HMD

2012年2月27日 (月)

外販により、超小型有機ELパネルの進化には期待できるかも ほか

ソニー、超小型有機ELパネル外販 デジカメ向け

2月中に無料会員として読める会員記事本数20本に達してしまったため、全文はまだ読んでませんw 3月になってから全文を読めますけどね。

現在はHMZ-T1は0.7インチ/720p 有機ELパネルが搭載され、NEX-7、α65/77にも、有機EL用EVF(0.5インチ/XGA)が搭載されてます。

外販需要に応えるよう、かなり投資が行われているかもしれませんね。

ミラーレスカメラ市場においては競争が極めて激しいので、おそらく外販需要はかなりあるのではと思います。CCD/CMOS外販のように大量量産ができる体制が構築できれば、超小型有機ELパネルへの積極投資にも期待できます。

有機EL EVFは、液晶EVFと比較しても、黒浮きがないほどコントラストが良いし、表示遅延が少ないし、カラーブレーキング現象もない。それじゃ需要が出ない方がおかしいです。

その積極投資により、フルHD対応パネルにも開発しやすくなるかもしれません。

つまり、近い将来には、0.7インチ/フルHD対応有機ELパネルが登場されるかもしれません。

HMDの進化を期待する方々には、実に興味深いニュースですよ。

0.7インチの4K SXRDパネルの量産技術を持つソニーだからこそ、0.7インチ有機EL/720pパネルを実現できたと思います。

他社では有機EL EVFの量産化がどこまで進んでいるかわかりませんが、CCD/CMOS供給メーカーとして最大手でもあるソニーの独占状態は続くだろうと思われます。

もしかしたら、超小型有機ELパネルについては、ソニーにとっては大きな利益源になる可能性はあるかもしれません。CMOSとSXRD、超小型有機ELパネルは半導体製造技術として親和性が高いので、投資効率は極めていいと思います。

技術難易度が極めて高いため、サムスン等の他社に真似されにくい領域であり続ける可能性もあるので、利益源として大きな希望が持てるのです。

さて、東芝&サンディスクより、大容量フラッシュメモリーチップが発表されました。

東芝とSanDisk、世界最大容量128GbitのNANDフラッシュを開発

東芝/SanDiskが開発した128Gbitの超大容量NANDフラッシュ

ISSCCで見えてきたNANDフラッシュメモリの大容量化のトレンド

>NANDフラッシュは、いよいよワンチップ16GBが当たり前の時代に!?

128Gbit/8bit=16GB

ワンチップで16GB。すなわちPS Vitaのメモリーカードでいえば、16GBが最低限になる
との意味になります。

現行メモリーカードの32GB版の値下げはもちろん、64GB版の登場に期待できるのではないでしょうか。PS Vitaとしてはメモリーカードの低価格化及び大容量化は早期に実現してほしいところです。DL版の市場の拡大には期待できますからね。

噂のiPad3は64GBオーバー容量搭載の可能性が出てきましたね。東芝がAppleにフラッシュメモリ供給している話が結構知られてますからね。

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2011年11月28日 (月)

VW1000ESの3D画質も確認できました ほか

休日のアバック主催イベントに参加しましたので、感想を書いていきたいと思います。

VW1000ESの出来については、まだ試作機だそうですが、2D画質は相変わらず素晴らしい出来でした。ダークナイトをAX2700Tで再生。どうみても4K映像でした。元々IMAXフィルムで撮影されたものだそうで、2K収録ソフトであっても極めて相性がいいと思いました。もしかしたら現時点のBDプレイヤーとしてVW1000ESとの相性がいいのはAX2700Tかもしれません。最近、AX2700Tにて色々BDソフトを再生してみたので、精細感としてやっぱり最高峰じゃないかなという気がしました。BDT900に比べても、精細感は素晴らしいと思います。

ちなみに、うちのVW90ESとAX2700Tにて、ダークナイトやトランスフォーマー1、ダーティーハリー、相棒劇場版IIを鑑賞しました。ダークナイトは言うまでもなく、圧倒的クォリティーでした。特に空撮映像は確かに4Kっぽい画質でした。プチ4K画質といってもいいと思う。印象的だったのはダーティーハリー。オーバーシュート低減のおかげか、フィルムライクで精細感が素晴らしいです。BW870でも再生してみたが、オーバーシュートがちょっと気になって、精細感がややいまいちでした。色がこってりですが。

プロジェクターモード+シアターおまかせモードは十分満足できる画質で再生してくれました。もちろんカスタムモードで細かい画質調整はできます。主観的で好みの画質で観れるように細かく調整できるところが素晴らしいと思いました。

VW1000ESの3D画質については、ソースの「怪盗グルーの月泥棒」のジェットコースターシーンにてチェックできました。そのソフトは評論家の間ではクロストーク評価としてよく使われているそうです。明るさについては、まだ開発中のためか、3D画質はやや暗め。VW95ES並かな。もちろんVW90ESより明るいのですが。クロストークは、VW95ESより結構少ないと感じました。うーん、デジタル駆動の良さが出ているな・・ VW1000ESの3D画質は4Kアップコンもやっているそうですが、CGアニメ系じゃ、少しわかりにくいかもしれません。アバター3Dじゃどうなるか気になるところですね。アバター3Dの画質も最高峰だったら無敵のPJだといえるけどね。

それにしても、HMDのHMZ-T1は間違いなく3D画質のリファレンスなので、他の映像機器の3D画質評価がシビアになってきたと感じます。原理的にクロストークがないからね。

短時間しかチェックできませんでしたが、三菱の3DプロジェクターのHC7800Dは実に素晴らしい出来でした。明るさは意外とやや暗めですが、3D感というか、本当に素晴らしいです。特にはアバター3Dの3D感はHMZ-T1に遜色ないほどの出来になってます。カラーブレーキングはもちろんありますが、昔の単板式DLPに比べて、あまり気にならないレベルで少なくなっているのが印象的でした。(うちは初めてのPJが単板式DLPでしたよ。)液晶シャッター方式メガネは超高速液晶を採用したという独自技術なので、そのメガネの出来のおかげで、あの素晴らしい3D感になっていると思います。VW1000ESにも、そのメガネに対応されるといいな。欠点を述べるなら、もう少しダイナミックレンジ感が欲しいかなという感じです。宇宙シーンでは、ダイナミックレンジ感があまりなかったのが気になりましたし。

ビクターの機種に関しては、既に以前の試聴会でチェックしてますので、今回は詳しくは書きませんが、やはりX30の出来は率直にいって素晴らしいと思う。(値段にしてはいい出来との意味です。)X70Rは、4K表示に関してはやや微妙かなという感じです。まるで強力なNRが効き過ぎた塗り絵のような感じになっているのです。やはり、あまり好みではありませんでした。ただ3D画質の明るさは、トップレベルだといってもいいと思います。

ちなみに、アバックの実売価格では、X90Rはなぜか割引きなし(定価のまま)。VW1000ESは割引きあったのに。そのため、差額はアバックでHW30ESをギリギリ買えるほどの値段です。ハイエンドプロジェクターを導入する方には、X90Rの値段は微妙と感じるかもね・・

関係ないけど、アバックのイベントに行く度に、必ず買っているものがあります。AIM製HDMIケーブルです。前回は2m HDMI 1000円でした。今回は3m(1.4a対応)のHDMIケーブルで1200円x2本を買いました。AIMはケーブル製品として有名メーカーであり、信頼できるメーカーです。そのメーカー製品で1000円台とは安いと思います。無名メーカーのHDMIケーブル1000円台じゃ、うちは怖くて買えませんよ。

買ったケーブルで、HMZ-T1のためにHDMI関連の配線を変更しました。AVアンプからのケーブルを長くすることができたので、HMZ-T1を置く場所を変更することができました。置く場所の自由度が高まって満足です。AIMのHDMI分配器も持っているので、DA5600ES→HMZ-T1/VW90ESに分配するようにしました。同じ3D対応機器ではないと、HMZ-T1の3D入力に対応できないので。一応パススルー機能はあるけど、うちの複雑な環境では、パススルーの機能をOFFにしないと、XEL-1への出力がうまくいかない場合があるようです。OFFのままだと、VW90ESへの出力もできません。というわけで、パススルーOFFにして、HDMI分配機にて分配するしかないことになりました。

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2011年11月25日 (金)

HMZ-T1の表示遅延の測定値が明らかに


【西川善司の大画面☆マニア】第152回:3D HMDに感じる未来と課題。ソニー「HMZ-T1」 -AV Watch

表示遅延も計測してみた。

なお、今回から、リファレンス用のディスプレイを業界最速のシステム遅延と言われる東芝26ZP2を使用することにした。26ZP2は、本連載でこれまでに用いてきた19RE1よりもさらに低遅延性能を追求したモデルとなっており、公称3ms、約0.2フレーム(60Hz時)を誇る。より正確な相対遅延測定ができると考え、リファレンスを変更した次第だ。

さて、実際にLCD DELAY CHECKERを用いてHMZ-T1の表示遅延を計測してみたが、2D表示時、3D表示時ともに約2フレーム(約33ms)の遅延を確認した。なお、ノイズリダクション関連の機能のオン/オフによらずこの値となることを確認している。商品の性格上、ゲームユーザーにも人気が高い製品のはずなので、低表示遅延の「ゲーム」画調モードは欲しかった気がする。これも次期モデルへの課題として提言したい。

約2フレームだそうです。XEL-1の表示遅延も約2フレーム程度かもね。相対的に差がないようにみえてもおかしくないかもしれません。シビアなゲームでも大丈夫と思いますと書きましたが、ちょっと言いすぎたかなと思います。誤解を与える印象になってしまって反省です。有機ELの特性により、動きボケ感がまったくないため、液晶に比べて脳が認識する時間が速いためか、体感上で遅延をあまり感じないかもしれません。一般的な液晶だと、少々ぼけるので認識するのに時間がかかる可能性は確かにありますね。

実は表示遅延がないはずのPSP液晶でのプレイ感は、XEL-1に比べても、体感では差を感じません。有機EL搭載のPS Vitaなら、体感が少し変わるかもしれませんね。PSPとPS Vitaで比較検証してみたいですね。

画質に関しては、迷光への指摘については確かにそのとおりかなと思います。うちはメガネ使いなので、メガネ特有の迷光もあるので、慣れれば気にならないレベルかもしれません。メガネを使ったことがない方には、気になる可能性もありますね。

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2011年11月21日 (月)

VW1000ESに関する本田雅一氏のレビュー記事 ほか

本田雅一のTV Style:復権!? 今年は 3Dプロジェクターが面白い

劇場を凌駕するソニー「VPL-VW1000ES」の画質

改めて2011年年末の状況を見ていこう。高級機の目玉は、ソニーの「VPL-VW1000ES」。168万円という価格を見ると、誰も驚くかもしれないが、高性能プロジェクターを長年見てきた人ならば、このモデルの映像を見るだけで、思わず「安い」というに違いない。4K×2Kの圧倒的な高解像度パネルはもちろん、階調表現や4K×2Kへのアップコンバート映像などのスペックがスゴイだけでない。

見比べずとも、単独で視聴しただけで明らかに高画質さが伝わってくる機種は、他にそうそう存在するものではない。まだ未完成とはいうものの、現段階でも現存するあらゆるプロジェクターの画質を凌駕する。単に高精細、高コントラストというだけでなく、奥行き感、立体感、色の深み、質感表現の明瞭さなど、感覚的な画質が素晴らしい。

ソニーは、「劇場用4K×2Kプロジェクターの感動を家庭に」と話しているが、まったくとんでもない話だ。家庭向けのスクリーンサイズならば、劇場用の4K×2Kプロジェクターより、本機の方がずっと高画質だ。入力ソースがフルHDならば、なおさらである。業務用の4Kアップコンバーターは、こんなにキレイではないからだ。

最大級の褒め言葉ですな。

ところで、以前、4K映像のスパイダーマンのPVはF65で撮影されたものと書きましたが、麻倉さんの記事により、RED ONE製4Kカメラで撮影されたものであるとわかりました。本当にすみませんでした。

現在のハリウッドでは、RED ONEの4Kカメラが主流になっているそうです。キヤノンも一眼レフカメラやレンズ資産を武器で4K撮影カメラ分野に参入されるのは当然といえるかもしれませんね。ちなみに、RED ONEも、9Kカメラとか28Kカメラを出す計画があるそうです。28KはIMAXフィルムを超えるレベルだそうです。もうフィルムを超えてますね・・

関連:映像制作ワークフローを完全テープレス化するカメラシステム「RED ONE」
カメラシステム「RED ONE」 -さらに進化した「EPIC」、「SCARLET」とは?

RED ONEの4Kカメラで撮影し、2Kで収録しているBDソフト「Tokyo Night Flight~東京夜景飛行」Blu-ray (パナソニック制作)ソフトは持ってますけど、CMOS特有のノイズがちょっとありました。(真っ暗な夜景シーンでは知覚しやすいのです。)

■「4K」撮影を敢行!
撮影は、現在最新の1200万画素のCMOSを採用した4Kカメラ「RED ONE」を使用。フルHDの4倍の解像度の最高画質で収録。また、耐震装置付ヘリで、ブレの無い安定感のある空撮を実現。
編集は、4K映像をリアルタイムで編集出来るノンリニア編集機=クォンテル社製IQ+パブロシステムを使用。Blu-ray用のHDマスターにダウンコンバートしても、その画質は驚嘆に値するものです。エンコードは「MPEG-4/AVC H.264」で実施、現在考えうる最高の画質を引き出しています。

ちなみにHMZ-T1(PS3で再生)及びVW90ES(AX2700Tで再生)で確認しました。HMZ-T1は、没入感が凄いけど、質感が少し乏しいのが気になっていました。VW90ESの場合は、画質的にはあまり文句がなく、黒などの質感が素晴らしいけど、完全暗室で観たいという感じですw HMZ-T1のせいで、没入感を追求する意味で理想的な完全暗室が欲しくなったところです・・(苦笑)

HMZ-T1はガチでPJと比較してしまうほどの凄い製品だと思います。色合いとか色温度はあまりにも理想的なレベルで、もうリファレンスレベルだと思います。もちろん解像度が1280x720で低めとか、開口率があまり高くないせいか、階調の質感再現にはやや苦手かなと思います。LCOS系PJの質感に慣れている方には少しきついかもと思いました。ただしBD3D映像においては、あまり気にならないと思いました。特にはアバター3D版は素晴らしい出来でした。明るさや3D感はIMAXシアター以上だと思う。正確には、IMAXに比べて、迫力は少し欠けますが、シネコン級レベルだといってもいいと思います。凄いですね・・

VW1000ESで、ネイティブ4Kの夜景の空撮映像が観たくなったな・・ 一応VW1000ESの試聴会にて、同じような4K映像もありました。本当にインパクトありました。

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2011年11月17日 (木)

VPL-VW1000ES、HiVi誌ベストバイ一位等を獲得!


HiVi最新号(2011/12月号)によれば、VW1000ESはライバル機種を圧倒するほどの点数でHiVi誌ベストバイ一位を獲得したそうです。批評家は1名を除いて全て最高である☆(ベストワン)マーク。麻倉さんも本田さんも☆マークを与えたこと。ちなみにVW95ESも3位受賞されてます。

AV REVIEWも、特別金賞及び批評家賞(ビジュアル)も獲得してます。
ちなみに、批評家賞とは批評家としての純粋な評価だそうです。他の金賞などは
小売りなどの評価も含めているそうです。

DLA-HD1以来、ずっとビクター機種ばかりだった気がしますので、ソニー機種では圧倒的といえる文句なしの受賞は本当に久しぶりです。VW100(2005年)以来です。VW100の場合はVW1000ESほど圧倒的にライバル機種に差を付けるほどじゃなかったかも。(QUALIA 004はソニー系の一部の店しか買えなかったため、大人の事情により、正当に評価されなかったみたいです。もし正当に評価されることになれば、おそらく文句なしの受賞になった可能性が高いと思います。僕の知っている限り、評論家では麻倉さん、藤原さんが導入されました。今も愛用しているそうです。)


ちなみに、かないまるさん(ソニーのAVアンプ開発者で有名な方)いわく、評論家の間ではかなり好評だったそうです。

今年はビジュアル分野で4KプロジェクターのVPL-VW1000ESが特別金賞を獲得。同時に批評家賞(ビジュアル)もとっています。まあ今年の特別金賞は文句なしでこのモデルでしょう。AVアンプの導入中にも評論家の方から「金井さん、あれはすごいですよ。いつ入れるんですか」と何度も言われ、好評なのが歴然と伝わっていました。

麻倉さんの批評記事が載ってます。4Kアップコン画質への評価はもちろん、3D画質も非常に高く評価しているそうです。問題点を指摘されたのは、超解像技術が制作者の意図を破綻させてしまうことを懸念しているという問題程度です。極めてシビアなレベルで制作者の意図を忠実に再現する点においては確かに難しいですね。ただ、個人的にはVW1000ESの超解像技術は制作者の意図が高いレベルで忠実にかなり再現されていると思いました。まあ制作者のご意見を聞かないと何とも言えませんが。

それにしても、HMZ-T1の色温度の出来はあまりに素晴らしいため、うちのVW90ESは色温度がやや高めであると気になるようになりました・・VW95ESもあまり変わらない。VW1000ESは低い色温度での絵がしっかり出てきたので、多分期待してもよさそうです。D65モードはもちろん、D55モードもあるらしいし。D55モードの出来が本当に気になるな・・・

麻倉さんは今もQUALIA 004をリファレンスとして利用されているそうです。(アバックの最新号※にて明言。)その彼がVW1000ESを導入したら、VW1000ESへの評価が本物になるのです。もし導入された場合、おそらく8年振りの導入じゃないかなと思います。(QUALIA 004の発売年は2003年。)よくAV機器を買い換える評論家が、固定画素系機器として長年(なんと8年)使うとは、今では考えられないことです。QUALIA 004はやはり伝説級であったといえるでしょう。

4K入力について将来性に関しては確かに不安ありますが、(4K2K/60p非対応とか)2Kコンテンツ対応プロジェクターとしては最高峰であるのは間違いありませんよ。麻倉さんが三管PJユーザーにもオススメであると明言しておりました。

アバックサイトでは電子版はまだ更新されてませんが、後日に更新されると思います。多分来月あたりに更新されるかも。

フィルム→8Kスキャン→4Kマスタリング→BDで2K収録というソースであれば、4K表示との相性が極めていいそうです。

TA-DA5700ESも、V15達成。ただ今回はヤマハ機種も1位を獲得されるほど超接戦されたことです。小音量でも、映画館の音が味わえるのが特徴です。日本の住宅事情においては相性がいいAVアンプと思いますね。HMZ-T1との組み合わせは最高かもしれませんねw


かなるまるさんのサイトにてV15達成ご報告されてます。おめでとうございます!

TA-DA5700ESは久しぶりに最上位機種としてかないまるさんがメインにチューニングされたそうです。DA5x00シリーズとして5700ESで初めてだそうです。DA5600ESユーザーとしてうらやましいですな・・

ちなみにDA7000ES及びDA5x00ES(5700ESを除く)をメインにチューニングされた佐藤さんを音展にて実際に拝見しました。スマートでかっこいい方だなと思いましたね。今時の言葉でいえばイケメン開発者という言葉にぴったりって感じです。イメージ的にはかないまるさんと正反対という感じでした。失礼かもしれないけど、かないまるさんはいい意味で昭和のカリスマ職人というイメージかな。佐藤さんは繊細な職人というイメージにぴったりかもという気がしました。たしかにDA7000ES及びDA5x00シリーズではそのイメージが強く出ているような気がします。

2010年発売のレシーバー、STR-DH710の週間ポストの記事をご紹介します。

ちなみに、AVアンプ入門者にはこのAVアンプがオススメと思います。低価格帯のAVアンプなのに、かないまるさんが本気でチューニングされたAVアンプです。HMZ-T1の音(リアルサラウンド付きとの意味で)をもっと良くしたいのであれば、ご検討する価値はあると思いますよ。HDMIの3D信号対応もバッチリOKです。アマゾンあたりでは実売2万5千円台で売られているそうです。

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2011年11月13日 (日)

HMZ-T1の表示遅延に関して (追試実施)

昨日のエントリーにて、HMZ-T1の表示遅延を取り上げましたが、別の方法で検証してみたところ、意外な検証結果が分かりましたので、お知らせします。だれでも検証できる方法です。前回は極めて主観的な評価でしたので・・・

今回の検証環境:
ソニーの有機ELテレビ:XEL-1(リファレンス)
ソニーのHMD:HMZ-T1

SCE:PS3(720p出力)
PanasonicのBDレコーダー:BW870(1080p出力)
ソニーのAVアンプ:TA-DA5600ES
※TA-DA5600ESのHDMI-OUT2つの同時出力機能を利用。

HMZ-T1を装着してない時、無表示になるので、カメラで撮影するのは極めて難しいです。表示ができたとしても、ほとんど見えません。大きなルーペをつけないとダメかも。
HMZ-T1を上部にあげて、下部はXEL-1を見えるようにして、比較検証してみました。
(できれば暗い環境にすれば、比較しやすいのです。)

まずBW870(1080p)で動きの多いアニメを再生

1080P入力/コントラストリマスター機能:ON
1080P入力/コントラストリマスター機能:OFF

コントラストリマスター機能をONにした状態だと、XEL-1より少し遅れて表示されます。
コントラストリマスター機能をOFFにすると、遅延が低減されます。ただしまだXEL-1よりわずかに遅れて表示されます。(見た目はほぼ同時に表示されると見えますが)

PS3を720p出力にした状態で、動きの激しいマクロスF最終話を再生。

720P入力/コントラストリマスター機能:ON
720P入力/コントラストリマスター機能:OFF


720P入力だと、XEL-1と全く同じ表示でした。XEL1より遅延は全くありませんでした。
コントラストリマスター機能をいじっても変わらないみたいです。ほぼ無視できるレベルです。精神的にはOFFの方がいいかもしれませんが、そこまで神経質になる必要がないみたいです。

どうやら1080P入力及びコントラストリマスター機能がONにした状態だと、一番遅延が大きいようです。

720P入力ならXEL-1の表示遅延と全く同じレベルであると断言できます。XEL-1でのゲームプレイは全く遅延を感じないので、シビアなゲームでも大丈夫と思いますよ。

PS3ゲームの出力は720pが基本なので、たいてい遅延を感じることがないと思います。1080p出力のゲームをプレイする際、注意する必要があります。シビアなゲームなら720p出力に切り替えるようオススメします。

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2011年11月12日 (土)

本当に期待値以上だった

昨日、HMZ-T1が来ました。はじめは装着するのに苦労しました。実は外ではコントタクトレンズをいつも使っているけど、自宅ではメガネを使ってます。メガネ使いには初めに苦労するかもしれません。標準品のヘッドカバーはメガネなしの人向けだそうです。メガネ使い向けのヘッドカバーが付属品としてついてます。メガネ使いにはそのヘッドカバーに交換するのが望ましいです。

まずBSフジの3D★3Dという3D放送コンテンツ。思ったより圧倒的でした。SBS(サイドバイサイド方式)なのに、クロストークがまったくないのが新鮮でした。実在感も凄い。本当に圧倒されるものでした。プロジェクターで観るように部屋を真っ暗にすると、没入感がかなり上がります。下手すればIMAXシアター以上かもと思った。なんというか、別の世界を覗いているような感じです。ドラえもんの道具を借りてリモートのカメラみたいもので遠くにある世界を観ているような感じですw

うちには100インチ/3m程度@VW90ESですが、HMZ-T1ではそれ以上大画面感があると感じました。100インチ/1.5mという感じかもしれません。現実的にはその環境で視聴するのは難しいので、お手軽に大画面感が得られるのが凄いと思いました。

BS-TBSの「THE世界遺産3D GRAND TOUR」も素晴らしいです。SBS方式による低い解像感が気にならないのが印象的でした。実在感が凄いです。世の中に出てる3Dプロジェクター環境ではあの実在感を実現するのは極めて難しいなと思いました。

2Dですが、アニメは一番相性がいいと思った。昔のトリニトロンブラウン管を思わせるような画調で、100インチ以上という大画面感を感じているのが印象的でした。正直いって現在の最新プロジェクターでも、あの画質を再現するのは難しいと思う。精細度ですが、720P DLPプロジェクター以上で、2K SXRDプロジェクター以下かなと思う。下手すれば1080p DLPプロジェクターに匹敵するかもしれない。

2DのTVドラマでは、場合によってはVW90ESというSXRDプロジェクターの方が好みかなと思いました。

PS3ですが、うちの環境では、フレームパッキング方式3D接続だと、なぜか安定しない問題が起きてます。おそらく相性問題と思われますので、フレームパッキング3D方式コンテンツを評価する際、PS3から直接接続してます。

表示遅延ですが、いろいろいじってみたところ、コントラストリマスター機能をオフにすれば、ほぼXEL-1並に低遅延であると確認しました。標準設定ではコントラストリマスターがONとなってますので、ゲームやる際、コントラストリマスター機能をOFFにするのが望ましいです。 PS1のロードファイターにて表示遅延をチェックする限り、
MDT241WG(HDMI入力)は2フレーム遅延といわれてますので、コントラストリマスター機能をオフすると、少なくともそれ以下と感じます。またVW90ES(3フレーム)以下であるのは間違いありません。ちなみに標準設定(ON)のままでも、MDT231WGより少しそれ以下だと思いますよ。ソニーのサポートの回答通り(1~2フレーム遅延)だと思います。

3フレーム遅延があるのだと主張した4Gamer.netは検証不足であるのは間違いありません。

720p/1080pにそれぞれ切り替えてみたが、ほぼ無視できるレベルみたいです。コントラストリマスター機能による遅延が大きいようです。

標準設定では、なぜかオーバースキャンモードとなっています。そのモードをOFFにするのが望ましいです。AV機器によっては放送の黒帯のようなものが気になる方には別かもしれませんが。

オーディオですが、プロジェクター環境で観るように、AVアンプ経由でマルチスピーカー環境を有効できます。実際にやってみたところ、一応問題ありませんでした。ヘッドホンが自動的にOFFになりますので。

ヘッドホンの音質には、意外と悪くないなという感じ。確かに低音が物足りないけどね。カジュアルに使うには悪くないと思いました。

健康な男の子なら観たがるようなアレなコンテンツですが、本当に素晴らしい出来でしたw 2Dコンテンツでも、まるで2D→3D変換したように、なぜか立体感があると感じます。

長時間に視聴すると、鼻が痛くなるとか、きちんと装着しないと、スイートスポットからすぐに外れるという欠点があります。装着感については正直いって課題あります。

しかしその欠点が気にならないほどの本当にパワー感があります。はっきりいって革命的です。6万円は本当に安いなと思いましたね。いやあ買ってよかったのです。

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2011年11月10日 (木)

HMZ-T1は発売日に来るかな・・・ その2


いよいよ明日はHMZ-T1の発売日になりました。ヨドバシカメラから発送された模様なので、多分明日の夜以降やっと使えるかなと思います。

ソニー「HMZ-T1」が実現する“世界初体感”3Dの秘密とは? - デジタル - 日経トレンディネット

楢原氏: 左右に42インチのテレビを置いて、左右別々の映像を投射し、これをミラーによって左右の目で見る仕組みです。社内デモ専用で、大きさが小部屋ほどあるシステムでしたが、そこで得られる3D体験は圧倒的と言えるほど本格的でした。

拡大レンズを通さずに歪みのないピュアなフルHDの3D映像を見られますので、非常に高画質です。画質的にはこれが理想で、それ以降は開発のリファレンスにしているほどです。この3D映写小屋で未体験の3Dを実現でき、これを上司に見せたところ開発のゴーサインを得ることができたのです。


大掛かりなシステムですね。きわめて理想的な3Dシステムを構築してから、そのシステムによる3D画質をリファレンスとして開発していたとは興味深いですね。HMZ-T1はその3D画質を忠実に再現されているならば、本物の3D画質だといえるでしょう。


原理的には19世紀に発明されたステレオスコープと全く同じものであるのが面白いね。

19世紀に発明されたステレオスコープ。3D映写小屋の原理と全く同じものとか。

3Dテレビの長い歴史(1) : 第三の革命 立体3D映画の時代 - 映画.com

今度こそ本当に普及するのか?「3Dブーム」の今までとこれから【前編】過去にも数度、3Dブームが存在していた (1/2) - Phile-web

HMDで原理的に理想的な3Dシステムを実現されている点が凄いと思いますね。

4Gamer.net ― 新世代のヘッドマウントディスプレイは買いか? ソニー「HMZ-T1」徹底検証

そのライターいわく、遅延は2~3フレームだそうです。ただしあくまでも体感的なことであり、そのライターの主観的な話なので、計測待ちでしょうね。

個人的な趣味とはいえ、ライターがチョイスしたゲームについて疑問をかなり覚えますね。やったゲーム本数が多い割に立体視対応ソフトが2本だけか・・

なんか某ゲームハードを強く支持する方がソニー製品をレビューされていると感じますね。

まあ、元々PCゲーム中心のサイトで、かなり濃い人達がサイトを運営されているせいか、一般的なゲーマーよりずれている感じもありますね。

PS3版スパスト4で遅延を感じたそうですが、入力遅延あると疑われるPS3版スパスト4及びジョイスティックをチョイスしたのは悪意を感じるのは僕だけでしょうか。ネットいわく、PS3版スパスト4は2フレーム遅れだそうです。そのジョイスティックは入力遅延があると指摘されているそうです。ちなみにアーケード版は4フレーム遅れとなっているそうです。液晶モニターが原因とか。

別のソースでは、ソニーのサポートによれば1~2フレーム遅延があること。参考までに、VW90ESの表示遅延は3フレーム程度です。

最悪3フレームとしても、一応シビアなゲームをのぞけば、ほとんどのゲームには実用レベルといってもいいと思います。

高画質機能であるSBMVやコントラストリマスター機能等をすべてOFFした上でプレイされているか気になりますね。

同じ4gamerサイトにて、西川善司氏が、高画質機能を全てOFFにすれば、遅延が改善される可能性があると指南しているのにね。

ネットでは発売前に早く入手された方のレポによると、遅延を感じないレベルだそうです。ゲームモード搭載液晶TVより遅延を感じないらしい。

明日の発売日以降にて全て明らかになるでしょうね。

表示遅延の計測方法については以下のサイトにて解説されてます。ただHMZ-T1の場合うまく計測できるかが問題かもね。

薄型テレビ 遅延検証まとめ > はじめに読んで下さい

こちらは計測しないけど、PSアーカイブのコナミアンティークスMSXコレクションVo1のロードファイター(コナミ)にて確認してみますよ。XEL-1と変わらない感じか確認できますし。

余裕あれば、HDMIスプリッターを使ってXEL-1と比較検証するかも?うまく検証できればとの話ですが。

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