有機EL

2013年12月26日 (木)

ソニーとパナソニックのテレビ向け有機EL共同開発終了

ソニーとパナソニックのテレビ向け有機EL共同開発終了

ソニーとパナソニックは、テレビ/大型ディスプレイ向けの次世代有機ELパネルなどの共同開発契約を2013年末を持って終了する。

両社は、印刷をベースとした次世代有機EL技術を使った大型/高精細の有機ELパネル/モジュールの低コストな量産技術について2012年6月以来共同で開発を進めてきたが、契約期間の2013年末を持って終了する。

共同開発では、両社の技術をあわせて開発効率を高め、「2013年内の量産技術の確立を目指すとともに、量産フェーズでの協力の可能性を検討する」としていたが、今後はそれぞれが独自に開発を進めることになる。

残念ですが、ソニーにとっては、オール印刷方式への転換は難しかったかもしれませんね。パナソニックも、低コスト化に有利なオール印刷方式がベストであると考えており、譲れなかったでしょうね。

オール印刷方式は生産の低コスト化には有利な技術ですが、画質面はやや課題が残っているみたいですね。おそらくソニー側の画質主義、パナソニック側の低コスト主義とのぶつかりでまとまらなかったみたいですね。なんかVHSとβの話と似ていますね。βは録画時間が短かったけど、画質・音質が優秀だった。VHSは画質・音質がそこそこであるが、録画時間が長く、シンプルな作りで低コスト化を実現しやすい面もありました。念のためですけど、VHSはビクターが生みの親。松下(パナソニック)が支持したのも大きかったけどね。

とりあえず、値段が高くてもいいので、新しい有機ELテレビが出てほしいですね。一応業務用有機ELモニターもありますけどね。17型ですが、40万円台で入手できますし。

XEL-1は2007年12月に購入してから、未だに現役です。今は2013年12月。もう6年使っています。若干輝度が下がっているような気がしますが、実用として問題ありません。いい加減に買い替えたいので、新機種が早く出てほしいです!

ちなみに、Vita TVと接続してみたところ、色は非常にフラットで、画質はキレイでした。初代PS  VITA(有機EL)はこってりな画調で、XEL-1はあっさりとした画調です。黒の沈みは完璧ですw

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2013年10月17日 (木)

ソニー、パナソニックの有機EL方式についての開発協議、越年する見通し

日経新聞の報道によると、ソニー方式とパナソニック方式がどれかに統一するか協議していたが、まとまらなかった模様です。

有機ELの開発協議、越年へ ソニーとパナソニック 
(全文を読むには会員登録する必要があります。)

ソニーとパナソニックの有機ELテレビ開発協議が越年する見通しとなった。年内をメドに共同で量産技術を確立するとしていたが、両社の技術の擦り合わせが難航しているため。

両社は2012年6月に有機ELテレビの基幹部品であるパネルの共同開発で合意。「13年内の量産技術の確立を目指し、量産段階での協業の可能性を検討する」とし、定期会合を開いてきた。

今年初めに米国で開かれた家電見本市ではパナソニックの試作機の主要部品をソニーが提供した。

しかし最近は協議が停滞している。ソニーは発光する有機材料を高温で気化させてパネルに吹き付ける「蒸着方式」と呼ばれる製造技術を持つ。

一方、パナソニックは印刷技術を応用して有機材料をパネルに塗布する「印刷方式」という製造技術を開発している。

ソニーは蒸着方式と印刷方式を組み合わせた生産を提案。パナソニックは印刷方式への一本化が効率的としたが、折り合いがついていないもよう。

~省略~

量産段階での協業も当面は見送る可能性が高い。ソニーは有機ELテレビの生産を台湾の液晶パネル大手、友達光電(AUO)と共同で進める案を軸に検討する。パナソニックは医療機関向けなど業務用製品を15年度までに商品化する方針。生産を自社で手掛けるか委託するかは今後詰める。

パナソニックのオール印刷方式の完成度について、ソニー側が納得できなかったみたいですね。

「4Kは有機ELで見たい」 (こちらも会員登録必要。無料です)

シアター形式の展示ということで輝度の不足は気にならなかったが、筆者の体感ではピークで150cd/m2くらいではなかろうか。おそらく高分子有機EL材料を用いたのだろうが、赤色はとても綺麗で、赤色から黄色にかけての色調は非常に優れている。動物の顔はなかなかリアルに見える。一方、やはり青色は不十分で緑色も若干黄色寄りに感じてしまう。その結果、木の葉や空の色が自然の色ほど鮮やかではないのが、少し残念である。

カラーバランスに関してはまだおかしいとの指摘もあるようです。オール印刷方式においては、青色に関してはまだ改善が必要だと思われる。

やはりソニー方式はハイブリッド方式であるそうですね。白色有機EL+カラーフィルタ方式なら、印刷技術を用いる意味が分かりませんし。よってその説は、勘違いだと思われる。

西川氏の説が当たりになりそうですね。僕も一貫してその説を支持しています。CEATECでソニー、LGの有機ELテレビを実際に見た上に、ハイブリッド方式しかないと確信しました。

CEATEC 2013に見た次世代映像。4K最新技術の現在

ソニーの4K有機ELディスプレイは、印刷技術と真空蒸着を組み合わせたハイブリッド型形成方式を採用しているといわれる。印刷技術で形成しても問題ないとされる赤色発光層と緑色発光層の形成に印刷技術を用い、印刷で形成すると発光効率や寿命の面で難がある青色については青色共通層として蒸着技術を用いて形成させると見られる。

関連:CES特別編 4Kに見る映像の未来【1】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年10月 6日 (日)

CEATECにて3社の有機ELテレビをチェックしました

CEATECに行って来ました。有機ELテレビをチェックできました。

ソニー、パナソニックの4K有機ELテレビ、もう1社の有機ELテレビはLG製曲面有機ELテレビです。別にLGが出展していませんでしたが、京セラブースにて展示されました。厚さ1ミリの超薄型ピエゾフィルムスピーカーの視聴ブースにありました。画質についてもチェックできました。個人的に極めて貴重な体験できたので、雑感を以下に書いていきます。

ソニーの4K有機ELテレビ編

DSC03571a


いつも人だかりでした。有機ELテレビブースは。素人目でも、はっきりとキレイと分かります。隣に65Vの4K液晶テレビが展示されているにもかかわらず、圧倒的に差はありました。また、真っ暗な環境ではなく、明るい環境で展示されていました。外光に強いですね。XEL-1も同じですね。

ソニーの4K有機ELテレビの特徴は一言で述べるなら、XEL-1ベースとして極めて進化したものです。特にコントラスト、白ピーク表現はまさしくXEL-1系統です。色域については印象的です。あそこまでの鮮やかな色表現は今まで見たことはありません。液晶LEDテレビなんとかははっきりといって比べ物になりません。太陽の光を受けるシーンについて豊富な表現するところは他のテレビでは見たことがありません。

精細感は極めて素晴らしい。隣に展示されていた65Vの4K液晶テレビの精細感がちょっと荒いと感じたほどです。おそらく8K液晶と十分勝負できるほどの精細感があるかもしれません。

超接近で撮影できませんでしたが、デジカメのズームレンズ機能にてなんとか拡大できました。PCで解析してみたのですが、なかなか精細度が凄いと感じました。

DSC03575bbb

デジカメのズームレンズ最大にて撮影。一番下の横断歩道にあるオレンジ色のタクシーあたりをPCにてさらに拡大してみました。

DSC03575a

RGBが全く分離してないように見えます。普通の液晶テレビなら、必ずRGBで分離されているはずですが、ソニーの4K有機ELテレビは1画素で1色を出力しているように見えます。まるでプロジェクターのような仕組みになっていると思えます。プロジェクターの仕組みは1画素で1色で出力されているからです。もしかしたら革命的な技術かもしれません・・・ これはプロジェクター系しか実現できないことができている可能性はあることです。

4K液晶の拡大写真は以下の通りです。分かりづらいかもしれないが、良く見てみると、RGBで分離しているのが分かります。これが一般的な仕組みです。4Kになると比較的に見えにくくなっていますが、ソニーの有機ELテレビは極めて見えません。もしかしたら1画素で1色で出力されている可能性はあるんです。

ソース:“特別じゃない”4Kテレビ。東芝「58Z8X」

ちなみに2Kプラズマですが、以下の通りです。プラズマは精細感が低いと言われたのはRGBが分離しているのをはっきり目立つのが原因だと思われます。

ソース:プラズマならではの「色」と「黒」。VIERA「TH-P55VT60」

プロジェクタの場合は以下のとおりです。4K SXRDです。パネルのズレによる色ズレもありますが・・・ プロジェクター方式は1画素で1色を出力しています。階調感が豊かといわれるのはその方式のおかげです。

ソース:リアル4Kプロジェクタついに登場

ソニーの有機ELテレビを実際に見てみると、はっきりいって100万円台でも欲しい!と思ったほどです。

ちなみにLGの有機ELテレビでも超接近で撮影しました。白色有機ELテレビ+カラーフィルタという仕組みですが、はっきり言って画質がいまひとつでした。精細感は最悪です。昔のプラズマの精細感(解像度がWXGAで50インチぐらいという感じで)という印象です。ソニー、パナソニックの有機ELテレビと比較するのは失礼すぎますw

DSC_1021a

XperiaZにて撮影。レスポンスのいいおかげで、短い視聴時間で超接近での撮影ができました。

DSC_1019a

 

その写真にある字幕部分あたりをスマホで拡大してみたら実に興味深いことがわかりました。

【警告】目に悪いと思いますので、あまり長時間で見ないでください!(特に白色部分)

Screenshot_2013-10-04-13-29-06a

Screenshot_2013-10-04-13-13-48

大きなサイズを掲載したかったが、目が痛いと感じたので、とりあえず小さいサイズにしました。一応クリックすれば大きなサイズで表示されます。

白色を表現することにおいてはRGBWのWをそのまま出力しているようです。肉眼では青っぽい白色という印象でした。輝度を稼ぐために、W部分を太くしているみたいですね。そのせいで、開口率がかなり悪くなっています。そのため、精細度はあまり良くありません。青色だけの表現はWの発光がないため、黒色が目立ちます。

ソニーの4K有機ELテレビは白色有機EL+カラーフィルタという話もありますが、CEATECで見た限り、僕には極めて大きな違和感を持ちました。要するに、白色有機EL+カラーフィルタという方式は絶対にありえないと思いますよ。白色有機EL+カラーフィルタ方式を採用している韓国LGの有機ELテレビを超接近で撮影して分析して確信を持ちました。ソニーの有機ELテレビについては、西川氏の説がおそらく正しいかと思いますよ。

ソニーの4K有機ELディスプレイは、印刷技術と真空蒸着を組み合わせたハイブリッド型形成方式を採用しているといわれる。印刷技術で形成しても問題ないとされる赤色発光層と緑色発光層の形成に印刷技術を用い、印刷で形成すると発光効率や寿命の面で難がある青色については青色共通層として蒸着技術を用いて形成させると見られる。

パナソニックの有機ELテレビですが、極めて素晴らしい完成度でした。ピーク表現は実におとなしいですが、しっとり感は素晴らしいです。西川氏の記事によると、暗部階調表現は実に素晴らしいそうです。おそらく映画との相性は極めて抜群かもしれません。どちらかというと玄人好みの絵作りです。素人目では、分かりづらいもしれない。率直に言って、4K液晶と比較するならすぐには分かりにくいかなと思います。

ソニーの有機ELテレビの方が実に分かりやすいです。玄人好みとしてはパナソニックが展示していた有機ELテレビであるのは間違いありません。

ソニーとパナソニックの共同開発の成果を導入されているみたいので、ソニー側の研究成果を生かされている可能性はありそうですね。

なお、シアター内にいた関係者によれば、今回公開された有機ELパネルも、ソニーとパナソニックの次世代有機ELパネル開発プロジェクトの産物として捉えてもらって構わないとのことであった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年10月 1日 (火)

CEATECで4K 有機ELテレビが公開される

【CEATEC 2013】ソニー、56型4K有機ELテレビ日本で初公開

ソニーブースではIFA 2013でも展示した、56型4K(3,840×2,160ドット)対応有機ELテレビを参考展示。今年1月のCESでも展示していたものだが、日本では初披露となる。パネル自体の仕様は、CES/IFAから変更は無く、高精細映像を実現する酸化物半導体TFTと、有機EL発光層の光を効率良く取り出すという独自の「スーパートップエミッション」方式を組み合わせているのが特徴。

黒い壁に設置しており、黒の沈み込みの深さによる、独特の立体感のある有機ELならではの画質が体感できるようになっている。

絶対に見るぜ!!!

パナソニックの印刷方式有機ELテレビにも期待したい。
【CEATEC 2013】有機ELやVIERAで「4K World」訴求するパナソニック

4K Worldと題したブースの中央には4Kシアターを配置。その中で展示しているのが、IFAでも紹介していた55型/3,860×2,160ドットの4K有機ELディスプレイだ。日本では初公開となる。

独自のRGBオール印刷方式を採用した、有機ELディスプレイ。具体的な製品展開については未定だが、年初のCESの時よりは量産に近いモデルとなっているとのこと。高い色再現性やコントラスト比の高さなどが特徴で、厚さは8.9mm。製造は国内で行なっている。

ところで、麻倉さんによると、ソニーの有機ELテレビの仕組みについて、白色有機ELパネルにカラーフィルターを組み合わせた方式を採用していると仰っていますが、おそらく勘違いされているじゃないかな。もし白色有機EL方式なら、高い光効率を引き出すのに極めて大変です。つまり効率が悪い方式です。

そもそもソニーがスーパートップエミッション(STE)方式を採用していると公式に言及しております。STE方式とはソニー自身が解説しております。RGB 有機EL発光層にカラーフィルターを組み合わせるのが特徴です。ただし、今回のソニー開発の有機ELテレビパネルは単なるRGB 有機ELパネルではない話もあるそうです。西川氏の記事が詳しいです。




西川氏の記事によると、スーパーハイブリッド有機EL方式を採用している可能性が高いと言及している。

ソニーはスーパーハイブリッド有機EL方式

ソニーの4K有機ELディスプレイは、印刷技術と真空蒸着を組み合わせたハイブリッド型形成方式を採用している。

印刷技術で形成しても問題ないとされる赤色発光層と緑色発光層の形成に印刷技術を用い、印刷で形成すると発光効率や寿命の面で難がある青色については青色共通層として蒸着技術を用いて形成している。

まあ、パナソニックのオール印刷方式が量産化段階になってきた話もあるようで、おそらくソニーも、オール印刷方式を全面的に採用する可能性があるかなと思っています。多分、ソニー独自開発方式は業務用モニター用途のみに使われる可能性が高いかもしれません。せっかく開発していたものは捨てるのはもったいないからね。画質的には最高みたいですし

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2013年1月14日 (月)

パナソニックの56型有機ELテレビのTFTパネルは、ソニー設計、パナソニック製造?

有機EL、理美容、BtoB。パナソニックの反転攻勢 津賀社長インタビュー。「CESで見せた強み」

パナソニックが披露した、RGBオール印刷方式の有機ELテレビのTFTパネルはソニーとの共同開発であることは以下の公式リリースにて認めている。
56型 4K2K 有機ELパネルを開発

また、ソニー株式会社と共同で、印刷方式をベースとした有機ELパネルの量産技術の開発にも取り組んでいます※2。
なお、今回の開発品に採用しているTFTは共同開発における活動ステップのひとつとして、ソニーより協力を得たものです。

当初AUOの工場で製造されたものをソニーが提供かと思われていたのですが、パナソニックの津賀社長の発言により、興味深いことが分かりました。

実用化については、そんなに急いでも仕方がない。パナソニックは兵庫県の姫路工場に、5.5世代の設備を持っており、ここで56型のパネルを1枚取りしている。まずは個人用のテレビではなく、業務用ディスプレイからスタートしたい。個人用のテレビとしての展開は、液晶ディスプレイに対して、コスト的な競争力を持てるようになってからだ。そのためには、第8世代以上の生産設備が必要となるが、そこへの大きな投資には踏み出せないし、まだ早いと思っている。

TFTパネルは、パナソニック製造であると明らかになっている。ソニーの協力を得ていたと公式リリースにて記載されている。普通に考えて、ソニー設計のTFT技術情報を提供していたのが自然だろう。

西川善司の大画面☆マニア パナソニック、ソニー56型4K有機ELの秘密

酸化物半導体についての詳細の説明はソニーからもパナソニックからもないが、これは、インジウム・錫・亜鉛・酸化物半導体のITZOではないかとみられている。

というのも近年のSID、IDWといったディスプレイ技術学会において、ソニーが有機EL用のTFT開発に際してのITZO関連発表が多いためだ。実際、各発表論文においてはかなり良好な研究報告がなされている。

なお、このIn-Sn-Zn-O半導体……別名ITZO(イトゾー?)は、可視光に対して透明な特性があり、電子移動度がシャープが実用化を果たしたIGZO(インジウム・ガリウム・亜鉛酸化物:イグゾー)の約3倍の30cm2/Vs以上あるといわれる。

あのIGZOを凌駕するほどの特性を持つITZO?らしいです。

ソニー側にすれば、AUOが製造するだけではなく、パナソニックにも同じTFTパネルを製造することができるようになれば、歩留まり向上において、障害となる要因を解決するスピードも向上することに期待できます。現在の歩留まり率は不明ですが、パナソニックといえば、歩留まりに対する改善活動はおそらく最強レベルであり、自社工場を持っているメリットは大きい。実績もある。AUOと同じ(と思われる)TFTパネルなので、歩留まり向上のための情報交換も可能になる。これが大きい。AUOだけじゃ、歩留まり向上については、不安はあるしw

有機EL方式としては、パナソニックはオール印刷方式を採用している。ソニーは現時点スーパーハイリブット有機EL方式を採用しているといわれている。現時点の画質面はスーパーハイリブット有機EL方式がベスト。しかし、高分子の青色材料は良いものが開発された場合、オール印刷方式が有利となります。おそらくソニーはその方式が本命と見ているのでは。2013年中に印刷方式か、ハイリブット方式かどっちか絞るらしいです。有機ELに関する技術情報は結構情報交換されている模様みたいです。現在は別々の方式で開発した方が効率的であるため。

ソニー&パナソニック連合というのは、まさに最強としか言いようがないですね。

AUOの液晶工場は現在最大第6世代ラインらしい。第8世代ライン以上も稼動できるようになれば、有機ELテレビのパネルが結構安くなる可能性も出てくると思います。2013~2014年に仮に出ても、56型じゃ、少なくとも高額になるのは違いないですね。韓国LGは第8世代ラインを持っていると思いますので、ソニー&パナソニック連合として現時点は弱点といえるかな。パナソニックは第8世代ラインへの投資はやや消極的みたいですし・・ それにしても、ソニー側には、サムスンと液晶工場での協業経験があったおかげで、良い意味で活かしている感じですね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年1月10日 (木)

ソニー・平井社長へのインタビュー記事に関する雑感

ソニー・平井社長が見据える4K、TV、PlayStationの今後

西田さんによるインタビュー記事。PSに関するQAも結構書かれていますので、注目です。

ちなみに、西田さんのツイートによると、他のプレスからの質問に対するアンサーも全て含めているらしいです。ゲーム事業に関する質問については、おそらく本田氏だろう。

今回発表された中で、技術の面で特に注目は、やはり56型4K有機ELディスプレイだろう。筆者が見る限り、画質面では展示されている有機ELテレビの中で圧倒的にトップ。掛け値無しに「はっと息をのむ」という表現がふさわしいと感じる。だが、製品化の時期や、商品としての市場性についてはかなり不透明でもある。

麻倉さんも、ソニーの有機ELの画質について高く評価している。
ソニーの4K有機ELテレビに見た「人類未体験の映像力」評論家、日本画質学会副会長 麻倉 怜士

画質は驚くべきもので、ブラジル・リオデジャネイロのカーニバルを4Kで撮影した映像クリップでは、色の豊穣(ほうじょう)さ、原色の強靭(きょうじん)さ、金銀のきらめき、微小部分の白ピークの突き上げなど、他のデバイスでは絶対に再現できない領域の“ウルトラリアリティ(超現実感)”を感じさせた。

単なる高輝度なだけでなく、小面積の(輝度の)突き上げがあることが有機ELの強みだが、改めてそれを認識することができた。まさに「人類が未体験の映像力」であった。

ソニーには、この開発品をきちんと商品化してほしい。人目をひく「ショーモデル」に終わらせてはいけない。

ちなみに、パナソニックも、世界初のオール印刷方式を採用した4K有機ELテレビを披露しています。技術面はオール印刷方式を除き、ソニーのトップエミッション方式と良く似ていること。つまり、ポテンシャルとして、現時点のソニー方式を凌駕でき、低コストで実現できる可能性はあります。ただし、現時点の画質は、ソニーの有機ELテレビより劣っているみたいですね。まあ長年開発し、XEL-1、業務マスモニの製品化を実現したソニーの経験が大きかったでしょうね。

パナソニック、4Kタブレットなどブースレポート

西川氏によるレポート記事。

また、今回、展示されていたものは、画質の作り込みはほぼ行なわれていないとのことで、実際、黒の沈み込みは自発光の強みが活かされて良好ではあったが、発色は黄味が強く、肌色などは青緑が強い色あいで不自然な映像になっていた。「開発初期段階でここまで来ています」という中間報告的な展示と言えるだろう。

青色が課題みたいですね。高分子は青色と相性が良くないみたいので、ソニーは低分子の青色を利用しているらしいとか。

ブルーレイの4K化については、ディスクのキャパシティや画質、記録時間など色々な問題はあろうかと思いますが、ディスクは一つの選択肢かと思います。しかしそれはソニー独自というより、業界全体でちゃんとスタンダードを決めて、ということになろうかと思います。

興味深い発言。メーカーのトップが、BDの4K化について言及したのは珍しい。BD 4K版の投入について可能性を示唆しているので、期待してもいいかもしれませんね。

ほかにも興味深いことが書かれているので、ぜひ参照してほしいです。

PS OSをほかの機器に導入することは検討されているのは事実みたいですね。まだ時間がかかるみたいですが、期待したいですね。

関係ないけど、麻倉さんのツイートによると、珍しく平井社長を褒めていたようです。前回のストリンガー氏叩きでしたが、いい傾向ではないでしょうか。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2013年1月 8日 (火)

ソニー、世界初の4K有機ELテレビを展示!

ソニー、CESで4Kの56型有機ELテレビを展示

試作機が参考展示されるのは、56型の4K有機ELテレビ。解像度は3,840×2,160ドット。高精細映像を実現する酸化物半導体TFTと、有機EL発光層の光を効率良く取り出せるという独自の「スーパートップエミッション」方式を組み合わせたもので、自発光の有機ELならではの高コントラスト・高輝度・高速動画応答性能・広視野角を実現しているという。

従来の有機ELテレビでは、有機EL層を駆動して発光させるため、低温ポリシリコンTFT(薄膜トランジスタ)を使っていたが、パネルの大型化に課題があった。そこで、研究開発を進めてきた酸化物半導体TFTを使う事で、56型という大型ながら、4K解像度の高精細なパネルを実現したという。

噂通り、AUOとの共同開発。シャープのIGZOと同じ技術といわれる酸化物半導体TFTを用いている。韓国LGも酸化物半導体TFTを用いて、白色有機EL+カラーフィルター方式という有機ELテレビを量産しようとしていたが、ずいぶん苦戦されたことです。
詳しいことは、以下の麻倉氏の記事を参照してほしい。(無料会員サイトであるが、要登録です。)

【麻倉怜士IFA報告】LGの有機ELについて独占インタビュー、「製造は予想以上に難しいが、なんとか韓国で年内発売を」

――延期の理由は?

LG Display社でのパネル生産がなかなか立ち上がってこないことです。不良率が高い。初めてのデバイス、酸化物半導体のTFTなど、不良を出す要因は多いのです。特に酸化物半導体を用いた大型ディスプレイの量産は世界で初めてのことなので、予期せぬトラブルがあります。良品率は具体的には言えませんが、予測よりかなり低いのが現状です。目標は2013年末に80%です。今は、とてもとても。液晶パネルは97~98%ですから、先は遠い。

ソニー独自であるスーパートップエミッション方式を採用している。11型のXEL-1と同じ方式なので、高開口率および、広いダイナミックレンジ感には期待できます。

有機EL技術の中でも、最強画質といわれるスーパートップエミッション方式を大型にも採用していたことは、高く評価したい。しかも4K解像度も実現したことは凄い。

韓国LGが苦戦していたといわれる酸化物半導体TFTの歩留まりが鍵だろうと思われる。AUO側の歩留まりについては、ソニー側の液晶パネル製造に精通している技術者達が支援している可能性が高いと思いますので、意外にも順調かもしれません。AUO側よりIGZO系液晶パネルがどんどん出てくるなら、歩留まりがかなりいい証拠になります。

ソニーは印刷方式+蒸着方式というハイブリッド技術を採用しているといわれる。(高分子系は印刷方式。低分子系は蒸着方式を利用しているらしい。)

【SID】有機ELで500ppiの可能性、ソニーがオフセット印刷で実証 (無料会員サイトですが、要登録です。)

去年出展していたクリスタルLEDディスプレイより綺麗という意見もあるらしく、ソニーの有機EL開発部隊も頑張ったことですね。どっちも綺麗なので、両方とも製品化を実現してほしいですね。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年12月19日 (水)

結局、韓国勢の大型有機ELテレビは今年投入なしか

ディスプレイ、この1年――新技術が続々登場も大型と中小型で明暗

大型有機ELは離陸せず

一方、テレビ向け大型パネルに目を向けると、新技術が思うように離陸しなかった1年だったと言わざるを得ない。2012年1月開催の「2012 International CES」で、韓国のSamsung Electronics社とLG Electronics社がそれぞれ55型の有機ELテレビを披露し、大きな注目を集めた(Tech-On!関連記事10)。だが、技術的なハードルが高いこともあり、2012年12月13日時点で量産には至っていない。

今年投入するはずだったのに、未だに量産化は実現されてないようです。

やはりこうなってしまったね。

サムスン方式の有機ELはとても現実的ではないと当ブログが指摘していたのです。LG方式の方が現実的であると思っていたが、現在も苦戦されていること。

以下の麻倉さんの記事で詳しいです。  

【麻倉怜士IFA報告】LGの有機ELについて独占インタビュー、「製造は予想以上に難しいが、なんとか韓国で年内発売を」

韓国LGいわく、有機ELの発熱が問題になっているそうです。

ダイヤモンドなどの日本のマスコミどもが韓国勢を持ち上げて、ソニーらの日本勢を叩きだした。  詐欺同然の発表をやってしまった韓国勢を持ち上げた点は実に恥ずかしいことです。 有機ELの弱点を事前に把握していたら、無条件に持ち上げることはしないでしょう。少なくとも懐疑的な視点を持つべきでしたね。

有機ELを知り尽くしているソニーには、数年間に技術の熟成を図った。まともな有機ELモニターを出しているのは現時点はソニーだけです。その点は高く評価すべきでしょう。実際に名誉のあるエミー賞を受賞していますし。

業務用有機ELマスターモニターがエミー賞®を受賞


     韓国勢を持ち上げ、CLED TVを徹底的にDisったダイヤモンドは特に許しませんね。  

原因である円高デフレを3年間に放置していた政府・日銀は12・16の選挙にてやっと終わりました。

その政府・日銀がやっていたことは ウォン安で韓国勢を支援し、国内のメーカーを弱体化させただけです。

その政府を支援していた労組の方々は(会社の赤字・リストラで)やっと気づいたらしく、パナソニック労組出身大物政治家が当然落選しました。3年前に気づくべきでしたね・・ まあ煽ったマスコミも戦犯ですね。

  その労組の方々には、あまりにも高すぎる代償でした。  給与ダウン・リストラという結果になっただけです。

先月までソニーの株価が大きく下がっていたのは、やはり外部環境の影響は大きい。   (今は株価が回復中ですし。)

ソニーのものづくりはどう考えても頑張っている。VW1000ES、84V型4Kテレビの出来について、評論家に高く評価されている。

超円高環境で競争力を強化するのはどう考えても無理ゲーです。   株価が下がったのはストリンガーのせいという話はありましたが、そもそも政府・日銀が一番悪いです。おそらくその環境で、ソニーの社長は誰がやっても、株価回復が難しかったでしょう。日産のゴーン氏でさえ、超円高をなんとかして!という悲鳴を上げている。

パナソニック、シャープも被害者です。

   政権交代がもし1年遅かったら、もう国内勢が全滅されたかもしれません・・今回の政権交代で国内勢にとってはなんとか間にあったという結果になるといいですが・・

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2012年7月 7日 (土)

XEL-1+LXアーム+エレクター設置成功!これで捗るな!


LXアーム


LXノートブックトレー


2ch有志によるwiki


PC用液晶ディスプレイのデュアルディスプレイ化のためのモニターアームを検討してみたら、たまたまLXアームのWikiを見かけました。値段が安い割、評判が随分良い感じでした。

もしかしたら、XEL-1にも使えるじゃないかと思いつきました。純正用ノートPCトレーもあったので、なんとかできそうと感じたので、検討してみました。結果的に導入できました。

エレクタでの設置については、少々の改造が必要ですが、エレクタのポール使って設置することができます。エレクタ(のポール)との相性は抜群です。(付属品のテーパードスリーブが必要です。)

ちなみに、パンチングシェルフに設置しようとしましたが、穴サイズが小さくて合いませんでした。エレクターはポールでの設置が基本であると思った方がいいかもしれません。


ポールに生やす

LXアームが360度回せるようエレクタの一番上の部分に設置しました。

DSC01439

DSC01431

ノートPCトレーにXEL-1を設置してみたところ、板を追加しなくても全く問題無いレベル。地震対策として、地震対策GEL7角型L size(50x50x3mm)(ゴムのようなもの)をXEL-1の下面に2枚貼って接着。(排気の穴を塞がないようにすること。)ちなみに西友で買いました。125円ぐらいでした。

リクライニングチェアでど真ん中に視聴するように調整するのはできませんでしたが、
かなり満足できるレベルで調整できるようになりました。

結構小さかった11型も、小さいという感じは全くありませんでした。むしろqHDという解像度がネックで、低解像度によるアラがはっきり見えるのが欠点かもね。(タブレット持ちみたいに視聴距離があまり近づければ)

10インチクラスのタブレットを持ちながら視聴する距離より少々長めにしても、タブレットより小さいとは感じられません。XEL-1の持つパワフルなコントラスト感のおかげでしょうね。

XEL-1はもう4年以上使ってますが、輝度低下などは未だにありません。真っ暗な環境で視聴すると、結構眩しいと感じますw PS Vitaの有機ELも、あのコントラスト感の再現はできません。(体感では10倍以上あります。)まあ消費電力の問題もありますので、なかなか難しいでしょうね。おそらくジャパンディスプレイ製であっても、厳しいかも。

それにしても、モバイル用途パネルとしてあのコントラスト感を再現するのは消費電力として厳しいかもね。もちろん輝度がやや抑え目になるが、最新技術にてそのコントラスト感に近づくのが可能になると思います。

XEL-1画質については、未だにトップクラス。

麻倉さんが、XEL-1は今だに最新型液晶・プラズマより綺麗だとツイートで仰ってます。20万円かかりましたが、間違いなく買ってよかった製品であります。まあそろそろ次の製品が出て欲しいですね。

LXアームは360度回せるようになっていますので、布団で近くに見れるように設置することができました。布団で寝ながらちょっとPS3プレイしてみました。かなり満足できるレベル。黒の沈みは本当に完璧ですね。PS Vitaの有機ELでさえ黒浮きは確認できるほど。
黒浮きという現象は全くないです。本当に2007年の製品なのか、未だに信じがたいです。

秋葉原のツクモ本店(液晶ディスプレイ売り場)でLXアーム展示されてますので、実際触ってみることができます。ヨドバシカメラの一部店舗では展示されているそうです。(近くの店舗では展示されてませんでした。

LXノートブックトレーはNTT-Xで購入。LXアームは価格コムの最安価サイトで購入。
エレクタは御徒町で有名な多慶屋の楽天サイトで購入。エレクタ系通販の中では結構安いと思います。(1万円以上なら送料無料。)

合計で2万6千円ぐらい(エレクタ部分は約1万1千円)かかりました。

ただし、別途アンテナケーブルの長尺化もあり、アンテナケーブルや分岐器、分波器も購入してます。7月19日発売のナスネに合わせて、分岐器などの導入を先行させました。詳しい話は別エントリーにて書きたいと思います。

もう1週間使ってますが、かなり満足できるレベルです。数年前に早く気づけばよかったと思います・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月23日 (土)

有機EL量産の「印刷方式」が本命か

ソニーとパナソニックが有機EL提携で合意、来週にも発表へ

提携は秒読みになってきたそうです。

【SID】有機ELで500ppiの可能性、ソニーがオフセット印刷で実証(閲覧は無料会員のみ)

高精細化が難しいと言われている有機ELパネルで、最先端の液晶パネルに迫る500ppiの精細度を実現できる可能性を、ソニーがディスプレイ関連最大の学会「SID 2012」のシンポジウムで示した。オフセット印刷法によって、500ppiに相当する画素ピッチ51μm(ドット・ピッチ17μm)で有機EL材料を塗り分けた成果について発表した[論文番号:68.4L]。

同社はまた、このオフセット印刷法を用いて試作した最新の有機ELパネルを、オーサーズ・インタビューで披露した。画面サイズを1年前の3型から7.4型に大型化した。画素数は960×540(q-HD)、精細度は150ppiである。有機EL材料は、R層とG層には高分子材料、青色の共通蒸着層には低分子材料をそれぞれ用いている。

ソニーは印刷方式を採用した有機ELをSIDで発表してます。印刷方式なら高コストな有機ELの材料を無駄なく使えるのがメリットです。現行主流の「蒸着方式」は無駄が多いので、どうしても高コストになってます。ソニーの発表により、高精細化との相性は抜群であると明らかになってますので、ソニーとパナソニックの提携により、印刷方式が本命になる可能性が高いかなと思います。

ソニーが「印刷方式」が本命であると判断したとすれば、パナソニック方式を採用することに関する技術的障害はないですよね。おそらく技術的対立はほとんどないかもしれません。ソニー技術者が「蒸着方式」の将来性がないと明言してますし。

ソニーとAUOの提携については、おそらく「蒸着方式」で当面量産するのではと思われます。

AUOも独自に発表してます。「蒸着方式」を採用していること。

【SID】AUOの32型有機EL、IGZO TFTは7枚マスクで作製 (閲覧は無料会員のみ)

ちなみに、シャープが高解像度有機ELを発表してますが、白色有機EL+カラーフィルタ方式ですね。おそらく今後は主流になる可能性が高い方式ですね。

【SID】シンポジウム初日の一番人気、シャープと半エネ研の13.5型有機EL (閲覧は無料会員のみ)

LIPS方式は結局断念した可能性が高いとみていいですね。ソニーでさえ断念したとすれば、サムスンが開発しているLITI方式での実用化は果たしてできるか注目ですね。

55型有機ELに手厳しい技術者 (閲覧は無料会員のみ)

55型の有機ELテレビの映像を見た技術者の多くは、「ついにここまで来たか。大型有機EL、いよいよ離陸だね」と感慨深げ。ただし、「韓国メーカー2社の55型品はムラがある。韓国Samsung Mobile Display社製は有機EL素子、韓国LG Display社は酸化物半導体TFT起因のムラだね、アレは」と手厳しい。ご指摘の通り、注意深く見ると多くの人が確認できるレベル。展示会向けではなく実際の地デジ映像を映し出して見てみたい思いに駆られます。

さらに別の技術者は、「やっぱり量産に向け相当苦労しているみたいだ」と続けます。展示会向けのベスト・サンプルでムラが確認できることを考えると、本当の意味での量産には時間がかかるかもしれません。SID 2012のビジネス・カンファレンスで、米DisplaySearch社でSenior Vice Presidentを務めるPaul Semenza氏は、55型の有機ELテレビの価格を8000米ドルと予測します。発売の際の生産台数によって、両社の量産技術の確立具合をうかがい知れるかもしれません。

サムスンの有機ELテレビはやはり「蒸着方式」で量産していること。

【SID】Samsung Mobile Displayが55型有機ELを出展、パネル仕様を明らかに (閲覧は無料会員のみ)

駆動素子には低温多結晶Si(LTPS)TFTを用いた。RGB3色の発光素子を塗り分けることでカラー表示に対応する。デバイス構造は、TFT基板から光を取り出す「ボトム・エミッション型」(同社の説明員)という。

低分子型の発光素子を、マスク蒸着技術を用いて形成した。55型の有機ELパネルでは「SMS (small mask scanning)」と呼ぶ、小型のマスクを移動しながら蒸着していく技術の導入が噂されるが、「詳細については明かせない」(同社の説明員)とした。

日本勢が勝つには、サムスンのLITI方式への移行が失敗すること。パナソニック方式(印刷方式)の実用化を実現することだね。

ソニーはLIPS方式への移行を断念したとすれば、サムスンができるとは思えませんけどね。まあ白色有機EL方式への移行という道が残っているけどね(苦笑)

ぶっちゃけ、白色有機EL方式は技術力のないメーカーが採用するイメージがあるよね。

関係ないが、最近XEL-1とモニターアーム(+エレクタ)との組み合わせを検討してますw
もちろんXEL-1はVESAマウント対応ではないので、ノートPC設置できるオプションを代用して設置できないか検討してます。うまく行けたら、是非報告したいと思います。

それができれば、飛行機の座席モニタのようにリクライニングチェアでも、かなり近づけて視聴できるので、快適にPS3プレイできるかもと思ってます。寝プレイもできるようにしたいと思ってますw

ただ本命はVESAマウント対応の25型ぐらいの有機ELモニター(テレビ)であると思ってます。

PVMの25型有機ELモニターは一応VESAマウント対応ですね。重量は10kg台なので、その重量に対応できるモニターアームが必要になりますけど。VESAマウント対応25型ぐらいの民生用テレビが早く出てくれないかな。参考までに、17型フルHDモニターは7kg台です。ネット上で検索してみたら、34万円台で購入できるそうです。(25型は50万円台)

25型のCLEDテレビも出てくれたら言うことはないけどね。実際に出てくるのは多分数年後の話でしょうね・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)