PS Vita

2013年11月18日 (月)

PS4が北米発売後24時間で実売100万台以上を達成!

PlayStation 4が北米発売後24時間で実売100万台以上を達成

あのPS2を超えるスピードでわずか24時間で100万台以上を達成しました。史上最速です。

日本においては、CS(コンシューマーゲーム)に対する悲観論が当たり前のようになっていますが、北米での売り上げでその悲観論を完全に吹き飛ばしました。日本のゲーマーとして、北米のゲーマーには本当に感謝したい。SCE関係者の努力もやっと報われたでしょう。

PS4発表前には、PS4悲観論はよく聞かれましたが、明らかに誤りですね。欧米市場の分析をろくにせず、日本の市場しか見ないので、誤った認識を持つのは当然です。欧米市場の事情を知っていれば、PS4が成功する可能性が高いと分かっていました。もちろん予想以上に好調だったとは驚きですが。

とりあえずコアゲーマー向けの市場は予想以上大きかったですね。スマホではいくら進化しても、コアゲーマーを満足させるにはきわめて困難です。CODシリーズ、GTAシリーズは日本人にとっては、コアゲーマー向けのように見えますが、欧米市場にとっては、ライトゲーマー向けのゲームという認識です。おそらく平均的な日本人ゲーマーは、アクション性の低いゲームを好むことが多いためと思われます。最近のアンケートでも、RPGというジャンルが一位でしたし。

PS3時代はライバルのXBOX360が極めて好調だったため、ずいぶん苦戦していたエリアだったが、PS4は北米市場を制覇する可能性が高くなりました。PS3はもともと日本と欧州市場が強かったので、完全制覇する可能性が極めて高いです。要するにPS2時代の再来です。

PS3は確かに北米市場で苦戦していましたが、十分商売できるレベルを確保していたのが大きかったでしょうね。ちなみに、セガがゲームハード事業から撤退したのは、北米市場でのセガサターン(SS)、ドリームキャスト(DC)の販売が極めて不振だったためです。歴史を見ても、北米市場での販売が極めて不振だった会社は100%撤退しています。海外市場で極めて苦戦している某社はどうなるでしょうね。

北米市場でのPS4の売れ行きが今後も好調で続けた場合は、ぶっちゃけ日本でのPS4販売が極度に不振になっても、SCE的には問題ないレベルで商売できるかもしれません。ただ日本人の嗜好に合わせたゲームが少なくなるリスクもありますけどね。ある意味、保険としてPS Vitaの成功も重要になるかもしれません。

日本のゲーム市場においては、PS3/PS Vitaという保険を用いてPS4/PS3/PS Vitaソフトのマルチ化が主流になるのではないかと思います。海外でも売れるようなAAA級ソフト(MGS、FFシリーズ等)は、PS4らしいゲームには期待できますが、国内専用かつ、PS4/PS3/PS Vitaというようなマルチソフトは、残念ながらPS3よりキレイになった感じというレベルになる可能性が高いでしょうね。(PS3版とPC版の関係と同じようなものと思えば分かりやすいかも。)

ところで、PS VitaTVは昨日開封して使ったばかりですが、ゲーム機として実に満足できる機器だと思います。PSP/Vitaゲームを大画面で遊べるのがありがたいです。世界からみて特殊な市場と言われる日本市場を復活させるには、PS VitaTVの存在が重要になるかもしれません。ある意味日本人にとってはリハビリとなりそうです。据置ゲーム機の「入門機」というより、据置ゲーム機の「リハビリ機器」かなという感じがします。

関連:北米版PlayStation 4をテスト。高い完成度のゲーム機

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2013年11月15日 (金)

VitaTVが発売されましたね

昨日VitaTVが発売されましたね。

タイミングが悪く、宅配での受け取りができませんでした。早くても明日夜以降VitaTVを触ることになりそうです。単に僕の近状に関する話ですみません。

PS Vita TV登場に合わせて機器認証台数の変更が決定。SENアカウントの携帯機枠における上限が2台から3台に増加

朗報ですな。VitaTVを買うにはネックになっていた機器認証台数の問題。3台に増えましたので、ユーザーとしてありがたい話ですね。

ところで、PS4は北米で(北米時間15日)発売されますね。日本版は3か月待たなければならないのはつらいね・・・

以下のPS分解記事は興味深かったですね。薄型PS3に匹敵するほどよくこなれているという印象ですね。APUのダイサイズは不明ですが、約350平方mm程度という噂もありますので、予想以上頑張ったなという印象です。ちなみにXBOXOneのeSRAM搭載APUは、361平方mm程度です。(eSRAM部分はダイサイズがデカいので、演算部分が小さくなっています。)

初代PS3のRSXのダイサイズは約280平方mm程度。PS4のCPU部分のダイサイズは小さい(約50平方mm)ので、現行ハイエンドdGPUにほぼ匹敵するといってもいいかもしれません。HD7870/7850のダイサイズは212平方mm。(参考記事

「PS4」を分解する動画、ソニーの設計担当者が紹介
Wired

[PS4]PS4のAPUはAMDのTrueAudio技術を搭載…で搭載されないとの事と書いていたMSMVPが話題に

後藤氏もそうですが、事実と推測をしっかり区別して書いてほしいですね。

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2013年10月15日 (火)

液晶Vita(PCH-2000)買いました

発売日に液晶Vitaを買いました。カーキ/ブラック。

実は発売日まで最後まで迷っていました。結局ヨドバシカメラにて購入しました。
3カ月分PSプラスチケットをもらいました。現行のアカウントとは別途に、新規アカウントを作成することにしました。

現行のアカウントは、有機EL PS Vita (PCH-1000)とPSP goに割り当てています。
とりあえず液晶 Vitaに新規アカウントを割り当てることにしました。

複数のアカウントの間でのデータ交換ですが、PS1アーカイブのセーブデータ、PSPセーブデータはPC経由なら可能です。PS Vitaセーブデータは基本的にNGです。

新規アカウントは、PSプラスのフリープレイにてダウンロードしたソフト(PSPソフト、PS1アーカイブ、Vita DL版)、Vitaカード、torne中心に運用してみることにしました。

フリープレイでダウンロードできるソフト数があまりにも多すぎるので、ぶっちゃけフリープレイだけで結構遊べますね・・ 5000円/年を追加してもいいかもと思っていますw
PSP/PS1アーカイブなら、セーブデータのコピーもできますし。

torneアプリは別途購入する必要があります。迷わず購入しました。おそらくフリープレイ以外はtorneアプリのみの購入になるかと思います。800円でした。以前は無料のうちに購入しましたけどね。同じnasneへのアクセスについては、複数のアカウントであっても問題ありませんでした。もちろんアカウントに対しては、torneアプリを購入する必要がありますが。

PS3へのリモートプレイについては、異なるアカウントであっても、問題なく利用することができました。(事前に異なるアカウントであることを警告されますが。)吉田氏が紹介していた、PS4へのリモートプレイのためにVitaTVを4個買うぜとの話もありましたが、2つのアカウントあれば、問題なく利用できそうですね。

これは地域によってもまったく違うかも知れません。昨日(9月18日)にアジア向けにも出荷すると発表しましたが、すでに欧米の方からものすごい反響をいただいています。彼らはPS4のエクステンダー、他の部屋でPS4のゲームを楽しむための機器として考えているようです。「家にたくさんテレビがあるから、それぞれの部屋用にVita TVを4個買う」といっていただけている方もいらっしゃったりとか。

注意点ですが、異なるアカウントでのデータコピー(PS3-PS Vita)はNGでした。セーブデータのコピーもダメでした。また、nasneでも、異なるアカウントでのセーブデータのコピーはNGでした。要するにPC経由しかありません。

まず画質ですが、いろいろ検証してみました。懸念していた輝度については、想像以上明るい。PSP-3000の液晶の輝度があまりにも低かったので、心配していたが、最新スマホと遜色ないほど明るいです。有機EL版より明るく見えるケースもあるので、ソースによっては液晶Vitaの方が好ましい場合もありそうです。

精細感は有機ELに比べて少々劣る感じですが、直接比較しなければあまり気にならないレベルかと思います。

PS Vitaソフトに関しては、基本的に有機EL版が優勢かなと思います。たとえばGRAVITY DAZE(今ならフリープレイでダウンロードできます。)は有機ELの広視野角を最大限に生かしたゲームです。液晶Vitaで遊んだ限り、確かに実用上では全く問題ないレベルを実現しています。ただ少々違和感を覚えました。上下の視野角はちょっと狭いため、色相がすぐに変わる点は不満です。見えなくなることはありませんが、色相が変わる点については違和感を覚えますね・・

有機EL版で遊んでみると、視野角については実に安定していますので、有機EL版の方がやはり好みです。LRボタンの打感というか、有機EL版の方が好みかな。重くても有機EL版が好ましいと感じました。

関係ないですが、GRAVITY DAZEの次回作については待ち遠しいですね。

初音ミク Project Diva f で残像をチェックしてみました。色合いは違いますが、残像に関しては問題ないレベルでした。残像感はあまり気になりませんでした。

ちなみに、4Gamerによると、液晶画質については、実に優秀なレベルであるとか。

新型PS Vita「PCH-2000」の液晶パネルは結局のところアリなのか。従来モデル「PCH-1000」の有機ELパネルと比較レポート

要するに,残像を無視すれば,PCH-2000のほうがPCH-1000より高速ということになるわけだが,なぜこのような事態が生じているのだろうか。

液晶Vita版も悪くないなと思うほど、フラットな色使いも個人的に気に入りました。
特にtorneアプリでの動画閲覧ですが、ドラマ系とか自然番組とかは液晶Vitaの方が好みでした。やはり色使いはフラットであるおかげで、色が自然である印象があります。有機ELはどうも色が濃すぎて、階調潰れっぽい点も見られます。暗部階調表現も得意ではないみたいですし。少なくとも輝度を低めにすると、階調潰れしやすいと思われます。

アニメについては、有機ELの方が好みかなと感じることもあります。ただ液晶Vitaも悪くないなと感じます。フラットな色使いについてはいい評価になっていると思いますので。

PS1アーカイブは、液晶Vitaの方が好みだと思います。ちなみにPSP goよりキレイでした。有機EL版は最適化されてないためか、階調潰れも見られました。色が濃すぎる点がマイナスになっているかもしれません。

PSPソフトについては、液晶Vitaの方がやや優勢かなと感じます。もともとPSPと同じ液晶なので、あまり違和感がありません。PSP-3000より大幅に進化しておりますので、PSP-3000からの買い替えとしては、間違いなく進化による恩恵を大きく感じるはずです。

有機EL版より軽量化されましたので、持ちやすくなりました。外へさらに持ち出しやすくなったなと感じます。個人的には有機EL版は室内用となりそうですね。

液晶Vitaの登場については、基本的にネガティブとして受けとらず、むしろ歓迎したいと思います。スマホによる進化が大きかったなと実感しています。ただ将来のVitaにおいては、進化した有機EL版も登場してほしいと思っています。

ジャパンディスプレイが開発中の白色有機ELパネル+カラーフィルタ方式なら、液晶の良さであるフラットな色使いも実現できるかもしれませんし。広視野角も実現できるかもしれませんし。

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2013年9月22日 (日)

TGS2013に行ってきました

今年もTGSに行ってきました。始発の電車に乗って現地は6時50分頃に到着。3時間ぐらい待ったのですが、会場に入れたのは10時過ぎ。PS4ソフト試遊コーナーは早くも入場制限がかかっていたようです。

DSC_0845


PS+会員のみもらえるプレミアムラウンジチケット を無事に入手しました。30分間、PS4ソフトをじっくり試遊できるサービスです。 10時40分頃確認したのですが、この時点はプレミアムチケットの配布がすべて完了したみたいです。

プレミアムラウンジコーナーにてPS4ソフトを試遊。モニターは変わったようです。去年までは2006年発売のブラビアのX2500シリーズが使われてました。

今年は低遅延仕様を謳う、KDL-42W650Aを採用。遅延は0.1フレーム程度抑えていること。

KDL-42W650_image01

個人的に印象的だったのは、2006年発売のハイエンド液晶TVよりずっと高画質であること。とにかくコントラストが高い。その頃の液晶TVはコントラストが低く、白っぽかったのですが、今の液晶TVには、そういう印象がありません。視野角もバッチリ。色はとにかくフラットであまりクセはなく、好印象。2007年あたりのハイエンド液晶TVはぶっちゃけクソだったと思いますよ。当時は、評価する価値はないと思っていました。今の液晶TVはやっと使えるレベルになってきたなと感じています。

精細感については、さすがに4K液晶に劣りますが、42型で1.2m程度なら、気にならないレベルかなと思いますよ。価格コムでは6万円台で買えるみたいので、4K有機ELまでのつなぎとして欲しくなりました。上位機種のW802Aシリーズは3D偏光対応なので、W802Aにするかも。  (W802Aは0.1フレーム遅延仕様ではないみたいです。)

プレミアムラウンジで試遊できたのは、以下のソフト。
KILLZONE SHADOW FALL 
Deepdown
KNACK
hohokum

KILLZONE SHADOW FALLの画質は素晴らしい。間違いなく次世代感はあります。30fpsであるが、レスポンスは特にいい感じであるのは好印象だった。KILLZONE2にあったもっさり感は全くない感じ。改善されたKILLZONE3よりレスポンスがいいと思う。

体験版の仕様は不親切。一からやり直すことができないためか、前プレイした人が詰まったところからプレイしていたため、困惑していました。

PS4コントローラのDS4ですが、思っていたより重い印象はなかった。グリップ部分はずいぶん変わっている印象。確かにPS3のDS3より握りやすくなった。タッチ部分はブラインド操作で操作できるように設計されているのが良いと思いました。良く考えられているなと感心しました。少なくとも悪い印象はありませんでした。

Deepdown。ハイクォリティな画質で話題になっていますが、驚いたのは60fpsであること。おそらくダンジョン内だったので、オープンワールド系に比べて条件が有利だったかもしれません。5分しか試遊できませんでしたが、注目する価値はありますね。

KNACK。PS4コンではなく、PS Vita(液晶機種)本体での操作。液晶TVを見ながら操作しています。要するにWiiUのタブコン操作に近い感じです。僕の場合はほとんど液晶TVを見ていました。(WiiUの場合はタブコンの液晶ばかり見ていた傾向もあったみたいです。)

その操作について、前から注目していたので、とにかくやってみたかった。KNACKは30fps。パッと見では、率直に言ってPS3とあまり変わらない感じ。UE4というエンジンを利用しているし、物理演算もガッシリとやっていますので、ややトレードオフかなという気もしました。PS Vita本体でのリモートプレイも確認できました。液晶TVは0.1フレーム遅延であるため、PS Vita本体側は若干遅延がある模様。感覚では1~2フレームかなという印象。ちなみに、こちらの環境では2フレーム遅延なので、おそらく0.1フレーム遅延の液晶TVを持っていない限り、違和感もなくほぼ同じレベルになるかもしれません。

PS Vita本体(液晶機種)の画質をじっくりチェックしたわけではないのですが、パッと見ではPSP-3000が大きくなった感じですね。操作性は初代機種に比べてやりやすくなった感じかなと思います。(一応別途じっくり液晶画質をチェックしたことありましたが、感想はいずれ後日に書いてみたいと思います。)

hokuhumは、率直に言ってPS4でプレイする価値があるとは思えませんでした。PS3でも楽々にできそうなレベルでした。まあビジネスの観点としてカジュアルゲームも遊べる点は重要と思いますので、悪くないかもしれません。

ところで、HMZ-T3でパペッティアをプレイできました。一応ソニービルにて体験済みですが、PS3の3Dゲームをプレイするのは初めてです。画質については、HMZ-T1に比べてかなり良くなっています。弱点だった精細感は同じ720pであるにも関わらず、良くなったような気がします。印象的だったのは、白ピーク表現が素晴らしいですね。白色有機ELを採用しているのに、コントラスト感の表現力がかなり良くなったとは思いませんでした。HMZ-T1は、どちらといえば業務用モニターライク寄りで地味な画質で設計していましたが、HMZ-T3はXEL-1ライクの画質傾向で設計されていたなという印象です。


HMZ-T3_image01 

装着感はずいぶん良くなっていますし、スイートスポットも広くなっています。予算があれば買い換えたいです。今回はちょっと厳しいので、見送ることになりそうですが・・先ほど紹介した液晶TVのことも気になっていますし。

PS Vita TVもチェックできました。人気のため、1回しか体験できませんでしたが、感想を書いてみます。ソウル・サクリファイス デルタをプレイ。液晶TV側は720p表示と思われる。PS Vitaのシステム画面はややぼやけ感があった。いわゆるアップスケールのボケが出ていると思えばわかりやすい。
ソウル・サクリファイス デルタはドットバイドット表示ではなく、PS Vitaの解像度より低めな解像度でレンダリングしているためか、確かにぼやけ感があると確認できた。ちなみにPSPのTV画面のような表示ではなく、フル表示となっています。

情報量は多いため、ぼやけ感については、思っていたより気にならないレベルだと思います。PS3コントローラのDS3での操作性はとにかく素晴らしく、遅延0.1フレーム仕様の液晶TVとの相性は抜群だった。実に気持ちのいいプレイができた。やはり大画面でのプレイは素晴らしいと思った。

実際に体験していないが、PS VitaTVでのGE2 プレイされるのを観察することができた。GE2は(Vitaの解像度として)ドットバイドット表示であるためか、ぼやけ感というものは全く感じられなかった。(2m程度であるが、そういう感じもなかった。)

PS Vita TVでのPS4版KNACKのリモートプレイしているところを観察することもできた。体験していないので、遅延については不明であるが、確かにあまり違和感のない画質だったと思います。ただMPEG系ノイズがあるとみられた。コントラストの浅さが気になった。MPEG系ノイズは仕方がないのですが、コントラストの浅さについてはぜひ改善してもらいたい。隣のPS Vitaソフト表示のコントラスト感と比較してみると気になりますので・・

PS Vita TVという製品は本当に素晴らしい。少なくとも観察するだけでも欲しくなるのは間違いないだろう。本当に予約してよかったと思っている。

懸念だった認証台数の制限について、どうやらSCEは改善する方向に検討しているみたいです。歓迎したいですね。

    ――先ほど話に出たPS Vita TVの機器認証について教えてください。

植田氏:
現在,PS Vitaの機器認証は(PSNアカウント一つにつき)2台までです。つまり2台のPS Vitaをお持ちの方は,PS Vita TVが加わるとどれか1台を外さなくてはなりません。僕としては,ここを気にされているお客様が多いのは意外でした。

――予想以上に,日常的にゲームをプレイしている層から反響があったということですね。

植田氏:
そのとおりです。簡単に変更できる仕様ではありませんが,そういった声をいただいている以上,放っておくべきではないと思っています。ちゃんとお客様とのコミュニケーションを強化して,購入していただいてからご迷惑をおかけするような状況は避けたい。今,我々のもとに届いているお客様の声にきちんと説明する,改善できるところは変えていく,という方針で動いています。


DSC_0808 
PS4本体も確認できました。文句なしですね。

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2013年9月12日 (木)

PS Vita TVで据置ゲーム機の復権なるか

SCEの隠し玉「PS Vita TV」について、その狙いを聞く(要会員登録)

SCEがVita TVを出す狙いについて解説している記事ですが、分かりやすかったので、ご紹介したい。

PS Vita TVは、リビングにおいて家族でコンテンツを楽しむことに重きを置いて開発したという。PS Vita TVの商品コンセプトが出たのは、PS Vita発売の約4カ月前に相当する2011年8月ごろ。その後議論を重ね、開発に本格的に取り組んだのは約1年前だと説明する。ゲームに関しては、PS4で狙うようなゲーム愛好者(いわゆるコア・ゲーマー)ではなく、気軽にゲームを楽しむカジュアル・ゲーマーの利用を主に想定しているという。こうしたユーザー層を想定したため、開発当初から1万円を下回る価格で販売することを目標に据えた。実際PS Vita TVの価格は9480円(税抜)である。

PS Vitaには映像の外部出力端子は存在していないが、仮にHDMI端子を設けてテレビと接続すればPS Vita TVと同じようなことは実現できる。しかし、それでは「家族みんなでゲームを楽しみにくい。PS Vita TV は、PS3用コントローラの「DUALSHOCK 3」を複数台接続してゲームを遊べる。そうすることで、テレビの前で同じ映像を見ながらゲームを楽しめる。この違いが大きい」(House氏)と語る。PS Vita TVの発売当初はDUALSHOCK 3だけしか対応しないが、今後はPS4向けコントローラのDUALSHOCK 4の利用も可能にする予定だ。

カジュアル・ユーザー向けとして、スマートフォンやタブレット端末に対するゲーム配信サービス「PS Mobile」がある。言い換えれば、SCEがカジュアル・ユーザー向けに提供するプレイステーション・プラットフォームの“入り口”が二つある。このうち、PS Vita TVの方が、「本当の意味で、プレイステーションの世界を堪能できる」(House氏)という。DUALSHOCK 3のようなゲーム用コントローラを利用できるというのがその理由だ。


なるほど。PS1時代に比べて、確かにPS3世代は敷居の高いハードになってしまった。

PS oneというコンパクトなゲーム機は覚えていますか? あれは液晶を取り付けることもできました。当時の液晶の画質はダメダメでしたが・・
psone02

値段も発売時点の定価は15000円。1年後に9980円に値下げしました。

値段が安いだけに、家族にプレゼントしたこともあった。Vita TVは値段が安いだけに、プレゼントとして選ばれる可能性があるかもしれませんね。

みらいさんの記事によると、海外の反応は随分反響が大きかったみたいですね。向こうは基本的にテレビ大好きみたいですね。

Vita TVが成功すれば、もしかしたらコアゲーマーと、カジュアルゲーマーのすみわけが可能になるかもしれませんね。

海外市場での成功もあれば、PS Vitaの後継機種を出しやすくなります。海外市場にとってはVita TV2が主役になればいいからね。

Vita TVの可能性は思ったよりマジで大きいかもしれませんね。携帯ゲーム機が生き残る道がやっと見つかったかもしれませんね。SCEが持つ強みはやはり長年蓄積していたPSゲームコンテンツ。完成度の高いゲームコントローラを持っていること。

Google/Appleでさえそこまでコンテンツを蓄積してないし、コアゲーマーを満足させるほどのゲームコントローラも出来ていない。それが大きな突破口になるかもしれません。

関連記事:ゲーム機の復権なるか――PlayStation 4の国内販売が遅れる理由,そしてサプライズ発表されたPS Vita TVについて,SCE WWSプレジデント・吉田修平氏に話を聞いてきた

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2013年9月 9日 (月)

SCEプレスカンファレンスに関する雑感

国内向けのPS4発売日は発表された。2014年2月22日。予想していたより遅い。欧米市場の需要はSCEの予想以上強かったことでしょうか。国内向けのソフトラインナップをそろえるために延期した話もあるようだが、率直に言って残念である。

据置ハードに関しては、事実上PS3が独占している状態。少々投入が遅れても致命的にならないだろうと判断したとみられる。

PS1、PS2、PS3は日本が先行していただけに、寂しい気持ちもありますね。日本は据置ハードの需要が昔に比べて随分弱くなっていますので、欧米市場優先論理はやむ得ないかなと思います。MSがロンチ準備について苦労している噂もあるだけに、SCEがその点を徹底的に攻めるべきでしょうね。僕がSCE社長なら需要の強い欧米市場優先にすると思います。

新型PS VITAが発表されましたね。薄型・軽量化を実現しましたが、残念なことに、有機ELから液晶に。3G/WiFiモデルは、引き続き販売するそうです。有機ELが欲しいのであれば、3G/WiFiモデルにするしかないですね。廃止しないだけでもマシですが、LTEモデルが登場する可能性がなくなりました。あまりにも需要が弱すぎたでしょうね。ドコモからSIMの期限大幅延長が発表されましたが、できれば初めからやってほしかったですね・・・

新型Nexus7の液晶はジャパンディスプレイ製を採用している。(複数の他社パネルも採用している話もあるそうですが。) その液晶をチェックする限り、コントラスト、広視野角については昔に比べてずいぶんよくなっています。ただ液晶の弱点である動画のキレについてはおそらく有機ELに劣る可能性が高いかもしれません。

とりあえず液晶Vitaで、GRAVITY DAZE、初音ミク ProjectDiva-fというソフトを検証してみたい。どれも液晶では苦手なソフトである。すなわち有機ELとの相性が抜群なソフトでもある。はたして液晶に乗り換えた価値はあったか確認してみたい。


有機ELに勝っているのは、おそらく静止画表示品質でしょうか。初代Vitaの有機EL画質はゲームとの相性がきわめて抜群だっただけに、どう変わるか気になります。

VITATVの発表について驚きました。某有名な2chコテによるリークが当たりました。PSPソフトでもTVで遊べる点は魅力的だと思いますね。HDMI接続をサポートしている点はありがたいですね。PS4リモートプレイもありましたが、リビング部屋にPS4本体を置いて、個人部屋でのVITATVでPS4リモートプレイを遊べるスタイルは流行るかもしれませんね。

あるいはPS4を持ってない友人宅で、VITATV本体をもってきて、自分のPS4リモートプレイを実演することも可能になるかもしれませんね。

まあ、GRAVITY DAZEのようなソフトはやはりPS VITA本体で遊んでもらいたいのですが。PS3への移植を望む声もありますが、あれはPS Vita本体でないと本当の良さが出ませんので。

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2013年5月10日 (金)

PS4は軽いビジネスモデルらしい

「PS4は軽いビジネスモデル」──ソニーのゲーム事業、ローンチ初年度も黒字確保へ

ソニーPS4は「軽いビジネスモデル」——決算説明で取締役が語った理由

そのような概況のなか、ソニーは2013年度の見通しとしてゲーム分野はPS4の導入による増収を見込む、とコメントしている。

2013年度に「プレイステーション 4」(以下「PS4TM」)を導入する予定であることなどにより、大幅な増収を見込んでいます。営業利益については、増収による改善要因があるものの、主に、PS4TM導入にともなう研究費や広告宣伝費の増加によりほぼ 前年度並みを見込んでいます。
(2013年度業績見通しより抜粋/本決算プレゼンテーション資料PDFへのリンクは
コチラ

決算説明のあとの質疑応答では、「PS3デビュー時は、当初多くの(投資のための)損失があった。PS4では初年度から営業利益も黒字になるのはなぜか?」との質問が出た。「軽いビジネスモデル」というコメントは、これに対して回答したソニー 取締役 執行役の加藤優氏によるものだ。

PS4が発売される初年度でも黒字確保できる見通しだそうです。PS3発売された初年度は大赤字だっただけに、(赤字解消するまでの年数も結構長かった)驚きを覚えますね。ゲーム事業はソニーグループにとってのお荷物になるのを回避できたのは歓迎すべきかもしれません。PS3みたいな路線をやっていたら、間違いなくゲーム事業の撤退論が出てきたと思いますね。

PS Vitaのように主流(汎用)アーキテクチャーのエコシステムを取り入れる路線は今として技術的に正しいと思う。2004~2006年時点は、その路線を採用するのは性能的としてやや厳しかったと思う。少なくともPSPは独自開発でなければ厳しかったと思う。

結果的に8年以上の寿命が保ったし。Cellに関しては、当時として性能的には確かに意味がありましたが、結果的に、経営的にはもう限界を超えていたのは事実。

今はもう路線を転換していますが、汎用アーキテクチャーを採用しているにも関わらず、ソニーならのカスタマイズにより、差別化は成功している。ただし、本当に売れるかは別の話ですが。

マーク・サーニーという正真正銘の天才の存在、SCEのファーストスタジオというトップクラスの開発力を誇っている点は最大の強みだろう。 MSにはそういうものを持ってない。(ファーストスタジオをほとんど潰していたため。)あるのは資金力ぐらいだろうが、XBOX360では、汚い手段(独占)をたくさん用いても、PS3をつぶすことはできなかった。MSはXBOX360の時と同じように戦っても意味はないだろう。

研究費の増加とは何のことか不明ですが、クラウドゲーミング関連、ソフトまわりの研究費のことかもしれませんね。

好材料なのは、PS3のソフトウェア本数は1億2千万本以上売れたことですね。任天堂でさえ、その本数に達してない。海外では据置ハード対応ゲームへの需要がまだまだ強いと分かりますね。

携帯ゲーム分野には残念ながらきわめて厳しい。とりあえず日本市場においては安定した市場をまず確立するのが先だろうね。PSPは海外市場では2008年以降もう死んでいたが、日本向けのソフトウェアはきわめて安定的に供給されていたので、日本人ゲーマーにとっては不満を覚えることはなかったからね。

PS Vitaには、PS3/PS Vitaマルチソフトが結構供給されるようになったし、PS4が出ても、PS4/PS3/PS Vitaマルチソフトがおそらく出てくるのではないかと思います。その体制が確立できれば、PS Vitaのソフト供給については心配する必要はなさそうですね。

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2013年4月11日 (木)

PS VitaのWEBストリーミング再生機能を試してみた


 SCE、PS Vitaでnasneとのコンテンツ転送が可能に

4月11日、FWアップデート。フォルダ作成等の新機能が色々対応されています。
個人的に特に注目したのは、以下の新機能ですね。

Webブラウザも強化。Webページ上の動画をストリーミング再生できるようになった(動画の種類によっては再生できないものもある)。HTML5のvideoタグで埋め込まれたビデオをストリーミングプレーヤーを起動し、全画面で再生する機能となっており、ストリーミング再生をするためにはメモリーカードが必要。

おお、素晴らしい機能だと思った。

実は3月中旬に、以下のポータブルHDDを購入しました。

WiFiやUSB接続できる1.8インチポータブルHDDを奇跡の半額以下で販売!
200GBであるが、1万円以下で買える点は魅力的だった。結局Sofmapで購入。

てのひらサイズのモバイルメディアサーバー!

MeoBankは、Wi-FiまたはUSBで接続できるポータブルHDDです。
本体にメディアサーバー/NAS/Webサーバー機能を内蔵。
必要なファイルをMeoBankに保存しておけば、PC、Android端末、iOS端末などの デバイスとワイヤレスで簡単に接続できます。
もちろん、複数の端末からの同時接続も可能。共有HDDとして使用できます。

スマホ、タブレット内蔵メモリじゃ、無数の動画等、巨大ファイルは保存できませんし、ネットでのダウンロードでは速度が遅いため、使い物になりませんし。外へ持ち出せるポータブルHDDなら、好きな時に接続し、ダウンロードやストリーミング視聴は可能です。バッテリー内蔵ですので、USB接続/ACアダプタ接続は不要です。

あらかじめPCからそのHDDへ転送させて、時間のあるときに、そのHDDからスマホ・タブレットへ転送させるのは可能です。また、スマホ・タブレットからHDDへの転送も可能です。(iOS系はNGかも。)

ただ注意点。Wi-Fiホストモードを利用している間、インターネット利用はできません。
PSPでいえばアドホック接続のようなものです。XperiaZの場合、SPメールのみ利用できる状態でした。(ただPC経由なら、Wi-Fiクライアントモードとして使えるみたいので、出先で利用するには、ノートPCも必要かもしれません。)

●Wi-Fi クライアントモード
MeoBankをネットワーク上のひとつのクライアントとして利用するモードです。
ネットワークに接続しているPCや端末から共有のネットワークドライブとして使用できます。同一ネットワークの各機器からは、通常の共有フォルダ【Meobank】 hdd として認識されるので、対応アプリ(Windows エクスプローラ/コンテンツビューア等)から自由にアクセスできます。

そのHDD(Wi-Fiホストモード)が起動している状態で、スマホ等でWEBブラウジングを行うと、勝手にそのHDDに自動接続されることもあります。インターネット利用したいのに意図通りの接続できない可能性もあります。面倒ですが、そのHDDを電源オフにするしかありません。幸いHDDの起動、停止時間は10秒ぐらいですので、気になるほどではないかもと思います。使用感はモバイルルーターとよく似ているかもしれません。

XperiaZの内蔵メモリは16GB、外部のSDカードは32GBなので、楽にオフロードできる点はありがたいです。

DLNA対応ですので、DLNAアプリならストリーミング視聴は可能です。XperiaZのムービーアプリは、DLNAクライアント対応ですので、途中からの再生が再開する機能もバッチリです。NASクライアント対応もバッチリですが、途中からの再生が再開する機能は弱いかも。主にダウンロードした方がいいかもしれません。

Androidでは以下のファイルマネジャーを利用すれば、ダウンロード/アップロード及び動画視聴も可能です。
ES ファイルエクスプローラー

iOS系はFileExplorer Freeを利用すればファイルのダウンロードも可能です。動画視聴も可能。(対応動画のみ) ただ、iOS端末からのアップロードは可能か確認していません。(おそらくNGかなと思いますが。)

うちは有料版を利用しています。

WEBサーバ対応ですので、ブラウザでの視聴も可能です。XperiaZのChromeアプリは再生できましたが、フル画面表示は無理みたいでした。

PS Vita対応に関しては、前回のFWでは何してもNGでした。DLNAクライアントアプリはありませんので。WEBでは表示させようとしても、動画は表示されません。ダウンロードもNGでした。(もしダウンロードができるなら、メモリーカードでの動画保存も可能になりますので。)

ですから、今回のFWの新機能について期待したのです。しかし、結局期待外れでした。

一応、再生は可能ですが、まったく安定していません。フル画面表示にしてくれるだけに、非常におしいです。もしそれができれば、メモリーカード容量が足りない問題は解決できたかもしれませんし・・・

Xperiaのムービーアプリ(標準アプリ)を移植してくれないかな・・DLNAクライアント対応ですし。今のソニーは、せっかくワンソニー体制になっているから、何でも独自にやる必要はないと思いますけどね・・

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2013年2月19日 (火)

PS Vitaの値下げタイミングは絶妙だと思う

http://www.jp.playstation.com/cp/2013spring_psvita/
値下げが発表されましたね。3G版はまさかWi-Fi版と同じ値段になるとは思いませんでした。3G版は実質在庫処分ということで、大きく値下げすることができたかもしれません。ただ気になるのは、いずれ出てくるLTE版PS Vitaの存在。値段はどうなるか気になります。

[その他]ハード発売から値下げまでの期間がまとめられる。PS2以降は意外と値下げは遅い方らしい

ハード値下げまでの期間
Xbox 3ヵ月
3DS 6ヵ月
DSiLL 7ヵ月
セガサターン 7ヵ月
ドリームキャスト 7ヵ月
PS1 8ヵ月
ニンテンドー64 9ヵ月
ゲームキューブ 9ヵ月
ゲームボーイアドバンス 11ヵ月
PSP go 1年
PS3 1年
PS2 1年2ヵ月
Vita 1年2ヵ月

確かに遅いですね。ちなみにPS1の値下げですが、あれはコストダウンによる値下げではなく、もともと利幅は結構大きかった(1万円ぐらい)ので、このまま1万円値下げできたので。当時SCEはゲーム業界独自のビジネスにはあまり良く知らなかったので、利幅の大きい家電ビジネスをそのまま持ち込んだため。もちろん値下げした際、当時小売からの反発が結構大きかったようですが・・・

SCEには、1年2ヶ月結構我慢していたのですが、値下げ切り札を切ったタイミングは実に良かった。サードの支持だけは頼りですので、以下のようにサードのソフト投入に合わせて値下げするのが正しいです。

2013年2月28日
ファンタシースターオンライン2
閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明-
NINJA GAIDEN Σ2 Plus(ニンジャガイデン シグマ2 プラス)

2013年3月7日
SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)
テイルズ オブ ハーツ R

2013年3月14日
シュタインズ・ゲート
信長の野望・天道 with パワーアップ 「信長の野望」

2013年3月20日
デッド オア アライブ 5プラス
プロ野球スピリッツ2013
メルルのアトリエ Plus 〜アーランドの錬金術士3〜
ワンピース 海賊無双2

2013年3月27日
〜聖魔導物語〜
朧村正(おぼろむらまさ)

大作といえるソフトは多くないですが、毎週のように発売されるのが強みですね。
ちなみに勝ちハードのソフト発売予定はこちらですね。

果たして、流れが大きく変わるかは分かりませんが、個人的には、少なくとも流れが変わったと思いますね。某ゲハブログでの反応見る限り、かなり効果はあったみたいですねw

デモンゲイズ 限界凸騎 モンスターモンピース という中小メーカーのソフトはそれぞれ5万本以上売り上げたことです。これは予想以上に非常に売れたことです。1~2万本クラスと予想されていたからです。PS Vitaにはコアゲーマーが集まっている証拠といえるでしょう。

ちなみに興味深いデータは以下にあります。
ソース:2012年のゲーム売り上げランキング&ハードの販売数推移,さらにタイトル別の傾向が分かるマトリックス表(4Gamer調べ)をまとめて大公開!



コアゲーマーの訪問率の高い4gamerの調査ですので、やや偏っているアンケートといえるかもしれませんが、コアゲーマーが遊んでいるハードの稼働率として興味深いデータと思います。1番目はPC。2番目はPS3。3番目はPS Vita。CS系としてPSシリーズが圧倒的ですね。(WiiUの稼動率が異様に高いのは、発売されたばかり時点なので。)
スマホ系の稼働率はあまり高くないのは面白いです。やはりコアゲーマーには、スマホで遊ぶのは無理がありますね。カードカードカードというソーシャルゲーじゃ、物足りないと感じても当然かなと思いますね。うちは大人気のパズドラもすぐに飽きたし・・

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2013年1月10日 (木)

ソニー・平井社長へのインタビュー記事に関する雑感

ソニー・平井社長が見据える4K、TV、PlayStationの今後

西田さんによるインタビュー記事。PSに関するQAも結構書かれていますので、注目です。

ちなみに、西田さんのツイートによると、他のプレスからの質問に対するアンサーも全て含めているらしいです。ゲーム事業に関する質問については、おそらく本田氏だろう。

今回発表された中で、技術の面で特に注目は、やはり56型4K有機ELディスプレイだろう。筆者が見る限り、画質面では展示されている有機ELテレビの中で圧倒的にトップ。掛け値無しに「はっと息をのむ」という表現がふさわしいと感じる。だが、製品化の時期や、商品としての市場性についてはかなり不透明でもある。

麻倉さんも、ソニーの有機ELの画質について高く評価している。
ソニーの4K有機ELテレビに見た「人類未体験の映像力」評論家、日本画質学会副会長 麻倉 怜士

画質は驚くべきもので、ブラジル・リオデジャネイロのカーニバルを4Kで撮影した映像クリップでは、色の豊穣(ほうじょう)さ、原色の強靭(きょうじん)さ、金銀のきらめき、微小部分の白ピークの突き上げなど、他のデバイスでは絶対に再現できない領域の“ウルトラリアリティ(超現実感)”を感じさせた。

単なる高輝度なだけでなく、小面積の(輝度の)突き上げがあることが有機ELの強みだが、改めてそれを認識することができた。まさに「人類が未体験の映像力」であった。

ソニーには、この開発品をきちんと商品化してほしい。人目をひく「ショーモデル」に終わらせてはいけない。

ちなみに、パナソニックも、世界初のオール印刷方式を採用した4K有機ELテレビを披露しています。技術面はオール印刷方式を除き、ソニーのトップエミッション方式と良く似ていること。つまり、ポテンシャルとして、現時点のソニー方式を凌駕でき、低コストで実現できる可能性はあります。ただし、現時点の画質は、ソニーの有機ELテレビより劣っているみたいですね。まあ長年開発し、XEL-1、業務マスモニの製品化を実現したソニーの経験が大きかったでしょうね。

パナソニック、4Kタブレットなどブースレポート

西川氏によるレポート記事。

また、今回、展示されていたものは、画質の作り込みはほぼ行なわれていないとのことで、実際、黒の沈み込みは自発光の強みが活かされて良好ではあったが、発色は黄味が強く、肌色などは青緑が強い色あいで不自然な映像になっていた。「開発初期段階でここまで来ています」という中間報告的な展示と言えるだろう。

青色が課題みたいですね。高分子は青色と相性が良くないみたいので、ソニーは低分子の青色を利用しているらしいとか。

ブルーレイの4K化については、ディスクのキャパシティや画質、記録時間など色々な問題はあろうかと思いますが、ディスクは一つの選択肢かと思います。しかしそれはソニー独自というより、業界全体でちゃんとスタンダードを決めて、ということになろうかと思います。

興味深い発言。メーカーのトップが、BDの4K化について言及したのは珍しい。BD 4K版の投入について可能性を示唆しているので、期待してもいいかもしれませんね。

ほかにも興味深いことが書かれているので、ぜひ参照してほしいです。

PS OSをほかの機器に導入することは検討されているのは事実みたいですね。まだ時間がかかるみたいですが、期待したいですね。

関係ないけど、麻倉さんのツイートによると、珍しく平井社長を褒めていたようです。前回のストリンガー氏叩きでしたが、いい傾向ではないでしょうか。

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