楽々に読めます。iPad、最新型のiPod touchで弱視者向けモード(背景が黒色、フォントが白色になるモード)にすれば小説をなんとか読める感じでしたが、あまり積極的に読む気になれませんでした。

まずは自炊系でやってみたが、小説系は問題なし。青空文庫形式ファイルは非対応なので残念ですが・・ePub(テキスト形式)に変換すれば、画像形式よりファイル量を抑えられるそうですが、うちにはうまく変換できなかったので、とりあえずリブリエ時代から使われたLRF形式に画像で変換しています。LRF形式はSonyReaderしか読めないファイルですが、サクサク読めるので、とにかく速度優先にしてます。

漫画閲覧は意外と実用レベル。ただし最適化にする必要があります。Chain LPという素晴らしいツールのおかげで最適化作業はずいぶん楽です。解像度が低い割にジャギ感がほとんど目立ちません。これが電子ペーパーの威力でしょうね。日差しの強いところでSony Readerの画面をよくみれば画素のようなものがみれます。普通に明るいところだと画素が全くといっていいほど見えません。

Sony Readerの存在感は地味であるおかげか、電車とかでiPadで読むより抵抗感がほとんどありませんでした。電車の中で読んでみたが、片手で読めるので問題なし。iPod touch(最新型)より読みやすかったのです。

6インチというサイズがネックで、自宅では漫画をあまり読む気になれないって感じです。(iPadユーザーがわざわざ自宅でiPod touchで漫画を読むような感じでしょうね。)6インチというサイズは文庫本の1ページとほぼ同じサイズだからね。文庫版漫画を読むようなイメージと思えば分かりやすいかもしれません。

自宅での利用(漫画閲覧)ならやはりiPadかなと思います。雑誌系は正直言って厳しい。A4クラスの書籍では情報量が多い雑誌はまともに読めません。最低でも10インチがほしいかな。もちろん高解像度にする必要がありますが。9.7インチのKindle DXがちょっとほしくなったかも。ただし最新Kindlke3と比べてもっさり感があるそうです。まあSonyReader+iPadならほとんどの自炊系書籍は対応できるなと思いますよ。

なお、Sony Readerの使いこなしのノウハウが以下のWikiでまとめられてます。

Sony Reader まとめWIKI - トップページ

ChainLPはiPad、Kindle向けのファイルに最適化することもできますので、そのソフトの使い方を覚えても損はありません。うちにはiPad向けのファイルも最適化しています。自炊のPDF→ZIPにパッチで変換しています。

Reader Storeにて、もらったソニーポイントを使って、3冊ぐらい買って読みました。文字を拡大できるのは素晴らしいが、ややジャギ感が目立つのは残念かも。アンチエイリアス処理をかけたフォントにしてほしいところです。多分FWのアップデート待ちでしょうね。なおChainLPにて青空文庫のファイルを画像形式にすれば、フォントのジャギ感があまり目立ちません。

PRS-650なら、メモリースティックDuo、SDHCカードに対応しています。両方の同時利用も可能。ただし1000以上?大量のファイルを入れるとかなりもっさりになる不具合がおきているそうです。対策としてそこそこの容量(4GB~8GB)のSDHC交換でやるしかないとか。

大量のファイルから1つのファイルを選択するまでの使用感はあまりよく有りません。改善が必要かなと思います。とりあえずファイル数を絞ったSDHCカードの交換なら使いやすいかもと思います。

ハードについては基本的には文句ないけど、やっぱりWiFi対応が欲しかったなと感じます。PCの有線接続での転送するのはやはり面倒くさい。僕にはPCの有線接続でのファイル転送作業を行うのは大嫌いですからな。

iPod touch/iPadでさえ、FWアップデート以外にはPCでの有線接続での転送は全くやっていません。(無線LANですべてやっています。)

PCのReader転送ソフトの出来についてはまだまだ改善が必要だなと思います。どうせなら現行機種を最後に、PCでの利用は早く終わってほしいところです!つまり新機種にはKindle並にやれるようにしてほしいところです。最低でもWiFi標準搭載とか。

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2010年12月 5日 (日)

6型Reader(PRS-650)を注文したよ

PRS-650 | 電子書籍リーダー“Reader”(リーダー) | ソニー

無線通信機能を搭載してない点、amazon.comのKindleより値段がちょっと高めなのが、不満ですが、自炊派には待ちに待った電子ペーパー採用端末であるのは間違いありません。Kindleより優れているのは、自炊系書籍とのマッチングが良いとか。また外部メモリー対応なので、自炊系大容量ファイルに対応できるのが強み。

日本メーカーの製品なので、日本語完全対応であるのが安心感もあります。日本語のフォントはまだ1種類だそうですが、ファームウェア更新によって、日本語のフォントの種類が増えるそうです。

注文するのは遅れてしまったか、ソニーストアにて(久々ですw)6型のReaderを注文したのですが・・お届けの予定は12月下旬w

まさか予想以上人気を集まっているとは意外でした。ちなみに5型は今注文しても発売日に到着するそうです。(ただし外部メモリー非対応。)念のため、yodobashiネット通販も覗いたのですが、人気のため、予約受付終了とか。ずいぶん前入手したクーポンがまだ有効でしたので、幸い少々の割引があったようです。

うーん、迷わず早く注文すればよかった・・(苦笑)

多分自炊派の方には結構注文されているのではと思います。iPadで電子書籍を閲覧している方ならわかると思いますが、小説系はあまり相性が良くありません。目にはあまりやさしくないからです。漫画や雑誌は問題なく読めますが。ある意味、iPadで自炊系書籍を閲覧している方には、電子ペーパーの良さを期待している可能性が高いかもしれません。

色ですが、ブラック色にしました。先月、銀座のソニービルに行き、実機を触り、色の選択で検討していたのです。当初シルバー色がいいかなと思ったが、少々派手かなとの印象を持った。ブラック色の方は落ち着いた印象を持ったので、ブラック色にしました。

ところで、シャープのガラパゴスの仕様やFAQをじっくり読んでいたのですが、うーん微妙だなとの印象です。少なくとも自炊派には当面様子見にした方がいいでしょう。また、バッテリー(実効)駆動時間は10型だと6.5時間程度だそうです。(5型は4時間程度)うーん、iPadは改めて凄いとしか言いようがないです・・・・iPadの実効駆動時間でも10時間程度ですし。

仕様一覧 | メディアタブレット:シャープ

Q&A情報|メディアタブレット(GALAPAGOS):シャープ

3-8.バッテリーの駆動時間は?

5.5型モデル(EB-W51GJ): 約 7時間、10.8型モデル(EB-WX1GJ):約 10.5時間です。

※実際の駆動時間は、使用環境により異なります。

※省エネ動作モードONの状態で、文字だけで構成されるXMDFコンテンツ(ページエフェクトが指定されていないもの)を40秒ごとにページめくりした場合の時間です。

※なお、出荷時状態(ただし、明るさ自動調整OFF)で、文字だけで構成されるXMDFコンテンツ(ページエフェクトが指定されていないもの)を40秒ごとにページめくりした場合の駆動時間は、EB-W51GJは「約4時間」、EB-WX1GJは「約6.5時間」です

 

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2010年9月28日 (火)

「GALAPAGOS」、はたして売れるかな

進化する「GALAPAGOS」で世界へ シャープの電子書籍端末、早期に100万台目指す - ITmedia News

シャープ、電子書籍端末「GALAPAGOS」発表 -INTERNET Watch

ネガティブな印象が強い「ガラパゴス」を名称にするとは凄いですなw
ガラケーの代表というイメージが強いシャープが「ガラパゴス」という名称を採用するとは面白いですな。

第一印象ですが、iPadベースに、電子書籍端末に特化した感じですね。AndroidをOSとして採用したそうですが、Androidアプリをそのまま使えないそうです。セキュリティ対策かな。エコシステム構築として微妙かな。

シャープとしてはXMDF対応電子書籍端末として普及させるのが狙いだと思えます。ただし、そもそも電子書籍端末として値段が高額だと、普及は非常に難しいと思います。5.5インチでは2万円台にしないと厳しい印象です。早期に100万台といっても、なんか厳しいです。

上の動画を見てみましたが、うーん、やはり液晶では文章中心の本を読む気になれません・・・iPadユーザーなら実感していますし。やっぱり電子ペーパーでないとね。

新聞、雑誌系コンテンツ中心ならは悪くありませんが、iPadでもいいじゃんとのことになりますので、実質的にはやはりiPadのライバルとなります。アップルストアみたいに電子ストアなどで何かiPadにない部分を持たないと厳しいと思います。XMDFじゃ、武器になれるとは思えませんし。Sony Reder、Kindleは軽量で電子ペーパーという武器を持っていますので、本好きな人なら、おそらく電子ペーパー系機種を選択するのではないでしょうか。

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2010年7月29日 (木)

Amazon、139ドルの新型Kindleなど投入

AmazonがKindle新モデル発表 139ドルの廉価版も投入 - ITmedia News

アマゾン、次世代「Kindle」を発表--Wi-Fi接続の廉価版も - CNET Japan

Kindle3
主な特徴は以下の通り。

  • 6インチのE-Inkディスプレイ
  • 従来のモデルよりも21%小型化
  • 15%軽量化(8.7オンス(約247g))
  • ページ送りが20%高速化(Amazon発表)
  • 4Gバイトのビルトインメモリ(従来モデルは2Gバイト)
  • より小さく、静かになったページ送りボタン(クリック音はほとんどなし)
  • 内蔵バッテリの駆動時間は最大4週間(ワイヤレス通信無効時)
  • 新しい「試験的な」WebKitベースブラウザを搭載
  • テキスト読み上げオプションの拡張
  • 内蔵PDFリーダーの機能向上

新型Kindleはスペックアップしながら139ドルに安くなりました。日本円にすると12000円台でしょうか。日本人が好むサイズ/軽量であるのも注目でしょうね。

iPadに対する優位点といえば、以下の通りでしょう。

・軽量
・電子ペーパーなので目に優しい (小説系はiPadの液晶はあまり相性がよくない。)
・バッテリーの駆動時間が圧倒的に長い。(iPadは10時間程度)
・電子書籍の購入先はAmazonのみなので、分かりやすい。
・PCがなくてもちゃんと使える。(iPadは初回PCのiTunesでの認証が必要。)

弱点といえば、カラー対応あたりでしょうね。動画対応は駄目ですし。ただ専用機ならの強みは無視できません。シンプルだからこそ安くすることができたと思います。

iPadを使って電子書籍コンテンツを色々購入して思ったのですが、電子書籍コンテンツを売っている店がバラバラすぎてわかりにくいです。App storeで探すのも大変。アプリでもインタフェースがばらばら。最近まではYahoo!コミックというアプリを知らなかったしw

まあ、本来では電子書籍ビューアーはiBooksとかだけにし、App storeのブック専門ストアで買い物するだけで何でも購入できるようにした方がいいじゃないかなと感じます。要は検索の手間をなるべく減らしてほしいと思います。

汎用性の高さが逆に裏目に出てしまったと感じます。(まあ、それが魅力的でもありますが。)

Amazon、Kindleの急速な伸びうたう 電子書籍売り上げ3倍に - ITmedia News

Amazonという世界最強ネット通販だけに、Amazonに行くだけ十分だから消費者にとってはわかりやすいでしょう。電子書籍コンテンツの売り上げはiPadより大きくリードするのではないかなと思います。日本ではiPadでの電子書籍コンテンツの売り方はいろんな意味で中途半端だと感じます。当面は自炊中心で利用するしかないのが正直な印象です。

ある日本の大物ソフトウェア開発者が、iPadなどの端末でのKindleソフトウェアだけとなり、AmazonのKindle端末が消滅するだろうとの講演もありましたが、戯言としか思えません。まあアップル寄りの方だからな。電子ペーパーの存在を無視しているので、説得力があるとは思えません。せめて電子ペーパーというものを勉強すべきですね。

ソニーのSony Readerは日本でも今秋に投入されるそうですが、Sonyグループでは現行のPSNをベースに「Sony Online Service(仮称)」で統一されますので、電子書籍の購入も、Amazon並の利便性を確保すれば消費者にとってはわかりやすいものになっていくのではないかと期待もあります。しかも他社も利用できるようにオープン化にする計画もあるそうです。

もしそれができれば、おそらくAmazon/Apple以外の他社を大幅にリードできるのは間違いありません。サムスンでも追いつけない領域となるかもしれないので、期待したいところです。

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